カイロプラクティック・オステオパシー・中国整体・心理療法なら日本整体心理学研究所
ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院運営機関 日本整体心理学研究所
カイロプラクティック・オステオパシー・中国整体・心理療法
治験例集 卒業論文集
学校案内・入学情報はジャパン・ヘルスサイエンス専門学院をご覧ください。

治験例集

3:婦人科編

氏名(イニシャル)   F 性別 年令  29才 職業 主婦
主 訴 (医師による診断名) 生理痛(中間痛)と不妊症 中間痛→月経と月経の間=排卵時に起こる下腹部痛の事
医師による診断(卵管癒着による卵子の通過障害)・治療を受けている。
その他の愁訴 特になし
病 歴 8年前「左卵巣嚢腫」による卵巣の摘出手術を受けた。その後結婚したが、右卵管が癒着している為現状では妊娠は不可能で、手術をしても妊娠は20〜30%と診断された。卵管が癒着しているので、排卵のたびにその卵子と体液が子宮ではなく腹腔に放出されるので、特に中間痛がひどかった。
診 察 オステオパシー的には卵管の内臓自動力は減弱していた。
東洋医学的には右横骨穴に圧痛が著明に出ていた。
その他の所見は特に異常はなかった。
治療・経過

・内臓マニピュレーション = 右卵管を週に一回に施術(3ヶ月)

1ヶ月目の生理時には生理痛が緩和されていた。特に中間痛は半減していた。2ヶ月目には痛みはほぼなくなっていた。その際に改めて専門医での検査を勧めた結果「卵管の癒着は解消されていて妊娠には問題がない」との診断がなされたので当研究所での施術を終了した。その2ヶ月後に妊娠が確認され、翌年に女の子が誕生した。

治効理論・根拠 卵管へのマニピレーションは衣服の上から直接行う手技で、内臓自動力を改善するといわれている。卵管癒着の詳細は不明であったが、腫瘍などの器質的原因ではなかったので、内臓マニピュレーションという卵管への物理的刺激が癒着の解消につながったと考える。しかしどのような機序で解消したかはよくわかっていないので、今後の科学的研究が待たれる。


氏名(イニシャル)   K 性別 年令  37才 職業 主婦
主 訴 (医師による診断名) 生理痛(子宮内膜症) 
医師による診断・治療(ホルモン療法による月経停止)を受けていた。
その他の愁訴 特になし。
病 歴

3年ほど前から生理痛がひどくなり、中間痛も発症してきた。生理痛は「子宮が膣からこぼれ落ちそうな痛み」と表現する性状の持続痛で、市販の鎮痛剤を服用しても痛みが緩和しにくくなってきていた。婦人科に行き診察を受けたところ「子宮内膜症」と診断され、ホルモン治療により月経を6ヶ月間停止する治療を受けた。
6ヵ月後投薬を修了し改めて月経が開始したが、結局生理痛は改善していなかった。そこで今回の来院となった。

診 察 持続痛(特徴的な性状)、中間痛、医師の診断からほぼ子宮内膜症と考えた。
その他の所見は特に異常はなかった。
治療・経過

・内臓マニピュレーション = 右卵管を3回ほど行って、様子をみてもらい1ヵ月後に来院してもらうことにした。

生理痛は30%前後に改善していた。

治効理論・根拠 子宮内膜症の発症機序はいくつかあるが、その一つとして「月経血の卵管への逆流」説がある。月経血は月経時に容易に卵管に逆流するので、それが卵管から卵巣や腹腔に漏れ出て、そこに含まれていた子宮内膜組織が次の月経周期による女性ホルモンに反応して、腹腔などに異所性に増殖していく、という説である。
その際卵管と卵巣が離れていればその可能性が高いと考え、卵管と卵巣が近づくように施術した。
それによって月経血が漏れにくくなったため生理痛が改善したのかも知れない。
又は卵管そのものの子宮側への移送作用の改善によるものかもしれない。

 

治験一覧 / 腰痛編 / アレルギー編 / 婦人科編 / 肩こり編 /坐骨神経痛編 / リウマチ編 / 美容・便秘・宿便編 /
中枢神経編 / 皮膚科編 / 消化器編 / 膝痛編 /不整脈編

 

日本整体心理学研究所 〒532-0011大阪市淀川区西中島3-11-24 山よしビル7F・8F  TEL:06-6885-3022