「間取り集」として、いろいろな条件の平面プランを提案しています。
「間取り」の構成によって、住む人に与える影響は計り知れない物があります。居心地の悪いリビングには人は集まりません。陰気くさいダイニングでは食事を美味しく頂けません。使い勝手の悪い動線になっていると、必要以上に動き廻らなければなりません。部屋の関連性を考えて配置しないと使われない部屋が出来てしまいます。収納を考慮しないと物が部屋に溢れます。
「間取り」にはいろいろな魔物が住んで居ます。間取りの検討時は気が付かない事が、出来上がってから問題として浮上し一生、不自由を感じながら生活して行かなければならなくなります。
その人にあった間取りは必ずあるはずです。100人いれば100通りの生き方があり、間取りも100通りあるはずです。簡単に決定するのでなく、良く検討していただきたいと思います。
もう一つの注意事項として、人は年を取ります、住宅も受け皿として、変化に対応出来なければなりません。子供の成長、将来の同居等、住む人の人数すら刻々と変化していくのが当たり前です。将来を見越した「間取り」の必要があります。住宅も住人と一緒に年を取ります。増改築も将来計画に入れて下さい。
以下のプランニング集を参考に良くご検討下さい。ここに出ている間取りにも問題があることをお忘れ無く。
そして、間取りは2次元の世界であり、住宅は3次元の世界となります。立体の世界ですので、平面の世界である良い間取りだけでは良い住宅にならない事もご理解下さい。立体を設計することが重要です。 |
【 プランニング集リスト 】
家族構成
・老夫婦
・若夫婦
・女の子 2人(小学校6年、4年)
以上6人家族
プランの考慮してある点を書き出しました
- 共用部分は1階のダイニング、便所、浴室、テラスとしている。
- 基本的に夕食のみを共に過ごし、それ以外は完全分離にしている。
- 夕食は若婦人が作り、老婦人は自分たちの食べたい物を持ち込むというスタイルである。朝食は別々である。
- キッチンが二つあるので各家族が気を使わず使用できる。
- 便所と浴室を共用にしているのは声を掛け合う場所を残す為である。
- 玄関を二つに分けてあるのでそれぞれのお客が入りやすい状況を作っている。
- 各家族のキッチンはリビングにも面しているので来客の時にダイニングを使用しなくてもおもてなしが出来るようにしてある。
- 便所は老夫婦側に設け、納戸を通る事にしてある。音の心配は無い。
- 各家族のスペースに入るドアーは一つしかないので勝手に入りずらい状況を作っている。
- 若夫婦のキッチンは食事の準備をしながら洗濯機を回せる位置にし使い勝手を向上させている。
- キッチンの配膳用の開口は扉を付け閉鎖出来るようにしてある。
- 若夫婦のリビングは吹き抜けとなっていて、2階の子供部屋の気配を感じられるようにしてある。
- テラスは老夫婦側から若夫婦側までつながっていてコミュニケーションを取れる場所として活躍するだろう。
2.二間通きの和室を持つ住宅
家族構成
・夫婦
・子供(男20歳、女17歳)
以上4人家族
プランの考慮してある点を書き出しました
- 和室を二間通きにしているので広く使用出来る(冠婚葬祭時に対応出来る)
- 来客を直接、座敷に案内出来るので、来客が多くても煩わしさがあまりない。
- 茶の間での団らんをメインに考えた平面プランで、子供にも受け入れやすいように小さなリビングを設けている。又、キッチンとの動線も考慮してある。
- 2階へはリビングから階段で上がるので子供と顔を合わせる機会が多くなり、コミュニケーションが取りやすい。
- リビング、ダイニングの部分は吹き抜けとしているので2階の気配を感じられる。
- 座敷からは玄関脇の坪庭が見える。
- 浴室からは坪庭が眺められる。
- 共用スペースには机を取り付けてある。
- 将来の二世帯住宅への対応は座敷と茶の間に仕切壁(簡易に固定)を設け、座敷を老夫婦の部屋にしてしまう計画である。その時は生活時間帯の違う世代が同居する事になるのが茶の間の襖を閉めることで音の問題は解消されるであろう。
3.仕事場がある住宅
(Hさんからの質問に対する回答で作成しました)
家族構成
・夫婦
・子供(男の子4ヶ月)
・将来 子供1人、母親(夫側)
以上現在3人、将来5人
プランの考慮してある点を書き出しました
- 玄関はインナーテラスとして考え、下足入はリビングに設ける。室内側はガラス張りとして温室のような扱いをしている。(圧迫感をなくしている)
- リビング、ダイニング、キッチン、2階のフリースペースまでを一体の空間にして家族の気配を常に感じられるようにしてある。
- リビング、ダイニングの上部には天窓を設け換気を行い、採光を取り入れる。
- リビングは出窓に椅子を作りつけて落ち着く雰囲気を出している。
- リビングに面して、将来同居用の和室を設けている。現在は客間として利用。
- 仕事場は離れのような位置に設けている。生活にメリハリが付く。
- 仕事場からはテラス越しにリビングの気配が感じられる。又、来客の時は玄関が見える位置にある。
- 子供の小さい時は廊下を遊び場としながら目の届く範囲で仕事が出来る。(ドアーには鍵を付ける)
- テラスは中庭の位置に設けバーベキューなどを楽しめる。この住宅の中心である。
- 浴室の北側には目隠しの囲いをして坪庭を作っても良いでしょう。
- 2階のフリースペースは将来用の子供室のスペースとなる。家具で仕切っても良いし、簡易間仕切りを設置しても良いと思う。
- 寝室の続きにウォークインクローゼットを設け、その先に音楽室を設置している。音はウォークインクローゼットがあるので少しは解消されるであろう。
- 音楽室は梯子で1階の仕事場と繋がっている。
4.LDK+和室の住宅
家族構成
・夫婦
・子供(男の子10歳、女の子6歳)
・将来 母親(夫側)
以上現在4人、将来5人
プランの考慮してある点を書き出しました
- 玄関は中庭とテラスを眺めながら入るのでかなりゆとりを感じると思います。
- リビング、ダイニング、キッチン、和室を一体にする事で大きな空間を確保している
- 和室は客間としても家事室としても子供のお昼寝のスペース、ごろ寝の出来る畳、書斎など利用方法は沢山ある。
- リビングからは2階の気配を感じられるように吹き抜けを設けてあります。
- テラスとリビングは同一スペースとして利用出来るように床を平らにし、テラスの屋根をガラスにする事で利用範囲を広げられるようにしてある。リビングは中庭とテラスの両方に面する事でより外部空間との一体感を出している。外部と内部を一体空間として利用出来る。
- キッチンは動線上に倉庫と洗濯機置き場を設けてある。料理をしながら洗濯が出来ます。
- 予備室は将来同居用と考えていて、便所を隣接したり、リビングとの適度な距離を保っている。
- 階段はリビングに設けているので、子供はリビングを通らなければどこにも行けないような位置に設置してある。
- プレイルームは間仕切りの工夫で子供部屋をどの様にも作ることが出来る。便所を設けないのは1階の便所を利用させる事で家族と顔を合わせる機会を増やす為である。
- プレイルームの上部には天窓を設け、換気や採光の確保を考えている。
- 寝室は寝るだけの部屋として考えている。ウォークインクローゼットと便所を設けてある。
5.2台の駐車場を持つ住宅
家族構成
・夫婦
・子供(男22歳、女19歳)
以上4人
プランの考慮してある点を書き出しました
- 自動車を2台止められる車庫がある。又、車庫から直接玄関に入れる。
- 来客は坪庭を眺めながら入ってくる。
- 廊下には収納のスペースを多く設けてある。又、坪庭を望む窓があるので廊下は明るい。
- リビングからは中庭が望める。中庭はプライバシーの高い庭になっており、人目を気にせずに過ごせる。
- リビングには客間としてソファーベットを設置する。
- ダイニングも中庭に面しており東側からの朝日が入りやすい。
- キッチンは倉庫と隣接させて収納に考慮している。又、洗濯機を設置してあるので料理をしながら洗濯が出来る。
- 浴室は中庭に面しているので人目を気にせず、解放的は気分で入浴することが出来る。
- リビングは吹き抜けになっている。又、階段からの子供の動きが把握し易い。
- 2階には広いテラスがある。部屋にしないでテラスにしているので中庭への採光が取りやすくなっている。
- 共用のホールは机をおいて読書のスペースとしている。
- 将来的には駐車場を部屋にして二世帯住宅とする事もできる。
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何度も間取りを書き直して、理想にピッタリ! |
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「家を建てよう!」と思うと、
「ここにリビングで、こっちにダイニング」と
紙に四角形を書いてみることがありますね。
「なんか違うな? もっと住みやすい間取りにならないかなあ?」
と何度も書き直します。
でも、間取りを書き直しているだけじゃ
使いやすい間取りにならないんですよね。
いい間取りにするには・・・。
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>私達が手掛けた家の実例はこちら
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使用したい場合はお気軽にご連絡下さい、堅いことは言いません。
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