親から「髪を切れ」と言われています

　親の反対は毎日顔をあわせるだけに辛いと思います。親を大切に思っている人ほど親の反対ほど辛いものはないと思います。特に、経済的に自立していない学生の場合は、強く出られない立場もあると思います。実はぼくの母親もロングヘアが嫌いなのを公言していて、妹が髪を伸ばしたいと言ったときも許しませんでした。
　体は親から授かったもの、という言葉があります。その立場からすると、髪の色を変えることは親から授かった髪を否定する親不孝なこと、ということになります。反対に、黒髪ロングは、親から授かった髪の色を大切にしそれを誇りにしていなければできない髪型なので、むしろ綺麗な髪を授けてくれた親に感謝の気持ちを表す髪型とも言えるのではないでしょうか？もちろん、こんなことを親に言う必要はなくて、心の中で、「綺麗な髪に産んでくれてありがとう」という気持ちを持っていれば、決して親の期待に背いていることにはならないと思います。
　「親離れ」「子離れ」というのがあって、子供は親からいずれ独立する存在ですし、親は子供をいつか自分と対等な人間として認めなければならないんです。その立場からすると、あなたは既に親離れしていて、自分の好きな髪型（＝ロングヘア）をしたいと思っているのに、親はまだ子離れできずに自分の好きな髪型（＝短い髪）を押し付けようとしているんだと思います。特に最近は、子供が大きくなっても子離れできない親が増えているそうです。ですから、
　「ああ、うちの親はまだ子離れができないでいるのね」
とむしろあなたのほうが大人の立場で親の子離れを見守ってあげる、っていうのはどうでしょう？あなたが髪を伸ばすことに何も言わなくなったら、それが親が子離れができ始めたってことになると思います。

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[2003/08/23]

親から「髪を切れ」と言われています

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