鹿児島にいる父に 


タイトル&名前: わかば   

またご無沙汰しています。
このことをみなさんに報告しようか迷っていたのですが、ぜひみなさんの意見を聞きたい
ので、思い切って書くことにしました。
   
わたしは22日に、鹿児島に住んでいる父に会いに行きました。
会いに行くのは7年ぶりで、わたしの髪が長いことに父がどう思うかすごく気になって
いました。
(7年前はおかっぱでした。)
母が「お父さん長い髪が好きだから」と言っていたので、わたしは思わず期待して
しまいました。
   
しかし、父は「ショートのほうが似合う。ロングは似合わない」と言ったのです。
そしてわたしは、「肩まで切っちまえ!」と言われてしまいました。
わたしは必死に「やだ。切りたくない」と言い、ここまで伸ばすのに何年かかったか、
この髪にどれだけの愛情を注いできたかを熱く語ったのですが、それでもしつこかった
です。薩摩つげでできた荒めの櫛を父に買ってもらいましたが、ここまで櫛をおねだり
しても、わたしの髪に対する思い入れはわかってもらえませんでした。それどころか、
「子供のくせにヘンなものをコレクションする」と言っていました。
   
せっかく旅行が楽しかったのに、父に髪をほめてもらえなかったことが残念です。
でも、髪をほめてくれた人たちに申し訳ないので、めげずにがんばろうとおもいます。
   

[2005/07/26 01:12:23]


タイトル&名前: 魚の骨   

わかばさん、こんにちは。
   
期待を裏切られて残念でしたね。
期待していると裏切られた後がつらいので、わかばさんには
相当ショックだったと思います。
でも、わかばさんが前向きなようなので安心しました。
   
私は、わかばさんのお父さんは7年前のわかばさんのことが
強く印象に残っていて、それで「ショートの方が似合う」
という言葉になったのではないかと思います。
「肩まできっちまえ!」という言葉も
成長して欲しくないという気持ちの裏返しなのでは?
と思います。
   
それでも、髪を大切にしているわかばさんにとっては
ぐさりとくる言葉ですね。
わかばさん自身がおっしゃってるように
めげずにお父さんに買っていただいた櫛で髪を大切にして
しつこく(笑)お父さんにアピールしてみては、と思います。
   

[2005/07/27 01:06:14]


タイトル&名前: wind   

久しぶりにお父さんに会えたのになんだか残念でしたね。
魚の骨さんの
「7年前のわかばさんのことが強く印象に残っていて」
「成長して欲しくないという気持ちの裏返し」
という意見にはなるほど!です。
男親ってのは、娘はいつまでも小さな可愛い女の子のままでいてほしい、
と真剣に思っていることがありますからね。
   
お母さんが言うとおりにお父さんは本当は長い髪が好きなんだとすると、
髪を伸ばして綺麗になったわかばさんを見て、
お父さんは内心ちょっとどきどきしてしまったのかも。
そしてそれを悟られまいと「ショートのほうが似合う」と言ったのかもしれないです。
わかばさんのお父さんはとてもまじめな人で、
自分の娘を見てドキドキするのはよくない、と思ったのかもしれません。
だからドキドキしないように、「肩まできっちまえ!」と言ったのかも。
父親が成長した娘を見てどきどきするなんて、かなりアブノーマルと思うかもしれませんが、
結構普通にあるみたいですよ。
ほとんどの父親はそういう気持ちを心の中だけのものにしていますし、
思ったり感じたりすること自体は問題じゃないんです。
成長の過程の中で、兄が妹に対して恋愛感情に似た気持ちを抱く場合も結構あるみたいですし、
それと似たようなものじゃないかな。ぼくの学生時代の友人で、酒を飲むと、
自分の妹がどれくらい魅力的かを語り始める男がいて、重度のシスコン野郎として有名でした。
ぼくもこの友人ほどではありませんが、シスコンだった時期もあります。
わかばさんのお父さんも、一人になると、わかばさんのことを、
「綺麗になった」とつぶやいているのかも。
お父さんの内心を考えると、わかばさんがロングヘアのままでいるのが
一番お父さんが喜んでくれるんじゃないかな?
   

[2005/07/28 07:47:28]


タイトル&名前: 追加です  わかば   

魚の骨さん、windさん、レスありがとうございます。
今更ながらコメントを追加させていただきます。
   
わたしは父に、「ロングヘアはいろいろヘアアレンジができるから、楽しいんだよ。」と
言ったのですが、父はわたしのポニーテールを示し、「それしかできないじゃん。」と
言っていました。
実際には、ポニーテールしかできないわけではなく、わたしはこれが好きだからいつも
しているだけなのです。(結ぶのは相変わらずやってもらっていますが。)
   
ここから話は変わりますが、お許しください。
   
わたしは、ついこの間「卒業したらお母さんと3人で暮らそう」と父に言われたのです。
しかし、鹿児島に行ってしまうと、わたしの「声優になる」という夢も閉ざされて
しまいますし、いつか本当に髪を切られる可能性があるので、それがすごく怖いのです。
   
そして、父のほうも8年間時間が止まったままなのは確かで、魚の骨さんがおっしゃる
通りなのです。
そのせいか、車に乗るときも、ずっと抱っこで乗せられていたため、ずっと同じ姿勢で
すごく疲れました。
階段でもなかなか歩かせてもらえず、おんぶされていました。
   

[2005/08/15 09:09:53]


タイトル&名前: wind   

 小さな子供扱いされてしまったんですね。ちょっとプライドを傷つけられたのでは?
 全盲のぼくの友人は、知らない人から声をかけられて腕を掴まれて道案内をされるのは
とても不安だと言っていました。また別の友人も、
一時期車椅子生活だった頃、車椅子の扱いを知らない(かもしれない)見知らぬ人から
車椅子を押されるのがとても怖かった、と言っていました。
相手は親切心からやってくれていることは分かるので厭な顔はできず、
お礼を言っているが、内心では困っていると言うことです。
ぼくは障害者を見かけたときは、少し離れて見守る、相手が助けを必要としているように
見えなければ声はかけない、という態度にしています。
というか、多くの人がそうだと思います。
 なお、車に乗るとき、だっこされているとシートベルト着用ができませんから
危険ですし、そもそも道路交通法違反になるのでは?
 わかばさんは掴まり歩きはできるようですが、下半身麻痺の人でも車椅子のままで
車の運転は可能(そういった改造が可能)ですから、
運転をしないときにはなおさら一人で座るようにすべきだと思います。
 また、わかばさんももう体は大きくなっているんですから、たとえお父さんでも
だっこされたりおんぶされたりするのは恥ずかしく感じたのではないでしょうか?
同じ年齢の健常者の女の子に対しては父親でもおんぶやだっこはしないと思います。
お父さんに、そういうことはしないで、とは言いにくいでしょうか?
 8年ぶりに再会したということで、お父さんに対して自分の気持ちを
うまく伝えられなかったのかもしれませんね。
 わかばさんの人生はわかばさんのものです。夢や自立に一歩一歩近づいていけるといいですね。
   

[2005/08/15 19:44:19]


タイトル&名前: わかば   

すいません、わたしのヘンな書き方のせいで誤解を招いてしまいましたね;;
   
抱っこで車に乗せられる、というのは、車椅子から抱え上げられて、助手席に降ろす、
という意味です。
   
また、わたしは父にこういうことをされるのは、はずかしくありません。
「たまにはこういうのもいいかな」と思っています。
それに、わたしは普通の高校生より大分体が小さいので。
(普通の小学4年生くらいの身長です。とはいっても、やはり昔より大きくなっては
いますが。)
   
父も、ひさしぶりにわたしを抱きたくて仕方がなかったみたいですが、
本当は腰が痛いそうです。
   
ここから重い話になってしまいますが、聞いてください。
   
居酒屋で夕食を食べていたとき、父は、ビールをジョッキ1杯と、白ワイン1本を飲んで
いたのです。帰り際には当然酔っ払っていて、それにもかかわらずわたしをおんぶ
しようとしました。わたしは転びそうですごく怖かったです。
そして、わたしはようやく店の前の階段を自分で降りることができたのです。
しかし、降りる途中での踊り場でも父は無理やり抱っこしようとしていたのです。
「せっかく人が頑張って降りてんのになにするんだよ!」という気持ちで、
わたしは「イヤあぁぁ!!!」と泣き叫び、必死に抵抗した結果、最後まで
降りることができたのですが、その直後に父と母がケンカしてしまい、わたしはただ
子供みたいに泣くことしかできませんでした。
   
止める覚悟はできていたのに、昔と同じことの繰り返しだったのがすごく
くやしかったです・・・。
   

[2005/08/15 22:30:12]


タイトル&名前: 青糖舎    URL

わかばさん>両親に目の前で争われるのは子供には本当に辛い状況だと思います。
私も小学生くらいのころから度々そういう目に遭いましたので、
心中お察し致します(;−−)
   
ただ、いますぐに理解することは難しいかもしれませんが
夫婦間の問題はご両親ふたりが解決すべきことで、
子供がそれを止めようとしたり胸を痛ませる必要はどこにもないんですよ(^^)
そして子供には両親の間柄を仲裁する力はないんです。
たとえいくつになったとしても。
本当に悲しいことですが(−−;)
自分の意思を押し殺せばその場はうまくいくかもしれませんが、
それはわかばさんにとっていいことではありません。
本当の自分を捻じ曲げた痛みはあとから何倍にもなって、
かえってわかばさんを苦しめることにつながりかねませんから。
   
>降りる途中での踊り場でも父は無理やり抱っこしようとしていたのです。
   
お父様もその時は、お酒のせいで冷静な判断ができない状態だったのかもしれませんね。
(わかばさんが大人になって、お酒を飲む機会に遭遇したらわかるかも 苦笑)
そんなに酔った状態で階段の踊り場で抱き上げられるなんて、私だって抵抗しますよ(^^;)
怖いし、なによりも落っこちたら大怪我しますもの。
たとえお父様に悪気がなかったとしても、ね。
わかばさんのなかにある
『自立心』はお父様にとっては寂しいものかもしれませんが、それは自然の摂理です。
子供が親の庇護下から離れ、自分の力で生きてゆこうと思うことは。
親に頼ろうとせずに自分の力で階段を降りようと思うわかばさんの気持ちは
とても立派なものだと思いますよ(^^)
でもお父様の心のなかでは、わかばさんはまだ幼いころのままなんでしょうね。
自分の娘が大人への階段を登りつつあることを
お父様がきちんと理解できるようになるには時間がかかるかもしれませんが
わかばさんにはわかばさんの人生があり、それを止める権利は誰にもありません。
たとえ障害を持っていたとしても。
   
いまの悲しみや悔しさは、
いつかかならずわかばさんにとって大切な意味を持つようになりますから。
ゆっくりと、自分のペースで大人への階段を登っていってくださいね。
二度とない青春の時間を、わかばさんが精一杯謳歌されることを願っています。
(*^^*)
   
それでは。
   

[2005/08/17 04:16:24]


タイトル&名前: 魚の骨   

 わかばさん、お久しぶりです。
   
 私は幸いなことに諍いのない平和な家庭でのほほんと育った人間なので、
両親のケンカについては大きなことが言えないのでノーコメントにします。
   
 ただ、先日、足の悪い後輩と他の大勢で合宿に出かけたときのことを思いだすと、
わかばさんのお父さんは、わかばさんが自分のペースで階段を降りるのを見ていて
「見てられるか!」という気分になったのであろうと思います。
 もちろん、わかばさんの‘頑張って自分で階段を降りたい’という気持ちは
すばらしいもので、
優先されるべきものですが、そういうことを苦労することなく
できる身からしてみるとすごく心配で見守れない気分にもなってしまうんですよね。
 お父様の酔いがどの程度だったのかはわかりませんが、青糖舎さんと同じく、
私も酔った人間に抱えられるのはちょっと遠慮したいです。
ある程度酔った人間は本人は正常なつもりでも、けっこう怖いですからね。
この面から、お父様はしらふの時ならまだしも
酔った状態でわかばさんをおんぶしようとするべきではなかったと思います。
 わかばさんとお父様の間には8年間という空白の時間がありますし、お父様はお母様に
比べて、8年間分成長しているわかばさんにまだ適応しきれていないのだと思います。
(わかばさんの中でもお父さんに対する8年間分の対応がされているのだと思いますが
子どもの方が成長度合いが心身共にすごいですからね)
 この空白の時間が埋めたくてお父様は「一緒に暮らそう」と言ったのかもしれないですね。
 でも、一緒には暮らさなくても時間はかかるかも知れないですが、
成長したわかばさんをゆっくりと時間をかけてお父様に見てもらって理解してもらえば
よいのだと思います。
 青糖舎さんのおっしゃるとおりわかばさんの人生はわかばさんのものなのですから
わかばさんが夢や自立を目指して、自分のペースで歩いていけるといいと思います。
 
   

[2005/08/21 04:39:01]
 


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