Over Flow 2006-2007 年寄り新入社員?
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胡蝶の夢に生きたい 2006/12/9(土)
今朝、とてもリアルな夢を見ました。夢の中で、これが夢であることに気がついて、夢なのになんてリアルな映像なんだと驚いていました。そして、ひょっとすると、
今までの生活は全て夢で、こちらの世界が真実なんじゃないか、自分はまだ小学生なんじゃないかと思っていました。(小学校の屋上にいたのです。)それくらいリアルでした。
さぁ、夢と現実の区別が分からなくなっている、ヤヴァイ脳内小学生の駄文日記の始まりです。皆様いかがお過ごしですか。ちょっと更新の間隔が開きました。いろいろと忙しかったんですよ。でも、なんとか新天地で動き始めまして、なかなかいい感じだなぁと思っているところです。 昔のように、ただひたすら耐えるというのではないですから。興味を持って仕事をするのが大事なんですよ。 とまどいは、いろいろありますね。まず、落としどころが分かりません。自由度が広すぎるんです。以前の業務なら、経済性で決まることがほとんどでしたし、物理的に配置 不可能なら、特殊な工法を使うとかになるわけです。でも、今度の仕事はですね、決定根拠があまいというか、絶対にこうでなきゃだめという理由がなかなかないの。 強いて言えばお客さんのイメージくらいかな。でも、イメージってあいまいなんですよ。だから、打ち合わせをして決めたはずでも、ころっと変わるの。 (ま、これはどこでも同じかな。)自由度が広い、そんなとまどい。 各種エディターソフトの使用にも四苦八苦ですな。DTP関連のソフトは、あんまり使用していなかったですからね。実は、いきなり絵を描くことになって、アタフタしていたのですが、 既存の資料を使用できることになって、ほっとしたりという一幕もありました。いや、ほんと、イラストレーターは、フラッシュとは違います。そんなとまどい。 それから、コーディング(そう言うのか分かりませんが)も大変でした。いつもやっていることですが、家ではエディターまかせだったので、手打ちはかなりつらかった。 それに、デザイナーさんが描いた通りに作成する必要があって、これまた一苦労なのです。普通にやったらできないんですよ。技がいるの。デザイン優先、そんなとまどい。 ま、いずれにしろ、この方面をあきらめなくてよかったです。10件程度アタックして、大体同じ事を言われてくじけそうだったのですが。 「あなたの歳ではねぇ」だったら最初から年齢制限を設けろよ!年齢不問って書いてあったぞ! 「職歴を活かしたほうがいいですよ」そりゃそうだ。でも、その発想は安易過ぎるよ。 もう妥協はしたくなかったのです。最初の就職で妥協したのだから、次は妥協しないね。そして、なんとか拾ってもらえたから、あきらめなくて本当によかった。 |
カレー屋さん以来久しぶりにキター! 2006/12/16(土)
お得意さんで、すんごい美女ハケーン!スキスキスー!! 美しいというか、かわいいといいますか、凛々しくてかっこいいと言ったらいいのか分かりませんが、ま、とにかく、 一瞬で、ズギューン!と撃たれてしまいました。残念だったのは、その方と打ち合わせをしにきたのではない事。 そして、… …名刺を渡すのを忘れた事です。 じょた君一生の不覚!! というか、 仕事人としても不覚! 全然アピールできてないよ。 その後、ちょっとした質問があって、その方とお話をすることができたのですが… 完全に、シドモド・モードに突入! だめだぁ。 (…実は人妻よ、うっふん(はぁと)というパターンで、自爆モードに突入する可能性が、ものすごく高いような気がするなぁ。指輪をチェックする余裕も無かったの。) ちなみに、機動戦艦ナデシコの人物、昴リョーコ(すばる りょうこ)にクリソツ。以下の画像の真ん中の、髪を緑色に染めたキャラです。(ちょうど最近例のサイトで見たばかり…) ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/images/B000IB14VU/ref=dp_image_text_0/503-5495018-9798358?ie=UTF8&n=561958&s=dvd |
このシーズン、鬱病でシボーンする人が増えるって! 2006/12/24(日)
私は悲しい。それは、今日が南蛮どものお祝いの日で、シングル・ベルの赤鼻のアッガイなのに、さすがはゴックなんともないぜと言ったり言わなかったりするのは
全く関係ないけど、とにかくひとりもんだから悲しいというわけではありません。うん、シナリオがですね、悲しいの。ルフィー「方法ならあるさ。この戦争に勝てばいいんだ!」 確かに、敵を全滅させるか、降伏させれば戦争は終わるけど、そういうやりかたはとっても悲しいね。上記は、GALL FORCE2の ルフィのセリフですが、どうも最近はそれに近いシナリオが多いような気がします。 待ちに待った、エウレカセブンの第6巻が出たんですよ。最終巻なの。人類とコーラリアンとの戦いがどうなるのか、ヒロインのエウレカと主人公のレントンはどうなる? そしてライバルのアネモネとドミニク君は?と、とにかく楽しみだったのです。しかし、全滅とな?コーラリアン全滅=エウレカも消滅…何それ?しかも、ドミニク君も 串刺しになって死亡、まじですか?アネモネだけ生きていてもしょうがないだろ!レントン君だって、一人残されたらカワイソス!TV版では、2組ともハッピーエンドで 幸せそうだったのに、残念じゃよ。 機動戦艦ナデシコも気に入らないね。和平交渉の使者を、味方が射殺するという最悪のストーリーでした。でも、死亡フラグのお約束だけは、マル。 暑苦しいキャラ「私は、ゲキ祭が終わったら、ある人に求婚するつもりでいるんだ…」 ガーン!!だめだ、それ言ったら、コロされるッス!…そして、やっぱり、死んでしまいました。それ言っちゃおしまいなのに…。 私は、現実世界がアレなので、せめて自分の書くシナリオだけは、読者にほんのり幸せな気分をお届けできるようにしたいと思っています。 最後に、GALL FORCE2から、シルディのセリフで締めましょう。 シルディ「まだ信じてる?この戦いに勝つことが、明日だって。」…好きやなぁ。 追記:GALL FORCEも、ラストは、敵味方全滅しちゃうんですが…鬱だ死のう。 期間限定、YouTubeアニメGALL FORCE2例のセリフ。注意!音が出ます! アドレス削除 |
初給与キター! 2006/12/25(月)
おぉ!無職でない証明の喜び!10日までの分で、いろいろと引かれているから金額的にはアレですけど、私の働きから考えるとこれでも貰いすぎかもと思ったりして。
まぁ、ちゃんとお金が入るというのはいいですな。そして、気がつけばもう年末進行というか、あと二日頑張れば年末の休暇ですよ。
ついこの間まで、5ヶ月間も休んでいましたが、気持ちはあんまり休まりませんでした。でも、今度は休みだもんね。よーし、一発駄文小説を書くかなぁ。
実は昨晩、無料で視聴できる音楽サイトで、気持ちのいい曲を発見して、小鬼の島のイメージが結構出始めたところなのでした。うん、良い感じ。とっても良い感じです。良い感じついでに、良い感じの期間限定のやつを載せます。音が出るので注意してください。 涼宮ハルヒの憂鬱(ラスト…なんか、もう、甘酸っぱいけど…こんなの書きたいな。) アドレス削除 同じくハルヒのエンディング、よくできてるなぁ。 アドレス削除 |
ローカルエリアはデンジャラス? 2006/12/28(木) 年末年始休暇:初日
今日は、鳥のエサを買うためにフナムシまで行きました。ついでに、ソードワールド系の文庫でも買おうかと思ったけど、なんとなくいまいちだったのでやめました。
最近3冊買って読んだばかりでしたから。それに、自分の作品を書かねばなりませんから。と、自分にプレッシャーをかけてみました。
(そう言えば社内に監督がいたんですよ!この話は後日。)でも、その前に年賀状があった!と、がっくりしてフナムシの喫茶店で眠い目をこすっています。皆様いかがお過ごしですか。新しい会社は、私のローカルエリアにかぶる人たちが多いのでびっくり&嬉しいです。フナムシの近所にもいらっしゃるようですし、ノーオワカチイをご存じというのも驚き。 トサミンシティにお住まいのお嬢様は、綺麗な人なのでどきどきです。多分、独身っぽい?の。…ちょっとデンジャラスな気もするけど。あんまり身近だとね。 ところで、ご近所さんが多いということは、このローカルエリアなホームページもばんばん後悔、じゃなくって公開したいところですが、それはまだちょっとどうだろう? と思っています。(専務と直接の上司の人は、すでにご存じですけど。)デンジャラスじゃない?明と暗の部分がありますから。まぁ、自己紹介の手間がはぶけるけど。 |
結局ミネラルウオーターが一番いいのかも。 2006/12/29(金) 年末年始休暇:二日目
今日は飲み物のお話です。私は、よくペットボトルの飲み物を飲みます。喉がですね、乾くとつらいの。すぐ気管?声帯?が炎症?して、頭がくらくらという状況に陥るのです。(軽い酸欠なのかもね。)
だから会社でも自宅でも飲み物が欠かせないのです。何を飲むかというと、カロリーの摂取量を考慮して緑茶、もしくはビタミン摂取ということで果汁100%ということが多いです。で、このお茶なんです。1日で全部飲めばいいのですが、場合によっては飲みきれずに残してしまうこともありますよね。そんな時、皆さんはどうしていらっしゃいますか? 私は、もったいないから蓋をしてとっておくのですが、捨てたほうがいいっぽいです。金曜日に残していたお茶を、月曜の朝にぐっと飲んだら…あおくさっ!!まっずいの! なんでだろ?緑茶が酸化したの?それとも、防腐剤が悪さしてるの?いや、防腐剤が入っていなくて細菌でも繁殖した?とにかく、ものすごくまずくなってました。結局全部捨てました。 まずっ!というと、ビタミンを大量に摂取できる飲み物も、結構だめになってきました。これは、個人の好みによると思うのですが、果汁100%ジュースを飲んだあとにそれを飲んだら、 吐き気がしました。自然じゃないからなの?それとも、酸味の後の微妙な甘さがだめなの?ま、体が拒絶するものは避けた方が無難だと思います。 そうすると、やっぱり水がいいのかも?ミネラルウオーターなら、何もまぜていないから青臭くならないような気がします。でも、細菌が繁殖して味がついたのなら ミネラルウオーターでも同じか?いっぺん蓋を開けたら、さっさと飲んだほうがよいようですな。そして、水だったら水筒を持参するのが一番経済的ですが、 ノートといっしょのカバンに水筒はちょっと入れたくないかんじ。ファニワのじょた君たちは、いつも持ってると思うんですけど、 リアルワールドのじょた君は、あんまりアウトドア派ではないので、ね。 今日もこんなんで一日終わりか…ムナシス。 |
今年の年末もぎゃあぎゃあと騒々しいんです。 2006/12/30(土) 年末年始休暇:三日目
年の瀬だっつーのに、朝からぎゃあぎゃあ家族でけんかですよ。火事とけんかは江戸の花っていうけど、夫婦げんかは犬も食わないっていいますし。いや、出だしは私なんですが。
車に乗れと言うので、そんなのは自分で決めることだ。うるせぇぞ!(注:ここまでは言っていない。)まぁ、そこから始まり、またしても私の生まれる5〜10年くらい前の出来事に
タイムスリップして、ぎゃあぎゃあいっているわけです。そして、こんなんで30分くらい大騒動ですよ。もうね、時間がもったいないっつーの!そんなブルーな休暇を送っていますが、
いや、365日の内、300日くらいはこんな日常を送っている気もする、ぶるぶると寒い土曜日になりましたが、皆様いかがお過ごしですか。会社の人にもいろいろ聞いてみたんですよ。車のこと。そしたら、子供がいると車が必要とのこと。うむ、それはそうかも。赤子イン電車っていう図式は、結構デンジャラスっぽいですもんね。 特に、有給取って早朝からお出かけというのはつらそう。荷物も結構多くなるそうなので、やっぱり車を利用するらしいです。そうか…。しかし、私にはそんな予定は無いからなぁ。 血痕だなんて、みかん殺人事件くらいしかご縁がなさそうですから。アレがアレ呼ぶ殺虫事件〜 あと、営業さんみたいに車を利用することが考えられるわけです。同じ部署の人でも、車を利用している方がいらっしゃいます。でもね、私はね、無理、無理ですから。 首都高とかダメですから。それと、歩道から人がなかなか途切れないので、進退窮まりますから。あと、会社の車庫には止められませんから。最後は持ち上げて引っ張るしかないかもな。 軽なら可能っぽくない?タイヤが痛むの?そういうわけで、仕事で使うってのも、ダメっぽいんですよ。 そうすると、何に使ったらいいのだろう?とくるわけです。ふむ、思いつきませんな。そんなダメダメな状況ですけど、明日は駐車場の移動をするので、ほんの少し車に乗ります。 10分くらいかな?世間一般では、この時期に初詣とか出かけるんですよね?初詣なんて、考えただけでも気分が悪くなります。何時間も運転するんでしょ? みんなよく耐えられるなぁ。 |
1年のまとめです。 2006/12/31(日) 年末年始休暇:中日
大町インフォ、一年間のご愛読ありがとうございます。来年もまたよろしくお願いいたします。さて、大晦日ですから、今年のキーハンターをピックアップしてみたいと思います。 1.転職:天職だといいね。
まずはこれですな。2006年は、私にとって職探しの年となったわけでございます。あちこちの会社に訪問いたしました。ご近所(アハトポールズ!)から都内まで、全10件くらいです。
千葉、東京にこだわらず、茨城県方面も考えていたのですが、最終的には都内、茅場町界隈で決定しました。今まで働いた中で、一番都内っぽい場所かもしれません。
ちょっと歩けば日本橋、東京駅もすぐ近くです。今までとは業界が全く異なるのでとまどうことが多いですが、まぁ、なんとかするしかないですな。
少なくとも、夢と希望があるので。エピソード1:会社の近所で郵便局を探していたら、例によって道に迷い、八丁堀の方まで行ってしまい、貴重な昼飯タイムがざっくりと無くなってしまいましたとさ。 2.納豆:滑らないように気をつけて。…くちゃいおじちゃんになっちゃったの。
いきなり話がシモに走る師走かな。字余り。シモでかけてる?季語、なの?とにかく、私はB級グルメなんですよ。できるだけウマイ店で飯が食いたい。ただし、値段が高いのと格式が高いのは
ごめんこうむるの。要するに、うまい定食屋か中華屋さん、蕎麦屋、うどん屋なんかを激しく求めているわけです。で、ついでに、体にいいものを食べたい。すると、自然に和食+納豆、
というパターンが定着するわけです。うどんや蕎麦をたらい食いするものなかなかいいですが。(高崎の某蕎麦屋とかですね)で、納豆の良さ。すっぽんすっぽん出る!これ。決まり!
納豆は、本当に体によさげですよ。エピソード2:会社の近所で、卵入り納豆をかき混ぜていたら、全部ズボンの上にこぼしました。卵で流動性アップ!しかも、一口も食べてないのに。サイアク。 3.エウレカセブン:50話も続いた理由は、よく分かります。
次はTVアニメです。うん、どんどんレベル下がってきてる。でも、この辺が私の標準的な知的レベルってことで。これ、おおもとの番組自体は、今年放送されたんじゃないのです。
私が発見したのが、たまたま今年だったんです。それも、退職直前です。総集編を発見してしまったんですよ。(もう見られないの。残念!)それで、ガーン!と衝撃を受けました。やられた、と。
こんなのが書きたかったのだと。ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、エウレカセブンっていうのは、いわゆるロボットアニメです。でも、単なるメカ同士の戦闘アニメじゃないんです。
メカは、お話の世界観を表現するために使用されていると私は思います。飛行機?の月光号とか、出雲艦とか、空で波乗りする人型ロボットとか、良い味出しているんです。
そして、お話のメインは、主人公とヒロインの愛の軌跡、それに尽きるのであります。是非、ご覧ください。3話までご覧になれば、とりこになると思います。エピソード3:で、結局、DVDは1枚も買ってないね。レンタルがいいっスよ! 4.新作ハケーン!:時間があるって素敵!
だんだんにちゃんじみてきたぞ、と。このしゃべり方、FF−7じみてるぞ、と。レノだぞ、と。いきなり最近の話になるんですよ。最近は、少し時間的に余裕が出てきたんですよ。
そしたら、今まで出来なかったことがしたいではないですか。今までできなかったこと=ガールハント。(古い表現ですね、うる*やつらっぽい!)いや、そういう出来なかったことは置いておいて、
(これからもできないし)趣味に時間を費やすってことです。シナリオいっぱい書けるよね。でも、書いてないの。真っ白。なんで?それは、こういうこと。良い作品に、じゃんじゃん出会ってしまっているからなんです。今まで、ビデオなんて見てる時間はほとんど無かったの。TVも、朝のニュース以外、日曜の笑点以外は、ほとんど何も見ていなかったんですから。ところが最近は時間ができて、それで、いろいろな作品に遭遇した、と。 これはすごいぞ、と。レノだぞ、と。年末年始にあんまり違法ビデオ列挙するのも気が引けるから、アドレスはupしないけど。例えば、涼宮ハルヒの憂鬱。こんな青臭い学園ものなんて、 ちゃんちゃらおかしくて、おか…、おかしい…、恐れ入りましたぁ!かなり電波なヒロインだけど、笑えるし、ストーリーも甘酸っぱくていいじゃないの。角川から小説版も出ています。 必見、必読ぅ!ウリィィィ!それから、機動戦艦ナデシコ。ラストがちょっと気に入らないけど、楽しいSFラブコメです。ヒロインの天然ボケが好きなんですよ。続編はだめだったなぁ。 それ以外にもいろいろあるんですが、こんなのにはまっているから、筆が進んだり進まなかったりです。 エピソード4:ま、ゆるゆるやるか! では、また来年まで。ごきげんよう!…すぐだけど。 |
今年もよろしくお願いいたします。 2007/1/1(月) 年末年始休暇:五日目
新年明けましておめでとうございます。特に何事もなく新年がやって参りました。今年も何事もなく過ぎていってほしいです。そして、何事もない、
毒にも薬にもならない駄文をアップしていく予定ですので、今年もおつきあいのほど、よろしくお願い申し上げます。さて、年越しはいかがお過ごしでしたでしょうか。私は、ずっとビデオを見ておりました。紅白も行く年来る年も見ていません。こんなのもめずらしいです。ガルフォースとハルヒに はまる年越しでした。ガルフォースなんて、20年くらい前の作品ですが、今見てもなかなか見応えあるんです。当時は、直角に曲がるミサイルが意味不明でしたが、今、ルカの話を 書いていると、なるほどと感心、納得することしきりです。ハルヒも、砂嵐学園を書いているので、とっても参考になるんです。 ところで、正月の町は、シャッターが閉まってばかりで寂しいですね。いつもの本屋もお休み。でも、ゲーセンは、やってました。虫姫さまふたり、 やっとこ1億点以上たたき出すことに成功。ここのゲーセンは、レベルが下げてあったからですけど。ステージ4、5の雑魚ラッシュは、なかなか撃ちがい、よけがいがありますぞ。 感謝感激雨あられって状況ですな。 ここんとこ、textばっかりで寂しいので、明日くらいには何か画像をupします。 |
ご近所店員さんのナンバーワン。 2007/1/2(火) 年末年始休暇:六日目
いつもの文具店に行って、お目当ての店員さんを発見。やっぱり、かわいい!この近所では一番のかわいさ、従ってここは一番の場所、いいにぃ。と猫づいたところで、猫漫画を2冊購入。
いつもの本屋も始動していましたから。1月2日にして、すでに日常を取り戻しつつあります。セワシナワールド、時は止まる!です。止まっちゃって。今日は、ロケハンして写真を載せる予定だったけど、外は寒いし、歯茎の腫れたところが、また大きくなっているような気がするので、ふらつくのはやめました。後で絵を描きます。 この、歯茎の腫れの原因ですが、これがさっぱり分からなくて、…というか予想はしているけれど、こじつけるのもどうかなと思っています。ワラウタキで歯の治療をしたとき、 麻酔をぶすりとうったのですが、その時以来のような気がするのですよ。麻酔汁が残っている?そんな気がするのです。こじつけてはいけないのですが、 それ以前はそんな状況はなかったので、それかなぁと思うのです。もし、そうだとしても、もう時効かな。まぁ、以前に比べて痛みはほとんど無いし。(神経抜いたからですが) 以前は、涙が出るくらいガツーン!と痛かったんですよ。だって女の子だもん。うそ。この腫れ物、風邪を引いたり、何か感染症?っぽいときに、ぞろ痛み出すようです。 だから、はれぼったい今、気をつけないといかんのかもしれません。 |
ずっとかみかみ。じょた君だけ?見事に手抜きです。 2007/1/3(水) 年末年始休暇:LAST
お休みのLASTは、いつも涼宮ハルヒの憂鬱ですね。ぜひ、未来人のあさひなさんとお友達になりたいと願う、2次元萌えになってもうだめポの落ち武者船幽霊ですが、
皆様いかがお過ごしですか。今回は、見事に何もしない正月休みでした。こんなのも、すがすがしいではありませんか。体力作り以外何もしないという。今日はラストっぽく目標を掲げようと思ったけど、 結局体重を70kg以下にするという、どうでもいい目標しか立ちませんでした。以下は、おなじみ手抜きFLASHで、チー子ちゃんのかみかみ画像です。エンドレスです。 こういうシチュエーションなら、きっと癒されます。 |
シンプル・ビューティにみくるビームで、恋のマジカルみっくるんるん! 2007/1/6(土)
み・み・みらくる、みっくるんるん!相変わらず、朝比奈みくるちゃん萌えの2次元もえもえの中年毒男でございます。新年最初の週末は、あいにくの雨ですが、
皆様いかがお過ごしですか。(以下のサイトで、みっくるんるんの歌を聴くことができます。音出ます!というか歌だし。)アドレス削除 さて、前にも書いたかもしれないけど、私の好みは一言で言うとシンプル・ビューティなのです。デコレーション系は、萌えないの。それで、今日もいつもの回転寿司屋さんで お昼にしたら、お隣に黒髪のシンプル・ビューティさんがやってきたんです。び、び、美形!萌え!あの、ツヤツヤスルスルの黒髪の良さが分からないなんて、分からなくていいですが、 肩から背中にかけて、黒い河の流れがスルリと下がっているだけでサイコウじゃないですか。さいこーだ!さいこーだ!みっくるんるん!茶髪なんて、ダメ絶対!あ、みくるちゃんは赤い髪だったか。 その後、いつもの喫茶店にやってきました。すると…、はぅはぅはぅはぅ!みっくるんるん!(しつこい)美形だぁー!さっきの純和風喫茶な人とは趣が異なりますが、 素材レベルは同じかそれ以上のポテンシャルと見た。しかも、知的でかわいい。DNAの分厚い本を読んでおられましたが、私のDNAを使ってちょ〜!…セクハラでした。 すんません。 何はともあれ、最後は皆さんご唱和ください。み・み・みらくる、みっくるんるん!かもーんレッツダンス、かもーんレッツダンス!べいびー! 今年は、シンプル・ビューティでいくっスよ!(クレスポ風) |
星人の日は萌えず! 2007/1/8(月)
み・み・みらくる、みっくるんるん!(挨拶)今日は成人の日ですね。全国で、子供星人がやんちゃするのはいつものことですな。どんどん逮捕されればいいです。
で、フリー袖姿のお嬢様がいっぱい歩いていました。わぁぁ…。んーと、ですね。あんまりめんこぐない?の?初々しさがないんですが。ダダABCとか、レッドキングとか、ですね。
ウルトラ怪獣は好きです。ほら、かわいいじゃないですか。でも、なんというかなぁ…、そう!萌え要素が足りないんですよ。みっくるんるんですよ!
と、いうわけで、みくるちゃんの活躍を描いたサイトを発見したので、例によってこっそり載せます。萌え萌えよ!アドレス削除 ところで、驚いたことがひとつ。キノの旅の主人公って、女の子だったんだ!?うん、またどうでもいいこと書いてる。小説版を買おうか迷って、例のサイトで発見しちゃいました。 感想は、…世界の車窓から…そんなストーリー。というより、ストーリーあるの?毎回読み切りなんです。主人公のキノが、中世の城塞都市=国をバイクでめぐる旅。 その国で出会った人たちとのストーリーが、キノの旅のストーリーのきもですな。ちょっと残酷なとこもあるのですが、風刺っぽい話になっていたりして全体としては評価高し。 絵もやさしいタッチ。しかし、主人公が女の子とは。そして、あのラストは納得いかん。総合70点くらいかな。 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、怪しいサイトをご紹介します。TV&映画だらけです。 アドレス削除 |
またしてもアビスに撃沈! 2007/1/11(木)
み・み・みらくる、みっくるんるん!(いつもの挨拶)今日は、アビスのお客さんのところまで打ち合わせに出かけました。そこは、あの、
昴リョウコ似の、きれいなおねいさんのいらっしゃる客先なのです。期待大!今度こそ名刺を渡すぞ!と思ったけど…いないの?がっくり。
お休みみたいなのね。はぁ、楽しみにしていたのに。どうせ打ち合わせするわけではないのですが…。
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犯罪ではありません。 2007/1/13(土)
み・み・みらくる、みっくるんるん!(しつこい挨拶)ビッグニュース!私の古くからの友人が結婚したのですが、花嫁は20歳で子供も生まれたとのこと。
はたちで出産ということは、つまり…。工エエェェ(´д`)ェェエエ工 うーむ、今、イニシアルDの喫茶店にいますが、店の前を通過する女子高校生みたいのと、あれがアレを何したってことでしょ。 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 ま、アレな話はあれなので、置いておくとして。とにかく、すごいなぁと思うわけですよ。私なんか、今時の二十歳の人と、話を合わせられないですもの。 年の差16歳か、とても真似出来んな。まぁ、みくるちゃん萌え!言ってる私が言っても説得力ないわけですが。どうぞ、お幸せに。 |
まいったなぁ。 2007/1/14(日)
恋の、マジカル、みっくるんるん!(挨拶)またしてもビッグニュース!車のバッテリーが上がりました。おぉお〜う!昨年末の大晦日に駐車場を移動して、
その時5〜10分乗っただけで、今月は全く乗っていなかったので、こういうことにもなろうかなぁと思います。今、紙の日記を調べたら、12月17日以来乗っていないっぽい。
およそ1ヶ月であったか。そういえば、予兆はありました。大晦日に車を移動したときにも、セルモーターの音がくぐもっていて、あれ?どうしたんだろう?と思ったのでした。
すでに、バッテリー切れ寸前だったんですな。あぁ、何か呼んで、なんかしないとなんだな。面倒じゃなぁ。でもって、充電しても、また、すぐにバッテリー上がりになるんだろうな。
まぁいいや。しばらくほおっておこう。ところで、昨日は、また例によってビデオにはまっていました。蒼穹のファフナーです。そして、とっても鬱になりました。なんで、大和撫子っぽい病弱なギャルを死なせてしまうんだ! 大好きな彼と、島を守るために、敵もろとも自爆するなんて、サイアク!誰も喜ばないよ。みんな悲しむだけなのよ。そんなの、自分勝手すぎるよー!…とか言って、 じょた君も、シェリルを守るために石化しちゃうけど。でも、あれは、本人としては自分も助かるつもりでやったので、単なるドジなんです。というより、シェリルにだまされ… グフンぐふん。まぁ、でも、彼は、いつでも献身の気持ちでいっぱいだから、それが無くても行動してしまったと思うけどね。ファフナー…今日も見てしまうだろうなぁ。 |
どきどき…、ふみふみする女王親衛隊の詰め所はこちらですか? 2007/1/21(日)
み、み、ミラクル、みっくるんるん!(挨拶)むむ、怪しげな雰囲気。いきなりですが、胸がどきどき?いつものやつですって?そうではないです。
本当に胸がどきどきだったのです。別に、運動して心臓に負荷をかけたわけでもないのに、なんでどきどき?おかすいの?それとも風邪を引いているからなの?
今日は?マークばっかりですの?そうですの?確かに、ここのところストレスがたまっているのです。新しい環境で、いろいろ大変ですから。疲れているのですな。まだ有給は取れなかったはずなので、 そのへんもあるかもしれません。それにしても、どきどききたときには、このまま心臓が止まるのではと思いました。なんたること!私は、姫か女王様の盾となって 果てるはずなのに。姫様のガードとして、女王親衛隊としてぇ!まぁ、冗談抜きで無理せんようにしようと思います。 |
新生オーバーフローコーナー発信 第1回 宇宙って不思議 2007/1/25(木) 司会:カレン・アイゼナッハ ゲスト:ミネルバ・サカキ 皆様おはようございます。ファニーワールドのカレン・アイゼナッハです。突然ですが、本日からこのオーバーフローのコーナーは、 私たちファニーワールドの住人が、日替わりで担当させていただくことになりました。今のところ、月曜日がじょた君、火曜日がシェリルさん、水曜日がマルク君で、木曜日が私、カレンです。 金曜日はまだ担当が決まっていないので、ゲストをお招きすることになると思います。土日は、このページの管理人、リアルワールドのじょたさんが担当の予定です。たまには愚痴も 聞いてあげてくださいね。では、ファニーワールド主要キャラ4人がお送りいたします、新生オーバーフローコーナーをよろしくお願いいたします。 さて、新生オーバーフローコーナー、第1回の始まりです。今日は木曜日なので、私カレンが進行役をつとめさせていただきます。本当は、主人公のじょた君を差し置いて、 私が第1回でいいのかしらと思うんですけど、私とじょた君は、****を共有する仲ですし、それなりに関係あるから、許してね。 ところで、今日はスペシャルゲストをお招きしています。なんと!あの二人の息子さんです。じょた君とシェリルさんの一粒種、ミネルバ君です。 カレン「おはようございます。ミネルバ君。」 ミネルバ「おはようございます。」 カレン「ミネルバ君は、今、ヤマトの小学校に通っている小学4年生です。しばらく見ない間に、ずいぶん大きくなったねぇ。」 ミネルバ「はい」 カレン「ミネルバ君は、学校でクラブ活動とかしてるの?」 ミネルバ「天体観測クラブに入っています。」 カレン「そうなんだ。最近は、何か発見があった?」 ミネルバ「はい、ウイン・ノートブック彗星を観測して、写真撮影をしました。」 カレン「あ、すごいね!これが彗星の写真ね。よく撮れているじゃない。皆様にお見せできないのがとっても残念です。」 さて、天文学が好きなミネルバ君ですが、私も宇宙については興味があります。でも、夜更かしすると肌荒れが…ぐふん、ぐふん。えー、健康に悪いので、もっぱらインナーネッツ を利用して調べたりしています。で、この間、すごいサイツを発見しちゃいました。ナント!?南の大陸ヤマト、あ、ミネルバ君の国だね。そのヤマトの国教サイツで、宇宙人の話が 載っていたんです。びっくりでしょう?最近は、探査機デイリーコンサイスホライズン号が、樹木星に接近するらしいんですが、そのお隣の惑星、輪土星のリングに宇宙船がいるなんて、 ちょっと信じられないし、それよりも国教のサイツでそれを載せちゃうというのが、ほんとにびっくりです。 カレン「ミネルバ君、知ってた?お姉さん、びっくりよ。」 ミネルバ「そうですか…」 そういうわけですので、その国教サイツのアドレスを以下に示しておきます。リアルワールドの皆様でもご覧になることができるように、アドレス変換しておきました。 ぜひご覧ください。…と、言っている間にお時間のほうがやってまいりました。早いですね。もう、40分もたっています。新生オーバーフローコーナーいかがでしたでしょうか? これからもホットな話題をご提供して参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ご意見ご感想なども、どしどし掲示板まで送ってくださいね。 カレン「ミネルバ君も、今日はどうもありがとうございました。」 ミネルバ「ありがとうございました」 では、次回の新生オーバーフローコーナーをお楽しみに! 今日のサイツ!(トップページです) ttp://www.tomiokahachimangu.or.jp/ 葉巻型の宇宙船のお話です。下の方に書いてあります。 ttp://www.tomiokahachimangu.or.jp/hifumi/003.html これまたびっくり、ピラミッドを造った宇宙人のお話です。はっきりそう書いてあります。 ttp://www.tomiokahachimangu.or.jp/hifumi/gougai001.html |
新生オーバーフローコーナー 第2回 GPS 2007/1/26(金) 司会:チャイム・ポロン ゲスト:ホウメイ 本当にあたしでいいのか?…あ、もう始まってたのか。えぇ、と。皆様おはようございます。ファニワ番外編に出演したチャイム・ポロンです。新生オーバーフローコーナー、 第2回目の金曜日はゲストの日ということで、じょたとシェリルの姉代わりの私が進行役をつとめます。そして、今日はゲストをもう一人ご紹介します。ドリムランド軍師の ホウメイさんです。 チャイム「おはようございます。ホウメイさん」 ホウメイ「おはようございます。ファニーワールドの抱かれたい男ナンバーワンのホウメイです。よろしくお願いいたします。」 チャイム「ここはボケなくていいんだよ。まったく、じょたに負けたくせに。」 ホウメイ「いや、負けてない。というより何のお話ですか?」 チャイム「姫さんは、じょたと結婚して、すでにミネルバっていうかわいい子供までいるってのに。しかも、二人目の子供がなんとか、名前も、もうマリアージュって決めてるって。んで、あんた、確かまだ独身…」 ホウメイ「えー、まだまだ寒い日が続きますが、皆様いかがお過ごしですか。」 チャイム「あ!それあたしのセリフ!」 さて、今日は車とGPSの話をしたいと思います。あたしは、シューター(編集部注:車の事です。)が好きですから、な。…なんか、まわりくどくて疲れる!言葉遣いはいつもどおりでいくぜ! チャイム「ホウメイは、免許持ってるの?」 ホウメイ「まぁ、一応。(いきなり呼び捨てなんて…)」 チャイム「いろいろあったけど、なんとか取れたんだ。よかったな。それで、どんなシューターに乗ってるんだ?」 ホウメイ「ビーコン社のマイクロビートル…」 チャイム「ふぅん、あのテントウムシみたいなやつだな。結構かわいいじゃないか。」 ホウメイ「チャイムさんは、どんなシューターをお持ちで?」 チャイム「あたし?あたしは、ホーリースター製のクルセイダー2だ。」 ホウメイ「げげ!あれ、確か、1億ゲルドくらいしましたよね。」 チャイム「パパに買ってもらったやつだから、値段はちょっと分からないな。でも、核融合エンジンだから、それなりにするんじゃないかな。」 おっと、今日は車とGPSの話だったな。昨日に引き続いて、インナーネッツの話で恐縮だけど、函館で新交通システムって話が載ってた。携帯やパソコンでバスの居場所が分かる ってシステムだ。例によって、アドレスは変換してつけとくよ。このシステム、大型のディスプレイにバスの現在位置が出たりするらしい。これって見てるだけでも楽しそうだよな。子供が喜びそうだ。 ホウメイ「ま、GPS自体は、ずいぶん前から使われていたし、車のナビなんてものは、もう珍しくもないですがね。」 チャイム「あたしは、ナビなら人間のほうがいいけどな。」 ホウメイ「そういえば、ちっこいナビがいましたね。じょたとかいうクソガキ。あれ、ひょっとして、チャイムさんもふられたクチですかな(ニヤリ)」 チャイム「なに!?あたしは、別にふられたわけじゃないぞ!あたしは、あの二人に幸せになってほしくて、それで、…って、そんなこと言うから姫さんに嫌われるんだぜ!!」 ホウメイ「シュン」 ま、とにかく、そういうものがあると便利だな。携帯でも利用可能なので、ますます利便性アップ。でも、これがもっと進んでいって、画面上に人間の動きまで全部分かるようになったり したら気持ちが悪いな。待ち合わせには便利かもしれないが。 ホウメイ「そう!いずれは全国民にGPSを埋め込み、反乱分子の動向をつかむのに利用するのです!共謀罪は、その走り…」 チャイム「あんたも元々は反乱分子じゃなかったっけ?」 ホウメイ「失敬な!」 あ、そろそろ時間みたいだな。まとめに入ってくれって。 ホウメイ「えー、これからは車も環境性能が求められると。核融合エンジンとかダメですよと。そして、GPSは人間に埋め込んで動向を把握し、憎たらしいあのクソガキにばっちり仕返し してやるぞと。こんなところでどうですか?」 チャイム「どうですかじゃない!」 なんだか、まとまりのない話になってしまったけど、新生オーバーフローコーナーを最後までご覧くださりありがとうございました。次回は主人公の登場です。よろしく。 …おーい、マイクのスイッチ、どこだー。 今日のサイツ!函館のサイト、ライブカメラもあります。 ttp://www.ehako.com/index.shtml 新交通システム(どうも、実際は到着時間が分かるだけっぽい、残念…) ttp://www.ehako.com/news/news/8507_index_msg.shtml |
久しぶりのロケハン(その1/3) 2007/1/27(土)
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なんか、都会っぽい風景だと思いません? 景観も考慮して、相当お金をかけたんだろうなぁ。 |
おはようございます。土曜日は、管理人のじょたが担当します。いつもの駄文日記です。 左の写真は、都内某所の斜張橋です。正式名称は不明です。…今調べました。Mapionによると、中央大橋と言うそうです。中央区の隅田川にかかる橋です。なんかすごくかっこいいですね。 私は、こんなのに携わったことはありません。もっと、お金のかからない、普通のやつでした。…特殊なのもあったかな?なんてことを考えてみたりしながら歩く隅田川は、 いかにも都会の水辺という雰囲気で、いまにもドラマの撮影とかが始まりそうでした。 ところで、今日は都内まで本を買いに行ってきたのですが、すごいものを見てしまいました。 事故の現場です。トレーラーの事故です。(ニュースのアドレスも添付します。)地下鉄の階段を登っていたら、誰かの怒号のようなものが聞こえて、嫌だなぁと思って地上に出たら、 トレーラーが横倒しになっていたのでした。そして、警察官が黄色いビニールテープをびびーっと張り巡らしていました。デジカメを持っていましたけど撮影はやめておきました。 シャメ撮っている人もいましたが。なんだか、ねぇ。 記事によると、積み荷はコンクリートの柱とのことですが、なんとなくセグメント桁のように見えました。桁高1mくらいの。地覆の鉄筋らしきものも出ていたし。 ちなみに、セグメント桁というのは、工場で桁を分割して製作して、現場で連結して使う橋桁です。運転手は軽傷で済んでよかったけど、柱はそのまま使えるか分からないし、 工期は遅れるだろうし、ありゃ大変だろうなぁ。 以下、東京新聞の記事です。 ttp://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20070127/eve_____sya_____005.shtml |
久しぶりのロケハン(その2/3) 2007/1/27(土)
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右の写真は、永代橋です。これまた無骨でかっこいいですな。遠目に見るとそうでもないですが、近くで見ると、肉厚というかぶっといというか、重厚な感じがしますよ。
上の斜張橋とはイメージがずいぶん違うのです。さっきのは近未来的(平成っぽい?)でしたが、こちらはなんとなく昭和の面影です。ま、個人的、主観的所見であります。 さて、上にも書きましたが、今日は神田でPHPの参考書2冊と、ダーティペアの文庫一冊を買いました。 仕事で使うからです。もちろん、PHPの方です。夢にまで見たダーティペアも使ってみたいんですけど、お客さんからダメ出しをくらうでしょう。(校長先生は、…ダーティペアのお二方でぇす! という夢をずっと昔に見たことがあったんです。) PHPですが、いろいろなアレで、プログラムの勉強をしなければならなくなりました。まぁ、やればできるような気がしているのですが、実行環境が整っていないので、 まずは自宅のPCにサーバの環境を作り、テストしてみようと思ったのでした。ほんと、あれはサーバのプログラムなんだよな。 でも、まぁ、多分、私が作ったプログラムは使わないね。今、実際に動いているプログラムがあるようなので、それをいじくって使うのが手っ取り早いし、確実でしょ。 実績がありますからね。それでも、いろいろ調べておくのはいいかなと、そんな気持ちですね。 そうそう、この資料とダーティペアの本、退職時の餞別金で購入したのです。役に立つことに使いたかったですから。 ※ダーティペアっていうと、「ダーティペアの大征服」が見つからないんですよねぇ。 |
隅田川:水上バスでお散歩ってのも楽しそうです。 子供が何かわめいていました。 違うタイプの水上バス |
久しぶりのロケハン(その3/3) 2007/1/27(土)
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隅田川の川沿い。お昼の憩いの場所なのです。 ごめんな、今日はお前の食い物は無いの。 でも、自分の食い物はあるの。ロース、ウマー! 多分、桜並木だと思います。 |
今日は久しぶりのロケハンだったので、90枚以上も写真を撮ってしまいました。でも、使えるのはこんなもんです。 実は、今の仕事で、画像の編集ってのもあるんですが、これがなかなかショック大なのです。なんというかですね、送られてくる商品の写真に愛情が感じられないの。 ピンぼけとか、ぶれまくりとか、そんな写真が来るのですよ。そりゃ、私がきれいにするからいいんですけど…。でもさ、普通自分とこの売り出し商品なら、 もっと綺麗に撮影しません? 私はアマチュアカメラマンですから、たくさん写真を撮っても採用できるのは少しだけです。でも、それはプロも同じらしいんです。とあるカメラマンから聞きました。 ね?何枚か撮影して、せめてぶれてないやつを使いましょうよ、と思ったりするのです。 それから、今日は神田駿河台の、とんかつ駿河に行ってきました。ロースカツ定食700円也。うむ、この味と量で700円は安い。昔、友人と、建て替えられる前のこのお店に 来たことがありました。で、友人曰く。「量が多すぎる。」なんと!?それがいいんですよ!…でも、今だから分かる。ほんと、ここ量が多すぎる。年ですか、そうですか。 今、カバヤ町の星喫茶でこれを書いています。昨日、一昨日から書き始めた、ファニワキャラの新生オーバーフローコーナーも、ここで書いています。なかなか作品が書けない でいるので、それぞれのキャラに好きなことを話してもらって、弾みをつけようというのが狙いです。大体、いつも40分くらい書いています。 実際書いてみると、それぞれのキャラの明確な性格づけができてない事に気づいたり、つじつまがあってない事に気づいたりします。まぁ、もうしばらく、様子を見てみようと思います。 いつもは、もっとBIGなSIZEのコーヒーです。 |
また、お店が無くなってしまうのか。 2007/1/28(日)
はっ!ダーティペアを読んでいたら、こんな時間になっていました。今日は、いつもどおりタワヤンでお昼ご飯だったんですけども、お気に入りの回転寿司屋が今月いっぱいで
閉店になることを知りショックです。ここは、あの例のカレー屋さん(シェリルのモデルになったお姉さんがいたのです)の近くで、
思い入れもあって、うまい安い早いの回転寿司だったのに。がっかりです。これからは、どこで納豆巻きを食べたらよいのでしょう。納豆のダイエット効果はウソだったらしいですが、
私のおベンツーが良くなるのは確か。ヴィッツに乗っているのに、おベンツーとはこれいかにってかんじですが、お腹の調子が良くなるのは確かです。3日に一度は食べたいところ。
会社の近所の定食屋だと、定食+納豆で千円。ちょっと高いのよねー。ところで、ようやくまともに給与がもらえるようになりました。好きなことをしてお金をもらえるのは実にすばらしいことです。でもね、日曜日の午後は、やっぱり涼宮ハルヒの 憂鬱なのです。(ハルヒのビデオはおもしろいです。おすすめ!)昔は、隣接部署の人を眺めたりして、好きで仕事してる人はいいな〜、いっくら仕事が遅くなろうとも気にならない だろうなぁなんて思っていましたが、そんなことはないと気付きました。好きでやってても、疲れるときは疲れるし、早く帰りたいときは早く帰りたいものです。 ただ、やりがいは段違いですな。疲れても心地よいです。…ま、一日の勤務時間が以前と比較して大分短くなっているし、仕事のスパンも短いからだと思うのですが。 仕事のスパンとは何かって?工期が何ヶ月もあると、管理が難しいんですよ。ペース配分が難しいの。それに比べて2,3日や1週間で仕上げとか、 それくらいだと集中力も持続するし、管理もしやすいんです。まだ試用なので、本採用になることができるよう、きびきびやりますぞ! しかし、文字だけだとさえないもんだなぁ。 |
新生オーバーフローコーナー 第3回 共存 2007/1/29(月) 司会:さかきじょた ゲスト:ザン・エルフ おはようございます。ファニーワールドじょたの冒険の主人公、じょたです。新生オーバーフローコーナーの月曜日を 担当させていただきます。よろしくお願いいたします。最近、本編が全く進んでいないファニーワールドですが、著者の頭の中では妄想がかなり進んでいるらしくて、 初登場時12歳だった私も、いつの間にか10歳の子供の父親になっていたり、シェリルも私も死んでしまうシナリオもあったり、いつまで経っても年を取らない超番外編みたいなのも 考えられているっぽいです。長い目でご期待ください。さて、本日のゲストをご紹介いたします。本日のゲストは、カール帝国出身の美女、ザン・エルフさんです。 じょた「おはようございます」 ザン「おはようございます。元殺し屋のザン・エルフです。よろしくお願いいたします。」 じょた「元、ですか。」 ザン「そう、今は普通のOLよ。給湯室でだべったり、何もしないで机に向かって座って、目を開けたまま眠ってみたり、たまに友達に電話するでしょ。それから、ぞうきんの絞り汁入りお茶も出すし。」 じょた「はいっ!新生オーバーフローコーナー第3回は、生物環境関連でお話を進めて参りたいと思います。」 最近、自宅の近所の雑木林が伐採されてしまいました。大体、30〜40m四方くらいの範囲の樹木が伐採されました。林があった場所を見下ろすと、むき出しの地面にぽつり ぽつりと切り株が残っているのや、下草の刈られた傷跡が見えます。夜、雑木林のあった横を通り過ぎると、暗闇の中にうっそりと切り株が残っているのが見えて、うすら寒い気持ちになります。 ただ、防犯上は樹木がないほうがいいのかもしれません。そこは道幅1mくらいしかないから、樹木が無いほうが視界が広く取れるし、怪しい人が潜む場所が減るからです。 ザン「おい、今あたしのこと見たろ?あたしのこと、怪しい女だって思ってるだろ?」 じょた「そんなこと、ないですよ。」 ザン「ほんとかしら…」 じょた「ま、とにかく、防犯性は向上したわけですが、生き物たちにとっては住む場所が無くなってしまったわけです。」 ザン「そうね。私も自分が住んでいた町を追い出された時にはつらかったな…。そういえば、あんたのお姫様にやられたんじゃなかったっけ?」 (いつの間にかナイフを取り出して、じょたの頬をぴたぴたとやっている。) じょた「そうですか?」 ザン「そう!それに、君のはらわたを私がえぐるって言ったアレ、まだ実現していない件についてはどうよ?今度会ったらって、言ったよね?ん?あら、奥様。こんにちは。」 (コントロールルームから、シェリルがにらみを利かせている。) じょた「えと、それは3回くらい前に会ったときで、すでに時効なんじゃ?それに、アナザーストーリーでは、私は君に刺し殺されていたよね。」 ザン「あぁ、君に石化された右腕が痛い…」 じょた「それは、もとはと言えばファンネルさんのせいじゃぁ…」 (ゲフン、ゲフン!コントロールルームでシェリル咳払い。) 失礼しました。話がそれました。雑木林が伐採されてしまったんです。あ、全然話が進んでないよ。実は、私の故郷ヤマトでも、住宅を建てるために森の一部が伐採されてしまったんです。 もう、ずいぶん前の話ですが。その場所は、クワ捕り、クワガタを捕るスポットだったのですが、今では見る影もないです。本当に残念なことです。伐採するのは簡単ですが、 失われたものを取り戻すのには大変な時間と労力を必要とします。もう元には戻らないこともありますし。二人組の木も伐採されたしなぁ… ザン「よくある話よね。人間同士でもあるよね。みんな自分勝手さ。」 じょた「ありゃ?もう、時間が無いの?まとめですか?ということで、ザン・エルフさん。何かおっしゃりたいことはありますか?」 ザン「そうね、いろいろあるけど。とにかく、人間ってのはみんな自分勝手だってこと。壊れたものは戻らないし、時間は逆行しないし、自然を破壊すればしっぺ返しが来るってこと。 分かる?じょたさん。」 (ザン、ナイフをじょたの首にピタピタしている。) (シェリル、すごい形相。今にも飛びかかりそう。) じょた「えと、ですね。人間同士分かり合わなければいけないし、自然との共生も模索しなければならない。そういうことで、よろしいですね。今日は、どうもありがとうございました。」 ザン「ありがとうございました。…ところでさ、これからどっか、遊びにいかない?朝から酒飲むってのもあれだから…」 (がしゃーんというガラスの割れる音とともに、シェリル乱入。) シェリル「ウゼェ!!」 じょた「うわぁ!なんで僕がぁ!」 今日も最後までご覧くださりありがとうございます。次回もよろしくお願いいたします。 |
新生オーバーフローコーナー 第4回 ずっと守ってくれる人 2007/1/30(火) 司会:シェリル・サカキ(旧姓フル・フレイム) ゲスト: おはようございます。ファニワのヒロイン、シェリルです。元の名前がフル・フレイムだからといって、火曜の担当にしなくてもいいと思いますが、これは偶然だそうです。 さて、さっそく今日のゲストをご紹介いたします。主人公のじょた君です。実は私の旦那です。 じょた「おはようございます。って、今日はDOKODOKO団の人がゲストだったんじゃぁ…」 シェリル「だって、嫌なんだモン。」 じょた「モンって…」 シェリル「こんな狭い部屋で暑苦しいのは嫌なの。それとも、君は私といっしょじゃ嫌なの?昨日のあばずれの方がいいの?あ、そう!」 じょた「いや、そうじゃないよ。」 シェリル「というわけで、新生OF第4話、波乱含みのスタートです。」 今日は、私の体験談をお話いたします。ちょっと不思議な話です。私は、子供の頃からいろいろな不思議体験をしているのですが、あとから指摘される事が多いんです。 でも、このお話は、自分で気がついたことで、そしてずっと気になっていることなんです。 あれは、私が隣国の、祖国ドリムランドの隣国の、ブリューニェに留学したころだから、多分13歳くらいのことだったと思います。その頃、私はブリューニェのアリ塚に住んでいました。 アリ塚というのは、その国の多層建築のことです。でっかいマンションというか、ネオトキオの都庁みたいな、あれが住居だと思ってもらえば近いわね。その最上階を私の国が借りていたんです。 私は文字通りお姫様だったし、お付きの人もいっぱいいたのですが、どうしても顔が思い出せない人がいるんです。 じょた「人数が多いからじゃない?」 シェリル「そうかもしれないけど、でも、いつもそばにいてくれた人の顔も思い出せないなんておかしいでしょう?もちろん名前も分からないのよ。もっと小さな頃だったら、 思い出せなくても無理はないけど、13にもなって、それはないでしょう。」 じょた「そうだねぇ」 シェリル「私の誘拐未遂事件のときにもずっとそばにいてくれたし。あぁ、女性なんだけどね。その人。…少し、妬いてた?」 じょた「べつに…」 シェリル「ふーん。まぁ、とにかく、ずっと私のそばにその人がいた記憶があるの。君に会う頃までね。…そういうお話よ。」 じょた「それだけ?」 シェリル「そうよ」 じょた「まぁ、確かに不思議ではあるけど、それって単なる記憶違いなんじゃないの?」 シェリル「そうかなぁ。金縛りにあったとき、助けてくれたこともあるのよ。手を握ってくれた。暖かかった。じんわりと。その温かさが腕から体に伝わってきて、 体が楽になったの。私の部屋に入ってこられる人は限られているし、忘れっこないんだけど。」 じょた「寝室まで入ってきたの?」 シェリル「そう、変でしょ?大声を出したわけでもないのに。声なんて出ないんだから。」 じょた「うーん」 シェリル「なに?」 じょた「突然こんなこと聞くのはおかしいかもしれないけど」 シェリル「なによ?」 じょた「ひょっとしたらと思うから聞くんだけど、君のお母さんの話。僕は、君のお母さんについて、一度も話を聞いたことがないよね。」 シェリル「私の、お母様?」 じょた「そう」 シェリル「亡くなったわ。私がずっと小さい頃に。ご病気で。…あの病気よ。私もなってしまった、あれ。私は君に治してもらったけど。」 じょた「そうなんだ」 シェリル「ひょっとして、私が、幻想のお母様のイメージを、常に抱いていたっていうこと?」 じょた「まぁ、そうなんじゃないかなと思って。」 シェリル「そうねぇ、やっぱり子供にとって母親のイメージは特別なものだし、とても大切だから、そういう事もあるかもしれないわね。ミネルバにとってもそうなのかな。この、お腹の子、 マリアージュにとっても。…うん、今回は君の意見に全面的に賛成しとく。私の中の母のイメージが、ずっと私を守ってくれていた。そして、今は君が守ってくれている。 そういう事でOK?」 じょた「OK」 シェリル「あ、そろそろ時間の方があやしくなってきてしまったけど、こんな話でよかったのかしら?」 じょた「僕は、こういう話し好きだよ。なんか、こう、優しい気持ちになれるからね。」 シェリル「ありがと」 シェリル「え?チャイムが何か言ってる。コントロールルームで、クチパクしてるわ。 …のろけ?っさいわね!違うわよ!」 じょた「そういえばシェリル。コントロールルームの音って、どこで拾ってるの?」 シェリル「そんなこと、私が知るわけないでしょう。私は、機械は嫌いなの。」 じょた「そう。でも、さっきから、ボソボソ誰かの話し声が聞こえるんだけど。」 (シェリル、じょたに耳打ち。) シェリル「ばかねぇ。その声は、そこのADの人のでしょう。こういうのは、リスナーの人には内緒なの。よくある話よ。」 じょた「あー、そうなんだ。…確かに、放送局とかでは、よくあるらしいけど。」 シェリル「そうよ。…では、皆様、今日も最後までご覧くださいまして、まことにありがとうございます。次回の新生OFも、全力投球いたしますので、お楽しみに、ね。」 じょた「そこのADさんねぇ。僕には何も見えないんだけど。」 |
新生オーバーフローコーナー 第5回 素直になろう 2007/1/31(水) 司会:マルク・マンハイム ゲスト:ミディア・クルーン マルク「こんばんは。夢先内人のマルク・マンハイムです。」 ミディア「ちょっと待って。番組違うわよ。」(編集部注:まだ残ってた。信じられない!) 失礼しました。おはようございます。ファニワのもう一人の主人公、マルク・マンハイムです。今日で主要キャラ4人が出そろいます。皆さん特徴的なお話をなさっていますね。 僕にそんな話しができるかどうか自信がありませんが、しばらくの間おつきあいください。 マルク「さて、じょたさんは、すでに10歳のお子さんがいたりして、結構歳をとっているというのに、僕たちは一向に年を取りませんね。」 ミディア「そうね、早く君と一緒に暮らしたいのにな。」 マルク「は?」 ミディア「それとも、あの、大年増がいいの?」 (げふんげふん。アイゼナッハせきばらい) マルク「えと、今日は僕たちの学校生活の特色をお話します。」 ミディア「あー、無視したぁ。」 マルク「僕たちの学校は、ファニーワールドの東の大陸にあるマイヤー帝国にあります。元は10校あったんですが、統廃合で2校が一つになって、今では5校になっています。 すなわち、アイン・ツバイ、ドライ・フィア、ヒュンフ・ゼックス、ジーベン・アハト、そして我が母校ノイン・ツェンです。」 ミディア「1〜10までなんて分かりやすいわね。」 マルク「そうですね。ドイツ語習いたてだった作者が考えそうなことです。それで、その5校でスポーツの大会を実施したりするのですが、ちょっと変わったこともするんです。」 ミディア「ラグナクロスの大会と、あれね。」 マルク「そうです。あの暴力的な競技とカップリングです。」 ミディア「そう、つまりあたしたちみたいなカップルができるわけ。」 マルク「決められたことだから、あえて否定しないけど、あまりいい制度とは思えません。」 このカップリング制度、相当な大昔から始められたようです。当初は、遺伝的な異常が生じないように実施されていたらしいのですが、これだけ人口の多いマイヤー帝国で、 そんな管理が必要とは思えません。悪習ですね。どこかで断ち切らねば。 ミディア「そう?私は悪くないと思うわ。誰が、どうやってカップリングを決定しているんだか分からないけど、本当にうまくできていると思う。実際、私はあなたのことが好きだし、 あなた無しの毎日なんて考えられない。あなただって、そうでしょ?」 マルク「えーと、なぜだろうね。確かに、そんな気もするけど…」 ミディア「なによ、はっきりしなさいよ。」 マルク「あれ?もうまとめですか。」 ミディア「あ、うまく逃げたわね!」 マルク「いや、僕は君のことが好きだけど…」 ミディア「だけど、あの大年増も好きなのね。この浮気者!」 マルク「カップリングされたから好きになったのか、そうでないのか。よく分からない。あんな制度なんか、無ければよかったのに。」 ミディア「きっかけなんて、どうだっていいじゃない。反抗期なの?大人や制度にたてつきたいの?」 マルク「なんか、まとまらなくなっちゃったよ。」 ミディア「いいこと。君はもっと素直になること。人を好きになる理由なんて、理屈っぽく考えていたらだめ。だからって、二股はもっとだめよ。そして、私を傷つけたりするのは、 もっともっとダメなんだからね!」 マルク「はい」 今日は、誰が司会だかゲストだか分からない進行でした。僕はキャラが弱すぎですね。反省。そして、今日も最後までご覧になってくださった皆様、ありがとうございます。 次回は、アイゼナッハさんですから、もう少しましなんじゃないかと思います。ご期待ください。 |
新生オーバーフローコーナー 第6回 泡状宇宙 2007/2/1(木) 司会:カレン・アイゼナッハ ゲスト:マルク・マンハイム おはようございます。新生OF第6回、木曜の朝は、カレン・アイゼナッハがお伝えいたします。おかげさまで、このコーナーも2巡目に入りましたが、作者のリアルワールドの お仕事の方も、丸2ヶ月を過ぎて、いろいろと忙しくなっているとのことです。作者のじょた氏には、体調とネタ切れに十分注意して頑張ってもらいたいものです。さて、今日のゲストの ご紹介です。昨日に引き続きまして、マルク君の登場です。 カレン「おはようございます。マルク君。」 マルク「おはようございます。」 カレン「君は、準主人公なのに影が薄いから、少し多めに登場してもらおうと思ってお呼びしました。よろしくね。」 マルク「よろしくお願いします。」 カレン「さて、今日は私が魔道学園でお世話になっている、スタイン先生の宇宙論についてお話したいと思います。その名も泡状宇宙論です。」 マルク「どっかで、聞いたことがあるような気がするんだけど。」 カレン「そう?リアルワールドにも、同じような学説があるのかもしれないわね。簡単に説明すると、この世界は泡状の宇宙が集まってできているということ。そして、 宇宙自体も泡状のエネルギーが集まってできているという理論なんです。」 マルク「ふうん、インナーネッツの学説とはちょっと違うみたいだね。」 カレン「その理論を応用するとね、宇宙空間の航行に要するエネルギーが小さくて済むんだって。」 マルク「どういうこと?」 カレン「それはつまりこういうこと。宇宙は、団子状のこんにゃくが詰まった容器だと思ってほしいの。タピオカミルク…あれ、おいしいのよね。じゃなくって、 もっとわかりやすく言うと、氷のつまったイニシアルDのアイスコーヒーみたいなものね。この場合、コーヒーのグラスが宇宙で、氷が泡状のエネルギー=宇宙泡というわけ。で、この中を効率的に 移動したい。グラスの上から下まで移動したいとするわね。そんなとき、氷を貫通して一直線に移動しようとしたら、大きな抵抗があってエネルギーのロスが生じます。 でも、氷と氷の隙間を縫うようにして移動すれば、必要となるエネルギーは小さくて済むということなのよ。これが、スタイン先生の泡状宇宙論の骨子ね。本当は、難解な数式が いっぱい出てくるんだけど、中学生にも分かるように説明すると、こんな感じね。」 マルク「へえ。でも、うまく泡と泡の隙間を通らなければいけないんでしょ。方向転換にエネルギーをロスするんじゃないかな。」 カレン「スタイン先生によると、泡の表面を滑るように移動すれば、スイングバイと同等の効果が得られるから、ロス分もキャンセルするくらい効率がよいそうよ。」 カレン「また、宇宙泡の大きさは、ディープスペースと太陽系内部では大分違って、得られる推力も大きく異なるらしいわ。恒星や惑星の近くでは、その大きな重力によって泡が砕けて小さくなって しまっているので、宇宙泡によるスイングバイは難しいみたい。まぁ、星の重力を利用すればいいのよね。でも、星間宇宙では重力の働きが安定しているから、宇宙泡も大きくなって、 それに比例した推力が得られるらしいのよ。」 マルク「ふーん、おもしろいね。」 マルク「ところで、アイゼナッハさん。宇宙の外側って、どうなっているんだろうね。」 カレン「そうね。どうなっているのかしらね。宇宙が物質なら果てはあるはず、有限の広がりでないとおかしいものね。でも、この考え方が、 この仮定自体が間違いである可能性もあるわね。宇宙に果てなんて無いのかも。」 マルク「無限っていうこと?」 カレン「そう」 マルク「うーん、僕は無限ってよく分からないな。イメージできないよ。」 カレン「擬似的なものと限定するなら、2次元的な無限を作り出すのは簡単よ。メビウスの輪とか、クラインの壺とか。」 マルク「クラインの壺は、3次元じゃないの?」 カレン「いえ、あれも壺の表面がつながっているだけでしょう?3次元的に無限というわけではないのよね。まぁ、そのどちらにしても、実際には有限を無限に見せている というだけで、真の無限とは言えないと思うのだけど。」 カレン「だから、やっぱり泡状なんじゃないかしら。泡状の宇宙が、無限にひしめきあっているの。時に、その泡は、つぶれて消えたり、くっついて大きく成長したりするわけ。 でも、その泡が”どこ”に浮かんでいるのかを想像するのはちょっと難しいわね。女神様のバスタブなのかもしれないわ、きっと。女神様の気まぐれで、消えたり生じたりする世界。 それが私たちの宇宙なんじゃないかしら。」 マルク「うまくまとまりましたね。」 カレン「あら、もうそんな時間なのね。ちょっと名残惜しいけど、今日はどうもありがとうございました。」 マルク「こちらこそ、ありがとうございました。」 カレン「そして、今日も最後までご覧くださりまして、誠にありがとうございます。次回もお楽しみに。」 カレン「それにしても、マルク君は目立たないわねぇ。」 |
新生オーバーフローコーナー 第7回 きっと魂はあるよ 2007/2/2(金) 司会:ルカ・アロマシュトラーセ ゲスト:サラ(仮名) おはようございます。惑星Q軌道艦隊所属のルカ・アロマシュトラーセ中尉です。戦闘機乗りです。階級は上がりました。ファニワ本編にだって、まだまだ登場すべき人物がいると思うのに、 自分が出演してしまっていいのかと、少しとまどいを覚えます。でも、40分間しっかりと頑張ります。では、今日のゲストをご紹介いたします。 「小鬼の島」出演予定のサラさん(仮名:男性)です。 ルカ「おはようございます。サラさん。」 サラ「おはようございます。仮名というのが、どうもしっくりこないわけですが、まだ登場していないので仕方がないですね。」 ルカ「そうですね。まだ書かれていない小説から出演させられるなんて大変ですよね。多分、私と生きた時代が同じだから選ばれたんだと思うんですけどね。」 ルカ「さて、今日はクローンの話をします。クローンといえば羊のドリーさんですが、実は私もクローンなんです。」 サラ「おぉ〜う、いきなりカミングアウト!」 ルカ「まぁ、私の出演している小説っぽい雑書き?をご覧くだされば分かってしまうのですが。」 私たちクローンは、兵隊の量産のために作られました。ベースとなったのは、死亡した兵士の細胞です。死人に口なしだからでしょうか。そして、急速成長の間に様々なソフトが インストールされました。私の場合は、エースパイロットの戦闘記録から抽出されたエッセンスでした。他にも、操艦技術やメカニックの技術をインストールされた人がいます。 でも、このシステムにはバグがありました。不要な記憶までインストールされることがあるんです。 サラ「記憶、いや思い出というものは、人間にとって非常に大切なものだけど。」 ルカ「でも、作られた兵士である我々には不要なデータでした。皆それで苦しんでいました。私もそうです。そして、ストーリー上では、記憶が混乱して自分がクローンである ことに気付いたものから処分されていきました。」 サラ「処分?」 ルカ「えぇ、殺されていったんです。」 サラ「今日は、なんだか重たい話ですな。」 ルカ「闘って死ぬのは仕方がないです。私は戦闘機乗りですから。…いえ、ウソです。戦争で死ぬなんてまっぴら。私には実現したいことがあるから。でも、それは後から インストールされた記憶なのかもしれない。作られた体に、作られた記憶なのかもしれないんです。私は一体何なのか?闘う人形なのか?いったいクローンに魂はあるのでしょうか?」 サラ「人間に魂があるかどうかっていうのは、現代の科学ではまだ分からないですな。でも、私は、自分の存在意義を見いだそうと苦しむことこそ、 魂があるということの証明のような気がします。我思う、ゆえに我ありですよ。大いに悩みましょう。なんて、言ってしまったらまずいかな?」 ルカ「いえ、なんとなく、救われたような気がします。」 サラ「それは良かった」 サラ「ところでルカさん。今日はこれから何かご予定でも?」 ルカ「いえ」 サラ「もし、よろしかったら、これから散歩にでもでかけませんか?そして、私と将来のことについて語り合ってみませんか?」 ルカ「ふふ。それはお断りいたしますわ。だって、私は、男性には興味がありませんから。」 サラ「あぁ、そうですか…って、ええええぇぇぇ!?またまたカミングアウト!」 ルカ「これも私の小説っぽい雑書きをご覧くだされば分かるお話ですが、私には女の子の恋人がいるんです。」 サラ「もったいない、実にもったいない!」 ルカ「これは、私の中の記憶とはあんまり関係ないような気がするんですよ。だから、これこそ魂の存在の証明で、お互いの魂が惹かれあったと考えてよろしいですか?」 サラ「よろしいけど、よろしくないなぁ」 ルカ「と、いうことで、新生OF第7回終了です。リスナーの皆様、今日も最後までご覧くださいましてありがとうございました。そして、サラさん、 今日は朝早くからどうもありがとうございました。」 サラ「こちらこそ、ありがとうございました。」 ルカ「クレアさんにも、よろしくお伝えください。」 サラ「え?クレアのやつのこと、ご存じだったんですか?」 ルカ「えぇ、作者の頭の中は、私たちには筒抜けですから。クレアさんのこと、大切にしてあげてくださいね。」 サラ「えぇと。はぁ…、まいったな。」 ルカ「では、次回もお楽しみに!」 |
ApacheとPHPでMySQLを動かすの 2007/2/3(土)
本屋さんで、レジ前の行列に並んでいたら、60がらみのおっちゃんが前に出てきて、早くしろ!などと声を荒げておりました。もうね、ほんとに、ヴァカかアフォーかと。
自分だけ先にレジしてもらいたいの?この行列を見てなんとも思わんの?ええ歳こいて。私はあきれてしまいました。自己中心的クソオヤジ逝ってヨシ!という、イヤンな
休日となりましたが、皆様いかがお過ごしですか。今日はタワヤンで本屋めぐりでした。(ついでに文具店にも行きました。ハァ、美しい。)今度は、Perlの本を探していたのでした。この間のPHPのプログラムもまだ完成していないのに、 新しいことに手を付けすぎの感がありますが、まだ試用期間が今月いっぱい残っているので、少しは使えるところもアッピールしておきたいのです。と、いうのも、ここんとこPHPの 作業のほうがアレしていたからなんです。 ご存じの方も多いと思いますが、PC初心者のために、ほんおちょっとだけPHPについて書きます。極論すると、PHPというのはサーバ上で動くプログラム言語のことです。 BASICみたいなインタプリタ言語を想定してもらえれば近いです。HTMLに埋め込んで使用したりします。従って、言語自体は分かりやすいPHPですが、 基本的にローカルでは動かないという問題があるんです。でも、ローカルで作ってテストしたいですよね。テスト無しで本稼働なんて、恐ろしくてできません。 というわけで、ローカル上にサーバを立ち上げるわけです。これがApacheと呼ばれるプログラムです。PHPは、このApache上で動くプログラムなんですね。 え、そんなのインストールすれば簡単に動くだろうって?ところがそうはいかないんです。設定ファイルとプログラムバージョンの相性の問題があるんですよ。 まずは設定ファイルです。php.iniとhttpd.cnfというファイルをいじくるんですが、これがプログラムのバージョンによって微妙に違ってたりするんです。だから、 手元の参考書の通り入力、修正しても動くとは限らないんです。というか、動きませんでした。で、ネットで調べてみました。おぉ、…いっぱいサイトが出てくること。 …で、調査の結果、…PHPのバージョンを下げるしかないことが判明。今のところはそれしかないみたいでした。そのうち大丈夫になるのでしょうが、今は時間がないの。 ひょっとしたら、最新バージョンで動かす方法もあるのかもしれませんが、とにかく時間が無かったんです。 とにかくPHPのバージョンを下げたわけですよ。今度は動くだろうと。あれ?今度はApacheすら立ち上がらないぞ。なんで?さっき、設定ファイル(httpd.cnf)をいじったから? さぁ、ここからが試行錯誤の連続でございます。私は基本的にひとりでこの作業をしています。みんな忙しいし、PHPの専門家っていうのもいなかったんですよ。 それに、こんなでっかい設定ファイルの中身について、よく分かっている人ってのも、きっとめずらしいと思います。 だから、自分で「ウキョキョー!」とか奇声を発し、猿になりながら作業するしかありませんでした。本当に大変だったなぁ。 それで、やっと原因となった箇所を発見しました。見つけてしまえばその原因は単純で、笑っちゃいそうになりました。「ウキョキョー!」原因は、PHPのDLLファイル読み込み フォルダの設定でした。なぁんだ。私はエクスプローラでファイルの場所と名前を確認し、設定ファイルと見比べました。…あってる。うそ?なんで動かないの? そのとき、エウレカセブン第2話のレントン君になった私は、あることに気付いて、そこの設定をちょちょっと変えてみることにしました。 PHP5では動いていたので、そのファイルを読ませるようにしたのです…。動いた。まじっすか?ひょっとして、Apacheのバージョン自体も下げないとPHP4に対応できないの? と、いうことで、結局Apache自体もバージョンを下げて再インストールして(2回もランクを下げました)、ようやっと動くようになりましたとさ。で、今度はPerlなわけですが、 今度はエキスパートがいるから大丈夫とは思うけど、ひょっっとしてまた実行環境のあれがアレするかもしれませんし、前途多難です。 願わくば、せっかく設定したPHPの環境が壊れませんように。 以下に、私がインストールしたApacheとPHPのバージョンを示します。ただ、素人さんは手を出さないほうがいいと思いますし、どうしてもインストールなさるという方も、 自己責任でお願いします。システム領域にコピーしたり、設定を書き換えたりしないといけないので。 Apacheとは http://e-words.jp/w/Apache.html PHPとは http://e-words.jp/w/PHP.html インストールしたApacheのバージョン Apache HTTP Server 2.0.59 ダウンロードサイトでapache_2.0.59-win32-x86-no_ssl.msiを選択します。 インストールしたPHPのバージョン PHP 4.4.4 ダウンロードサイトでPHP 4.4.4 zip packageを選択します。 くどいようですが、php.iniや、httpd.cnfなどの設定について知識が乏しい方は、絶対にお試しにならないでください。 |
まだ何も考えていないの 2007/2/4(日)
今日も虫姫さまver1.5はおしかったです。ラストボスまで行ったのに、
やられてしまったのです。くやすいねぇ。まだ、全クリアは1回しかありません。なにしろむっずいの。ver1.5だから難易度下がっているはずなのですが。ところで、ステルビアttp://www.stellvia.com/(注意!音出ます!)ご覧になりましたか?CGが、かっこいいでしょう?ストーリーは、まぁ、なんとなく、こんな感じなの?という雰囲気ですが、CGだけはきれいです。 戦闘機?とステーションがかっこいいの。人型メカは、あんまりかっこよくないけどねぇ。でもって、エンディングテーマもかっこいいのであーる! いつもは、時間がもったいないから、ビデオのエンディングなんて見ないのですが、しかし、これは今のところ全部見ています。またしばらくビデオ三昧になってしまうのだろうな。 さて、ここんとこ、ようやくファニワのキャラ達が元気になってきました。夢もかなり見ているようですが、あんまり記憶していません。無意識領域に書き込み中なのでしょう。 とある小説家さんのサイトを拝見しますと、「アマチュアのうちはとにかく文章を書くこと」というような内容、アドバイスを発見することができます。うろ覚えなので、 ちょっと表現異なるかもしれませんが、この意見には私も大賛成なのです。それで、朝の一番いい時間帯に、星喫茶で駄文を書くクセをつけてみたのです。時間は40〜50分。 文章量は、大体B5ノート1〜1.5ページです。それで、大体始業30分前に店を出て、歩いて数分の会社に行ってタイムカードを押すというパターンです。 正直、毎回ネタを考えるのが大変なのですが、最近はキャラが勝手に話し出すこともありまして、少し復活してきたなぁと思っています。思惑通りです。 と、いうわけで、明日は何を書こうかなぁ。 |
新生オーバーフローコーナー 第8回 真冬の昆虫採集 2007/2/5(月) 司会:さかきじょた ゲスト:ザン・エルフ、シェリル・サカキ(旧姓フル・フレイム) おはようございます。新生OF、月曜の朝は、私じょたがお伝えいたします。立春も過ぎたというのに、まだまだ朝晩は冷えますね。今日は、季節はずれなのですが、 この時期の昆虫採集についてお話したいと思います。では、今日のゲストをご紹介いたします。 シェリル「おはようございます。妻のシェリルです。」 ザン「あー、私の方がメインゲストなのにー。」 じょた「シェリル。君は火曜の担当でしょ。」 シェリル「そうよ。でも、ゲストだったら月曜日でも構わないでしょ。それに、君が、こんな台所の隅っこにいる小汚いアレみたいな女といっしょにいるなんて、心配なのよ。」 ザン「台所の、…なんだって?」 じょた「なんでもありません。」 ザン「てめぇ!下手に出てりゃぁつけあがりやがって。お前のはらわたもえぐってやろうか?あぁ!?」 シェリル「まぁ、怖い。お里が知れるわね。」 ザン「なんだこのあま!」 じょた「ま、まぁまぁ。けんかするほど仲がいいって言うし、楽しいじゃれ合いはそれくらいにして、本編に入りませんと、お時間の方が…」 2人「じゃれあいじゃない!」 えー、さて、真冬でも昆虫の観察はできるんです。しかもクワガタ。カブトムシはちょっと難しいですね。 シェリル「へー、この寒いのに雑木林に昆虫採集に出かけてたんだ、じょたは。」 じょた「うん。真夏とは違った探し方で、それはそれで楽しいし、冬にクワガタを飼っているという事がひとつのステータスとなるんだ。」 ザン「かわいいね。おこちゃまで。」 シェリル「ふん」 それで、どんなところを狙うかというと、倒木です。朽ち木と言ったらいいのかな。まずは、倒木をひっくり返してその下に何がいるか確認します。時期的に、蛇のたぐいは いないと思いますが、一応注意してください。私は、倒木の下に真っ赤なノコギリクワガタを発見したことがあります。4〜5センチくらいはある、立派なやつでした。 ただ、残念なことに、分け前制だったので、じゃんけんに負けた僕は手に入れることができませんでしたが。 シェリル「結構大きいのが取れるんだ」 ザン「金になるのか?」 じょた「まぁ、真冬なら売れるかもしれないけど、1匹や2匹じゃ商売にはならないでしょう。」 ザン「そうか」 じょた「それから、昆虫採集にあたって、一つ注意すべきことがあります。それは、たまにスズメバチが出現するということです。(ムカデも嫌だけどね)」 シェリル「真冬にスズメバチが現れるの?」 じょた「木の中で越冬しているんです。従って動きはのろいですが、刺されるおそれがあるので、絶対に捕まえたりしないでください。」 シェリル「じょたは、スズメバチに遭遇したときどうしたの?」 じょた「かわいそうだけど、棒でつぶしちゃった。」 シェリル「まぁ、それが一番安全かもね。」 ザン「何も悪い事してないのに殺すの?貧民街から私たちを一掃した、お前達のやりそうなことだ。」 シェリル「でも、あんた達は悪いことしてたでしょう?麻薬とか、人身売買とか。」 ザン「あたしはしてないよ。(殺し屋だったけど…)」 シェリル「でも、仲間でしょう?犯罪者をかばったりしたら同罪よ。」 ザン「だからといって、問答無用で斬り捨てるのはどうよ?」 シェリル「盗人宿だったんじゃないの?私だって詳しいことは分からないけど。」 ザン「分からない?指揮官が分からないですむかよ!」 じょた「あの、今日は昆虫の話ですから。それに、シェリルは、あの事件の指揮官ではないし、詳しいことは知らないと思うよ。」 さて、そうして朽ち木をほぐしていくと、木の通路の中にお目当てのクワガタがいます。ほとんどコクワガタです。越冬中でほとんど動きませんが、暖かい部屋の中に入れておくと、 動くようになりますから、ちゃんとエサを与えましょう。他にも、カミキリの幼虫とか、越冬中の昆虫がいますが、逃がしてあげましょう。 ザン「でも、ほじくり返したら死んじゃうんじゃないの?」 じょた「ぎく!そ、それはどうかなぁ。」 ザン「君も結構無責任なやつだな。そろそろ責任を取って腹切ったらどうよ?もちろん、私がはらわたをえぐってやってもいいのよ。」 シェリル「そんな事は私がさせない。」 ザン「二人とも、同時に相手になってやってもいいよ。あぁ、まずはお前の子供から面倒見てやるか。ミネルバとかいったっけ?部品はちゃんとあんたのところに届けてやるからさ。」 シェリル「うちの子に、何かしたら承知しないわよ!」 ザン「旦那より子供の方が大切だもんな。こりゃ、やりがいがあるな!」 シェリル「冗談もそのくらいにしておきなさいよ!」 ザン「冗談じゃないんだよ!」 じょた「うわぁ!ちょっと待って!お時間の方も、そろそろあれですし、本日の新生OFは、この辺で失礼させていただきます。最後までご覧くださった皆様、ありがとうございました。」 ザン「やろうってぇのか!?」 シェリル「上等じゃない!!」 じょた「ちょっと、待ってってば。落ち着いて。」 シェリル「ウゼェ!」 じょた「うわぁ!なんで僕が!?」 |
新生オーバーフローコーナー 第9回 誰かを守る力 2007/2/6(火) 司会:シェリル・サカキ(旧姓フル・フレイム) ゲスト:チャイム・ポロン、ザン・エルフ、さかきじょた シェリル「おはようございます。新生OF第9回は、みんなのアイドル、シェリルがお送りします。さっそく今日のゲストをご紹介いたします。まずは、スポーティなボディに美しいお顔の チャイム・ポロンさん。」 チャイム「おはよう。ちょっと、こそばゆいな。」 シェリル「お次は、台所の隅っこにいそうなザン・エルフさん。」 ザン「ざけんな!」 シェリル「そして、おまけのじょた君です。…ほらっ!いつまでも寝ぼけてない!」 じょた「おはようございます。」 シェリル「今日は、この狭苦しい部屋で、ぎゅうぎゅうになりながらお話を進めます。」 ザン「ベッドでは、旦那とぎゅうぎゅうにくっついて寝ているんだろ。だから旦那も疲れているんじゃないのか?」 シェリル「違います」 じょた「どっちかっていうと、くるっとして、ふやんとしているけど…」 シェリル「寝ぼけるなっ!」(びしっ!!じょたの頭を叩く音。) チャイム「あははははは!」 ザン「けっ、のろけはいらねぇよ!」 シェリル「とにかく、第9回スタートです。」 シェリル「じょた、いきなりの質問なんだけど、あなた、人を殺したことある?」 じょた「人?無いよ。未遂ならあるけど。」 シェリル「そう。私はあるんだ。君に出会う前にね。それに、一時君と別れていた事があるでしょう?その時に、直接的ではないけれど、私の騎士団がたくさんの人を殺している。」 ザン「なんだ、あんたもあたしのお仲間だったか。」 シェリル「あんたなんかといっしょにしないで。」 ザン「同じ穴のむじなってやつよ。」 シェリル「…」 じょた「でもさ、自分の身を守るためだった場合は、仕方がないよ。」 シェリル「…そうだよね」 ザン「あんなモンはさ、最初はちょっと抵抗あるけど、仕事と思えば、慣れればたいしたことはないよ。」 シェリル「あなたといっしょにしないでって言ってるでしょ!」 チャイム「いずれにしろ、ずっと十字架を背負うことにはなるな。」 シェリル「…」 あ、今日は、リアルワールドのある新聞記事をご紹介いたします。インナーネッツのネタで恐縮ですが、またアドレス変換して載せておきますので、ご覧になってくださいね。ざっと ご紹介すると、アフガンの子供達に自分の一番怖いものを描かせたら、一番多かったものは幽霊だったそうです。そして、ある子供は、旗を持った兵士の幽霊が集まるのを見たそうです。 あの大新聞が載せているのですから、そういう子供の証言があったのは事実でしょう(最近は捏造にうるさいでしょ?)。それに、私の個人的な意見では、幽霊は存在すると思うので、 この子供は本当に兵士の幽霊を見たのだと思います。私もよく見ているらしいので。 じょた「自覚無かったんだ…」 シェリル「どうしたの、ザン?ふるえてるの?」 ザン「ふ、ふふ、震えてなんか、いねぇよ。」 シェリル「ひょっとして、こういう話苦手だった?」 ザン「じ、じょ、冗談じゃねえよ。幽霊なんて、いるわけないだろ。」 チャイム「しかし、ゴーストというモンスターはいるな。あれが幽霊なんだろっ?」 ザン「怖くなんかねぇぞ。ただ、幽霊じゃ、もうぶっ殺せねぇから、どうしようかなぁと。」 シェリル「へー、かわいいとこあるじゃない。あんなの魔道を使えば一発よ。」 じょた「そうだね、君はホーリーライトが使えるし、ゴーストくらいなら簡単にやっつけちゃうだろうね。」 シェリル「でも、私、たまに夢見るんだ。私が殺した男が現れる夢。血まみれの顔で私を見るの。そして、少しずつ近づいてくるんだけど、私は何もできない。そんな夢。」 じょた「僕がついていてあげるから、大丈夫。」 チャイム「その話は以前聞いたけど、お前が悪いわけじゃない。人身売買なんてやってるやつらが悪いのさ。自業自得だ。気にするな。」 シェリル「みんなありがと。そろそろ時間なのね。まとめに入るわ。どうですか、チャイムさん。 チャイム「お、おれ?そうだな。人はいつか必ず死ぬ。だから、死ぬことを恐れるよりも、いかにして充実した日々を過ごすかって事を考えるべきだな。」 シェリル「じょたはどう?」 じょた「僕は、この間、河川敷で傷ついた鳩を見かけたんだ。羽毛がぼろぼろになった鳩が、河川敷で丸くなってた。僕は、エサをあげようかと思って近づいたんだけど、 仲間の鳩が周りで見守っているのを見たら、なんとなく近づけなかった。近寄るなと言っているみたいでね。それに、僕がエサを与えたところで、もう…。で、思ったのは、 大事な人のそばには、ずっといてあげようということ。見守っていようと。そして、ずっと守ってあげる。」 チャイム「よしよし」 シェリル「ありがと。嬉しいよ。ところで、ザンさん。さっきからどうしたの?」 ザン「なんだか、首筋のあたりがぞくぞくと寒いんだ。幽霊の話をすると、寄ってくるって言うだろ。来てるぞ、絶対やばいぞ。」 シェリル「はぁ?まぁ、そんな事も言うわねぇ。」 じょた「大丈夫。きっと誰かが守ってくれているよ。」 ザン「あたしなんて、誰も守ってくれないよ。あたしは、いつも一人だ。自分の身は自分で守るんだ。」 じょた「じゃあ、自分が誰かを守ろうと思えばいいよ。きっと勇気が湧いてくるから。怖くても大丈夫だよ。」 ザン「そんな人も、いないんだ…。」 じょた「僕たちじゃだめなの?友達じゃない?」 ザン「ふふ、お前は優しいな。な、なぁ、シェリル。お前の旦那貸してくれよ。結構、すごい魔道センスなんだろ?」 シェリル「突然何言ってんのよ!うちのダンナ誘惑しないでよ!」 ザン「別に、誘惑してるわけじゃないよ。…本当は、怖いんだよ。」 シェリル「勝手にじょたの手を握り締めないで!離しなさいよ!もう。」 チャイム「大丈夫だよ。ザン。見えない人には、一生見えないらしいから。幽霊なんて気にするな。」 シェリル「ちょっと!じょたにすがりつくのやめなさいよ!じょたも、さっさと離れる!!」 じょた「今日はにぎやかだし、何も出ないよ。大丈夫だよ。」 シェリル「そうよ!こんな狭い部屋に5人もいるのよ。幽霊の現れる隙間も無いわ。」 ザン&チャイム&じょた「5人?…うわぁ!!」(どたばたと部屋を飛び出していく) と、言うわけで、今日の新生OFは終了です。今日も最後までご覧くださいましてありがとうございました。次回もお楽しみに。 アサヒ・コムより ttp://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000702020003 |
新生オーバーフローコーナー 第10回 こういうキャラなんです。 2007/2/7(水) 司会:マルク・マンハイム ゲスト:カレン・アイゼナッハ、ミディア・クルーン マルク「おはようございます。夢先案内人のマルク・マンハイムです。寝起きに記憶している夢の続きを見るために、電車やバスの中でもう一眠りしたら、降りる駅を寝過ごして しまったことはありませんか?あれがなぜか、一つ前の駅で気がついて、よし次だ、と思ったのに通り過ぎてしまう不思議ゾーンですね。きっと不思議シティの小妖精のしわざです。」 カレン「ふぅーむ」 ミディア「うーん」 マルク「何?」 カレン「どうも、君がやると深夜番組のノリになるわね。」 ミディア「そもそも、夢先案内人ってのがまずいんじゃない?」 マルク「そうかなぁ」 カレン「そう。だから、前にも言ったかもしれないけど、君にキャラを設定しようって話になったのよ。」 マルク「どの辺で話になってるの?」 ミディア「ファニワの主要キャラよ。」 カレン「そして、満場一致で可決したの。」 ミディア「マルクの新キャラ」 マルク「ごくり」 カレン「霊感体質」 マルク「えぇー、嫌だよそんなの。」 カレン「文句言わないの。そもそも君は、彼女のあれなんだからちょうどいいでしょう。君に酒乱や大食漢は似合わないもの。」 ミディア「それに、クリスタルシティが崩壊したときには、滅びの兆候を読み取ったんでしょ?死の予兆?人間にまとわりつく雲が、死の予兆だって、マルク言ってたよね。 そんなのが見えるんだから、もともと霊感体質なんだよ。おかしくないよ。」 カレン「と、いうわけで、一本行ってみよう。次行ってみよう、次ぃ。しゅっぱーつ!」 ミディア「あなたもキャラ変わってない?」 僕が東の大陸の超大国、マイヤー帝国の寄宿学校に通っているということは、作中でご紹介しているのでご存じの方もいることと思います。普通、学校に寮があるなら、 近所に建てるのが一般的だと思うし、それが合理的だと思うんですが、我が校の寮は、学校から2キロくらい離れています。バスで通うには近いし、歩くには遠い。中途半端な距離です。 で、寮生活でお金に余裕の無い僕は、その道を朝晩歩いて通っていました。 それは、ある冬の夜のことでした。僕は、ラグナクロスの部活動をやっていますが、そのせいで帰宅時間が遅くなってしまい、その日その道を通ったのは、大体8時くらいだった と思います。林の中の細い道を抜けると、長い下り階段にさしかかる少し手前の外灯に照らされた樹木に、綺麗な花が咲いているのが見えました。外灯に照らし出されたそれらの細長い花は、 銀色に輝いていて、それは綺麗で神秘的に見えました。でも、昨日までここを通った時には気がつかなかったので、ちょっとおかしいなと思ったんですが、ありふれた樹木なんて、 特に気にすることもなく通り過ぎますし、ましてや夜間そこを通ることはまずないので、今まで気付かなかっただけかもしれないと思ったのでした。 僕は、風に揺れる銀色の花をぼんやりと眺めながら、ゆっくりと階段の方へ向かいました。そして、樹木まで5mくらいに近づいたとき、あ、違う、と思いました。 これは花ではない。竹の葉っぱだ。なんだ、竹だったのかと思いました。そういえば、あの垂れ下がっている状況といい、どう見ても竹です。 僕は、自分が銀色の花に、不思議な魅力を感じていたのが滑稽に思えて、思わずくすりと笑ってしまいました。 樹木まで2,3mに近づきました。ざわ、ざわざわ。竹の葉が揺れました。あれ?奇妙だな、と僕は思いました。竹の葉が揺れているんです。 風も無いのに…。僕は、それに気付いたとき、首筋のあたりがざわざわと総毛立つのを感じました。竹ではありませんでした。それは、細長い蛾の大群でした。 数千、数万という大群の蛾が、枯れ木にしがみつき、お互いにしがみつき、垂れ下がっていたのでした。 「う、うわっ!」 僕は、思わず声を上げてしまいました。すると、その声を合図にするかのように、一斉に蛾の大群が飛び立ちました。彼らの飛行速度は意外に速く、僕は、銀色の嵐に巻き込まれて、 息をすることもできませんでした。 気がつくと、僕は下り階段の下に倒れていました。高低差10m以上はある階段ですが、僕は奇跡的にもかすり傷ひとつ負っていませんでした。 僕は、制服のほこりを払い、階段の上を見上げると、くだんの銀色の枯れ木が外灯に煌々と照らされてじっとたたずんでいるのを、しばらく眺めていました。 後日聞いた話によると、温暖化のせいで異常発生したオオマユ蛾が、深夜人を襲う被害が頻繁に起きている、…という話は全くなくて、学校の七不思議にもそんな話は無いな、 と友達にばかにされるだけでした。でも、僕は確かに外灯の下に鈴なりになる蛾の大群を見たし、時々手のひらに銀色の鱗粉が付いている事があるのです。 カレン「うーん、30点」 マルク「厳しい!」 ミディア「大体ここどこよ?階段?」 マルク「君はこの道通ってないでしょ。夜は危ない人も現れるからね。」 ミディア「ショートカットのコースがあるんだ。初めて知った。」 マルク「女の子はやめた方がいいよ。襲われるよ。」 カレン「そうか!怪談だけに、階段?なのね?」 マルク「いや、それ偶然ですから。」 ミディア「だじゃれなんて、つまんなーい!」 マルク「だから、それ違いますから。」 カレン「それに、オオマユ蛾って、どんな蛾なのよ?」 マルク「僕も分かりません。いないんじゃない?」 ミディア「ぐぐってみたけど、見つからないね。創作だね。」 マルク「なんとなくいそうだけどね。」 マルク「そんなこんなで、オカルトっぽくしてみました。でも30点でした。次回は、外灯の全くない道で出会った、いや、ほとんど何も見えなかったんだから、 出会っていないわけですけど、とにかく遭遇したものについて書こうかと思っています。」 カレン「やめたほうがいいと思うけど…」 今日も最後までご覧くださりありがとうございます。次回もよろしく! |
いかん、いかん、いかーん!! 2007/2/8(木)
PerlのCGIプログラム動かない!というか、自分が作った部分は動くけど、以前動いていた部分がぽしゃりました。いかーん!!まぁ、ダミーファイルで実行していて、
元のプログラムはいじっていないのでいいのですが。私は、Perlをいじり初めて3日たつが、こんなに感動したことはありません。(きみどり、みどろ、あおみどろ風)
いや、というか、それまでの二日間に時間かけすぎでした。誰かが作ったプログラムを修正するっていうのは、とっても時間と労力を要するんです。
構造解析です。まず、リストを全部打ち出して、変数や関数をチェックして、読み込んでいるファイルをチェックして、それぞれのプログラムがどんなことを実行しているか調べて、
これから作成するプログラムの内容から、変更しなければならないファイルをさがすという作業をしなければならないの。これが結構時間がかかったわけです。
(こんなことは誰も教えてくれないんですよ。)それと、私は、もともとローカル環境でテスト稼働しようと思っていたので、その環境作りをしていたんです。ちょっと時間かかったかな。
でも、リストを見たら、相対アドレッシングで読みに行っているファイルが多数あることに気づき、ローカルでのテストを断念したのでした。
だって、全く同じフォルダ構成にするのって大変なんだもの。読みに行くファイルを全部コピーしなければならないし。それに、Perlの実行プログラム自体の位置も変えなければならないし。
(というか読みに行く場所を変えるのですが)そして、それらを後で全て手動で修正するなんて…絶対にヒューマンエラーの元ですよ。そんなわけで、今日の新生OFはお休みです。楽しみにしていた皆様ごめんなさい。(え!?誰もいないの?さみしい。)担当のアイゼナッハさんもごめんなさい。ノートには1.5ページほど書いているのですが、 これからそれをいつも通り展開していく気力が無いのです。セリフで書くのって、ノート上にはすらすら書けるけど、PC上だとちょっと面倒なんですよ。 毎回名前をつけて、改行マーク(タグ)をつけないといけないでしょ?二行改行する部分を考えたりして。結構大変なんですよ。だから、アイゼナッハさんの分は、明日更新します。 今日の分を使うんじゃなくって、明朝また書きます。それがアマチュア物書きの心意気でい! だけど、明日も更新できるか微妙だな。だって、今日の様子じゃ明日さくっとプログラムが動くか分からないし、打ち合わせが2件もあったりするので…。かなりヤヴァイなぁ |
新生オーバーフローコーナー 第11回 無ければ自分で書くしかないと思います。 2007/2/10(土) 司会:カレン・アイゼナッハ おはようございます。カレン・アイゼナッハです。昨日、一昨日は、作者の都合により更新できず申し訳ありませんでした。初めてのPerlプログラムが動かなくて、にっちもさっちも いかなくなっていたそうですが、なんとか動くようになったとのことです。よかったですね。でも、せっかくの3連休はつぶれてしまい、月曜日も更新があるので、ちょっと ブルーみたいです。 さて、私はSFが好きですから、宇宙もののビデオをよく見ます。最近では、宇宙空母ヤマトナデシコとか、琉球のファスナーとか、府中のステルビヤを見ました。 みんな良くできています。ストーリーの背景となるできごとや、メカニックのかっこよさなどです。でも、肝心要のメインストーリーがいいと思える作品にはなかなか出会いません。 例えば、ヤマトナデシコなら、ヒロインのボケ具合と、主人公との夫婦漫才がおもしろいのですが、これから主人公とどうなるのだろうと思ったあたりでおわります。少年ジャンプした女の子も、 ストーリー上そんなに重要と思えません。主人公との接点が希薄なのです。多分、時間移動というネタを使いたかった、同じ時間上に同じ人間がいるという状況を作り出したかったのだと思います。 次にファスナー、これはキャラを死なせすぎです。大事にしてきたキャラクター、視聴者の方の思い入れが強いキャラを死なせれば、そのショックは大きいし、悲しみという感情は 万国共通のようですから、それなりに印象に残ります。でも、それは反則技なのではないかと思います。男二人と女一人の登場人物、3人は子供の頃からの友達です。 いつしか3人は年頃になって、ひとつのカップルができます。そして、自然とあぶれてしまう男一人が戦場で若い命を散らします。しかもコックピットごと雑巾のようにぐしゃり。 そんな話は嫌いです。(主人公ではありません。でも、主人公も…) 最後にステルビヤ。これは、人類が大きな危機に直面するのですが、皆が力を合わせて解決ぞろりというお話です。人類は、共通の敵がいなければひとつになれず、 争いを繰り返すというお話です。そこに、ヒロインと主人公がいて、彼らの学園恋愛ストーリーが展開していきます。彼らはラストの方でぎくしゃくし始めますが、 それがどのように解決されたのか分からずに最終回は終了します。結果はうまくいっているようですが、プロセスが問題です。結果よりもプロセスが大事なのです。 プロセス=シナリオだと思います。 さて、今日は既存のSF作品の欠点ばかり並べ立てる、マニヤックな文章になってしまいました。作者も、自分が書く作品はたいしたこと無いのに、 人の作品ばかり批評してダメダメな評論家だと思います。アマチュアシナリオライターのくせに。だから、もっと文章を書かせて、 皆様に良い作品をご覧にいれることができるよう精進させます。 今日も最後までご覧くださりありがとうございました。次回もお楽しみに。 追記:やっぱり月曜は出になりました。自宅からアップは難しいのです。サーバにうまく接続しないんです。下手にいじくると取り返しのつかないことになるので、 安全確実にいつものマシンで作業することにしました。チェックを入れても10分もかからない作業なのになぁ…。 |
帝都散歩の日 2007/2/12(月)
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日本橋にて OFな新生OF 第11回プラス シェリル「なんで、私たちがこんなところに押し込められているのよ!」 じょた「作者が、今日が月曜だってことを忘れてたみたい。でも、こっちの枠の方が少し広いし…」 シェリル「いつも以上に狭いじゃない!休みなんだからガンガン書きなさいよ。」 じょた「まぁ、今日は僕たちも帝都散歩ってことで…」 ザン「あたしもいるけど」 シェリル「出たわね!台所の隅っこのアレ!」 ザン「ざっ、けんなよ!」 じょた「まぁ、二人とも落ち着いて」 シェリル「で、なんで、あんたがいるのよ」 ザン「あたしも準レギュラー目指してんだ」 シェリル「ずうずうしい」 ザン「ここに出ておけば、本編の登場回数が増えるかもしれないし」 シェリル「ますます、ずうずうしい」 ザン「あたしだけの短編ができたりして」 シェリル「話にならないわ。じょた、もう行きましょ。」 ザン「あ、ちょっと待てよ。…って、へ〜。主人公級ともなれば、こんなところで買い物ができるようになるのか。」 じょた「え?買い物なら、いつもの”スーパー大八車”だけど。」 シェリル「…じょた」 じょた「あれ?あ、わぁ!ごめ…」 シェリル「どうして”だいはち”なのか、分かってるでしょ。ぐりぐり!」 ザン「大八車だけに、家計は火の車ってか?さすが主人公級!あははは!」 じょた「お後がよろしいようで」 シェリル「こら!」 じょた「わーん、なんで僕が!!」 ザン「あははは!」 今日も最後までご覧くださいまして、ありがとうございます。ちょっと手抜きですいません。次回は頑張ります。お楽しみに! |
今日はお休みだったけど、更新予定のページがあったのでカバヤ町までやってきました。予想通り作業は10分程度で終了。それだけのためにお休みを潰すのはもったいないのですが、 昔ほど苦痛を感じません。データの漏洩問題を考慮しても、会社で作業する方がよいでしょう。(まぁ、更新する予定のデータが漏洩したところで、何も問題は無いわけですが。) 今、いつもの星喫茶で、お気に入りのツインテールのお姉さんを眺めたり、駄文を書いたりしています。ツインテールさんは、休日の出勤が多いのでしょうか?ウイークディは、 時々しかお見かけしないのです。あぁ、めがっさカワユイ。あ、男性店員もいましたか。あんたは良い環境で仕事してるなぁ。 その後、大手町方面に散歩の人となりましたが、「カメラ小僧が多くて困る」と、ぼそりとつぶやくオヤジに遭遇。何が困るの?別にあんたなんか撮影しないよ。確かにロイヤルな方面は、 撮影禁止の場所もあるらしいけど。あんたに迷惑かけてた?見ると、家族連れの中年おやーじだったので、子供達がかわいそうだから黙っていたけど、もうちょっと考えて発言してくれと 思いました。 それから、ビルの谷間で外人さんに声をかけられるというシーンもありました。 「イクスキューズミー、ドュユノー、トーキョータワー、ナントカカントカ?(聞き取れず)」 私は、相手の言いたいことは分かるのですが、うまく説明する自信がなかったので、 「オォウ、アイドンノウ」と答えました。 …これでよかったの?私としては、存じませんと返事したつもりですが、ひょっとして… 「知らねぇよ!」 というニュアンスに聞こえちゃった?さっきの中年オヤジには、全く悪かったと 思いませんが、この外人さんにはちょっと悪かったかな?と思います。 でも、ここから東京タワーまでは、結構距離ありますから!(JR3駅分程度)伝えられなくてすまーん! 追記:今日は、将門さんのところに行こうかと思ったのですが、道に迷ったのでやめました。なんだか息が苦しいような気もしましたし。罰が当たったら嫌だもんね。 あんな大物じゃあ、撃退することなんかできないでしょうし。 |
新生オーバーフローコーナー 第12回 星の喫茶店の常連さんです。 2007/2/13(火) 司会:シェリル・サカキ(旧姓フル・フレイム) ゲスト:ザン・エルフ、さかきじょた おはようございます。連休明けの朝は体がだるくてつらいですね。私も眠った頭を起こすために濃いめのコーヒーを飲んでいます。うちの人が入れてくれたコーヒーです。 人形長屋のウインドグラス宮殿では、毎日朝ご飯を作ってくれた彼だから、そういうことは苦にならないんです。もちろん、今でも朝ご飯は、じょたの担当です。 では、今朝のゲストをご紹介いたします。毎度おなじみ、じょた君と、台所の人です。 じょた「おはようございます」 ザン「おはようございまーす。台所の人で〜す。」 では、今日も張り切って参りましょう。 ザン「作者は、毎日星の喫茶店で朝ご飯を食べているらしいから、もう常連さんなんだけど、やっぱり毎朝やってくる人がいて、それをこっそり観察したりするのが楽しみらしいです。」 シェリル「あぁー!私が司会なのに。せっかく今日は、あんまりけなしてなかったのに。」 ザン「へへーん。まぁ、とにかく、常連さんがいるらしいのさ。その中に、若い夫婦がいるんだ。二人とも背が高くて、まぁ平均以上くらいにはいい女といい男らしい。 で、毎朝ちょうど店が混む頃にやってくるから席を確保するのが大変で、奥さんの方が素早く、ゴキブリみたいにささっと動いて、場所を取っているんだけど、それがいじらしいというか、 まぁ、仲が良いんだなぁと思って、ちょっとうらやましかったりするんだって。高飛車な雰囲気の女性らしいんだけど、かっこ悪さも気にせず席を取る姿が、わてら未来のお*たりあんみたいでおもしろいって。」 シェリル「長いわね、セリフが。それに、人のことゴキブリ呼ばわりするなんてひどいじゃない。お*たりあんは、まぁ、大体あってるけど。」 ザン「ひとのこと、台所の隅っこのなんとかって呼んでたくせに。」 シェリル「ごめん、ごめん。それで、その話がどう展開するの?」 ザン「お前達はどうなのかなって話。」 シェリル「私たち?最近は、外食なんかあんまりないわよ。」 じょた「夕飯ならいつも僕が作っているよ。」 ザン「うそ?朝も晩もなの?シェリルは何をしているんだよ?」 シェリル「私?私は、ほら、じょたのお弁当を作ってあげるでしょう。」 ザン「あれ?でも、朝食を作るのもじょたの仕事じゃないのか?」 シェリル「パンをね、三角に切って、間にハムを挟んで、ジャムを塗って、…それで、おしまい、えへ。」 ザン「それだけなの?っていうか、ハムにジャムは無いだろう?」 シェリル「どっちも”ム”つながりなのよ。それに、パンを三角に切るのって難しいのよ。」 ザン「ムは関係ねぇだろ!それに、対角線に切ればいいんじゃないのか?」 シェリル「うそ!?そんなに簡単なの?いつも、柔らかいとこを、一生懸命三角に切っているのに。」 ザン「まったくひどい女房を持ったね、じょた。」 じょた「でも、甘くて柔らかいパンをもぐもぐすると、おいしいよ。」 ザン「あぁ分かったよ。のろけは、もういいよ。」 シェリル「でも、この間久しぶりに家族でお寿司を食べに行ったわ。うちの子も連れてね。」 ザン「ふーん」 じょた「そうか!それで常連さんの話だったのか!」 ザン「は?」 じょた「そのお店の見えない常連さんの話。」 ザン「おめぇ、無理矢理その方向に話を持って行こうとしているだろ?」 じょた「酒乱の話でもいいけど、朝からそんな話はちょっと気が引けるよね。」 ザン「あたしは、朝から幽霊の話をするほうが、ずっと気が引けるよ。」 シェリル「回るお寿司に向かって、全然動かない人がいたのよ。」 ザン「出たな!?心霊女!」 シェリル「何よ!人を郊外の廃屋に現れた不良みたいな呼び方しないでよ。」 ザン「そうだ!今の内に聞いておくぞ!今、このスタジオには何人の人がいる?コントロールルームを除いてだぞ。3人、だよな?」 シェリル「ええ、そうよ。当たり前じゃない。変な人。」 ザン「な、ならいいんだ。」 シェリル「そして、お寿司屋さんの店内の隅っこには、七体のお地蔵さんが…」 ザン「なんで、寿司屋に地蔵があるんだ?しかも七体って、日本昔話かよ!」 シェリル「やっぱり、…純和風、だからじゃない?」 ザン「おっかしいだろ、それは!」 シェリル「人の良さそうな職人さんは、ずっと目つきの鋭い女の人をおんぶしてた。」 ザン「おっかないよ、それは!その人の良さはウソだよ絶対!!」 シェリル「何、興奮してんの?」 ザン「はぁはぁ、…おまえのせいだよ。…じょた、お前はすごいよ。よく、こんな女と暮らせるよ。」 じょた「そんなだから、僕が一緒にいるのさ。」 ザン「ああ、はいはい。またその流れかよ。いいよ。一生のろけてろ!」 シェリル「お時間の方がやって参りました。そろそろまとめに入りたいと思います。」 ザン「今日はあたしも結構しゃべったな。」 じょた「何も出なかったし、よかったね。」 シェリル「…え?何?…マイク?確認しろって?」 じょた「何だって?」 シェリル「チャイムが、マイクに雑音が入るから確認しろって。」 ザン「どきー!!」 シェリル「誰もいびきなんてかいてないのにねぇ。うぅ〜、うぅ〜って聞こえるって。」 ザン「じゃ、じゃじゃじゃ、じゃぁ、あたしはこの辺で…」 シェリル「あれ?ザン、あなたいつの間にお地蔵さんを背負ってたの?」 ザン「なんで、そういうこと、言うんだよー!!」 と、いうわけで、新生OF第12回終了です。今日も最後までご覧くださいまして、誠にありがとうございます。次回もご期待ください。 ザン「あたしは、幽霊が怖いんだよー!!」 |
新生オーバーフローコーナー 第13回 悪魔のセリフ。 2007/2/14(水) 司会:マルク・マンハイム ゲスト:カレン・アイゼナッハ おはようございます。夢先案内人のマルク・マンハイムです。今日は、リアルワールドではバレンタインデーとかいうイベントの日です。そのせいか分かりませんが、 今朝は通勤電車も喫茶店も込んでいました。 カレン「電車の込みとは関係ないでしょう。って、私はボケキャラのはずだったのに、つっこんじゃった。あ、ゲストのカレン・アイゼナッハです。よろしくお願いいたします。」 マルク「アイゼナッハさんは、誰かにプレゼントするんですか?」 カレン「私は、ああいうイベントにはあんまり便乗しないの。好きな人とは、いつも一緒にいるし、プレゼントはいただく側なんですけど。」 マルク「えぇ、新生OF第13回スタートです。」 昨晩は、ラストエグザイルというビデオを見ていました。異様に主翼の小さい飛行機に乗った主人公が、飛行船の戦艦みたいのの一員になって、暴風の中にあるエグザイルとかいう ものを探すストーリーです。いや、暴風を越えようとしていたのかな。いずれにしろ大分はしょっているし、主人公の目的もちょっと違うけど、結果的にそんなストーリーだったと思います。 で、このビデオで、また例の法則に出会ってしまい、がっくりとしました。割とハンサム系の登場人物がいるのですが、彼は同じ銃砲隊の怪力女に告白するんです。この戦いが終わったら一緒に…って。 あぁ!もうだめかも、と思ったら、案の定鉛弾を食らって死んでしまいました。いや、はっきりと、誰かが死んだと言ったわけではないのですが、状況から判断するとそうなのです。 最後の力を振り絞り、ナントカユニットのレバーを戻して、艦の墜落を阻止。その後、くだんの彼女がやってきて、彼の大事にしていた生還証を床に発見します。 そして、ゆっくりと振り向くと、そこにはぐったりとした彼が…。そして、彼女がそのなんとかユニットの部屋から出てくるシーンになります。その後彼女は座り込んで嗚咽をもらす というものです。あぁ、やっぱりダメだったか。いいキャラだったのに。と、いうことで、あのセリフは、言ってはいけない悪魔のセリフだと思います。 カレン「今日は、めいっぱい独白できたわね。後が楽だものね。でも、銃砲隊って、鉄砲持って敵に突撃するのが仕事でしょ。死亡する確率めちゃくちゃ高いわよ。」 マルク「でも、彼は彼女を守りたかったんだよ。」 カレン「死んでしまっては意味がないわね。これから誰が守ってあげるのよ!」 マルク「力のこもった意見ですね。」 カレン「確か、君もそんなことがあったわね。」 マルク「そういえば、そんなこともありました。」 カレン「君は、私を助けて重傷を負ってしまった。もう、あんなことしないで。」 マルク「でも、あのシーンは、本編のテーマのひとつとも重なるものだし、主人公のじょた君がシェリルを守りたいと強く思う引き金にもなっていて、それなりに重要なシーンですよね。」 カレン「私は守ってあげられなかった。」 マルク「ところで、今日はツインテールさんいらっしゃいますね。」 カレン「そうね。水曜日はいるのね。作者も、こんなところで萌えてる場合じゃないでしょうに。」 マルク「それにしても、今日はどうしてサラリーマン風の人が多いのだろう?」 カレン「幸せそうなカップルの邪魔をしようという魂胆かもしれないわ。」 マルク「そうですか。」 カレン「それとも、ひょっとしたら、誰か意中の人が来るのを待っていて、告ろうという考えかも。」 マルク「みんないいおっさんですが。」 カレン「歳は関係ないのよ。」 マルク「そうですか。」 カレン「もしかして!みんなツインテールさん目当てなの!?」 マルク「それは多分作者だけです。」 マルク「と、いうわけで、お時間がやって参りました。結論としては、戦争が終わったら一緒に…なんてセリフ、絶対言っちゃダメってことでいいですか?」 カレン「それじゃ、告白する人がいなくなっちゃうでしょう。」 マルク「出征する前に、好きな人に気持ちを伝えておきたいというのは分かりますね。」 カレン「命がけでもいいけど、命を失っちゃぁダメってことなのよ。」 マルク「まとまりましたね。」 今日も最後までご覧くださりありがとうございました。明日も頑張って参ります。よろしくお願いします。 |
新生オーバーフローコーナー 第14回 パズルで脳を鍛えましょう。 2007/2/15(木) 司会:カレン・アイゼナッハ ゲスト:マルク・マンハイム おはようございます。カレン・アイゼナッハです。昨日は風雨が強かったようで、地下鉄も地上に出ている部分が影響を受けて遅れていたようです。花粉もいっぱい飛んでいますね。 さて、今日のゲストは、おなじみマルク君です。おはようございます。マルク君。 マルク「おはようございます」 カレン「マルク君は徒歩で通学しているから何も影響が無かったでしょう。」 マルク「はぁ。でも、風の強い日には、風鈴の森がざわめいていて、うっかりすると歩いたまま眠りに落ちたりするから気をつけないといけないです。」 カレン「私たちの世界にはそれがあるからね。」 最近、脳を鍛えるトレーニングの本やゲームがよく紹介されていますね。今朝も電車の中で数字パズルのナンプレをしている人を見かけました。ちらりと見て、1秒くらいで数字が 見つかっていくレベルですから、初心者用だったのだと思います。そこ9!9!と思って見てしまいました。こういったパズルは、難解なものに時間をかけるよりも、簡単な問題を 素早くたくさん解いたほうが脳を刺激するようです。なんとかの考え休むに似たりでしょうか。悩むと思考ではなくなっていくんでしょうね。また、体力や筋力のトレーニングと同じで、 負荷の大きいトレーニングを短時間無理して実行するより、比較的負荷の小さいトレーニングを長期にわたって続けるのがよいのと同じだと思います。こうやって、手書きで文字を 書くのも脳にいいらしいんですよ。 マルク「そういえば、作者は脳のトレーニングと称して、将棋の棋譜を暗記しようとしていたらしいけど、ダメだったみたい。」 カレン「どうして?」 マルク「盤面の縦と横のどっちの列を先に読むか、分からなくなっちゃうんだって。」 カレン「まぁ、そんなにアルツが進んでいるのね。でも、縦と横っていうと、クロスワードパズルみたいに聞こえるわね。」 マルク「クロスワードは、言葉を知らないと絶対に解けないね。ナンプレは1〜9までの数字が分かればできるけど、解のロジックを発見するのは難しいよ。 将棋は、こまの動きを頭の中で再生するから、脳の開発にすごく効果的だと思う。イメージトレーニングだよ。」 そういうわけで、今日は、パズルのページをご紹介いたします。手抜きですいません。 ttp://homepage3.nifty.com/puzzlehouse/ では、また明日お会いいたしましょう。 |
新生オーバーフローコーナー 第15回 ここはどこ?居酒屋ぎんが? 2007/2/16(金) 司会:さかきじょた? ゲスト:シェリル・サカキ、カレン・アイゼナッハ、マルク・マンハイム、ザン・エルフ おはようございます。じょたです。最近は、私たちファニワの登場人物を中心にお話を進めさせていただいております。これによって、作者の頭の中に私たちのイメージがしっかりと 定着され、ストーリーが自然にできてくることを期待しているのです。で、昨晩、妖しげなイメージが頭をもたげて消えました。居酒屋ぎんがのお話です。酒と言えばあのキャラしか いないわけですが、やっぱりあのキャラです。 シェリル「おはようございます。シェリルです。私が主演女優って聞いたんですけど、すっごい地味なのよ。まぁ、地味でも私の演技力でカバーするけど。居酒屋ぎんが…。 どうも私のキャラには合わないような気がするわ。なんで私が居酒屋でくだまいてなきゃいけないのよ!」 じょた「いだだだだだ!ほっぺ、痛い!それは作者のイメージの中での事であって、決して君が酒乱だからだとか、そんなことは少しも関係ないよ。」 シェリル「誰が酒乱ですって!?酒乱なんて言った悪い口は、この口か?この口か?」 じょた「いだだだだだ!」 マルク「まぁ、そんなわけで、昨晩は妄想の世界をさまよっていた作者ですが、今朝も頭痛と寝ぼけのせいで、この体たらくです。慢性的筋肉痛もあって、 明日は何が何でも休まなければとつぶやいていました。(仕事の状況は、あんまり良くないらしいけど…)」 カレン「疲れがたまっているのよ。ところで、相変わらず仲のいいあの二人だけど、彼らはいったいどこに住んでいるのかしら?別に、かみそり入りの手紙を出したいとかじゃなくて、 そういう設定がはっきりしていたほうが、ますますイメージしやすくなるじゃない?」 マルク「そうだね。僕らは、マイヤーのシュティルシュバイゲンか、ノインツェンあたりにいると思うけど、あの二人は微妙だね。」 カレン「そう。本編が終わった後だから、シェリルの故郷ドリムランドのチェロンに戻っていると考えるのが自然だけど、二人の息子ミネルバ君はヤマトのオマチにいるのよ。」 マルク「と、いうことは、さかき家はヤマトにいるのかな?」 カレン「うーん。アナザーストーリーでは、じょた君はチェロンの戦闘で死んでいるからチェロンにいるはずなんだけど。」 マルク「アナザーは、考えなくていいんじゃない?」 ザン「ちなみに、その時とどめを刺したのはあたしです。」 シェリル「また出たわね!」 ザン「ちょっとでも顔を出しておきたいんだよ。」 シェリル「まったく、ここはとっても狭いのに。」 マルク「ところで、このスタジオは一体どこにあるんですか?ヤマトに放送設備なんてあるの?」 じょた「ティバTVここにあり。あと、コラアTVとかもあるよ。」 カレン「ホラーTV?」 じょた「コラアTVです。ホラーはまずいです。」 ザン「あ!?またその方向に持って行くつもりだな?…で、今日は何人いるんだよシェリル。」 シェリル「そんなの…7人よ。自分で数えなさいよ。」 じょた「若干数が多いようだけど。」 ザン「じゃ、じゃじゃじゃ、じゃぁあたしはこれで…」 カレン「あれ?ザンが背負っている男の人誰?」 ザン「だから、そういうのやめろっての!」 じょた「ザンは、元殺し屋だから、そういうのがいてもおかしくないけど。」 ザン「じょた!てめぇ!!」 シェリル「やめてよ!」 ザン「なんだよ!おまえだって、同じ穴のむじなのくせに!」 マルク「みんな和気藹々として楽しそうですね。それにしても、ここは一体どこなんだろう?今日も最後までご覧くださりありがとうございました。次回もお楽しみに。」 |
やっと楽になりました 2007/2/17(土)
宗像教授の新刊が出ていたので購入。朝からずっと頭痛がするので虫姫さまふたりも、ラストボス手前でおわり。ぬーぼーとしていつもの文具店に行き、髪を下ろしたお嬢様を確認。
(買い物もしました)そして、いつもの喫茶店でぬーぼーっとしています。まだ頭が痛いです。脳がんか?がんがんかもしれぬ。ぽんぽこぽーんという音と共に、目玉が飛び出すやもしれぬ。
(分かる人には分かる)喫茶店のお姉さんもきれいだけど、とにかく頭が痛いのです。
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象徴的な夢「もう着ることはできない」 2007/2/18(日)その2Dreaming
どこかの事務所にいる。狭い室内には、ソファがひとつとPCが何台か載った机があって、ソファの上には某社のSS氏が横たわっている。私は、そーっとPCに向かって座る。
いつの間にか某社のMK氏がいる。そして、仏頂面で私にSS氏が何か病気になって倒れたこと、そしてこれから手術しなければならないことを告げる。列車に乗っている。特急のような気がする。私は、ジャンパーと上着を手にしているが、なぜかそれらを車両の連結部で外に落としてしまう。車両連結部の壁が無かったのだ。 車両の外側にひっかかっているのが見えたので、白い服を着た車掌さんに取ってもらおうと思う。車掌さんは、長い棒でつついて上着の方は取ってくれるが、ジャンパーは風で 流されてしまう。私は、後部車両に移ってジャンパーの行方を追うが、結局カーブを通過する際に車両から離れていってしまう。私は、次の駅で降りて取り戻そうと思う。 中学時代の友人がいる。私は、ここは前橋付近なのだろうか?と尋ねる。彼は、ここは小田原付近だよという。上越と東海道を間違えるなんて、じょたらしいなと言われる。 私は、まるで自分がシェリルみたいだなと思う。 いつの間にか列車を降りている。でっかい交差点を走って通り過ぎる。さっきの列車が通っていた線路のある開けた土地に出る。そこは、見渡す限りの田園地帯だが、 今は枯れた草が生えているだけになっている。そこにレールが延びていて、私はそのレールの向こうにジャンパーを発見する。水路を飛び越してジャンパーを拾う。 ファー付きのジャンパーは泥だらけで、全体的に毛羽立ってもう着られないだろうと思っている。自分のものではないのかもしれないと思っている。 |
ダ・ヌマ・ツも行く場所が無くなりました 2007/2/18(日)その1
日曜に雨が降ると、近所の動植物園は大変だと思うのです。ただでさえお客さんが少ないのに。雨が降ったら激減ですか?いや、もともと激減するほどは来客数がないかも…
かくいう私も、今日はちょっとばかし撮影をと思ったけど、結局やめました。だって、雨が降っていると写真が暗くなるし、寒いではありませんか。写真が暗いのは修正できるとしても、
寒いのはいかんともしがたいです。それに、写真だって修正しないほうがいいにきまっています。ということで、来週以降だなぁ。ダ・ヌマ・ツに行ったら、四角いが閉店していました。なんてことだ。今日は、久しぶりにダ・ヌマ・ツの星喫茶で駄文タイムだと思ったのに。お昼ご飯もいまいちだったし、 タワヤンの虫姫さまふたりはSTAGE4で終わっちゃうし、さっきからお店の前をおかしなヤツがうろうろしているし。危ないよ。でも、なんかあったら全力で排除するよ。 シェリルの町は僕が守るって、じょた君言ってたし。でも、ああいうのを相手にすると、すごく損するよ。だから警察よ、しっかりにらみをきかせておいてくださいよ。 ところで、今朝の夢は象徴的でした。古い殻を脱ぎ捨てて、新しく生まれ変わろうとしているのに、古い殻に未練を感じているのか、大切に思っているのか。 …もう、ぼろぼろで使い物にはならないのに。そんな夢でした。実力を付けていかなくっちゃだな。ナントカ賞の作品でも立ち読みするか?いや、買ったほうがいいですな。 ちなみに、今朝の夢は以下の通りです。明日は、またじょた君達が、どたばたしてくれると思います。お楽しみに! |
ぷち連載小説「静かなる都」第1話 2007/2/19(月)
そこは死の匂いに満ちていた。森に囲まれた墓地には、今日もしとしと雨が降っていて、ぬれた地面に盛り上がった土まんじゅうからは、今にも亡者がはい出てきそうだった。
もっとも、亡者がはい出たところで、ここでは全てが消滅してしまうのだ。それは、墓地に隣接して建っている寺院のせいかもしれない。ここは、大昔のなんとかという大僧正
が建てたとか、命の水が湧き出る井戸があるだとか、そんな眉唾な伝説のある寺院だ。実際、ここの井戸水を飲んで病気が治ったという人もいるし、歩けない人が歩けるように
なったという話は枚挙にいとまがない。が、最近では、それ以上にここに近づいて死んだ人の数の方がずっと多かった。それは、幽霊が出るせいだとか、怪物が出るせいだとか、
まことしやかな噂がささやかれていたが、実際には人間による殺人事件のほうが多かった。ここには人を癒す力があると噂され、その力を得るために人が集まり、そしてありも
しないものを奪い合って殺し合う、いつしかここはそういう土地になってしまっていた。また、死肉を求めて本当に怪物が集まりだしたため、事態はさらに混沌としてきた。
そして、この土地には誰もいなくなった。そこは甘酸っぱい果実の匂いに満ちあふれていた。バウムクーベン郊外の都市キュベは、一面のブドウ畑が続く町、いや村で、今の時期はワイン作りの農家が家族総出で収穫物を 樽に入れて踏み踏みしていた。その甘酸っぱい香りの村に旅人が訪れた。一人は、ほっそりとした体型の若い女性だった。彼女は、白い鉄の胸当て、腰に細身の剣、恐らく魔道の品 であろう虹色に光る羽のようなころも(魔道障壁だ)を両腕にまとっていた。黒い髪をポニーにした彼女は、もう一人の若い男を先導して、時々腕を引っ張ったり、実に楽しそうに 歩いていた。一方、背は高いが、その柔和な表情、いや、まだ幼さの残るその表情のせいか、どことなく頼りなさそうな男は、黒と言うよりは青みがかった髪を時々ぼりぼりすると、 良い匂いをさせているお店の方をくんくんしては、先導の女性に腕を引っ張られていた。 「寄り道は無しよ。」 細身の女性が言った。 「僕は、お酒は飲まないよ。」 幼い顔の男が、にやりと笑って言った。 細身の女性は、むっとふくれると、くるりと振り向いて、またのっしのっしと歩き出した。 賢明なる読者の皆様にはもうおわかりのことであろう。細身の女性は、ドリムランドを出奔した駆け落ち娘、シェリル・フル・フレイムである。今は幼い顔の彼と結婚したから、 シェリル・サカキであるが。そして、その同行者は、もちろん彼女の旦那、さかきじょたであった。彼らは、シェリルの父の墓参りをするため、王都バウムクーベンからキュベを通り、 静かなる都シュベルフィーユに向かっていた。 じょたは、シェリルの父親に会ったことはない。写真で見たことがあるだけだ。一般的に、嫁さんをもらうときには、その父親との対決があったりするわけで、 それが無かった彼はラッキーだったのか、それは分からないが、彼女が自分のお父さんに会いに行こうと言うなら会いに行くし、それに息子のミネルバができてからというもの、 二人で旅をするということは無かったから、たまにはこういうのもいいなと思っていた。 「君と旅をするのは久しぶりだね。」 もう機嫌が直ったのか、彼女はそう言うと左頬のほくろを彼の方に向けて、にっと笑った。 森の向こうに月が昇った。青白い鏡のように輝く月が、真っ黒な森を青く照らし出すと、風に吹かれた森がざわざわとうごめいた。 それはまるで、光りを嫌う何物かが、急いで森の中に逃げ込んでいくようだった。そんな不気味な光景を眺める女がいた。彼女は、森の見える丘の上で、 蛇のようにうねうねと続く街道の先を眺めていた。月の光に照らされているからなのか、彼女の顔色は真っ青で、つり上がった目は時折ひくひくと動き、 そのたびにぼそりと悪態をついていた。 「要するに、あたしにやれって言いたいんだろ!」 膝上15センチくらいの、きわどいミニスカートをはいた女性が、こ汚いテーブルを思い切り叩いた。彼女の目の前には、50前くらいの小男が女の剣幕に押されて、 さらに小さくなりながら座っていた。女は、まるで、そのままテーブルを押しつぶすかのように、ぎりぎりと歯ぎしりをしながら拳をテーブルに押しつけた。 実際、彼女の筋力ならこんな華奢なテーブルは壊れるかもしれない。 「でもよ、お前だけ、助かっちまったわけだろ?誰もお前と一緒に行こうなんて…」 上目遣いで小男が言った。 女は目を閉じて、はーっとため息をつくと、くわっと目を見開き、今度は本当にテーブルをたたきつぶす勢いで拳を振り上げた。 「ままま、待ったーっ!」 小男が両手で顔を隠す。 女は、拳をゆっくりと振り下ろすと舌打ちした。 「で、幾らなんだよ。」 「…金?おれぁ、よく分からねぇんだ。」 「タダのわけはねぇだろ!?」 女は、片手で小男をむんずとつかむと、彼をぐらぐらと揺さぶった。 「やめてくれ!お頭、お頭に言ってくれよ!たのむよ、ザン・エルフ・ンイよぅ。」 「あたしは、ザン・エルフだ!」 女は、小男を部屋の奥に投げると、そばにあった椅子も叩きつけた。その上、得意のナイフの嵐でも食らわせてやろうかと思ったけど、これ以上組織の中に敵を作るわけにも いくまいと思ってやめた。そして、右腕が部分的に石化した、盗賊としては出来損ないの自分を使ってくれる人に恥をかかせないためにも、この仕事はしくじるわけにはいかないと 思い、こ汚い事務所を後にした。彼女の手の中には、さっきの小男からすった財布があった。彼女は、その中から現金だけを抜き出すと、財布は道ばたに捨てた。 「畜生!あんな噂、ガセネタに決まってんだろうが。」 彼女はそういうと、王都の裏道に消えた。 じょた「あれ?ひょっとして続くの?」 シェリル「そうみたいね。久しぶりの旅行!温泉はあるのかしら!」 ザン「そういうんじゃねぇと思うけどな。」 シェリル「出たわね!」 ザン「よ!お仲間!」 シェリル「うるさいわね」 じょた「そんなわけで続きまーす。」 ザン「次回をお楽しみに!」 シェリル「あー、あたしのセリフだったのに!」 |
ぷち連載小説「静かなる都」第2話 2007/2/20(火)
「この町からバスが出ているのよ」そう言うと、シェリルは10枚目のピザをほおばった。 「少し食べ過ぎじゃない?」 じょたは、八分の一ピザをさもおいしそうに、こりこりとかじりながら言った。 「君の食が細すぎるのよ。そんなだから体力がつかないんだよ。」 とは言ったものの、そのおかげで自分は生きているのだと思って、彼女は彼の頭をいいこいいこした。 彼女は、チェロン王家に代々伝わる呪われた宝石によって病に冒されていたが、彼の命を削ることによって生きながらえ、そして病魔そのものにも打ち勝つことができたのだ。 彼がその体格に似合わず、どこか弱々しく頼りなさげに見えるのは、そのためであった。 「じょたは、シュベルフィーユってどんな町か知ってる?」 シェリルは、ぬれタオルで口の周りをふくと、ふうとため息をついた。どうやら10枚で満足したものらしい。 「うん。学園の図書館で調べておいた。静かなる都シュベルフィーユ。その都市の歴史は、王都バウムクーベンよりも古く、1000年前の大異変が起きた頃には、 すでに1000年以上の歴史があったらしいんだ。」 彼はそう言うと、グラスの琥珀の液体を口に含み、ぷちぷちとした感覚を楽しんだ。 「マーベラスっていう人の記述によると、あの町では音を立てる行為が禁じられているそうだよ。大体100年くらい前からだって。でも、あの町の名前は、それより前から あるわけだけどね。そして、あの町では、魔道の使用が禁じられている。」 魔道が使えない場所というものは存在する。それは、人間が水の中で息ができないように、魔道自体は存在するけれども、それを利用できる状態ではなくなる場所である。 具体的にいうと、空気中に魔道を集める物質が満ちている場合、人間に収束する魔道よりも空気中に蓄えられる魔道の方が大きくなるため、魔道を使用することはできない。 ただ、その場合でも、術者の体内に大きなエネルギーが存在する場合には利用可能だが、放射する魔道が拡散するという大きな制限を受ける。また、光り砂やそれに群生する植物、 もしくはそれをエサにしている虫や動物が大量にいる場合には、それらが魔道を乱反射するため攻撃魔道を使用するのは難しいし、光り砂が風に巻き上げられた場合には、 魔道の流れが生じるため、やはり魔道をコントロールすることは難しくなる。 「あの町には、何かあるのかな?」 「特に、光り砂があったり、霧の町のように、魔道の霧が発生しているわけではないらしいよ。ただ、そういう制度があるってだけみたい。」 「意味無いねー。攻撃魔道だけが魔道じゃないのにね。」 「常に監視されているらしいよ。」 「いやらしい」 シェリルは、空になった自分のグラスを一瞥すると、迷うことなくじょたのグラスに手を伸ばし、ぐびぐびぐびっとスパークリングを飲み干した。 ザンがスアビニョンの峡谷を輸送用のシューターの荷台に乗って越えたのは、じょた達がキュベの町に到着する二日ほど前のことだった。彼女は、腰や袖の中に隠しているナイフの 配置を確認すると、防寒用のマントをふわりとはおり、白い息を吐きながら歩き始めた。彼女は、この仕事が全て徒労に終わるであろうことを予想していたが、上に報告するネタくらいは 仕入れておかねばならないし、自分をかわいがってくれるミレーネにだけは恥をかかせたくないと思って、この仕事にどんなけりを付けるべきか、ずっと考えていた。 ザンは、王都のこきたない事務所で小男を投げ飛ばしたあと、出発の挨拶をするためにミレーネの屋敷を訪れていた。屋敷といえば聞こえは良いが、外観は廃屋といっても おかしくない状況だった。全ての出窓にはつぎはぎのあとがあったし、壁にも所々穴があいていて、場所によっては草が顔を出したりしていた。彼女は、没落貴族なんぞザマアミロ! と思っていたが、ミレーネだけは気の毒に思っていた。彼女の人生は、とある宗教団体の野望、いやファンネルという男の野望が、じょたという小僧によって潰えたときに終わって しまったといってよかった。あれ以来、彼女は日々の生活費にも苦労するようになり、昔の仲間にまで命を狙われることさえあるような最低の生活を強いられていた。 だから、ザンは彼女のためならばどんな事でもしたし、彼女に盗賊の一味に加わるように進言さえもした。彼女は、最初ザンの申し入れを拒んでいたが、ザンの真摯な訴えによって、 また生活のためにも、結局盗賊一味に加わることにした。 「気をつけて行ってくるのよ。ザン・エルフ。」 白いものが目立つようになった髪、枯れ枝のような指、血色の悪い唇から発せられるかすれた声、すかっりとやつれてしまったミレーネに、すでに昔の面影はなかった。 彼女は、今でも強力な魔道使いには違いないが、彼女からは世界を飛び回っていた10数年前のような、張りつめたエネルギーは全く感じられなくなっていた。 それは、魔道センスのほとんどないザンにも分かることで、彼女はそれがとても寂しかった。 「はい、ミレーネ様」 ザンは、うやうやしくお辞儀をした。ミレーネは、ザンに歩み寄ると、ふわと彼女を抱きしめ、祈りの言葉をつぶやいた。 スアビニョンの峡谷を抜けて歩くこと一日にして、ザンはようやく静かなる都を発見した。どんよりと曇った鉛色の空の下、湖の向こうにその町、…というより廃墟はあった。 もやにつつまれたその町には、遠目に見ても破壊されていると分かる建物があって、それらは乱杭歯のように空に向かって立ち上がっていた。城壁のあとらしきものも見えたし、 その上を歩く人…なのか獣なのか分からないが、確かに動くものがいくつか存在していることも分かった。 「ザン、これはあなたのためでもあるの。あなたの石化した腕を治癒することができるかもしれないのよ。」 ザンは、ミレーネの言葉を思い出していた。そんなの絶対ガセネタだよと思った彼女だった。しかし、自分を本当に心配してくれていて、そして石化が治癒すると信じているミレーネが可哀想で、 そんな事に騙される人じゃなかったのに、こんなに弱くなっちゃったなんて可哀想で、彼女は涙が出てしまった。 「まっててよ、すぐ帰るから。」 彼女はぼそりとつぶやいた。 ザン「どうだ。今回は、あたしが主人公だろ」 「…」 ザン「あー!なんでみんな黙ってるんだよー!いいじゃんかよ、あたしだって。」 「…」 ザン「そうやって差別するんだな、いまにみてろー。」 「…」 ザン「あれ?ひょっとして、おまえら…」 「…」 ザン「じゃ、じゃじゃじゃぁ、あたしはこれで…うわーん!出たー!!」 シェリル「どうしたのかしら?すっとんで行っちゃったけど。」 じょた「今回は思いっきり出そうな雰囲気だから、やめておけばよかったのに。」 シェリル「でる?なにが?」 じょた「それにしても、作者もかなり苦労しているみたいだよ。活字が書けないって。」 シェリル「どゆこと?」 じょた「話し言葉と書き言葉は違うって。文章が全然書けなくなってるって。」 シェリル「この間は、セリフがめんどくさいって、言ってなかったっけ?」 じょた「ま、そんなもんだよねー。」 シェリル「皆さん、次回もお楽しみにね!」 |
ぷち連載小説「静かなる都」第3話 2007/2/21(水)
一台のおんぼろバスが、未舗装の田舎道を時折黒い煙をお尻から吹き出しながらトコトコと走っていた。すれ違う車もめったに無い田舎道をゆっくりと、
しかし時折激しくバウンドしながら走っていた。街道は、なだらかな上り坂となっていて、坂の頂上から先は何も見えず、まるで空に続くジャンプ台のように見えた。じょたは、車の揺れに身を任せ、ぼんやりと空を眺めていた。この田舎道や交通の状況を見れば、これから行く場所がどんなところなのかは大体想像できた。 静かなる都は、死者の居場所としては実にふさわしい場所なのだろう。ガイドブックには、2000年の歴史ある町並みや、人々の勤勉な性質などについて実に大げさに書かれていたが、 これといって魅力的な名所があるわけでもなく、おいしい料理があるわけでも、楽しいプレイランドがあるわけでもない。観光地としてはおもしろくない町であった。 「あんな町に何の用なんですか?」 バスの運転手が、こちらを振り向いて言った。じょたは、運転中に振り向くな!と言いたかったが、どうせ対向車など来ないだろうし、徒歩の旅人などキュベを出てから一人も 見かけないので、自分が前を見張っていれば問題無かろうと思った。 「父の墓参りです」 シェリルが答えた。じょたは、この旅が始まってからずっと、彼女に聞こうと思って聞けなかったことがあった。それは、どうしてドリムランドの王族の墓が、カール帝国の一都市にあるのかということである。 しかも、シュベルフィーユは、世界的にそれほどメジャーな場所ではない。彼は、彼女の特技を知っていたから、ひょっとしてと思っていたけど、でも彼女の発言は断定的であったし、 地名ぐらいは合っているだろうし、道順は自分がナビゲートすればよいので、問題無いはずだなぁと思っていた。問題無いはずである。きっとない。彼は自分にそう言い聞かせて、 この王族には全く似合わない状況を無視することに努めた。しかし、その気持ちは無惨にも打ち砕かれる運命なのだった。 「お墓参りというと、シュベルフィーユには有名な寺院がありますよ。」 「あぁ、きっとそこです」 きっと?じょたは、どきりとした。 「うーん、確かに有名には違いないけど、あんまり良くない方の噂なんですがね。」 運転手の話によると、その昔、その寺院で癒しの力があると言われる秘宝を奪うために、血なまぐさい事件が起きたらしい。寺院に盗賊が押し入り、住人を惨殺したのだ。 しかも、それで癒しの魔道具が見つかったという話を聞かなかったらしいところが悲しい話である。それ以来、寺院の周辺には幽霊が出るという噂が流れ、肝試しの若者か、魔道具目当ての 冒険者くらいしか近づかないようになった。また、寺院の周囲に腐肉を食らう魔物が出没するようになり、ますます一般の人が近づくことはできなくなってしまった。 「ねぇ、シェリル。ちょっと気になる事があるんだけど。君は、お父さんのお墓の場所、ちゃんと分かっているの?」 短い沈黙のあと、彼女はこう言った。探すのよ、と。彼は自分の心配が的中したことを悟って、荷物の中の対魔装備を再確認した。そして、彼女がその寺院に行こうとしているのは、 幽霊に呼ばれているからではないかと思ったが、今更そんな事を考えたところでどうなるものでもないし、彼女が自分の考えを曲げるとも思えないので、自分は彼女についていって、 出来る限りのことをするだけだと思った。 シェリル「進まないわね」 じょた「そうですね」 ザン「出番が無ーい!」 じょた「せっかく今日は、ザンが静かなる都の中を探索するところまで書いていたんですけどね。」 ザン「ちぇーっ、大活躍だったのに。」 シェリル「うそばっかり」 じょた「ほんとは、町のことなんてどうでもいいらしいけど。ザンに…」 シェリル「はい、そこまで。あとはなんとか書いてもらうのよ。」 ザン「やっぱり今回はあたしが主人公なんだ。ばんざい!」 シェリル「だから進まないのね」 ザン「なにー!」 じょた「またまた続きまーす。それにしても、父親の墓の場所まで分からないとは…」 |
ぷち連載小説「静かなる都」第4話 2007/2/22(木)
ショートカットの金髪女性が、姿勢を低くして地面をつかみ、そして地面を蹴るのと同時に腕の牽引力で急加速すると、風のように通りを走り抜けていった。彼女は、道を直角にステップし路地に滑り込むと、
さらに壁を突き飛ばして別の道に飛び込み、くるりと180度方向転換して、壁にぴたりと吸い付いた。そして、ひとつ大きく息をすると、あとは息を殺して自分が来た方向の音を注意深く聞いた。
5秒、10秒…、追いかけてくる足音は聞こえない。どうやら追手はまいたらしい。彼女は、ふぅとため息を一つつくと、はっとして後を振り向いたが、やはり彼女を追いかける
ものの姿はなかった。彼女は、ベージュの色の壁に背中をもたれかけると、両手で自分の体を抱きしめてぶるりと身震いした。「この町は、一体どうなってるの?」 ザンは、柱だけになってしまったシュベルフィーユの12連の門を通過すると、飲み屋、宿屋、雑貨屋などの並ぶ通りをまっすぐに進み、噴水のある中央広場に出た。そこには、 大昔の戦いで犠牲になった女性の彫像があって、老人がたばこをふかしていたり、子供が鳩とたわむれていたり、男女が何かささやいていたりしているという、ごく普通の町の姿があった。 彼女は、少しの間仕事のことは忘れて、広場の周りの露店を覗いたり、わざとアベックのそばを歩いて嫌がらせしてみたりして楽しんだ。だから彼女が組織の支部にやってきたのは、 その日の夕方のことだった。 「ずいぶんゆっくりとお楽しみだったようだな」 あ、見てたんだ。やらしー。という言葉は、ごくりと飲み込んだ。ザンは、ダークグレーのスーツを着たラガーマンみたいな体格の男性と向かい合って座っていた。 ラガーマンの両側には、黒いスーツに黒サングラスという、いかにもな姿をした男女が3人ずつ立っていて、彼女の背後にも同じような格好をした男が2人、彼女を見張っていた。 ラガーマンは、この支部の長、いや、多分その影だろう。彼は、ザンに1本10万ゲルドはするワインを勧めたが、ザンはそれを丁重に断った。仕事をするときに酒は飲まない主義だからだ。 「要するに、お前にはそのお宝の探索をやってもらいたい。」 「おまかせください。」 こんな田舎やくざにもメンツはあるのか、よそ者に手柄を横取りされるのは嫌らしい。ザンは、進んで危険に飛び込むのは馬鹿者のすることだと思っていたし、組織がそのお宝を 手に入れることができるのなら仕事を果たしたことになるし、なにしろ報酬は変わらないのだから、大変なところは任せてしまったほうがいいいなと思って、にこにこしていた。 しかし、ずっとにこにこしているわけにはいかなかった。 騙された、と思った。まず、ここの支部はもうがたがただったということ。構成員の半数以上が殺害されていたのだ。誰にやられたのかって?それは敵対する組織だが、ザンにとっては ちょっと懐かしい響きがある組織だった。まだあったんだ、と思った。そして、よくよく縁があるなぁと思って、ミレーネの事を思い出していた。それは、ザンとミレーネが昔所属 していた組織の武闘派グループだった。ザンも、そこの暗殺部隊の一員だったのだ。 「どうした?」 「いや、なんでもないわ」 「しっかりしてくれよ」 「大丈夫よ」 ザンは、探索が任務で内心ほっとしていた。昔の仲間と顔を合わせなくてすむからだ。世の中には人を切り刻むのが好きで好きで、それを趣味にしているようなやつもいる。 しかし、彼女は好きで殺しをしていたわけではない。そうしなければ自分が殺されていたし、生きていくためには仕方がなかった。だから、こんな組織の仕事をしていたって、 必要以上に人を殺したりはしない。ミレーネも悲しむから。 「大丈夫よ。ちゃんと探索任務をこなしてみせるわ」 「そうか、期待しているぞ」 ザンは、やくざの影にしては爽やか過ぎるラガーマンに嫌悪感を覚えたが、こんな田舎町はさっさとおさらばするに限ると思って、さっさと事務所をあとにした。 そして、いきなりピンチに陥ったのであった。 ザン「ほら、大活躍だよ!今回はさ!」 シェリル「静かなる都はどうしちゃったのよ」 じょた「その辺も、なんとなく考えているみたいだよ。」 ザン「暗い過去を持つ女が、その過去を振り切るため、不思議な町で異形どもと大乱戦だよ!」 シェリル「ちょっと。ネタバレなんじゃないの。」 ザン「とにかく、これからは私も主要なキャラなんだからね。」 シェリル「うーん、なんか変ねぇ。しっくり来ないわ。」 ザン「なによ。また差別するの?」 シェリル「それよ!言葉遣いが変わっているのよ」 ザン「それは、私も準主人公だからなのよ。」 シェリル「あなたが金髪ってのも初めて知ったのよ」 ザン「いいの!(うきうき)」 じょた「作者の頭の中では、最初から、ザンはショートカットで卵形の輪郭、目が狐みたいに細いってイメージだったらしいよ。」 ザン「だんだんキャラも定まってきた!(うきうき)」 シェリル「ふーん」 シェリル「今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。明日もまた頑張るのでお楽しみに!」 |
ぷち連載小説「静かなる都」第5話 2007/2/25(日)その2
ムーランと名乗ったその男は、なんの変哲もない路地裏の壁の石をひとつ外し、そこに現れた小さなレバーとダイヤルを操作して、隠し部屋への通路を開いた。
彼は、壁の一部をどんでん返しの要領で開くと、ザンの手を引っ張って中に入り、扉を元に戻した。通路を2,3m進むとまた扉があって、その先には明るいリビングがあった。「魔道の照明なの?」 ザンは、見知らぬ男の部屋にすんなり入ってしまった事を少し後悔していたが、さっきの連中よりはましだと思って、何しろ彼は普通の人間であるから、考えている事も少しは予想できる と思って、自分を納得させた。 「いいえ、違います。そんなものを使ったら、すぐに見つかってしまいます。」 ムーランは、戸棚からティーカップを2つ取り出すと、ポットのお茶を注いでテーブルの上に置いた。そして、椅子に腰掛けるとお茶をすすり、ザンにもどうぞとすすめてくれた。 ザンは、すでにこの町の食べ物を口にすること自体抵抗があったので、どうぞというのは着席してくれという意味だと解釈することにした。 「とりあえず、あの気持ち悪いもの達から助けてくれてありがとう。礼を言うわ。でも、下心があるのなら、やめておいた方がいいわよ。私は、全身凶器の殺人マシーンなのだから。」 「いや、そうじゃないんです。しばらくぶりに、普通の人をお見かけしたものですから、嬉しくて。それに、私もあの、灰色のヤツに追いかけられているものですから。 敵の敵は味方でしょう?ところで、お茶をどうぞ。冷めますよ。」 ザンは、彼の言葉を無視すると、部屋の中をぐるりと見回した。戸棚が3つと扉が2つ、それから暖炉があって、この暖炉は抜け道があるような気がするが、それにしても気になるのは、 彼女の正面にある白いスクリーンだった。ここで会議でもするのかしら? 「スクリーンが気になりますか?」 ザンの考えを読み取ったのか、ムーランは、背後の戸棚の中にあるアヒルのミニチュアをくるりと右に回した。すると、ザンの背後でかちゃりと何か機械が動くような音がした。 彼女は、振り向きながら素早く体をスライドさせた。彼女の背後は、路地裏通りの石壁の裏側になるが、そこに3センチくらいの丸い蓋があって、それがくるりと動いたのが見えた。 ザンは、急に不快感がこみ上げてきて、ムーランを睨み付けてやった。が、それはすぐに驚きの表情に変わった。白いスクリーンに映像が映っていたからだ。それは、天地逆さまの 大通りの様子だった。そして、ムーランがアヒルを回転させるたびに、次々と画像が切り替わっていった。 「ピンホールカメラを応用したものです。」 ムーランは、楽しそうに画像を切り替えると、もう灰色の奴らはいませんねとつぶやいた。 「のぞきの趣味があるのね」 「いや、これは以前の住人が使っていたものでして。恐らく、そのずっと前の住人から引き継がれたものだと思います。」 ザンは、物理攻撃が全く効果無い灰色の奴らを相手にするのも嫌だが(私の時代にはいなかったな)、変態野郎といっしょにいるのも嫌だったので、 必要な情報を入手したらさっさとここを立ち去ろう、この町からもおさらばしようと思った。そして、彼と向かい合わせに座ると、質問した。 「幾つかお聞きしたいことがあるのよ。まず、この町のこと。あの灰色の連中のこと。それから、魔道が使えないはずのこの町で、なぜ魔道の照明が使えるのか?」 「私は、ムーラン・ナ・ベント。この町へは、夢を求めてやってきた。…もともと私は、」 あんたの事は聞いてない。知りたくもない。と思ったザンだが、しばらくだらだらと聞き流した。 「それで、あなたはこの町の別名をご存じですか?」 やっと本題に入ってきたらしい。 「この、静かなる都シュベルフィーユは、夢の都とも呼ばれているのです。だから、私は自分の夢を実現させるために、この町にやってきたのです。」 「あなたの夢の話はいいです。」 ザンは、なんだかぐったりと疲れてしまい、これも何かの魔道のせいじゃなかろうかと思った。 「失礼。この町は、どんな夢でもかなうのです。素晴らしい町です。しかし、それにはからくりがあるのです。それは、この町で魔道を使うことが出来ないということと関係します。 この町の地下には、巨大な魔道装置が眠っているのです。いや、今でも稼働しているのですから、眠っているという表現はおかしいですね。その魔道装置が、人々に夢を与え、夢をかなえるのです。 それがからくりです。そして、その魔道装置を稼働させるために必要なエネルギーを得るために、一般人の魔道の使用は禁じられているというわけなのです。」 「でも、現にこんな映像が見えるし、この照明だって…」 「ピンホールカメラを、ご存じない?照明も、遠くで取り入れた自然光を鏡で反射させて集めているんです。」 ザンは、明らかに自分は馬鹿にされていると思って、とにかく本題だけを確認しようと思った。 「癒しの力を持った秘宝が、ある寺院にあると聞いたけど、知らないかしら?」 「あれも、実在するといえば実在するし、無いといえば無いですね。」 「どういうこと?まさか、それも夢なの?」 「いいえ。確かに癒しの魔道具は存在します。しかし、それは地下の魔道装置と連動して、初めて癒しの魔道を発動させることができるのです。発動体だけを盗んでも意味がありませんよ。」 ムーランはにこりと微笑んだ。 ザンは、そんな彼の態度は無視した。 「それがどこにあるか分かるの?」 「ええ、割と有名です。泥棒が、多いとかで。」 彼は、にこにこと笑いながら答えた。ザンは、ひょっとしてこいつも奴らの仲間じゃないかと思って、毒をたっぷり塗り込んだナイフを袖口から抜き出そうと身構えた。 「ちょ、ちょっと待ってください!誤解してもらっては困ります。私は寺院の守護者ではないのです。」 「余計な事は、しゃべらない方がいいわ。長生きしたいなら。」 ザンは、ナイフを両手に持つと、一本をテーブルの上に突き刺した。 「まぁ、いずれにしても、いまのあなたが近づくのは、おやめになった方がいいでしょう。」 「なぜ?」 「あなたが、灰色の使者に追われていたからです。あれで、私はあなたがどんな人物であるか、大体想像できました。」 「そう。で、その寺院の場所を詳しく教えてくれない?それから、守護者って何?あの灰色のこと?どうやったら避けられるの?」 「寺院の場所はともかく、今外に出れば、すぐ彼らに見つかってしまいます。あれは、あなたの思念が呼び寄せているからです。いや作り出したと言ったほうがいいか。 彼らは、魔道装置の子供達です。この町で魔道を使用できるのは彼らだけで、そしてこの町のことは全てお見通しです。」 「アンフェアだわね。でも、あなたはなぜ見つからないの?」 「ここが彼らの認識外だからです。彼らの頭の中には、町の新しい地図は入っていないようなのです。古い地形以外は見えないようなのです。」 「つまり、その見えない部分を通っていけば、見つからずに近づけるというわけね。」 ザンは、腕組みしてしばらく考え込むと、ムーランに微笑んだ。 「あなたの、レディに対する数々の無礼な態度は大目に見てあげる。だから、道案内をお願いできないかしら。私は、早いとこ仕事を済ませて、こんなシケた町からはさっさとおさらばしたいのよ!」 実際、無礼はザンの方であるが、その辺は気にしない。 「なるほど、いいでしょう。でも、ひとつだけご期待に添えないことがあります。奴らに敵対存在として認識されたあなたが、この町から生きて出ることは不可能だと思います。」 「なんですって!?」 ザン「わーい!また、大活躍よ!」 シェリル「活躍ねぇ」 じょた「今回は、完全にザンが主人公の流れだね。よかったね。」 シェリル「私たちの存在意義が見えないわね。」 じょた「僕たちも、これからちゃんと登場するよ。」 ザン「では、次回もお楽しみに!」 シェリル「それは私の、って、…まぁいいか。」 |
ちょっと鬱入ってました 2007/2/25(日)その1
今日は、本日更新予定のサイトがあったので出勤でした。でも、明日の準備を含めても1時間くらいで作業終了しました。そして、今はいつも通りタワヤンにやってきて、
イニシアルDな喫茶店でこれを書いているというわけです。まだ、昼飯にはちょっと早いのです。昼飯というと、新しい回転寿司屋ができたので、昨日早速行ってみました。
感想、ちょっと高い。以上。ショボーンという気持ちです。ショボーンというと、昨日、一昨日は、ショボーンとしていて更新しませんでした。もうすぐ私の試用が切れるのですが、
ひょっとするとひょっとするわけで、またハローワーク通いだろうかとか考えていたら、スイッチ入ったみたいです。なんか、皆さん忙しいようですが、私はあんまり使われていない感じ。
それはそれでもいいのですが。うーむ、やはり使えないのでせうか?でせう、どぜう、どじょう、いや鰻の蒲焼きが食いたい。うーむ、高そうであるなぁ。
ワラウに鰻料理の良いお店があったなぁ。ついでに、でんでんでんろくな橋のほとりにもあったっけ。ま、雇用の問題は私が決定することではないし、できることを一生懸命やっていこうと思います。そういうわけで、駄文小説更新しました。これを書いている時点では、まだ1ページ分くらいですが、まぁ、なんとかなるでしょう。今回の主人公、ザンのイメージで、 ちょうどいいものを発見しました。富士見ファンタジア文庫から「ダークエルフの口づけU」です。今日購入しました。(早く読みたい!)その、主人公ベラ(表紙イメージの右側の人)が、 今回の主人公イメージに近いです。…まぁ、エルフだからなぁ。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第6話 2007/3/3(土)その2
乱杭歯のような町を、遠く眺めることの出来る広場に、一台のオンボロバスが止まった。そして、手動の扉から、黒髪の細身な女性と、黒と言うよりは青みがかった髪の男が降りてきた。
二人は、背嚢を背負い治すと、もっともおおきな背嚢は二人分男が背負っていて、女性はハンドバック程度しか所持していなかったが、遙か彼方に見える町の方を見て、ひゃぁとか、
うわーと言ったあと、町に続く細い道をてくてく歩き出した。「終点、シュベルフィーユに到着いたしました。ご乗車ありがとうございます。」 運転手がそう言うと、バスは掘っ立て小屋が2つしかない広場に、プスン、ぶるぶると言いながら止まった。大草原の一角に、直径10m程度に草の刈られたエリアがあるだけというこの場所が、 広場と言えるかどうかちょっと微妙ではあるが、その広場に白地に青い縞々ラインの入ったバスが身震いして止まった。バスの乗客は二人だけだった。そして、その女性が言った。 「ちょっと、まだ町までは相当あるじゃないの。」 「はぁ、申し訳ございません。あの町では、一般のシューターは乗り入れできないことになっておりまして。過去の経験等から、私どもはこのエリアまでしか近づかないことに、いたしている次第です。」 女は、なおもぶつぶつと文句を言っていたが、連れの男がなだめるとしぶしぶバスを降りた。 「やっと到着したね。あー、お尻が痛い。」 シェリルは、ズボンのお尻を両手でぽんぽんとはたくと、背後でもたもたしている男、じょたの方を振り向き、君は相変わらずもったりしてるわねとつぶやいた。町まではおよそ3キロ。 その間、ワンダリングモンスターとの遭遇もあったが、(ここいらは草トカゲどもの生息地なのだ)難なく撃退していった。 「魔道が使えないって聞いてたけど、ちゃんと使えるじゃない。」 何度目かの戦闘の後、シェリルはつぶやいた。ただし、魔道が地面に吸い取られるような、妙な感覚があるなと思っていた。 「でも、町に着いたら魔道を使うのはやめておこうよ。捕まった人もいるみたいだし。それに、なんだか魔道を使うと足から吸い取られるみたいで、足がむずむずするよ。」 彼の言葉通り、地下に埋まっている何かが、彼らの魔道を吸収しているわけだが、そんなことは何も知らない二人であった。 1時間後、12連の門を越えた二人は、都を治める太守の盛大なる歓迎を受けた。一体どうやってシェリルが訪問することを知ったのか分からないが、彼女が元ドリムランドの王女であり、 今は降嫁してじょたのもとにいるけれど、とにかく高い身分であったという情報も、今日この時間にやってくるという事も分かっていたようであった。じょたは、草トカゲに襲われたときに 助けてくれればいいのに、いやどうせなら広場まで迎えをよこせばいいのにと思ったが、場慣れしているシェリルでもちょっとひるむほどの歓迎ぶりであったので、 そんなことは口に出せず、ただオロオロするばかりだった。 「ようこそ、静かなる都シュベルフィーユへ!」 体格のがっちりとした、太守というにしてはちょっと若い男が、数人のお供を引き連れて近づいてきた。彼らの背後には、この町の住人がびっしりと詰めかけていて、皆口々に、 ドリムランド万歳!、シェリル様万歳!平和万歳!などと叫んでいた。楽隊がにぎやかな音楽を演奏すると、太守はシェリルの手を取りひざまずいた。そして、彼女の手に口づけを しようとした。じょたは、あぁー!?と素っ頓狂な声を上げたが、シェリルの裏拳を食らって尻餅をつき、沈黙した。太守は、その勢いに押されて口づけするのをあきらめ、 賓客の二人を王族用のシューターに招いた。 じょたは、半べそになりながらシェリルの後に続いてシューターに乗り込んだ。彼は、この太守がシェリルのことを知っていたことに疑問を感じていたが、 よく考えれば王都バウムクーベンでも大体顔パスでどこにでも行けたし、ここはカール帝国領内であるから彼女のことが知られていたとしても、それほど不思議ではないなと思った。 しかし、自分達の訪問を知っていたことについては、何か怪しい悪巧みがあるのではないかと思っていた。彼らは、歓迎団とともに、迎賓館まで無音で飛行するシューターで移動した。 「私くらいの大物を出迎えるんだから、これくらいの歓迎は当たり前なのよ。」 シェリルは、そう言うとシューターのタラップを降りた。さっきまで不安そうな顔をしていたのに、当たり前なの?と思うじょたであったが、彼女が大物であることは、ある意味納得できたし、 王族の歓迎のしきたりというものは彼には経験も乏しく理解できないので、とりあえず彼女に合わせておくことにした。彼は、シェリルの後を、壊れた操り人形みたいにひょこひょことついて歩いた。 もっとシャンとしなさいよ!とシェリルは言うけど、こういう格式ばった歓迎というものは彼には無縁であったし、格式ばったじゃなくて殿様バッタなら知っているけど、もともと大勢の人の前に出ることも苦手だったので、 やっぱり操り人形じみた歩みになってしまうのだった。 二人は、迎賓館でディナーにありつくと、(おお!今日のシェリルの小食なことよ!)貴賓の間の豪華な部屋に通された。部屋は全部で6つあって、大体合計するとテニスコートくらいの広さはありそうだった。 寝室は、南側のベランダに面した部屋で、(ここは2階なのだ)大きなベッドが一つと、鏡台、クローゼット、それから小さなテーブルと呼び鈴があって、御用の際はいつでも お知らせくださいというメッセージが添えられていた。 「二人の部屋に、ベッドが一つ…」 シェリルは、腕を組んで口をへの字にし、仁王立ちしたままむーうとうなった。じょたは、ちょっと照れくさそうにうつむいて、頭をぽりぽりとかくと、僕は向こうの部屋のソファで寝るよと言った。 「だめよ!君はこの部屋にいるの!私のそばにいなければならないのよ。」 彼女は、そういうと不安げな眼差しをじょたに向け、彼の両手をつかんで言った。 「だから、君は床で寝なさい。」 じょたは、あーそうですかという言葉は飲み込んで、ベッドの上にどさりと腰を下ろした。彼は、昼間の戦闘もこたえたが、その後の格式ばったやつで相当疲労していたので、それだけで くらりと眠くなってしまった。 「結構いい部屋だと思わない?やっぱり王族はこうでなくっちゃね。」 彼女は、そう言うと彼の隣にこしかけた。彼女は、しきりに今日の太守達の対応をほめたたえ、これが普通よねと彼に同意を求めた。じょたは、ウンウンとうなづいて聞いていた。 そして、こんな王族らしい歓迎を受けるのは久しぶりだし、よっぽど嬉しかったんだなと思うと、自然に笑みがこぼれた。 「ん?あぁ、笑ったね。君は今、クスリと笑ったね。」 シェリルは、興奮して赤らめた顔でじょたの顔をのぞき込んだ。 「いや、違うよ。違うんだ。」 「いーや笑った。君は絶対笑ったね。」 顔を近づけるシェリル。うつむくじょた。彼は、もう一度違うよと言ったが、なんだか余計に顔が笑ってしまって、それをこらえようとして本当にぷっと吹き出してしまった。 「ほーら、やっぱり!王女なんていっても、小国だったクセにと思っているな。」 「違うよ。違うよ。」 じょたはもう、本格的に笑い出してしまった。 「こら、君に小国の王女の気持ちが分かるか?ぐりぐり!」 シェリルは、じょたの首に腕をまわしてぐいぐいと首を絞めた。 「やれやれ、相変わらずか。」 部屋の片隅からそんな声がしたが、じゃれ合う二人の耳にその声が届くことはなかった。 ザン「今回は、私は1行だけの登場?主人公なのに、寂しいわねぇ。」 シェリル「誰が主人公だっつーの」 ザン「それにしても、あんた達の節操のないこと。どこへ招かれてもそうなの?全く、恥ずかしいわ。」 シェリル「うるさいわね。今回は、たまたまよ。」 じょた「でも、次に登場するときも、確か…。」 シェリル「君は余計なこと言わない!」 ザン「はははははは!」 じょた「まだ、ストックの分を書ききっていないけど、続きはまた次回です。」 シェリル「お楽しみに!」 ザン「あー、言われちゃった!」 |
ラ・ヴィネ:ギフトもご利用いただけます。 2007/3/3(土)その1
なんだか久しぶりの休日という気がいたします。途中下車の旅も見ましたし、エウレカのCDを聞いたら、良い感じに脳内映像も展開していました。歯茎の腫れも若干よいですし、
花粉症も楽です。きっと、遠いどこかで誰かが自分の無事を祈ってくれている、そんな気がいたします。以前にもそんな日があったのです。…という、やさしい気持ちのひな祭り。
私の姫はいずこ?という今日この頃。皆様いかがお過ごしですか。はい、掲示板のお約束通り、私が担当しているお店のサイトをご紹介いたします。それは、恵比寿のフランスワインのお店ラ・ヴィネです。ワイン好きならばご存じの方も多いと思いますが、 一応サイトの内容をご紹介いたします。 まず、一番のおすすめはシャンパーニュセレクションなのです。これは、酒を飲まない私でも、飲んでみたいと思わせるコンテンツです。いつもごくりと喉を鳴らしながら更新しています。 あの、琥珀色の液体のとりこになること間違いなしと思われます。ぜひご覧ください。 それから、私のようにお酒は飲まないけど、ちょっくら見に行ってやるかという方は、ワインコラムをご覧ください。ソムリエの方が、ワイン生産者を訪問するお話がご覧いただけます。 今回は、女性ソムリエが、車に乗ってフランスで道に迷うというお話がアップされていると思います。私も、おもしろいなぁと思いながら見ています。そして、役得だなぁとも思ってしまいます。 いいなぁ。 また、純粋にうまいワインが飲みたいという方は、トップページの特集や、ソムリエ一押しのワインなどをご覧になってはいかがでしょうか。そして、もっとワイン通の方、 マニヤック?の方は、ワインリスト検索をご利用になって、ヴィンテージものを検索するというのもいいと思います。 と、いうわけで、以下にサイトのアドレスを添付しておきますので、よろしかったらご覧ください。 ・フランスワイン専門店 ラ・ヴィネ http://www.lavinee.jp/ 追記:駄文小説のアップは、もう少々お待ちください。(下にアップしました!) |
確定申告めんどくさっ! 2007/3/10(土)
もう時間がない!と思って、今日は国税庁のHPから確定申告の書類を作成することにしました。前の年に退職金をもらっているからなんですよ。
で、結論。確定申告の必要なし。なんでも、退職所得控除額というものがありまして、勤続年数20年以内の場合には以下の計算で算出されるのです。(詳しくは国税庁のHPを参照してください。)・退職所得控除額=勤続年数×40万円(80万円以下の場合には80万円) 私の場合、勤続年数13年(端数切り上げで14年)なので、14×40=560万円!すごい!こんなにもらいたい! それで、もらった金額が控除額以下、ちょろろ〜んなので、納税額は0円になるのでした。 …おぉ〜う!なんで0円で申告するのよ!と思って調べてみたら、以下のページを発見しました。 「教えて!goo 小額の退職金の申告は必要ですか?」 要するに、退職金から先に税金を引かれている場合には、確定申告をすると払いすぎた分が戻ってくるのですが、 私の場合は源泉徴収額が0円だったので戻ってくる金額は無いわけで、結論として確定申告の必要はないようなのでした。 ところで、給与の関係は、…ちょっとアレですが、年末調整で、アレがアレしているので大丈夫でしょう。うむ。昨年末に、総務の人にちゃんと源泉徴収票を渡しておいたからなぁ。 というわけで、めんどくさい作業は終了でございます。よかった。明日の出勤もちゃらになって、今日頑張ってくださった皆様お疲れ様です。うん、よかった。 よーし!また駄文でも書くか! |
なかなか更新できないの 2007/3/11(日)
最近は、またいつもの駄文更新度合いになっています。ここんとこ、ずっとプログラミングしているからなのです。結構時間がかかるのです。一発では動かないからです。
まだ構文が全部分かるわけではないので、これで大丈夫と思っても、全然大丈夫でなかったりして、何度も同じ場所を修正します。動かん!なぜだ?と、思ったら、必要な構文が一つ足りないとか。
先日も、データベースのプログラムを作っていて、登録、削除ができるようになったので、修正コマンドを追加して実行。…わー!?なぜか全部同じデータになってしまっている!!
1,2,3,4とデータを入力して、4番を修正したら、全部のデータが4番になってしまいましたとさ。がびーん!ま、結論は、必要な構文を一つ忘れていたんですけど。
あれはショックでした。大体、作る時間とテストしている時間と、どっちが長いかというと、間違いなくテスト時間のほうです。能率悪いなぁと思います。さて、来週いっぱいでPHPのプログラムを作らなければならないのです。上でちょろっと書いたDBのプログラムです。基本動作はもう大丈夫なのですが、 日本語が時々文字化けするのです。ほんと日本語には泣かされます。なんで漢字コードが複数あるのじゃ。あと、画像を読み込んで登録できるようにしなければ。 これは、さっきググってみたら、よさそうなサンプルがありました。うむ、これはいいぞ。またテストプログラムを作って実験してみよう。 ところで、BIGLOBEではPHPが使えるのだろうか?…個人ホームページサービスでは使えないそうな。がっくし。ま、いいか。自宅でテストしようったって、 契約してるサーバが違ったらまた違うわけだからなぁ。 |
駄文の神様、降臨してして!おもうさまぁ!あっ、ぽぉ?(P*L*N) 2007/3/17(土)
母が39度台の発熱でした。インフルエンザではないと診断されましたが、熱があってつらいのは確かです。でもって、今朝は父も心臓の調子が悪いといって寝込んでしまいました。
私も例によって頭痛がしますし、今朝の夢ではバスに乗った上司に「ばいばい」と言われるし、家中ぼろぼろな今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか。ここのところ、にわかプログラマーと化している私ですが、夢の中でもプログラミングしています。エディタを開いて切り貼りしていたりするのです。 でも、幾ら頑張っても、夢の中で作ったプログラムは動きませんし、金にはなりませんから!で、昨日まで作成していたプログラムは、90%完成で本稼働待ちといったところです。 まだ回答を得ていないところがあるのですなぁ。工事中のページもあるし、まだまだ作業は続くでしょう。 そんな状況ですから、駄文の神様はなかなか降臨しません。困ったものです。仕方ない、今日も騎士道精神のビデオでも見るか…私も剣を捧げる人がほしいねー。 |
縦ノリでクリアすべし 2007/3/24(土)
血尿、久しぶりに見たけれど、ショックじゃなぁ。会社でシーしていたら、色が赤かったのです。便器に垂れたところが、いかにも赤血球混じってますと言わんばかりに、
だら〜っと流れていきました。きたか。まだ腰の痛みは軽いのですが、いずれドーンとくるのでしょう。右側ですな。まぁ、結石なんて、出てしまえばなんてことはありませんが、
それ以外の病気だったら怖いですね。だから、昨日は夕方あたりからちょっと取り乱しておりました。いったん削除しないと更新できない物件の作業をしていたので、
はぁはぁしてしまいました。で、結石の話を上司にしたら、なんと上司のかたも結石の経験があり、一度は救急車のお世話になったとのこと。あの痛みではそうでしょうねぇ。
ともかく、いったん動き出したらあとは流れ出るのを待つだけですから、水を多めに飲んで、縦ノリだぜいぇ〜!と、のりのりになるしかないのです。いぇ〜!ところで、私はゲーム大好きなんですよ。マニアではないと思うけど。でも、最近はゲームセンターのゲームしかしていません。家庭用ゲーム機の、よさそうなソフトが見つからないからですな。 去年の夏くらいまで?は、FF−12がいい!と思っていましたが、確かに映像はきれいですけれども、シナリオはなんとなくダレ気味で、またキャラの成長もガンビット付けたら みんな同じなんじゃないか?と思えて、キャラごとの特徴が薄まってしまい、つまらなくなってしまったのでした。続けようという気が無くなってしまったのです。PCゲームでは、 A列車で行こう4が、なかなか秀逸なのですが、あれはどのマップでプレイしても、開発の進み具合が同じに見えてしまうのですね。ふぅむ。何かいいソフトはないものであるか。 |
東京タワー水族館(その1/4)「休日出勤もまた楽し」 2007/3/25(日)
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そびえ立つ東京タワーです。上の方はガスってます。 |
今日は休日出勤でしたが、作業を高速で終了させて(実は事前にほとんど終わらせていました)、その後東京タワーの水族館に行きました。
というのも、今朝水族館の夢を見たからなんですよ。旧友も出演していたなぁ。 それにしても、今朝の1軒目の喫茶店には参りました。蜘蛛がいたんですよ。1.5センチくらいの、ハンタータイプのやつが。私は、何が嫌いと言って、蜘蛛ほど嫌いなものはないので、 いっぺんでここが嫌になってしまいました。それで、さっさと店を出ました。朝の蜘蛛は縁起がいいそうですが本当でしょうか?まぁ、2軒目の店で、大ファンの店員さんに レジしてもらえたから縁起が良かったということにしましょう。それにしても、いつもギザカワユス!めがっさ!めがっさカワユス〜!! めがっさ!めがっさ! |
東京タワー水族館(その2/4)「ガスってたので展望はしなかったの」 2007/3/25(日)
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そういうわけで、水族館に到着。でも、そう簡単には到着しなかったんです。というのも、どの駅で降りたらいいのか分からなかったんですよ。2回以上行ったことあるのに! それで、以前皇居付近をぶらり途中下車の旅をしていたときに、遠くにタワーの姿を見たことがあったので、大体の見当で、日比谷,霞ヶ関,国会議事堂前、そこいらへんが怪しいのではないか、 近いのではないかと思い、東西線に乗ってみたのでした。(せめて、日比谷線にすればよかったのにね。) 大手町乗り換えで、下車したのは日比谷と国会議事堂前の間を取って霞ヶ関でした。でも、降りてもタワーなんてどこにもないんです。周囲はお役所系のごっつい建物ばかり。 それで、あずましくないので、とりあえず日比谷公園に行ってみました。そして振り向いたら…おぉ!あんなところにあるでねぇの。 まぁ、ぱっと見、それほど遠くも無さそうだったので、てくてく歩いて行くことに決定。 また地下鉄を乗り継ぐったって、どの駅だか分からないんですから、またとんでもない場所に出るに決まっているからです。 |
東京タワー水族館の入り口です。大人千円か。 まぁ、そんなもんでしょう。 うひゃぁ、なんかグロテスクですなぁ。 |
東京タワー水族館(その3/4)「へろへろで寺院前を通過するのは怖かった」 2007/3/25(日)
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今朝の夢のワンシーンは、こんな感じでした。 のっそりと動く魚。すばやいやつは、シャッター速度が追いつかなくて撮影できず。残念。(マニュアル撮影があったんだ!) |
実は、そこからがつらかったんですよ。なんだか急に体の具合が悪くなってしまったんです。体に力が入らなくなって、ふらふらになってしまったんです。 まぁ、お腹が空いていたんですが。喉も渇いていたし。なにしろ、朝は蜘蛛のいる喫茶店だったので、食べ物もおさまるところにおさまらなかったんですよ。 でも、まだ10時前でしたから、お昼ご飯には早すぎました。それで、非常食のチョコをひとつ取り出して緊急回避! 我らがスターリーフ号は、数発の敵弾に接触するも、なんとか回避運動をとって反撃、敵艦を撃沈したのでした。(意味無し。深く考えなくてよいです。) 結局、30分以上もかかって、ようやく目的地に到着しました。日比谷線の神谷町からなら徒歩7分だったのに! でこあたーっく! |
東京タワー水族館(その4/4)「実は神田にも行っていました。」 2007/3/25(日)
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とにかく、かなり疲労しました。神田駿河台では、お目当てのお店が休みでしたし。がっくし。でも、いいこともありました。ふらふらになって入ったコンビニで、
以下のガムを発見したのです。おぉ、なつかしのフルーツ味ガム。復刻したみたいなのです。 ガムなんて、ほとんど噛みはしないのですが。 それと、これは母へのおみやげ。水族館で買いました。母は、まだ体調が悪くて寝込んでいるんですよ。年を取ると、どうしても体力が無くなるので、 単なる風邪でも長引くようです。まぁ、やっと普通のご飯を食べるようになりましたが。 我が家のチロみたいに見えるのです。 今日は、写真だけでお茶を濁していますが、本当はこのほうが手間がかかって大変だったのです!ががーん! |
ユーモラスな表情なのじゃよ、ふぉふぉ。 鼻の下が長いように見えます。仲間です。 ちなみに、写真のスケールはみんな適当だったのです! ががーん! |
桜祭り(その1/3)「帝都〜オマチ方面の人」 2007/4/1(日)
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カバヤで撮影した桜。 |
また一週間も開きました。実は、今週も早朝に作業があったのですが、それはさっさと終わらせて、アハトポールズ&フュンフアロマの桜祭りに行ってきました。
毎年楽しみにしているのですが、こいつはうっかり!の、うっかりはちべえと化し、忘れてしまうこともあるので、今年はずいぶん前から予定していたのでした。
それでも忘れるときは忘れますが、今年は大丈夫でした。それで、カバヤで数枚の写真をとったあと、いつもの星喫茶で朝メシにしてアハトへと向かいました。
いつもはサンドイッチなんです |
桜祭り(その2/3)「花より団子、みんな露店が目的でしょ」 2007/4/1(日)
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そんなわけで、アハトポールズからフュンフアロマの桜祭りにやってきました。毎年のことですが、花見と言うよりは露店見といった状況で、今年もとうきみを買おうか?
と思ったのですが、昼飯前なのでそれはちょっとやめて、この年でりんごあめもないし、ぴ*ちゅうのわたあめなんてのも遠慮したいですし、べっこうあめは歯が抜けそうで怖い。
とか思っているうちに、結局通り過ぎてしまいました。
桜祭りは、人物ばっかりで編集が大変です! 追記:…アハトで、めがっさ美形のお嬢ハケーン! 背が高くてCOOL!な感じ! 従って、今週も… めがっさ!めがっさ! |
なかなかいいかんじです |
桜祭り(その3/3)「とりつかないで、タヌタン!」 2007/4/1(日)
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いつもの場所、自然観察園です。 こんなのもきれいです。 鮮やか、でも花の名前は分かりません。 |
お次は大町自然観察園です。昼飯も食わずにやってきました。それにしても、電車がまた便利になりましたね。JRのスイカが、メトロでも新京成線でも、東葉高速でも、北総線でも使えちゃう!
本当に、すいすいと大町までやってくることができました。
さて、帰りにバスの時間を見たらあと10分くらいで来るっぽい。で、待っていたんですが、回送車がやってきただけ。おかしい。それで、時刻表をよく見たら、 土曜日の欄を見ていたのでした。おぉ〜う!あと40分以上来ない!それで、大通りまで歩くことにしました。 ずいぶん歩きました。しばらくすると、道路のはじに何かが転がっているのが見えました。げ!それは狸の死体でした。どうやら車に轢かれたようです。わしじゃないぞうと思って、 そのタヌタンの横を通過する際、足がねっとりと重くなりました。接着剤で道路に足がくっついている感じで、粘りのある「気」と感覚が似ています。私は、うわぁと思って、 太もものあたりをぱたぱたと払うと、第3戦速で立ち去りました。 この道路、大昔に友人と夜遅くに歩いたことがありますが、外灯はまばら、人気もほっとんど無しという、まっこと田舎らしい道です。ねっとりきたのが昼間でよかった。 夜だったら、ぱにくっていたかもしれません。道路から手が出て足をつかまれるっていうのは、結構ああいう状態なんじゃないかなと思いましたね。 手が出るって、こんな状況「赤ちゃんの巻」かな? ついでに、こんなん「モンスターレースの巻」(続き)と こんなん「ダブル・トライアングルの巻」(続き) そして、こんなん「ポルカへ行こうの巻」(続き?)です。 (おもいっきり宣伝でした) 最後は、タワヤンで「虫姫さまふたり」プレイです。で、1億9千万点。おしい!2億行かなかった!それにしても、いつも来るスーパープレイヤーは、ウルトラモードでがんがん進んでいます。 すごい反射神経です。ニュータイプです。そんな休日でした。うむ、充実している。 |
業務連絡 2007/4/2(月)
プロバイダがサーバメンテナンスをするとかで、5月末頃一時的にHPをご覧になることができなくなります。ついでにFTPのアカまで変更しなければならなくてちょっと面倒です。
今、変えましたけど。こういうのは、さっさとやったほうがいいものね。テストも必要ですし。というわけで業務連絡でした。
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ぷち連載小説「静かなる都」第7話 2007/4/7(土)
「やれやれ、相変わらずか。」シェリルとじょたがじゃれあっている部屋の片隅でそんな声がしたが、スキンシップ中の二人は全く気付かないようだった。声の主は、50センチくらいの幅の真っ暗な通路に 立って、壁に開けられた穴から部屋の様子をうかがっていた。彼女の隣には、シャッターが下ろされたランタンを持った癖毛の男がいて、シッ!と言いながら自分の口に手を当てていた。 ザンは、ムーランの手引きによって、灰色の使徒たちの認識外となる地下道や秘密の抜け道を通り、くだんの寺院へ向かっている途中であった。彼女は、お城や迎賓館、それから その他の重要構造物の秘密の通路を通ることに喜びを感じていたが、くそったれの町で知人に出会えたことには、もっと喜んでいた。もっとも、その知人というのは、自分の気に入らない人物で、 自分は町から排除されようとしているのに、歓迎を受けている彼らを憎らしくも思っていたのだが。 ザンは、よっぽどここから飛び出していって、二人をからかってやろうかと思ったが、今は例の宝物を入手する事が先決で、ここから出たら気持ち悪い灰色人間どもに見つかって しまうだろうから我慢した。むー!ストレスがたまる!この次会ったら、絶対このネタでからかってやる!そう思って、彼女はのぞき窓をくるりと回して閉じた。 ザン「…え?これだけ!?」 じょた「本当は、前回ここまで入力したかったみたいだよ。」 シェリル「諸般の事情ってやつなのよ」 ザン「あぁ、あたしの活躍が…」 じょた「大丈夫、この先君がメインで話が続いていくから。」 シェリル「さっき著者のノートを見たら、ちっこい字で6.5ページ分くらい書いてあったわ。無駄なことやってるわねー。」 ザン「それ、全部あたしの話なの?」 シェリル「そうみたいよ」 ザン「うわぁ!あたしもとうとう、すたぁになるのね!」 シェリル「つまんない話だったけど」 ザン「ふふ、ひがみね」 シェリル「はぁー。私が出ると、ほら、あなた、あれでしょ?太陽のそばでは、恒星の光りなんてかき消されてしまうのよ。」 ザン「はぁ?」 シェリル「なぁによ」 じょた「まぁ、まぁ、二人ともそんなににらみ合ったりしないの。ザンも機嫌直して。ほら、超新星だったら、昼間でも明るく輝くことがあるじゃない。」 ザン「そっか、まぁ、そうだな。私は100年に一度の大型の超新星だからな。」 シェリル「超新星って、確か星が一生を終えて爆発することじゃなかった?そうか!!ろうそくの炎は、燃え尽きんとするとき、ひときわ明るく輝く!ザン、短いつきあいだったわね。 あなたのこと、台所の隅っこに巣くっているアレなんて言ってごめんなさい。迷わず成仏してね。」 ザン「刺すわよ」 じょた「そういうわけで、次回もお楽しみに。」 シェリル&ザン「あー!それはあたしのセリフ!!」 著者追記の予告編?:明日にはアップします。…したいです。しようかなと思う気持ちもあります。やぶさかではありません。…できるかな?本当にザンのお話です。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第8話 2007/4/8(日) その1
板張りの床に机や椅子がばらばらに並んでいる教室の中は、今日も子供達の声で騒がしかった。黒板の前には、黒板消しを棒で叩いて煙幕を発生させている男の子がいて、
眼鏡の学級委員長らしき少女に注意されていたし、紙飛行機を飛ばして歓声を上げる5,6人の男子や、アイドルタレントの話に盛り上がる女子達が、競うように騒がしい声を上げていた。
そして、しーずーかーにー!と叫ぶ女子の声がさらに騒音に拍車をかけ、それに呼応する、うるせえぞ!うるせえぞ!という男子の声を招いていた。自習中の教室は、いつもこんな感じであった。その教室の後で、机にほおづえをついて窓の外を眺めている少女がいた。彼女は、教室の中の雑音を無視してベランダに面した窓から外を眺めると、 時折流れ込む風がカーテンを揺らす音や、樹木のざわめきなどを子守歌に聞いて、ぽかぽかとした春の日差しにとろんと居眠りし始めた。しばらくすると、彼女は、がくんと体をふるわせて 黒板上の時計に細い目を向け、ふうとため息をついて、今度は机に突っ伏してしまった。 「大天使様、大天使様。ここはファニーワールドのカール帝国、リースリングの小学校、6−1の教室です。聞こえましたらいらしてください。」 机に突っ伏した少女の耳に、呪文のような声が聞こえてくると、彼女は不機嫌そうにしかめっつらをし、細い目をこすりながら声の主の方を見た。声の主は、クラスメイトのキャティだった。 彼女は、友人のチェリーと「大天使様」をやっていた。これは、文字の書かれた紙の上にコインを載せ、それを2,3人のメンバーで押さえていると、「大天使様」がコインに降りてきて、 コインがひとりでに文字の上を動きだし、メッセージを伝えるという遊びである。地方によって呼び名は変わるが、どこにでもある簡単な降霊術であり、集団ヒステリーの原因ともなるので 禁止されている学校も多かった。 細い目の少女は、きゃっきゃ言いながらクラスメイトの好きな男子を当てたりしている二人と、それを取り巻く子供達を眺めて、細い目をもっと細くしていた。彼女は、降霊術とか、 心霊現象とか言われるものが嫌いだった。彼女が育った家は、子供達の家と呼ばれる施設である。彼女は、拾われた子だったが、それはこのリースリングではそれほど珍しいことではなかった。 彼女は、その施設で夜泣きする子供の面倒を見たり、弁当を作る手伝いをしたり、街頭に立って寄付のための看板代わりに使われたりした。施設には、よく人相の悪い人たちが訪れて、 仲間の何人かを連れて行ったが、その対象はたいていおかしな言動をする子供だった。だから、自分はそういうものが見えたり聞こえたりしないほうがいいのだと思った。 と、その時、「大天使様」を見ていた少女のひとりが言った。あいつこっち見てるよと。 「大天使様」に興じていた子供達が、いっせいに目の細い少女を見たとき、彼女は背筋がぞくりと寒くなった。なんだか皆の目つきが尋常ではないような気がしたからだ。 それは、子供達が興奮状態にあったからかもしれないし、仲間はずれにされている少女の被害妄想がそう思わせただけかもしれなかった。 「仲間に入れて差し上げましょうか?ザン」キャティが言った。 ザンと呼ばれた目の細い少女は、細い目をきっとつり上げると、口をへの字にして、ついっとベランダ側を向いた。彼女は、自分に対する哀れみの気持ちや、キャティたちの優越感にひたるような 表情も気に入らなかったが、事を荒立てることもあるまいと思って無視することにした。 「こんなヤツ無視しようぜ」スレオのヤツが言った。 そうだよ、無視しなよ。あたしも無視するからさ。とザン思った。何も言わないのは他にも理由があるが、こいつが1を言えば10返す口数の多い男というのが理由のひとつであるのは間違いない。嫌いだ!こんなヤツ! 「女のクセに、ザンなんて変な名前だよな〜」スレオが続けた。 ザンはウンザリした。そんなにあたしに構ってほしいの?ザンは、スレオが自分に好意を抱いていることを知っていた。しつっこくちょっかい出すのも、悪口を広めるのも、 スレオという存在に気付いて欲しいからなのだということを理解していた。だから、彼に一番効果的なだんまりを決め込んだ。 「付いてるかどうか、確かめてみようぜ。」ゴリラみたいな、イガグリ坊主が言った。誰も止めようとしない。 「やめろ」 始めてザンが口を開いた。ピーンという鋭い金属音とともに。彼女は、右手にバネ仕掛けで飛び出す刃渡り15センチくらいのナイフを握りしめ、椅子から少し腰を浮かせた。 イガグリは、自分が言い出したから退くわけにもいかなくて、しかし急にナイフを突きつけられるのも予想外だったので、誰かが何か言ってくれるのを期待して身動き一つしなかった。 ザンも、本当に刺すつもりは無かったけれど、出してしまったものを戻す勇気も無くて硬直した。騒がしい教室の中で、そこだけが張りつめた空気になっていた。 「いい加減にしなさいっ!!」 突如開いた教室の扉から入ってきたのは、インテリ眼鏡をかけた30過ぎの女教師だった。彼女は、たいこのばちで黒板をびしびしと叩くと、子供達に席に着くように言った。 イガグリは、やべぇと言ったものの、教師の存在にほっとしてザンに背を向けた。ザンは、おまえこそ付いてんのかよという言葉を飲み込んで、ナイフを机の中に隠した。 「いやぁ〜、あたし大天使様に呪われちゃう!お帰りになってもらう前に手を離しちゃったよぉ。」 ザンの隣でキャティがそんなことを言っていた。大天使が呪うって?それ、なんか変じゃない?と思ったザンだったが、やっぱり何も言わなかった。 ザン「今日も、ちょっと少なくない?」 じょた「少しずつ流していく予定だって。」 シェリル「これからもう少し書くみたいよ」 じょた「これで大体2ページ分くらいですね。」 ザン「まだまだあたしの話が続くのね、わくわく。」 シェリル「わくわくって話でもないじゃない」 ザン「いいのよ。薄幸の美少女のお話なのよ。」 シェリル「美少女ねぇ…」 シェリル「それにしても、あなたがリースリング出身ってところに驚いたわ。あそこって、セレブ層の居住する町よね?台所のアレには似つかわしくないわよ。」 ザン「刺すわよ。」 じょた「ザンは確かに美形だし、誰か貴族の隠し子ってことはあるかもね。」 シェリル「貴族ねぇ…」 ザン「なかなか良い推理だワトソン君。」 シェリル「ホームズほどの知恵も無いくせに。」 ザン「あんたちょっとウルサイよ」 じょた「とにかく、乞うご期待ということで」 シェリル&ザン「あー!それはあたしのセリフ!!」 |
ぷち連載小説「静かなる都」第9話 2007/4/8(日) その2
山を背にして木造の校舎が建っている。校舎の前にはグラウンドがあって、子供達がキャッチボールをしたり、追いかけっこをしたり、壁によじ登って冒険ごっこをしたりして遊んでいる。
そのグラウンドの片隅、物置小屋の前に、5,6人の子供達が集まって何事か言い合いをしていた。赤のワンピースを着た、目の細い少女が、友達数人に囲まれて何か抗議しているようだった。「きったないじゃない!」 目の細い少女が言った。彼女は、細い腕をまくり上げると腕組みし、グループのリーダー格らしき体格の良い男子に言った。 「きたなくねぇ」でかいゴリラ顔のイガグリが言った。 「とにかく、ザンが見つけたのがグレーのジャンパーの男子だったら、それはドラポンじゃなくて、フォクシーだからさ。間違いだから、ノーカウントになるんだよ。」スレオが口を尖らせて言った またお前か、ザンはがっくりと脱力した。まぁ、缶蹴りで、ジャンパーを取り替えて誰だか分からなくするなんて、こんな悪知恵を働かすのは、お前しかいないだろうけど。ザンは、スレオの事は全く無視してゴリラ顔のドラポンを睨み付けた。 「きたない」ザンはぼそりとつぶやいた。 「きたないのはあんたでしょう?ドブ川で拾われたクセに。」ツインテールの女の子、チェリーが言った。 「ほら、そんなこと言っちゃだめよ。チェリー。弱者は皆でかばうものよ。」ブロンドにテントウムシの髪飾りを付けたキャティが言った。 うるさいとザンは思った。人を哀れみの目で見るんじゃないと。しかし、チェリーの言うとおり拾い子というのは本当だし、そんな事を言われるのには慣れていたので、 それだけではそんなに腹は立たなかった。本当に腹が立つ出来事は、この後に起こったのだ。 「かわいくしてやるよ」 ちょっとイケメン風のフォクシーが言った。そして、彼は手にしていた小さな花を、ザンの頭の上に載せた。 「やめて。余計なことしないで。」 と、言って、頭を振って花を払ったザンだったが、実はちょっとまんざらでもない気持ちだった。 「そうだ、そうだ、きれいにしてやろう!」スレオが言った。 お前は黙ってろ、とザンは思った。しかし、ザンにお近づきになるチャンスをフォクシーに奪われたスレオは、意地になって周辺に生えている雑草をぶちぶち摘み取りだした。 「おれもきれいにしてやるぜー」イガグリのドラポンは、そう言うと側溝のゴミをザンにぶちまけた。 「ほーら、どぶ川が綺麗になっただろ?はははははは!」 ザンは、怒りで血の気がすっと引くのを感じた。いや、怒りよりもまず悲しみが押し寄せた。この服は、私の大事な人が、私のために買ってくれたものなのに。あの方の愛情なのに。 あの方の愛情に、ゴミをぶちまけるなんて。あたしはいくら汚れたっていい。でも、あの方をけがす行為は、侮辱することは、それだけは許せない! 「…絶対に、許せない!」 ザンは、バネ仕掛けの罠が跳ね返るようにドラポンに飛びかかると、右ストレートをお見舞いした。しかし、地力に勝るドラポンに軽くあしらわれ、逆に投げ技を食らって地面に 仰向けに叩きつけられてしまった。子供達は、きゃあきゃあ言いながら校舎の方へ走り去ってしまった。取り残されたザンは、悔しくて悲しくて涙を流し、咳き込みながら立ち上がろうとした。 「大丈夫?」 キャティだった。彼女は、本当に心配そうにザンの顔をのぞき込んでいた。この娘に悪意は無いのだ。常識や思いやりには欠けるが、ザンをいじめて楽しむという気持ちは無いのだ。 いいところのお嬢だからかなとザンは思った。 「寄るな」 ザンは、キャティが差し出したハンカチを振り払うと、吐き捨てるように言った。 シェリル「私も悪気は無いのよ。ただ、ちょっと、生まれや育ちが良いだけなの。」 ザン「おまえのには、悪意、こもってるよな」 じょた「まだまだザンの話が続くんですけど、今夜のアップはちょっと難しいようですね。」 ザン「ん〜、仕方がないんじゃない?今日のあたしは寛大よ。」 シェリル「やれやれ」 ザン「ん?やれやれ相変わらずって言われたのは、誰だっけ?」 シェリル「あ〜?」 じょた「ま、まぁ、二人ともけんかしないで。ということで、今夜のところは…」 シェリル&ザン「次回をおたのしむぐっ!…噛んじゃった!」 シェリル&ザン「じょた!あわてるから、噛んじゃったじゃないのよ!」 じょた「うわぁ!なんでぼくが!?」 <びしりという頭をはたく音が聞こえる。> 著者追記:しょうもなく続きます。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第10話 2007/4/14(土)
いい天気だった。ふんわりと花の香りを携えてくる風が、頬をやさしくなでてゆくのが気持ちいい。ザンは、サクサクと踏みしめる草の感触を楽しみながら、リュックを背負った子供達の後について歩いた。
今日は、彼女の学校の課外授業の日だった。彼女は、大事な人に作ってもらったおにぎり入りのリュックを背負い、彼女にしてはめずらしく微笑みながら、空を流れる雲を眺めて歩いていた。
この日、この隊列のほとんどが、この空の向こうに行ってしまうなどと、誰が想像できただろうか。お昼になった。丘の上に広がる緑の絨毯が、風になでられて日の光を波のように反射させていた。絨毯は、ところどころほころびのように岩が顔を出したり、樹木が生えていて、 その周りでは赤や黄色や水色の服を着た子供達が、敷物を敷いてお弁当を食べていた。 そんな光景を眺めることの出来るがけの上で、花柄の服を着た目の細い少女が、おにぎりをちまちまと食べていた。彼女は、岩の上で膝を抱えて座り、オレンジのリュックを 大事そうにかかえて、小さなおにぎりをさもおいしそうにかじっていた。彼女は、眼下に広がる緑のさざ波を眺め、久しぶりにゆったりとした気分にひたっていた。 彼女の周りには友人の姿は全くなかったが、それは彼女にとってはいつものことで苦にはならないし、むしろいじめを受けることが無くて気が楽だった。 ここには自分しかいないのだと思うと、とても気持ちが楽になった。 遠雷が聞こえた。そして、ごうと強い風が吹いた。目の細い少女は、首をすくめると風上の空を見上げ、背筋がぞくりとするのを感じた。風上の空には、いつの間にか真っ黒い雲が広がっていて、 空の半分を占めていたからだ。雲は、彼女の見ている前でみるみる姿を変えて緑の丘に迫ってきた。それはまるで、神の軍勢が砂塵を巻き上げて押し寄せてくるかのようだった。 もっとも、この場合、神と言うよりは悪魔なのかもしれないが。彼女は、リュックの中から雨合羽を取り出すと、さっさと服の上から羽織ってフードを深く被った。 そして、食べかけのおにぎりを竹の皮に包んでリュックにしまうと皆の元へ駆けだした。 彼女が級友達と合流する頃には、遠雷は強烈なフラッシュとドラムビートに変わっていた。泣き出す子供、ドラム以上の声を張り上げて号令をかけようとする教師、それから 突然のアクシデントを喜び狂喜乱舞、大声を張り上げる子供らが、公園のあめ玉に群がる蟻のように動き回っていた。教師は、落雷を避けるためか、窪地に生徒を集めようとしていた。 「ザン」 目の細い少女は、自分の名前を呼ぶ声に気がついて振り向いた。そこには、全身濡れ鼠と化した級友のキャティがいた。彼女は、自分の両肩を抱きしめながら、歯をがちがちと鳴らしてザンに近づいてきた。 ザンは、彼女の母親と旅をした経験があった。旅と言っても、大陸横断鉄道とか、大型客船での快適なものではない。徒歩の旅である。それは、今思えばたいした距離ではなかったけど、 彼女にとってとても良い経験になっていた。そして、その旅で、彼女は不測の事態が起きた場合の対処を学んだ。例えば、こんな土砂降りの時には、体をぬらさないようにして体力を温存するということなどである。 「雨具、ないの?」 ザンは、キャティに尋ねた。キャティは、歯をがちがち言わせながら、首をぶんぶんと縦に振った。 「上着は?」 さらに尋ねた。 「き、今日は、暖かだったんですもん。上着、なんて、もって、きて、ない。」 キャティは、全身をがたがたとふるわせながら、とぎれとぎれに答えた。ザンは、彼女がショック状態に陥っているのだと思って、自分のタオルを彼女の頭にかぶせてやった。 「あ、あり、がと」 キャティは、涙をぼろぼろこぼしながらザンに抱きついた。ザンは、キャティの事があまり好きではなかったけど、彼女は悪気があって自分をいじめているわけではないし、 もっとも悪気がないから始末に負えないのだけれども、彼女の言動は彼女なりの思いやりであって、少なくとも彼女はそう思っているのだろうと思うと、彼女に対するわだかまりも消えていった。 相変わらず雷ビートが継続していた。子供達は、ようやく一箇所に集合すると、先生の次の号令を待ってがたがたと震えながら身を寄せ合っていた。麓の村までの道のりはおよそ5キロ。 この豪雨の中を強行軍するには、子供にとっては骨の折れる距離である。かといって魔道の使えない彼らであった。従って教師が一人、麓に降りて助けを呼ぶことになった。 「今から、先生が山を下りて助けを呼んでくるので、それまで、みんなここで待機しているように。」 体格の良いTシャツの男が、フラッシュと爆音にびびりながら叫んだ。子供達は、草むらの中にしゃがんで身を寄せ合い、体をガクガクとふるわせていた。ザンは、自分にしがみついてくる キャティの頭をタオルごしになでてやると、さっき残しておいたおにぎりをぱくついた。 「せんせー!ザンがおにぎり食べてます!」 スレオのヤツ!この騒がしい中でよく気がついたものだとザンは思った。そして、余計なことを言いやがってと思い、細い目をめいっぱい開いてぎろりと睨んでやった。 スレオにすれば、好きな人の歓心を得ようとしてやったつもりだが、これは単なるちょっかいを出したにすぎず、もちろん逆効果なのであった。 「ザンさん!皆がこごえて我慢しているんですよ!あなたも我慢しなさい。」 インテリ眼鏡の女教師が言った。ザンは、なんてとんちんかんな事をいう女だろうと思った。非常用に食料を取っておくのは当たり前なのに。それに、体が凍えるのが分かっているのなら、 たき火をするとか考えないのだろうかと思った。もっとも、この豪雨では火はつかないと思うけど。ザンは、そんな事を考えながらまた食べかけおにぎりをしまった。 雨は、止むどころかますますひどくなってきた。彼女たちは低地に避難していたため、あちこちから水が流れ込み、池になっているところさえあった。さすがにこのままここにいるのは まずいと判断したのか、女教師は子供達を麓の村に向かって歩かせた。しかし、体が冷え切ってしまった子供達の歩みは遅く、隊列もばらばら。気がつけば途中で座り込む子供も出るしまつであった。 ザンは、今はもうキャティに対するわだかまりはすっかりと消え失せていて、せめてこの子だけでも助けてあげたいと思って、こっそりと彼女に氷砂糖をなめさせてやった。 キャティは、口の中でコロコロと音をさせて氷砂糖をなめると、ニコリとザンに微笑んだ。 「せんせー!キャティが何か食べてます!」 くそ!またお前か!ザンは、スレオを睨み付けてやった。 「キャティさん!」 女教師が、腰に手を当ててキャティの方を振り向いた。 「ち、違うんです!あ、あの、ザンが、ザンがくれたんです!」 キャティは、なめていた氷砂糖をぶっと地面に吹き出すと、ふらふらとザンから離れていった。 「またかよ」 「やっぱりザンだよ!」 「あいつ、自分だけ雨合羽着てるし、ずるいよな!」 皆、口々にザンを非難した。ザンは、地面に落ちた氷砂糖を見つめていた。ザンは、キャティが自分を裏切った事に対して、少なからずショックを受けていたが、 こんな事はいつものことだ、キャティが悪いのではない、他の皆が悪いのだと思うことにした。でも、自分の大事な人、実の親ではないけど、育ててくれた母親ミレーネが 用意してくれた氷砂糖が、無駄になってしまったことが悲しくて涙が出そうだった。 「ごめん!」 涙目のキャティは、ザンにそう言うと女教師のもとへ走った。 「いいよ」 ザンは、精一杯頑張って笑顔を作ると、キャティにこたえた。クラスメイトは、ザンをじろじろと見ながら彼女のそばを通り過ぎていった。中には、わざと彼女に肩をぶつけて 通り過ぎるものもいた。ザンは、なんだか自分の事など、もうどうでもいいような気持ちになって、雨で溶けかけている足下の氷砂糖を見つめて立ちつくした。 呆然としてしばらく立ちつくしていたザンが、何かがはぜるような音を聞いたのは、それから数分後のことであった。彼女は、音のする方向を見た。前方には、子供達の隊列があった。 彼女は、すでに隊列と2,30メートルも離されている事を知った。音は、まだ続いていた。隊列で、誰かが崖の方を指差していた。音は、その周辺から発生しているようだった。 ザンの中に危険信号がともった。この音は…、ひょっとして…、だとすると…、まずい!音の正体に気付いた彼女が走り出したのと、隊列のいたあたりの地面が動き出したのは、 ほぼ同時であった。バチバチ、ばりばりと、木の根っこを断ち切りながら流れる地面に子供達が飲み込まれていくのを、彼女はただ、黙って見つめているしかなかった。 |
絶対クリスマス派!やっぱり和風の美形でしょう。 2007/4/15(日)
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自宅の雀の巣 |
雀が巣を作りました。昨年も雛を救出しましたが、今年もそういうことがあるかも。今日は、出勤でしたけれども、作業はすぐに終了したので、帰宅してからずっと
KURAUのビデオを見ていました。主人公のクラウも整っているけど、やっぱりクリスマスに一票。以前某社で、あの子にクリソツの人に出会って、
目がハートになったことがありますが、行動を起こす前に潰されました。分かりやすくたとえるなら… レシーブ、トス、アタック! でも、ブロック! ワンツーワンツー、アタック! しかし、ブロック! でも、涙が出ちゃう、だって男の子だもん。 あたっくぅ〜あたっく〜な〜んば〜わ〜ん! されど、ブロック! あたっくぅ〜あたっく〜な〜んば〜わ〜ん! どしても、ブロック! うん、こんな感じ。わかりにくいな。多分誰も知らないの。誰も知らない素顔のほにゃららといったとこですな。 ふっ、やっぱり私には幸せなんて似合わないのさ。 |
人は幸せになるために生きている 2007/4/21(土)その1
ここんとこ銃による事件が目立ちますね。やっぱり一般人は銃を持ってはいけないということですよ。銃は殺傷力が高すぎるんです。包丁くらいなら逃げられるでしょうが、
銃は逃げても背後から撃たれますからね。最近、クラウを見て、パートナーがいるっていうのは幸せなことだと改めて感じました。あの乱射事件では30人以上の命が奪われてしまったわけで、 大切な人が突然いなくなってしまった人の悲しみや怒り、それから理由もなく死んでしまった人の無念、悔しさを思うと胸が痛みます。凶弾で倒れた人に冥福があるのか分かりませんが、 いや、私だったらきっと無いけど、でも、ご冥福をお祈りするしかないです。 人は幸せになるために生きていると私は思います。だから、人の幸せを破壊する行為はサイテーです。具体的には書かないけど。自分も気をつけなくちゃ。 私の幸せは無いけど、その分皆が幸せな気持ちになる作品を書きたいです。 追記:犯人は、空想上の彼女がいたそうですな...わ、私は銃なんて持ってないですから!!大丈夫ですよぅ。クリスマスた〜ん!萌え〜! 追記の追記:これから駄文の続きを書きます。今日アップできるか微妙です。お楽しみに! |
ぷち連載小説「静かなる都」第11話 2007/4/21(土)その2
ザンの初仕事は、彼女が13歳の時だった。彼女は、同年代の新米殺し屋2名と組んで、お金を納めないで商売をしている商船会館の要人の一人を暗殺する任務を受けていた。
彼女たちは、皆が寝静まった頃合いを見計らって、屋敷の勝手口から侵入した。「案外楽そうだな」長身の男、バダムがつぶやいた。 「罠もたいしたこと無いし、商人なんて、こんなもんなのよ。」お下げの少女メルが言った。 ザンは、喉が渇くような、気管を押さえつけられるような嫌な感覚に襲われていたが、それはきっと初仕事のせいだろうと思っていた。 しかし、ひょっとしたら何者かに見張られているのかもしれないと思って、しきりに背後を気にしていた。 「さっさと扉を閉めるんだ、ザン」バダムが言った。 彼は、二人の少女よりいくつか年上で、それだけ仕事にも慣れているように振る舞っていた。しかし、技能レベルはザンと同等であり、彼女は彼に少々頼りなさを感じていた。 ターゲットの部屋の扉の前まで、一人の見張りに出会うこともなく無事にたどり着いた3人は、ザンが聞き耳で寝息を確認すると、扉を開けて滑るように部屋の中に侵入した。 部屋の中は、月の光に照らされて青白く光っていた。扉正面には窓、その右側にベッドがあって、さっきからズズズと軽いいびきをかいているターゲットが横たわっていた。 ザンは、依然として首筋を何者かにぎゅっと握られているような違和感を感じていた。何かおかしいと感じていた。これは彼女のカンである。女の勘かもしれないが、 これが無い暗殺者は長生きしない。 ターゲットの屋敷は、その建造物の敷地だけで彼女の長屋が3つは建てられるほど広くて、ついでに朝市が開けるくらいの中庭があった。これだけ広いのに、 使用人がひとりもいないって、どういうこと?彼女は、この部屋にやってくるまでに、ひとりの見張りにも、使用人にも出会わなかったのが不思議でならなかった。 一斉に休暇をもらったの?そんな事できるの?できるとしたら、それは休暇を取ったんじゃなくて、休暇をとらされてるんじゃないの?彼女は、初仕事の緊張と、 ぬぐい去ることの出来ない不安を抑えるため、死にかけの蛇が何度も頭をもたげてくるかのような不安を抑えるため、母親代わりのミレーネからもらった銀のダガーを握りしめ、 祈りの言葉をつぶやいた。 その時、ザンは背筋が凍りつくかのような寒気を感じて身震いした。彼女がこの感覚を殺気だと気付くのは、まだずっと先のことである。いびきが聞こえなくなっていた。 彼女は、肩から両腕の外側にかけて一気に泡立つのを感じた。まずいと頭の中で考える前に、体が反応した。彼女は、ダガーを胸の前にかざし、敵に対して半身に構えると、 姿勢を低くしていつでも移動できるように身構えた。敵?そう、敵だ。彼女の目の前では、バダムがニヤリと口元をゆがめてこちらを見ていた。しかし、次の瞬間、その表情は驚愕のそれとなり、 そして苦悶の表情に変わった。ザンは、彼の胴体から何かが飛び出すのを見た。それは、眠っていたはずのターゲットから飛び出た物体で、ひびだらけの花瓶のように見えた。 花瓶の先にはカニのような鋭い爪が開いていて、月の光の中で黒く光っていた。 「バダム!」メルが彼の方に駆けだした。 待て!とザンが彼女に声をかける間も無く、メルの首は、かまいたちにでも遭遇したかのように、皮一枚残してすっぱりと切断された。ひゅうとか、ごろごろというような音とともに、 彼女の体はバダムの上に崩れ落ち、その背後から鱗に覆われた人にあらざるものが、のそりと起きあがった。 ザンは、あの二人が助からないことは瞬時に理解できたが、これからどうすればよいのか分からなくなってしまった。敵前逃亡は死刑だ。しかし、今の自分があの化け物と闘って勝つ可能性は皆無である。 従ってこちらも死だ。メルはまだ幸せだったかもしれない。好きな人と一緒に死ねた。こんな仕事をしていれば、まともな死に方ができない事くらいは分かっている。 だから、そういう意味で彼女はまだ幸せだったかもしれない。でも、自分はどうだ?ここで死ぬことが大切な人のためになるのか?無駄死になんじゃないのか? そんな言葉が彼女の頭の中をぐるぐると回転した。彼女の目の前には、今や全身をあらわにした下級悪魔がいて、黄色に光る目でザンを見据え、そしてふふんと鼻で笑っていた。 そして、何か彼女には分からない言語で話しだすと、メルの首をぶちりと引きちぎってザンの前にぶら下げた。 ザンは、脱兎のごとく走り出した。敵前逃亡は死だと理屈では分かっていたが、目の前の恐怖からは逃げ出すことしか思い浮かばなかったからだ。彼女の背後では、下級悪魔が なにやら声を発していたが、そんな事は無視して無我夢中で逃げた。文字通り夢の中の出来事のようだったと、後に彼女は仲間にもらしていたが、今の彼女はねっとりとからみつく 水飴の中を、とにかく走るだけだった。 「おくぅ〜」 また背後で意味不明の声がした。彼女が幸運だったのは、屋敷には誰もいなかったということ。罠だったから。それから、下級悪魔が彼女をあなどっていたことである。 後に彼女は、帝都の稲妻という通り名で呼ばれるほどの実力を持つに至る。それほどの潜在能力を秘めているのだが、今はそのことに気付くものは誰もいない。 「ななぁ〜」 まただ。と、その時、ザンはこの声が数を数えている事に気付いた。そして、何の根拠もないけど、10数えるまでに脱出しなければならないのだと思った。 「はちぃ〜」 残り2カウント!彼女は、自分達が入ってきた扉に手をかけると、ノブをがちゃがちゃと回した。しかし、いつの間にかけられたのか、扉には鍵がかかっていて開かなかった。 「くぅ〜」 「なんであかないのよ!」 ザンは、かんしゃくを起こして扉を叩いた。固い!彼女の筋力では扉はびくともせず、こぶしがはじき返されただけだった。 「じゅうぅ〜!」 ザンの背後で、ひときわ大きな声がした。そして、爆発音が聞こえた。それは、下級悪魔が放った魔道かもしれないし、体当たりで部屋を飛び出しただけかもしれなかった。 しかし、今はそんなことはどうでもよかった。彼女は、本能的に危険を感じ、横の通路に飛びのいた。次の瞬間、今まで自分がいた場所に、メルが叩き込まれた。メルの胴体が、 大砲の砲弾のように飛んできて、扉に激しく激突し、四肢分裂して砕け散った。それでも扉は壊れなかったのだから、ザンがいくら叩いても無駄だったわけである。 ザンは、仲間の残骸にパニックを起こすと、足をわなわなとさせながらも通路をひた走った。通路は、建物の形状に沿って、ぐるりと一周するように作られていた。 彼女は、手近な窓から脱出を試みようとしていたが、どの窓にも鉄格子がはめられていて、彼女の体当たりくらいではびくともしなさそうだった。変なところばっかり警備を厳重にして! と悔しがる彼女の背後からは、がしゃがしゃというツメが床に当たる足音が近づいてきていた。 玄関のホールにたどり着いたザンは、階段の下の小さな空間に身を隠すと呼吸を整えた。ゆっくり、ゆっくりと息をした。足音も、ゆっくり、ゆっくりと近づいてきた。 ザンは、ツメの足音が玄関ホールに到達したことを察知して身を固くした。足音が止まった。ホールの中を見回しているらしい。何かが焼けたときのような嫌な臭いが漂ってきて、彼女は顔をしかめた。 しばらく無音の状態が続いた。さっさと通り過ぎて欲しい。ザンは、目を閉じれば全てが消えてしまうのではないかと期待して、ぎゅっと目を閉じた。 しかし、目を開ければやはりそこは屋敷の階段の下であり、この向こうには全身ひび割れだらけの化け物がいるのだと思うと、彼女は悔しくて涙が出そうだった。私たちは騙されたのだ。 どのくらいの間そうしていたのかは分からない。彼女が、憎たらしい組織の連中を抹殺する夢想にふけっていると、懐かしい香水の匂いが鼻腔をくすぐった。彼女は、一瞬自分がどこにいるのか分からなくなった。 でも、すぐに思い出させてくれた。下級悪魔の声によって。 「みいつけた」 ザンの目の前に、メルの顔があった。にょろんと細長い舌をだらりと口から垂らし、かわいらしかった瞳、両の目玉は飛び出して、今にもザンの顔面に向かって飛んできそうだ。 きめの細かい髪は血糊でべっとり汚れ、また、カニのツメで無造作に握られて千切れ、頭皮からごっそりと抜け落ちているところもあった。ひゃぁぁ!とザンは声にならぬ声を上げた。 「みいつけた」 メルの生首の上から再度声がした。下級悪魔は空を飛んでいた。空中浮揚する能力があるらしい。彼は、メルの頭をザンの前でぶらぶらさせると、雷鳴のような音量で笑った。 ザンの顔にメルの舌が触れた。ザンは、何かがふっつりと切れてしまったのを感じた。そして、体中の力がすとんと抜けてしまった。意識が無くなるのか?とザンは思った。 実際、普通の人間ならばそうなるだろう。もしくは、自暴自棄の攻撃を繰り出して反撃を受け、メルのようになるかだ。しかし、彼女はそうはならなかった。逆に、驚くほどクリアな意識があった。 それが、後に帝都の稲妻と呼ばれることになる彼女の度胸の大きさであり、大物の片鱗を見せ始めた瞬間なのであった。彼女は思い出していた。自分の母親代わりのミレーネの言葉を。 「契約をするのよ!」 ザンは、すっくと立ち上がると、空中で笑い声を上げていた下級悪魔を睨んだ。下級悪魔は、自分の考えていたシナリオに無いセリフを、子狐のような娘が話すのを聞いて驚き、とまどった。 「悪魔よ、私と契約しなさい!」 ザンは、今はもうこの方法しかないと思って腹をくくると、空中の悪魔に銀のダガーを向けた。 著者追記:とりあえず、今日のところはここまでです。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第12話 2007/4/22(日)
暗闇の中にメルの顔が浮かんで消えた。彼女の顔は、にっこりと微笑んでいたような気もするし、苦しんでいるようにも見えた。ザンは、前方に浮かぶ蛍のような光をぼんやりと
眺めながら歩いていた。どれくらいの距離を歩いたのか分からないし、時間の感覚もなくなっていた。彼女は、暗闇の中に浮かんでは消える、本当に消えてしまった友人たちの顔を
思い出すと、自分がここに存在するのが夢のように思えて、実は自分は既に死んでしまっていて、黄泉の国へ続く道を歩いているのではないかと思えた。でも、そんなはずはない。あのときの
悪魔との契約、悪魔の呪いが解けていないのなら。彼女は、石化しかけた右腕をさすった。「私と契約をするのよ」震える声で13歳のザンが言った。 一瞬の間があって、落雷のような笑い声がホールに響き、ザンはびくりと体を震わせた。彼女は、階段の下の小スペースから抜け出すと、右手に持った銀のダガーを下級悪魔に向けて立っていた。 下級悪魔は、笑いのけいれんが治まると、ザンを見下ろして言った。 「ばかめ!私がお前と契約して何の得になる?お前と契約する必然性など全くないではないか。」 下級悪魔は腕組みすると、この娘今度は何を言い出すだろうかと思って口元をゆがめた。 「必然性ならあるわ。あなたは既に生け贄を受け入れた。だから、私の言うことを聞かなければならないのよ。」 仲間を生け贄と表現するのにはちょっと気が引けたザンであったが、今はこの場を切り抜けられればよいと思って気にするのはやめた。 下級悪魔は、しかめ面をすると、ばかめと怒鳴った。 「私は、マスターの命を狙うものを始末する命令を受けている。私はそれを果たしただけだ。」 そう言うと、下級悪魔はザンに飛びかかろうとする構えを見せた。 「命を狙うもの?そんなヤツはゴマンといるのよ。その定義だと、あなたはこの屋敷を討って出る必要があるわ。それに、私はあんたのマスターを殺しに来たわけじゃないわ。使いを頼まれただけ。」 思いつきの詭弁とウソを並べ立てるザンにいらだつ下級悪魔だったが、既に制約を受けている身のためか思考が定まらず、なおもいらだつのであった。 「しかし、こんな夜更けに使いなど…」 ザンは、下級悪魔が頭をぶるぶると左右に振る様子を見て、彼が既に自分の術中にはまっていることを悟った。もう少しだ。もう一押ししてやる。 「緊急の、そして隠密の内容なのよ。」 「嘘をつくな」 下級悪魔は、自分の顔面を両手で覆い隠し、その強大な握力で頭を握りつぶさんばかりに力を込めた。 「あなたは、マスターとの契約を破るところだったのよ。でも、今ならまだ間に合うわ。私に、マスターの居所を教えればいいの。」 「ここには、いない」 下級悪魔は、今や顔面蒼白となって歯を食いしばっていた。 「もう一度聞くわ。マスターは、どこ?」 ザンは、突然立ち止まったムーランの背中にぶつかって我に返った。ここです、と彼は言った。彼の指し示す方向には、天井には、ゆがんだ水滴のようなマークの書かれた石の蓋があった。 この蓋の向こうが、くだんの寺院の墓地とのことだった。 「ここから先は、ガーディアンに見つかりますが、それでも行きますか」ムーランは、首をくいっと蓋の方向に動かした。ザンは、無言でうなづいた。 あの悪魔の呪いは、今も続いているだろうか。ザンは、ゆっくりと持ち上げられる蓋を見上げながらそんなことを考えていた。 「やっぱりやめようよ」 黒というよりは青みがかった髪をした男が、早足で歩く女に声をかけた。女は、男をちらりとだけ振り向くと、彼の言葉は全く無視してずんずんと歩いていった。 ここはシュベルフィーユの門前町。大寺院コレ・デ・イインカの前に広がる町である。ここは昼間来ても静かな場所だが、丑三つ時はさらに輪をかけて静かで、 男女の歩くじゃりじゃりという足音以外、風の音さえしなかった。そして、勿論人っ子一人見かけることもなく、たまに横丁から野良犬や野良猫がこちらの様子をうかがってくる以外、 人の気配は全くなくて、いや、気配はあるけど姿は全く見えなくて、少なくとも男の目にはそのように映っていた。前を歩く女のように「見る」能力を持っていない男には、 曇り時々晴れ程度の能力しかない男には、そのように見えていた。 「出かけるわよ」 じょたは、シェリルの声で目を覚ました。彼は、彼女からもらった愛用の時計クロノを見た。深夜12時過ぎだった。床の上に寝ていた彼は、うーんとうなって伸びをし、彼を踏んづけている彼女の足をつかむと、 もう少し寝ようよともにょもにょと小さな声を出した。が、すぐにそれはうわぁという大きな声に変わった。 「時間がないの!」 シェリルは、じょたの腹に載せた足に全体重をかけると、ぐりぐりとドリルのように彼の腹に食い込ませた。じょたは、ふわぁと訳の分からない言葉を発してVの字に体を起こし、 またぐったりとした。 「急いで支度して。今の内にお墓の位置を確認しておきたいのよ。実は場所が分かりません、なんてかっこわるいじゃない。」 じょたは、もう何を言っても無駄ねと思い、そして放っておけば本当に一人で出かけてしまうだろうと思って、素早く革鎧を着ると、妖刀鬼斬り丸を腰に帯びた。 二人は、樹木に囲まれた寺院の入り口にやってきた。寺院の本殿及びそれに付随する墓地に向かうには、彼らを威嚇している石像のライオン2頭の間を通り抜け、 数百段、ひょっとすると千段以上はあろうかという長い階段を登る必要があった。さすがにこの都市で一番大きな寺院ではある。星明かりのもと、のっそりと見える寺院のたたずまいは立派で、 金箔の貼られた壁や柱が、麓からも見上げることができた。じょたは、今は深夜だから人っ子一人いないけど、昼間来ればそれなりにお参りする人も多いのだろうなぁと思って、 雨戸に閉ざされた茶屋を見た。ぐうとお腹が鳴った。 「それにしても、さすがはこの国一番の寺院ね。夜中だっていうのに、お参りする人がひっきりなしじゃない。」 じょたは、やっぱりそうなんだと思うと、左手に刀を確認し、右手で彼女の手を取って階段を登り始めた。シェリルは、おやというような表情をして、一瞬彼にひきずられる形となったが、 すぐに体勢を立て直すと、両手で彼の手を握りしめた。 「こんな風に夜中にデートするのって、久しぶりじゃない?」 じょたは、やれやれと思って苦笑した。 |
全然ゴールデンじゃない! 2007/4/28(土)GW?初日その1
ゴールデンウイークに入ったのでしょうか。今年は最大2連休という、まっことショボいGWになりました。(以下の表参照)皆様いかがお過ごしですか。
改めて確認すると、どこがゴールデンかと。シルバーでもなく、せいぜいブロンズセイントです。セイントほにゃや〜。プログラマーさるやぁ!です。ですですですです。 ところで、タワヤンのゲームセンターで「むちむちポーク」を発見!やったあ!で、初プレイは、3面の途中まででした。ちなみに、青いむちむちお嬢さんでプレイです。 まだ、ボタンの使い方が分からず、ボムはどれ?スーパーウエポンみたいのは、どうやって使うのだ?と思っているうちにやられました。その後、ハップさんがプレイしておりましたが、 やはり結構な腕前でござる。なんでハップさんかというと、雰囲気がハップさんだからです。(エウレカです)とりあえず、明日もプレイします。 では、これから、大好評の、熱烈なファンからの書き込みがイパーイの、ぷち連載小説「静かなる都」の続きを書きます。今回は、ムーラン君のお話です。 彼については、今まで全く書いていなかったので。本日アップできるでしょうか?お楽しみに。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第13話 2007/4/28(土)GW?初日その2
テイト・トランスポートの配送センターは、今日も輸送用シューターの周囲に荷物の山が出来ていて、その周りでは筋肉だるまの兄ちゃんや、腕まくりした女性たちが
せわしなく動き、鋭いかけ声が飛び交う戦場と化していた。テイトと言えば、カール帝国でも1,2を争う大きな運輸会社で、国内はもちろん、国境を越えた南のセント・サモアン王国や
スルーザー合衆国、海を越えてヤマト、それから西の大陸のドリムランド諸国や謎に包まれたヴリューニェにまで営業所を持っている世界的大企業であった。その、大企業テイト・トランスポート、バウムクーベン本社配送センタービルの一室に、3人の男がいた。一人は50代後半の白髪の紳士である。上物のスーツを着た彼は、 葉巻をもてあそびながら窓の外の様子を眺めていた。もう一人もやはり50代くらいの頭のはげ上がった男で、彼はソファに深く腰掛け、背もたれに両腕をのせて、日焼けした顔をほころばせていた。 そして、最後の一人、ムーラン・ホワイトネスは、しっくり来ないスーツの裾やネクタイを気にしてもそもそしながら、ちょうど社長室のドアを開けて入ってきたところだった。 「まぁ、とりあえず、決まってよかったな。ムーラン君」階下の様子を眺めていた紳士が言った。 ムーランは、直立不動の姿勢を取り、はいおじさま、ありがとうございますとこたえた。彼は、その時ちらりとソファに腰掛ける父親の方を見たが、なんだかえらそうに見え、 怒りがこみ上げてきたので無視した。葉巻の紳士ことテイト・トランスポート社長のクレバリア氏は、ムーランに近づくと私も肩の荷が下りたよと言った。 カール帝国の帝都バウムクーベンで、今年大学を卒業したムーランは、毎日のように遺跡の探索を行い、フィールドノートを作ることに専念していた。大学の専攻は帝国の歴史で、 卒業論文も科学技術の進歩と魔道のかかわりについてであった。彼は、科学技術がおよそ千年前からそれほど進歩していないことや、ともすると技術が後退している場合もあること の理由として、魔道が関係するのではないかと考えていて、その考えを論文にまとめた。しかし、根拠となる証拠が乏しかったため、論文の評価は低かった。 それで、彼は卒業した後も、地道にフィールドノートを付けることに専念していたというわけなのであった。彼のフィールドノートが50冊を越えた頃、 彼は運輸会社を経営する伯父に呼び出された。伯父の職場は、帝都の宮殿の近く、噴水公園に面したブロックにあった。ムーランは、にぎやかな駐車場を横目に見ると、胸の中に嫌な予感が わき上がってきて、やれやれとつぶやいた。 ムーランが通された部屋には、白髪の初老の紳士と、猫背の彼の父親がいた。彼は、自分の父親のことがあまり好きではなかった。自分の意見が無く、すぐ人に合わせようとするからだ。 だから自分はそうなるまい、どんなに否定されようとも、何事も自分の意志で決めてやると思った。 「ずいぶん立派になったな。」初老の紳士が言った。 「ご無沙汰しております。おじさま。」 ムーランは、お辞儀をするともう2,3歩前に進み出た。伯父の隣では、彼の父がにやにやと笑みを浮かべながら立っていた。ムーランは、その、俺は何でも知っている、と言わんばかりの 表情が嫌いであった。恐らく、この事件も父のせいだと思うとますます嫌になってきて、さてどうやって断ってやろうかと、そんなことばかり考えていた。 「研究の方は進んでいるかね、ムーラン君。」 はい、とムーランは伯父の問いに答えた。反射的にそう答えてしまってから彼は、はて、そんなに研究が進んでいたかしらと記憶を探ってみたが、これは儀礼的な質問だからまぁいいのだと 思うことにした。それに、彼は自分の研究テーマと発想については自信があったし、それを本にする能力だってあるつもりだった。しかし、彼の著作を書籍化してくれる出版社は、 いまのところ帝都には無いのだが。いっそ、ヤマトのトンデモ本にでも寄稿しようかと思った彼であったが、その雑誌はオカルトを前面に押し出しているのでやっぱりあきらめた。 そういうわけで、彼は今無職なのだった。 「うむ、それは結構。」 初老の紳士は、まぁ掛けたまえとムーランに席を勧めると、自分も深くソファに腰掛けた。ムーランは、自分でもいつまでもふらふらしているわけにはいかないと思っていたから、 このシチュエーションは渡りに船なのだが、そこに父の存在が介在することが許せず、どうやって申し出を断るかということばかり考えていた。 「研究資金の方はどうかね。」 そう来たか。痛いところを突かれたとムーランは思った。確かに、自分の貯金もそろそろ底をつく。もちろん、親のすねかじりというわけにもいかない。初老の紳士は、ムーランの プライドを傷つけぬように気遣いつつ、それでも当初の目的である彼を職に就かせるという方向に話を進めていった。 かなわないな、この人には。ムーランは苦笑した。そして、彼は、テイト・トランスポートの入社試験に臨むことにしたのであった。 ムーランが担当することになったのは、帝都南部の地域で、歴史的価値の高い、静かなる都シュベルフィーユが含まれていた。もちろん、仕事の合間にフィールドワークをすることなど不可能だが、 それでも、仕事でこの町にやってくることができるのは嬉しかった。 「こんなシケた町のどこがいいんだ?」同僚のグレッグが言った。 確かに、周囲を崖に囲まれた盆地に存在するというその立地条件といい、乱杭歯のような壊れた門が小高い山を背にして建っている様子といい、そして近づいてみれば町並みは古くさく、 娯楽施設もほとんど無いとくれば、一般的な若い人間にとっては魅力の無い町かもしれなかった。また、これといった観光名所があるわけでもないので、観光客もまばらなシケた町に見えるだろう。 ただ、ひとつ、有名な寺院があるのだが、悪い噂が先行しているため、それだけのために遠方から訪れる客はいないようだ。 「この町の歴史は、帝都よりも古いのです。」 ムーランは、ありきたりな説明を同僚にすると、集配センターの女性事務員にサインをもらった。彼女はこの町の生まれだった。その彼女に言わせると、ここの住人は、 昔からこの土地に住んでいたか、またそうでないのか、行動パターンですぐに分かるという。基本的に地元の人間は、ここを出たがる傾向にあり、休日ともなれば自家用のシューターで 出かけてしまうのだそうだ。しかし、後から移り住んできた人たちは町を離れたがらない。だから、休日に町をうろうろと散策するような若者がいたら、それはこの町の住人じゃないということで、 そういう人は地元の人間には嫌われる傾向にあるから、あなたも気をつけた方がいいとのことだった。うん、気をつけよう。 ムーランが、私用でシュベルフィーユを訪れたのは、テイトに入社して1ヶ月後のことだった。彼は、まず、いつもの集配センターの事務方の女性を訪ねたが、あいにく彼女は留守だった。 まったく、彼女の言葉通り、この町の生粋の住人は、休日は周辺の町へ遊びに行くものらしい。ムーランは、歴史ある煉瓦作りの建物に挟まれた中央通りから広場の方へ向かい、その後有名な寺院に向かった。 寺院は、小高い山の上に建てられていて、千段近い階段を登るのには閉口したが、頂上からの眺めは素晴らしく、また、冷たい風が汗を乾かしてくれて、とても気持ちが良かった。 寺院の奥は墓地になっているようだったが、自分は誰かの墓をお参りするわけではないし、オカルトを信じているわけではないが、やはりそういった場所には、近づくにふさわしい シチュエーションというものがあるので、その日はそれ以上近づかないことにした。 ムーランは、安宿に戻ると早速いつものフィールドノートに新しいメモを書き加え、町の地図や寺院のイラスト、それから町の中で見かけた気になる印、 それはゆがんだ水滴のような形状をしていたが、それらをノートに書き写すと、満足げにベッドに横たわった。腹が鳴った。彼は、そういえば夕飯も取ることなく ノートに没頭していたのだということを思い出した。それで、何か食べ物を注文しようかと思い壁の時計を見上げた。すでに深夜だった。 この時間に食べ物を持ってきてもらうのは非常識だろうなぁと思い、ぐうぐうと鳴るおなかをさすっていると、ドアがノックされた。 一瞬びくりと驚いた彼だったが、きっと宿の人が気を利かせたに違いない、これはグッドタイミングと思って、鎖付きのドアを少し開けた。 そこには、確かに紺とグレーの制服を着た宿の従業員がいた。しかし、食べ物は持参していなかった。彼は、何か注文をしようと思ったが、その前に従業員が口を開いた。 「夜分遅く申し訳ございません。実は、お客様に面会したいとおっしゃる方が、フロントにいらっしゃいまして。時間も時間でございますから、お引き取りいただくようお願いしたのですが、 どうしてもお伝えしたいことがあるとのことなのです。火急の用件ということもございますので、夜分遅く失礼とは思いましたが、お知らせいたしました次第です。」 ムーランは、疲れ切った表情の男性従業員に、ちょっと同情したが、その面会は断ってくれと頼んで扉を閉めた。地元の知り合いが訪ねてくることが無いとは言えなかった。 もっとも、彼の知り合いというと、くだんの事務方さんだけであり、彼女が深夜にムーランの部屋を訪れるということは、悲しいけれどやっぱり絶対に無いといってよい。 そういえば、名前さえ知らないじゃないかと彼は思った。従って予想されるのは、よそ者を嫌うというこの町の住人が、好奇心旺盛なムーランの聞き込みや探索を快く思っておらず、 抗議しに来たのではないかということである。嫌がらせだとムーランは壁の時計を見ながら思った。彼は、戸締まりを厳重にし、カーテンもしっかりとして、 カーテンの隙間からそっと階下を眺めても誰も見えなかったが、そして床に就いた。眠りに落ちる前、彼は従業員に訪ねてきた人物の特徴を聞けばよかったと後悔した。 翌朝、フロントで昨晩の従業員を呼び出してもらったが、そんな人物はいないという女性従業員の話を聞いて、ムーランは背筋がぞくりと寒くなった。 |
環境に関する提言 2007/4/29(日)GW?二日目
なんと!あれほど楽しみにしていた「むちむちポーク」が、調整中ですと?なんてことだ!今日はそれが楽しみだったのに!「虫姫さまふたり」も、ラストステージまで行けないという
ていたらくであるし、運勢も体調も悪いのですな。例によって気管の入り口はぼこっと腫れてずきんと痛いし、歯茎の腫れは相変わらずだし、頭痛はするし、おべんちゃんの状態も変じゃ。
体中腐っているような気がします。でも、イニシアルなお店に新人美人さん投入だったので、まぁ許そう。伝説のカレー屋さんもそうですが、ああいう、すっきりさっぱり系美女には
からきしですな。ぐえへぐえへ。ところで、車の保険を更新する必要があるっぽいです。去年からずっと乗ってないのですが。やはり都市部で生活していると、車なんて必要ないのですね。みんなどうしてあんなに 車に乗りたがるのか分かりません。止める場所も無いのに。緑のおじさんうるさいのに。洗脳されているの?エコガソリンなんか使うよりも、車を使用する率を5%少なくしたら、排気ガスだって5%削減できるんじゃないの? だから、仕事でどうしても必要とか、小さい子供がいるとか、老人がいるとか、体が不自由とか、そういうのが無い人は自家用車に乗るの控えたらどうでしょう? 電気自動車よりもずっとエコだと思います。という脱線は置いておいて。保険ですよ。もったいないけど、やっぱり更新かなぁ。どうせ乗らないのは分かっているけどねぇ。 ひょっとしたら乗るかもしれないし、それで事故に遭遇したら目も当てられないもんね。 それと、今日は本屋で「銀河おさわがせ執事」を発見!即購入しました。これは、ロバート・アスプリン&ピーター・J・ヘック氏の銀河おさわがせシリーズの新刊?です。 マジカルランドのシリーズでも有名な作者ですが、これらの作品に共通しているテーマは人間愛です。簡単に言えば思いやりですよ。なんかね、主人公の仲間への思いやりというか 愛情といいますか、そういったものがひしひしと感じられて、読後感がとってもよいのです。まぁ、今回の作品はまだ読んでいないので分かりませんが、 きっと素晴らしい作品であると信じています。よろしかったら是非ご覧ください。以下に、アマゾンのリンクをつけておきます。 「銀河おさわがせ」シリーズ 「マジカルランド」シリーズ と、いうわけで?今日の「静かなる都」はお休みです。私もよい作品を書けるようになりたい。 |
フラッシュメモリーが8Gで9000円は安い! 2007/4/30(月)GW?3日目・出勤
例によって出勤でした。でもって体調思わしくないなぁ。体がだるくて熱っぽい感じ。息も苦しいし。ビタミン大量摂取と、気功法で対処ですが、それだけではだめですか。
規則正しい生活と、メシに気をつけていれば、大分改善されるような気がするのですが。しばらく気功法を増やしてみます。さて、昨日袖にされた「むちむちポーク」ですが、今日は秋葉原まで出向いてプレイです。でも、やっぱり3面の壁は厚かったです。 ノーマルな腕のプレイヤーではそんなものなのでしょう。タワヤンにも寄ってみましたが、やっぱり調整中でした。従業員が調整しているふうでもなし、一体何があったのでしょう。 基盤がいかれたのかな?だとしたら、しばらくはおあずけっぽいなぁ。 そういえば、あきばを歩いていたら裏道の店で、フラッシュメモリーが8GBで9000円を切っていました。4GBで7000円程度ですから安いですね。 CPUのクロックは、3.5〜3.6ギガヘルツくらいでなかなか増えません。ビスタは苦戦してるらしいですね。でも、売れないのは納得。 メモリーが大量に必要になるOSなんてだめだめですな。メリットが分からないの。XPでも十分動くし。しかも、OS変わると動かないプログラムが存在するし。 プログラマの人で、苦労している方もいるのです。私も危ないな。ビスタはやめてほしいな。 ところで、タワヤンで久しぶりにアイスコーヒーを飲みました。この味、…微妙だなぁ。薄すぎるんですよ。やはり、ここはブレンドを頼まないとだめか。 アイスココアもうまそうであるなぁ。 追記:今回の「銀河お騒がせ執事」 は、おっかけっこの話ですな。ちょっと中だるみしてる。まだ半分しか読んでいませんが。えらそうな批評はできないけれど、手、抜いてない? |
ポークアップ! 2007/5/3(木)
今日は、青い娘で回数不明なくらいやりまくりでした。思わず、うっ!って声が出る事もありましたが、久しぶりにイパーイできてよかったです。もちろん、
CAVEの「むちむちポーク」の話なんですが。どうしても3面を越えません。あたり判定が分からないこともあるし、薬指でボムを出さねばならんので、
ちょっと使いづらいのです。でも、ウマイ人もいますなぁ。すごいすごい。さて、2連休のショボイGW再開です。今年は体調が悪くて、どこにも行けませんが、創作活動のほうもだれています。だるいので。車もバッテリー切れでだれており、 父によるとジェフを呼ばねばならんそうです。リーダーさんの次はジェフです。サッカーチームと車の関係を想像するのもおもしろいです。あ、中国人のジェフでしょうか。 いや、あれはジャッキーですから!とひとりボケつっこみ炸裂したところで今日はおしまい。ううむ、だるい。 |
要するに会員制出会い系サイトじゃなくて? 2007/5/4(金)
今日も今日とて青い娘でばんばばんです。またしても「むちむちポーク」ですが、これは結構むずいですな。というより、私の集中力が全然高まりません。
どうしたのでしょう。ほんにゃらこうそくどレーザー?というのを撃つのがミソですが、それを撃つと私の集中力が散漫になるっぽいです。とうとうボケたの?ところで、ここの喫茶の店員さんは、オパーイがイパーイのむちむちポークでいいですなぁ。じょ、じょしだいせいですと?それはヤミオオ時代を思い出すでありますよ。 隣の隣でミク*の話をしているのも女子大生ですか。フーン。ミク*ってそんなにいいんですか?…いま、いろいろぐぐってみたのですが、要するに会員制コミュニティサイト? 非会員制ならば、昔もそんなのありました。経営がうまくいかなかったみたいで、どっかに吸収されたのかな?詳細は分かりません。…もう、見つかりませんな。 こんなこと書くと怒られるかもしれないけど、ミク*って会員制出会い系サイトじゃなくて?(セイラさん風) |
練りつながりで、練気功? 2007/5/5(土)
今日は出勤でした。でも、3種類の更新は、ささっと終わらせて、月曜の打ち合わせ準備もしてさくっと帰りました。まだ少し足りない部分があるのですが、
あとはネットを放浪していろいろ探そうと思う、全然GWらしからぬ休暇の午後ですが、皆様いかがお過ごしですか。そろそろ「むちむちポーク」ネタも尽きてきて、マンネリですから、練りつながりで、練気功の話をひとつ。父の知人が練気を始めるそうなんですよ。 おお、素晴らしい。すでに定年を迎えた方なのですが、年を取ってから新しいことにチャレンジするなんて素晴らしいことだと思います。(他にもいろいろなさるそうです) とにかく、練気功(だと思う)は、武術用の気功と異なり、体への負担が比較的小さいので、健康増進に役立つと思います。 私も以前はよく練気功をやっていました。今は、立占木春(へんとつくりを別々の文字に分けています。たんとうと読みます。ちょっと字が違いますが)中心です。 さて、この練気功、気を練るって書きますね。これは、言葉通り、ふわふわの磁力みたいな気を、粘っこくするという意味だと思うのですが、最近ふと気がついたのです。 気の質を変えることを練気と言うのではないかと。永久保さんのマンガに、よく霊能者が気の質を変える?シーンがありまして、変換装置という表現ですが、 あれがすなわち練気ではないかと思ったわけです。とは言うものの、私は気の質の違いまで分かるほど敏感体質ではないので、分かったところでどうにもならないという問題がありますな。 ちなみに、気を練るの考えは、私の思いつきですから、実際のところはよくわかりません。 |
三枚目のジャーナリストってとこでどうですか? 2007/5/6(日)
とうとう休みも終了。まだ歯茎の腫れは引かないし、シモーも調子よくないなぁ。昨日は、午後からずっと地獄少女を見ていました。多分今日もそうなりそうです。
なんだかしまりの無い尻、じゃなくて休みでしたよ。ぷ、ぶりぶりぷー。のっけからシモーネタで恐縮です。皆様いかがお過ごしですか。さて、新しい会社に入って5ヶ月が経ちましたよ。無職時代と同じ期間です。ドツマのハローワーク通いだった5ヶ月間、無謀にも異業種をチャレンジし続けた5ヶ月間、 家の中も針のむしろだった5ヶ月間です。そして、やっと望む職を得たら今度は体調不良です。ついてない。運の話をすると、またシモーネタになるのでこのへんで。 ところで、地獄少女ですよ。なかなかおもしろいんですよ。必殺シリーズみたいな雰囲気なのです。毎回読み切りで、途中の話から見てもそれなりにいけると思います。 おすすめ。この話の中に、柴田っていう登場人物が出てきます。地獄少女の秘密をさぐっているのです。一人娘が地獄少女とつながってるっぽいんですな。 無精ひげの3枚目で、金もあまり持っていなさそうで(でも持ち家があるシーンもあったなぁ)、奥さんが**して、その後****で**でしまったという、哀愁漂う感じの男です。(一部ネタバレのため削除) ふむ、私もあんな感じでいってみよう! と、いうことは!! ・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・・・・ ・・・・・・ 私も早くバツイチにならないと! いや、その前にするものありましたか、そうですか。 そういえば、あなたの恨みはらしますって、サイトありました。(誰かやると思ったけどね) でも、入力フォームだけで、どこにも飛ばないみたいです。やはり深夜の12時でないとだめなのかなぁ。 ひょっとしたら、12時ちょうどに送信先ありのフォームに入れ替えられるという可能性は否定できませんが。 念のために書いておきますが、送信しないほうがいいですよ。 地獄少女オフィシャルページ ttp://www.jigokushoujo.com/ 地獄通信のいたずら?ページ ttp://trombe.mysinamail.com/jigoku.htm |
いつの振り替え?シシリー島がヤヴァイ! 2007/5/12(土)
今日は出勤日でした。振り替え出勤というのだそうですが、いつの振り替えなのか分かりません。GWなの?でも、私はGW無かったですから。
と、言えるほどの立場ではありませんし、言っても無駄だと思います。でも、星喫茶で、お目当ての娘さんにお会いできたからよしとしましょう。
レジもしてもらえて、おつりを渡すときに両手を添えてくれるのが、私の手に両手を重ねるようにしてくれるのが嬉しいです。小さな幸せ。
あ、感じる!とか思ったりして。かわいいのです。スキスキスー!ところで、歯茎の腫れは少し引いたような気がします。きっと、遠いお空の下で、誰かが祈ってくれたからです。ありがとうございます。 でも、ほんと、ここんとこ調子が悪いです。もう、シシリー島なんて、火を噴く勢いです。ずっと座っているからなんですよ。あの椅子はなんとかしないとなぁ。 ウオッシュレットがあってよかった。 |
萌えるワインと蟻が10匹 2007/5/13(日)
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モエとかいうシャンパーニュのロゼです。甘くないです。 |
今日は、母の日だったのでSMAPのありがとうのCDを購入。「サワヤカに〜コイをシテ〜」…これじゃない!リクエストがあったからなのですが。それは喜んでおりました。
でもって、ついでに先日父の誕生日に購入したモエを開けました。
シャンパン(シャンパーニュ)なんて、クリスマスのときくらいしか飲まないし、最近はクリスマスというと、クリスマスたん!
(1、2カワユス!似てはる〜)しか思い浮かばない体になりましたが。ま、とにかく、
これは結構お上品なお味でっせ!甘くないのでおます。そして、アルコール度数11〜12度くらい?ビールよりずっと高いのか。急激に眠くなり、気付いたら8時でした。8時だよ全員集合です。
口当たりが良いので、すいすい飲めますが、がくっときます。お気をつけください。そういえば、じょた君は酒に強いのだろうか?シェリルは、酒に強いというより、酒を飲むと強くなるのですが。 シェリル「ウゼェ!!」 なんだか彩りある食卓に見えます。 |
朝の萌えタイム。君のためならヒルネ! 2007/5/14(月)
かわいい!今朝も、いつもの星喫茶で朝食ですが、スーパーメガトン級かわいい店員さんに遭遇。すすす、好きじゃぁ!是非嫁に!このお嬢様、小柄で髪型はポニーなのです。
でもって、ぱっと見はラッコみたいで、つんつんしてるとこもまたよいの。winkのひとりに似ているかも。伝説のカレー屋さん以上か?まさに百年に一人の逸材であり、
JMG(ジョタン萌え学会)始まって以来の快挙です。自分でも何を言っているのか分かりませんが、とにかく、君のためならヒルネ!いや、ヒネル!でもない。シケル!
言語中枢がいかれるくらい好きー!「エデンの東北」の深谷かほる先生に、命をかけて告白せい!と言われたけど、こんな不健康な壊れかけ人形の命じゃ軽いよねー。
く〜!シシリー島ヴォルケイノゥ、クラッシュ!クラーッシュ!!ハイジをパブでクラッシュだぁ!!(意味不明)...シシリー島は、関係無いですか。そうですか。はぁ、セツナス。 今日は舞の海でドスコイ!じゃなくて、舞い上がって天にも昇らん気持ちです。ほんと、駄文シナリオなんて、1行も書けません。ずっと、ここにいたいな。 |
惑星Qと解散会・そしてラッコラッコ! 2007/5/15(火)
帰宅してちょうど玄関に入った瞬間、以前勤めていた会社から電話がかかってきました。それは元上司の方からで、お話は惑星Q転勤のご挨拶でした。そんなご丁寧に。恐縮です。
しかし、惑星Q転勤とは大変ですね。氷の張った川に現調に行ったり、紙のように薄い橋脚を見に行ったり(あれはびっくり)、いろいろとお世話になりました。
惑星Qといえば、博士君のお嫁さんのルカさんがいた場所です。...苦い思い出です。いや、それはいいのですが。お体にお気をつけください。
さらなるご発展をお祈りいたします。そういえば、私のいた部署が縮小になってしまうとのこと。掲示板でハヤブさんから情報を得ていたのですが、やはりワラウ方面に事務所移転のようです。 そして、その解散会にお呼ばれしてしまいました。辞めてからも呼んでもらえるとは嬉しい限りです。当日は予定を開けておかなくては。 ところで、今朝も星喫茶でした。ラッコちゃん、今日はポニーじゃなくて、お団子頭になっていました。これまたかわいいのです。く〜、是非嫁に!と思って、辺りを見回すと、 今日はやけにクタビレおやじが群れをなしています。まさか!?みんな、ラッコちゃん目当てなのか?おまえなんか、絶対に妻子いるだろ。愛人にするつもりか? そんなよこしまな気持ちで、近づくでないぞ!私は、ただ、いいこいいこしたいだけなのじゃ!でも、それは無理だからやけ食いします。 …むぅ、もう少し眺めていようかと思ったのに、視線方向の目の前に女の子が座ってしまいました。誤解されてしまう。その女の子、さっきからずっとお化粧しているけど、 恥ずかしくないの?まぁ、電車の中で化粧するよりはましだけど。あ、いつものラブラブ夫妻もやってきました。でも、今日は席が無いね。かわいそうに。 私は、ああいう夫婦には、ちょっとあこがれてしまいます。あんなのもいいかもしれない。それとも、いつも監視されてるから嫌なのでしょうか? |
12ヶ月点検、税金や保険料も高いなぁ 2007/5/20(日)
今日も今日とて体調が悪いです。昨日は、本を読みながらうつぶせになっていたら、そのまま眠っていて、はっと気付くともう夕方に。昨日は背中が痛かったですが、今日は頭痛。
多分昨日は熱っぽかったんですな。シシリー島も歯茎も相変わらずの憂鬱な日曜日です。皆様いかがお過ごしですか。12ヶ月点検めんどくさー。1万円近くかかるのね。でも、バッテリー切れも同時に対処してもらえるから、それはそれでいいか。電話するまでは気が重かったけれど、 さすがはプロ、こういうことにも慣れっこなのか、さっさと後日こちらに出向く手はずをしてしまう。ところで、出張料金がいくらなのか聞くのを忘れました。 …むむむ、T社のページを調べても載っていない。もそっと料金体系を分かりやすく提示した方が良いと思われるのだが。それと、いろいろ交換する可能性もあるなぁ。 オイル交換くらいするのでしょうか。全然乗ってないのに交換とはこれいかに。ううむ、なんだかだんだんばからしくなってきた。 |
あのにぎやかな会場で、ぽつんと膝を抱えて座る人。…あれは寂しいな 2007/5/26(土)
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むむっ。こ、ここは!? クレープなんて、ひょっとして始めて食べるかも? 著作権とか肖像権とかウルサイから、こんな写真しかのせられないの。ひとの作品を載せるわけには遺憾でしょ? |
今日は、以前の会社の同僚さんが、東京のほうでおもしろいことをやるので見に行きました。会場は、東京の茶色い海の近くにある、東京ビッグサイトです。
そこでは、でしぐんフェスタというもよおしをやっていまして、同僚さんはそこでアクセサリの展示販売をやっていらっしゃるとのことなのでした。
私は、オレンジのポンコツ電車に乗って、新バキから臨界放射能線に乗り換え、飛行機が超低空飛行する現場に到着しました。 で、会場をさまようこと2時間、全然見つからない!それが、お店のブースがずら〜りと並んでいて、どこがお目当てのお店なのかさっぱり分からないのです。 ちょっとなめてました。サプライズで驚かそう作戦は失敗の巻。残念。まぁ、でも、なかなか楽しめました。私のハートにびびっとくるようなものもあったんです。 く〜あの子カワユス!…そっちかよ! それにしても、いろんなお店がありました。人がどやどや集まってくるお店もあれば、真っ白なブースに膝を抱えて座る女性がひとりというものもありました。 あれは寂しいな。その女性の前に並ぶ小物をちらりと見たら、…あれは寂しいな。でも、会場では机も椅子も貸してくれないのかな?ずっと床に体育座りしているのだろうか。 けつが痛いのでは? ところで、確か、参加費用が1日1万円くらいだったと思うので、2日で2万円。人件費を考慮すると、2日で合計4万円の経費と考えてよいと思います。 そうすると、最低でもそのくらいは稼がねばならんと思うのですが、…あれは寂しいな。どうなのでしょう? そんなわけで、目的のお店も発見できず、体調の悪さからくる体力の消耗だけを感じながら帰途につきました。やや?今気がつきましたが、写真の状態がヘンですね。 もしかしたら、マクー・ロテリア空間に引きずり込まれていたのかも。そんな体のだるい土曜日でした。 |
蛇は生命力が高そう 2007/5/27(日)
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これからは、通勤時にも気をつけないと。 アップで見るとちょっときもー! |
にょろっと出ました蛇です。アオダイショウなの?もうちょっとで踏むところでした。全長70センチくらいかな。スズメバチやカナブンが飛んでいるのも見ました。
カナブンがいるってことは、クヌギの樹液も出ているのでしょうかね。もう夏ですよ。もちっと体力を付けておかなくてはなぁ。 結構長いのです |
ぷち連載小説「静かなる都」第14話 2007/6/2(土)
「お見合い!?私が?ですか?」ひとつのセリフに?マークが幾つも付いてしまうくらい彼は驚いた。「そうだとも、悪い話ではあるまい。」初老の紳士が言った。テイト・トランスポート社長のクレバリア氏、ムーランの伯父である。クレバリア氏は、ムーランに見開きの 写真を見せると、お見合いの日取りなどをなかば強引に決めてしまった。ムーランは、何度か抵抗を試みたが、結局は氏に説得されてしまった。 ムーランが、がっくりと視線を落とした机の上では、目の細い女性が彼を見て微笑んでいた。 ムーランがお見合いという噂は、瞬く間に社内に知れ渡ることとなった。中には、もう彼の結婚が決まったと勘違いして(わざとかもしれないが)大げさに彼を祝福する ものもいた。ムーランは、どこに行っても冷やかされるのには閉口したが、でも、こういうのも悪くないかなと思っていた。 お見合いまであと一週間と迫った日、ムーランはクレバリア氏に呼び出された。社長室では、クレバリア氏がいつになく沈んだ面持ちで彼を待っていた。 氏は、深いため息をつくと、ムーランに席に着くよう勧めた。そして、大きく息を吸い込むと、話し始めた。それは、予想通りお見合いの件だった。 だが、話の内容は予想に反して衝撃的で、正直、彼は落胆してしまった。氏によると、お見合いの相手の素性を調査したところ、あまり良くない情報が得られたので、 彼には悪いがこの話は無かったことにしてくれないかということだった。ムーランは、もともとお見合いなんて乗り気ではなかったけど、 そのシチュエーションには楽しみにしていたこともあったので、がっかりしてしまった。 彼がシュベルフィーユ行きのバスに乗り込んだのは、お見合いの予定されていた日のことだった。せっかくもらった休日を潰すのはもったいなかったので、 好きなフィールドワークをしようと思ったのだ。ムーランは、この町の伝説が本当なのか確かめてみたいと思った。それが真実であると信じて町を訪れた。 静かなる都は、全ての住人の夢を叶えるらしい。自分の夢が何なのか、具体的な形はまだ見えない彼だったが、夢をつかむことが出来れば幸せだし、 逃した幸せをつかみ取りたいと思って、12連の門をくぐり抜けた。 「これが例の宝物ね」ザンは、虹色に輝く透明な壁に囲まれた台座の上にある、象牙のようなものを見て言った。 彼女は、光る壁の手前でひざまづくと、周囲の床をじっくりとチェックした。そして、光る壁すれすれの位置で宝物を観察した。 くだんの宝物は、直径10センチ程度の反り返った円柱状をなしていて、一言で言えば象牙であった。ただ、象牙と異なるのは、 その宝物にはねじりがくわえられていて、パールのように輝いていることだった。恐らく魔道具である。象さんの牙ではなかろう。 しばらく光る壁の解除装置を探したザンだったが、周囲の壁にも床にも解除スイッチのたぐいを発見することはできなかった。 彼女は、ムーランの方を振り返ると、お手上げという風に、両手を腰の高さで上に向けた。ムーランも片手を上に向けた。 ザンは、ひとまずお宝の場所を確認し、安全に近づくルートも確保したのだから、このまま脱出しようかと思った。 しかし、この宝を持ち帰るのが任務であるし、何度も失敗しているこの町のシーフの腕前はあてにはできないから、なんとか持ち去る方法はないかと腕組みして考えた。 その時、ホールの入り口に人の気配を感じたザンは、ムーランの首根っこをつかむと、柱の一つに身を隠した。 奥行き50mくらいある、かびくさいホールの入り口に、細長い影が黄色い光に照らされて動いていた。2体の影は、ホールの入り口で立ち止まると、 ボソボソと何か話をしていた。そして、パシーン!という鋭い音の後、肩を怒らせた影が、のっしのっしとホールの中に入ってきた。 ザンは驚いた。そして嬉しくなった。その影の正体が、あの憎たらしい二人であることが分かったから。ここなら誰にも邪魔されることなく、 二人を血祭りに上げることができるから。二人とは、すなわちシェリルとじょたのことである。ザンは、二人が近くにやってくるまで、 息を殺して待っていた。彼女の右手には、いつの間にか毒の塗り込められたダガーが握りしめられていた。 「シェリル、罠のチェックもしないで、ズカズカ入っていくもんじゃないよ。」のしのし歩く影の背後から若い男の声がした。言うまでもなくじょたである。 呼びかけられた女、シェリルは、そんな言葉は全く無視して、光る壁のエリアに近づいていった。そして、光る壁まであと2,3mというところまで来て、 ぴたりと歩みを止め、始めて周囲をきょろきょろと見回した。 感づかれた?ザンは、二人の不意を突くチャンスを失ったと思った。が、それは違った。 「名前が書いていないわね」シェリルが言った。名前?何?ザンは、彼女が何を言っているのか理解できなくて、一瞬殺意をそがれた。 そして、彼女が何を考えているのか知りたくなって、じっと次の行動を見守った。 「シェリル、それはお墓ではないでしょう」と、じょた。墓?これが、墓?ザンは、一瞬自分の方が間違えてしまったのかと思った。 でも、どう見てもあれは魔道具だし、狙っていた宝物だし、間違いないと自分に言い聞かせた。が、やっぱりちょっと自信がなくなってしまった。 そして、頭に血が上っていたせいか、クラクラとめまいがしてしまった。 「そうね。体のどこ部分の骨だか分からないし。光っているし。」 どう見ても人間の骨じゃないだろ!!というツッコミを入れたくなるザンであったが、突っ込むのは毒のダガーで十分だし、それはもうちょっとで実現可能だからツッコミは我慢した。 そして、ザンは二人の行動に釘付けになってしまっていたので、もうしばらく様子を見ることにした。 「この虹色の輝き、そして円弧を描く象牙のような形状。そう、これはお父様の骨ではないわ。」 シェリルは、そう断言すると、そしてここは墓地ではなかったと言いニヤリと笑った。ザンは、彼女の表情に、一瞬人外の恐ろしいものを感じて鳥肌が立ってしまった。 「じょた、他を当たるわよ」彼女はそう言うと光る壁を背にして歩き出した。 ザンは、もうチャンスは今しかないと思って、シェリルの背後からバネのように飛び出した。 「あのー」 と、目の前にムーランの背中があった。ザンは、毒のダガーがムーランに当たらないように、切っ先をあさっての方向に向けて衝突を回避し、 そのまま加速してシェリルに体当たりしようとした。しかし、石化しつつある右腕が言うことをきかず、このままではムーランにダガーが刺さってしまうので、 ザンは体を180度反転させると、背中からムーランに激突した。そして、ザンとムーランはひとかたまりになって床に転がった。 「なにやってんの!」ザンは大声を張り上げた。 「ザン?うそ!?あなた、なんでこんなところにいるの?…ふふ、仲が良いのね。」シェリルは、床に転がってもぞもぞしているザンとムーランを見て言った。 お前らじゃねぇ!と言いたいザンだったが、右腕の自由が利かず、なおもしばらくじたばたとしてしまうのであった。 著者:やっぱり今日はこの程度でした。明日は、東京のパワースポットに行きます。場所は、…ナイショ。 |
いい色です 飲んだら遺憾のです まだ1〜2分咲き |
今日は、予告通り東京のパワースポット明治神宮へ行きました。結論、樹木が元気で気持ちが良い。とにかくそれに尽きます。なぜか樹木ばかり気になって、
樹木の写真ばかりとってしまうんです。 森の中というと、場合によってはとても嫌な気持ちになって、鳥肌が立ってしまったり、ゾクゾクしたりする場合もあります。例えば、私は子供の頃昆虫採集が好きでしたから、 よく森の中を歩き回っていましたが、ここだけは怖くて一人では入れないという場所がありました。そこは、平地との境界になった森の入り口のひとつで、 数本のクヌギの木の手前に笹が生い茂っている場所でした。その笹が、風でざわざわと揺れているのを見ると、どうしてもそこから先に進めなくなってしまうのです。 それから、幅員3mくらいの細い道から森に入る場所も怖かったです。ほんの20〜30mほど森を通り抜けるだけなのですが、背後が気になる場所でした。 誰か来るような気がするんですよ。どちらも地元なので具体的な場所は明かしませんが、そう感じる場所があったら近づかないことです。 話がそれましたが、とにかく明治神宮は、都心とは思えないほどすがすがしくて気持ちの良い場所でした。ずっと奥まで行ったら、清正井というのがありました。(左の写真) こういう水場も、場所によっては薄気味悪いことが多いのですが、ここはとにかくサワヤカで気持ちが良いんです。ちなみにこの水は飲めません。 私も手を浸すだけにしておきました。 入場するのに500円ほどかかりますが、また行きたくなる場所でした。気持ちがすっきりしましたよ。 追記:原宿は、女の子がイパーイ!もう、いろいろな意味で癒されました。 ここが若者の街原宿ですよ。左側の森が明治神宮。 |
ぷち連載小説「静かなる都」第15話 2007/6/3(日)その2
「どうやってここまでいらっしゃったのですか?」ムーランはシェリルにたずねた。「どうって、お参りの人たちの後に続いて長ったらしい階段を登って、墓地の奥にある建物にたどりついて、順路に沿って進んできたらここにたどり着いたのよ。」 じょたは、お参りしていたのは人ではなくて、順路というのは骸骨が指し示す方向で、盗賊用の罠にはまりかけたことなどをムーランに補足したかったが、 シェリルの持っている鉄扇がみしみしいっているのでやっぱりやめた。 「と、いうことは、ここまで何も妨害は無かったのですね?」とムーラン。 「そう、私たちの行く手を阻むものは何もなかった」とシェリル。いや、いっぱいありましたから、という言葉は、ごくりと飲み込むじょた君であった。 「この町には守護者がいて、町の秩序を乱す侵入者には、容赦なく攻撃を仕掛けてくるのです。」 ムーランは、懐の巾着袋からフィールドノートのたばを取り出すと、表紙に58と書かれたノートを選び出し、ぱらぱらとページをめくった。そして、お目当てのページをシェリルに見せた。 そこには、ガーディアン:町の秩序を乱すものを排除、古代の宗教による、出典:クリペウス図書館、「世界の謎と不思議第12巻P427」と書かれていた。 「ふうん、この町にはそんな魔道がかかっているのね。でも、私たちはお父様の墓参りにやってきただけだから、秩序を乱す存在ではないと思うのよ。だから襲われないのよ。」 「そうかもしれません」 ザンは、ナイフをぴたぴたと手のひらでもてあそぶと、話はそれで終わりといわんばかりに身を乗り出してきた。彼女は、さっきからムーランがシェリルと親しそうにするのが気に入らなかった。 彼と出会ってから、まだそんなに時間がたっているわけでもないのに、昔から知っていたような気がするのも不思議だった。最初に会ったときから、どこかで見たことのある顔だと 思っていたが、一体どこで会ったのだろう。彼女は、いろいろ気になることはあったけど、今はシェリルとじょたを切り刻んで、目的のブツさえ持って行けばいいのだと思って、 ムーランを押しのけるとシェリルの前に歩み出た。 「ザン、あなたもお墓参りなの?」 相変わらず間抜けな質問をする女だとザンは思った。自分の墓参りが必要になるかもしれないのに。と、彼女の前に、不穏な空気を感じ取ったじょたがシェリルを押しのけて現れた。 「君の目的はあの宝物だろう?僕たちはお宝には興味無いんだ。邪魔するつもりはないよ。君に恨みがあるわけでもないし。お互い干渉するのはやめよう。」 「そっちになくても、こっちにはあるのよ。」と、ザンが言ったとき、光る壁に向かってあるいていたシェリルが声を上げた。 「うそ?これ、シールドじゃないわ。ほら、素通り。」シェリルは、光る壁に手を突っ込むと、腕を上下にひらひらさせた。そして、そのまま壁の中に進むと、 くだんの象牙状真珠色物体を手にした。そして、はいと言って、リレー競技でバトンを渡すようにして、ザンに象牙を渡した。 クレイジーだっ!!ザンがそう思った瞬間、ホールが赤く明滅し出した。そして、ホールの入り口が閉じ、その代りホール中央の床が二つに割れた。 床に現れた穴は、ずりずりと両側に広がっていき、そしてその中から毛むくじゃらの物体が現れた。赤い明滅の中に浮かび上がるそれは、 床が開ききるとカニのような足をのそりと持ち上げ、端から順番に曲げ伸ばしした。大蜘蛛であった。恐らく魔道生物の。彼は、体をふるふると揺すると、 光るエリアに侵入したシェリルの方向に体を向け、姿勢を低くして突撃の体勢を取った。 じょたは、鬼斬丸を抜きながら大蜘蛛の前に立ちふさがった。間一髪で、彼の体はシェリルの盾となったが、大蜘蛛の勢いに押されてずりずりと後退させられた。 シェリルは、すぐさま冷凍魔道を詠唱したが、魔道力は収束せずに全て地面に流れていってしまった。彼女は舌打ちするとレイピアを抜き、 パールのような大蜘蛛の目玉にレイピアを突き立てた。レイピアは、大蜘蛛の4つある目のうちの一つをぶち抜いた。大蜘蛛は、痛みのためか2,3歩後退した。 その隙に、シェリルはじょたに近寄って、彼の首筋にインスタントキットのライフポイント回復テープをぺたりと貼った。魔道の使えない場所では、 こういうものが役に立つのだ。 ザンは、シェリルとじょたが大蜘蛛と闘っている間に、逃げてしまおうと考えていた。自分の目的は宝物の奪取で、それはもう果たされた。 あの二人には自分がとどめを刺したいが、大蜘蛛に食い殺される様を想像するのも残酷で良いかもしれない。そう考えると、彼女はじりじりとその場を後退した。 しかし、ザンのもくろみはもろくも崩れ去った。大蜘蛛がターゲットを彼女に変更したからだ。大蜘蛛が何を考えているのか分からないが、 宝物の守護者ならば宝物を守ろうとするのは当然だろう。ザンは、ちっと舌打ちすると、スローナイフを2本ほど大蜘蛛の頭部に叩き込んだ。 しかし、彼女のナイフは大蜘蛛の頭に傷一つ付けることはできずに跳ね返された。ザンは、少しショックを受けたが、すぐに体勢を変えてサイドステップすると、 今度はもう少し柔らかそうな腹部めがけてナイフを投げた。しかし、そのナイフも壁に投げたボールが跳ね返るように、いとも簡単に跳ね返された。 なぜ?どうして?私のナイフの威力が、あのくそったれのレイピアより劣っているというの?ザンがそう思っていると、じょたの声がした。 「ザン!こいつは魔道生物だ。魔道具か魔道攻撃しかダメージを与えられないぞ。」 じょたは、そう言うと青白く光る鬼斬丸を大蜘蛛の足に叩きつけた。刀は、確かな手応えと共に大蜘蛛の足に食い込み、そして突き抜けた。 「よし!」じょたは、返す刀で下段から上段に抜けるスラッシュをもう一本の足に炸裂させ、さらに足を減らした。この調子で全ての足を切断すれば、 身動きできなくなるから、そのまま逃げればいいと彼は考えた。しかし、そうは問屋が卸さなかった。じょたは見た。大蜘蛛がぶるぶると体を震わせると、 切り取った足の断面から新たな足が粘液と共に生えだしてくるのを。じょたは、足下の魔道エネルギーが、大蜘蛛の方向に集まるのを感じた。 「こいつ、魔道力で自動回復してる!」じょたは、そう叫ぶと、シェリルを後ろ手にかばいつつ、呼吸を整えるため石の柱の陰に隠れた。 一方、ザンは、自分が魔道装備をしていないことを悔やんだ。魔道具は、一般の装備と比較してべらぼうに高い。同じ重さの装備の100倍以上の値が付くこともある。 恐らく、じょたが使用している鬼斬丸も、道具屋で売るなら百万ゲルドはくだらないと思われる。だから、一般冒険者が魔道装備をすることはあまりないし、 もし装備しているのなら、相当の金持ちがバックにいるのだろう。ザンには大金をくれるパトロンはいないから、せいぜい毒を塗ったスローイングダガーを装備するので精一杯だった。 彼女は、いまや自分の素早い足だけを頼りに、秘密の抜け道の方に向かってダッシュした。だが、大蜘蛛も8本の足を一斉に動かして、 彼女以上の速度でダッシュし、彼女に体当たりを食らわした。ザンは、体当たりの直前に素早く体を反転させると、柱の一つに身を隠し、 すぐにバックステップして大蜘蛛との距離を確保した。そして、反射的に宝物を前方に構えた。一瞬、大蜘蛛の動きが止まった。 どうやら宝物を傷つけることはできないらしい。 「死なないことが望みならば、かなえてやろう」 ザンは、下級悪魔の言葉を思い出していた。彼女は、あの日、光りに包まれた後のことを記憶していなかった。気がつけば、血みどろになって自室に戻っていた。 もっとも、その血は自分のものではなくて、ターゲットのものであったけど。その後、彼女が死なない体になったかどうか、確かめたことは一度もない。 確かめようとして自分の胸を突いた瞬間に、くだんの下級悪魔が訪れて、あれはウソだったと言いそうだったからだ。しかし、今、彼女は不本意にもそれを確かめることになりそうだった。 都市の魔道を吸収して2本の足を回復させた大蜘蛛は、今ははっきりとターゲットを宝物を手にしたザンに定め、体を左右に揺らしながら攻撃のタイミングをうかがっていた。 すぐに突撃してこないのは、彼女が宝物を体の前面に構えているからだろう。大蜘蛛は、なんとかして彼女の背後に回り込もうとして、ザンを中心にして円を描くように移動していた。 そして、何度かのフェイントでザンの素早さを確認すると、さらに都市のエネルギーを吸収して、体を金色に輝かせながら、渦を描くようにしてザンに突撃した。 速い!俊足のザンの動きをもってしても、反応しきれないほどの速度で大蜘蛛はザンの背後に回り込んだ。掃除機のコードが巻き取られるように、あっという間に彼女の背後に回り込んだ。 やられた、とザンは思った。本能的に蜘蛛のいない方向へ飛び退いたザンであったが、大蜘蛛の冷たい足による斬撃はかわしきれなかった。そのはずだった。 しかし、彼女は痛みを全く感じなかった。自分は今の一撃で即死したのだろうか?一瞬何が起こったのか分からないザンであった。ふと見上げると、憎たらしいじょたが、 青白い刀を片手に突進してきていた。シェリルも魔道の詠唱を続けながら回り込もうとしている。神聖魔道のようだ。無駄なことを。ムーラン、ムーランは? 彼女は、息が止まりそうなくらい嫌な予感がして背後を振り向いた。最悪だ。そこには、大蜘蛛の斬撃を体で受け止めたムーランがいて、今まさに大蜘蛛の足の一振りによって、 ホールの床にたたきつけられるところであった。 著者:今日はこの程度にしてちょ〜。まだ4ページ分くらい残っているんですよう。我ながら、結構書いていたなぁ。明日からまた、新たなるお話を紙のノートに書きたいです。 HPへのアップも近日中になんとかしたいです。なんとか、なぁ。 |
だいぶ咲いている数が増えてきました 家族の健康を祈っておきました。 2礼2拍1礼だったかな? 自然と人工物のコラボレートには、時々はっとさせられるものがあります。 都心部にこんな公園があったなんて、ぜんぜん知らなかった。濃い人同士が、小さい傘の下でのんびりしていました。 あーゆーのもありだな。 |
パワースポットは、磁石のようなものではないかと思います。磁石には、鉄をくっつける性質がありますが、くっついた鉄を磁石に変える性質もあります。同様に、パワースポットにも
訪れた人をそのスポットの性質の磁石に変える性質があるのではないかと思うのです。この場合、磁力というよりも、霊気とか神気のようなものと言ったほうがよいかもしれません。
ただ、その力も、磁石から離れると効果を失います。しばらくは磁力があるかもしれないけど、いずれ鉄に戻るというわけです。だから、磁力を維持するためには、
なるべく長時間磁石と接するようにするか、接する回数を増やすしかないと思います。そして、ここからが重要ですが、いっぱい磁力を受けて私も磁石になれば、
私に接した人も磁石になるということです。ネットで伝わるか分かりませんが。願わくば、私のHPをご覧になった方に、健康と幸せが訪れますように。 そう言うわけで、今週もやって参りました。都内のパワースポット。ちょっと遠いんですけどね。往復の足代も結構かかるの。でも、時間とお金を掛けただけの効果はあると思います。 シシリー島の調子がいいんですよ。ヴォルケイノーが休火山です。座り方を変えたからかもしれないけど。そんなわけで、今日は、たっぷりと神気を受けてこようと思い、 お昼ご飯持参で出かけたのですが突然の雨。これは招かれざる客だったか?と思いつつ、500円分の元を取るためにぶらり。途中、モデル&カメラマンのペアがいて、 いつ、「じゃぁ、脱いでみようか」と言うかどきどきしてたけど、そう言うシーンはありませんでした。雨に濡れる浴衣美女というのは、なかなか良いものです。 それにしてもここ(無料の場所の方)は広いんです。芝生?が生えた広場といいますか、領域といいますか、庭園?が、ずっと広がっていたのです。ハイドパーク?かとおもた。 ひょっとしてアウターゾーンに迷い込んだかと思いましたが、林の向こうにビルが見えるので、やっぱりここは東京です。都心にこんなところがあったんだ。 結局2時間くらい歩きました。いま、すごく眠いです。疲れた〜。 今日は残念なことに一時雨が降りました |
出た!スズメバチです。偶然ですがスカイフィッシュも写っています。プラズマではないと思われ。 満開でしょう とにかく樹木が元気なのです。 |
緑のいい匂いがする木立の中を歩いていたら、とても懐かしいある匂いに気がついて、はっとしてしまいました。この甘酸っぱい香りは?
私は、最初にここを訪れたときから、この森にはクヌギの木がいっぱい生えているということに気付いていました。だから、多分アレだろうと思って、甘酸っぱい匂いの発生源を
鼻をひこひこさせて探しました。そして、げーーーっと!!ありました。クヌギの樹液です。(左写真参照)ここだけで、13回もシャッターを切ったのですが、
使えそうだったのはこれだけです。10倍ズームだと、どうしてもぶれるんですよ。ついでに、オートフォーカスが周囲の枝や葉っぱに焦点を合わせてしまうので、
なかなかうまくとれないのでした。ま、しかし、何はともあれ今年最初の樹液写真です。ちゅうちゅう吸って元気になりましょう。 注意!樹液を本当に吸っちゃぁダメ絶対! そう言うわけで、今週もやって参りました都心のパワースポットです。何度来ても思うのですが、ここは樹木が元気です。多分、わき水がある事と関係があると思われます。 樹木が元気だと人間も元気になると思います。少なくとも私はそうです。特別に気功とかしなくても、元気をもらっている気がします。歩いたのは多分30分くらいですが、 1週間分の元気チャージ完了です。 それにしても今日はお客さんでいっぱいのパワースポットでした。こういう場所で高貴なひととお知り合いになるというのもいいですが、見回せばzzBBzzBB、 BBBBBという状況でして。意味不明ですが。まぁ、zzBBだらけなのでございます。当方、まだzzの範疇には入らないと思われるので、BBはかんべんしてください。 ところで、文庫版の百鬼夜行抄9巻ゲット!やったぁ。待ってたのよ〜。まだ途中までしか読んでいないけど、司タンの出番が少ないな。ふ〜む、微妙だ。 |
とうとう... 2007/6/17(日)その1
車を売ることにしました。ガリバーです。ここは、レスポンスが速いです。メールを送って5分もしないうちに電話がきました。対応もマル。
そして、来週査定をすることになりました。ちょっと寂しい気もします。今朝、必要書類を確認するため、久しぶりに車に乗ったら、
なんだかとっても懐かしい気がしましたよ。でも、この6ヶ月間全く乗らなくても不便を感じないということは、自分にとって車は必要ないということで、
必要ないものに年間20万以上かけるのももったいないと思うのです。さて、とっても対応の良いガリバーさんでしたが、ひとつ気になるのは、住所を言ったときに、
向こうが部屋番号を間違えていたような気がすること。まぁ、近所までくれば大丈夫かな。同じ名前の人も住んでいないし。電話番号も分かっているしな。
というわけで、どきどき車生活も終演です。ちょうど一年。一番遠くまででかけたのは、ドツマ?それとも鬼の町?かな。
どっちにしても自転車でも行ける距離だったなぁ。高い買い物だったことよ。
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ぷち連載小説「静かなる都」第16話 2007/6/17(日)その2
ムーランは、静かなる都シュベルフィーユの街角でザンに出会ったとき、雷に打たれたかのような衝撃を受けた。いわゆる、一目惚れというやつだが、それだけではなかった。
例の、断ってしまったお見合いの相手にそっくりだったからだ。彼は、オカルトは信じないクチであったが、それでもこれは運命なのではないかと思ってしまったし、
そんなものがあってもなくてもザンとお近づきになりたいと思った。並木通りを歩くザンはとても綺麗に見えた。ほっそりとした体型、ショートカットのブロンドヘアは、青いブラウスとのコントラストが良い感じにとれているし、 右腕にだけ巻き付けられたファーが、まるで愛玩動物を抱っこしているように見えてかわいかった。ムーランは、彼女があたりをきょろきょろ見回していることから、 彼女は観光客に違いないと思った。地元の人間が休日に町中を散歩するなんて、あんまり無さそうだし。 ムーランが彼女に見とれていると、道路の端にある排水溝から、ウニウニと灰色の煙が立ち上るのが見えた。そして、それはだんだんと粘土のように粘性を帯びて人の形をなすと、 ザンの背後から近づいていった。ムーランは、この町のガーディアンのことは資料で知っていたけれど、出現する瞬間を見たのは初めてだった。そして、ガーディアンに狙われる 彼女がただの観光客ではない事をさとった。その後、ムーランは、ザンの驚異的な身体能力に舌を巻き、それでも頭に入れた地図から彼女の先回りをして、彼女をガーディアンの 探知外にかくまった。 気がつくと、ムーランは冷たくて砂っぽい床の上にうつぶせになっていた。どこか遠くの方で怒号や風を切る音、金属の反響する音がしていた。女性の叫び声も聞こえた。 彼は、一瞬ここがどこなのか、自分が何をしていたのか思い出すことができなかった。しかし、駆け寄ってきた目の細いブロンドの女を見たとき、胸がきゅんとなって、 そして自分がガーディアンの一撃を食らって床にたたきつけられたことを思い出した。急に体のあちこちが痛くなった。起きあがろうとしたが出来なかったので、 せめて床から顔を離そうと思って腕を回すとあごの下に入れた。 「ムーラン!」 ザンは、ガーディアンをじょたに任せて、倒れているムーランに駆け寄った。ザンは、彼がガーディアンの強力な斬撃を受け、きっと致命傷を負ったに違いないと思って、 ムーランの背中に手をかざし、彼の頬を優しくなでてやった。しかし、それにしては彼の周囲には血痕一つ無いし、予想していた血だまりにはほど遠い、砂っぽい床があるだけだった。 ザンは、ムーランの顔をのぞき込み、大丈夫かと声を掛け、そして、彼の頭を抱きしめて膝枕してやった。すると、ムーランの体が動いたひょうしに、 彼の懐からばさばさと紙の束が落ちた。それは、ばっさりと切断された彼のフィールドノートだった。20冊くらいはあった。よくもまぁ、こんなものを懐に入れて歩き回るものである。 が、しかし、これが彼の命を救ったのだ。ザンは、はぁとため息をつくと、ムーランの頭をばしっとはたき、彼の頭を床でバウンドさせた。その時、彼女の背後で悲鳴が上がった。 ザンが振り向くと、盾となって大蜘蛛を食い止めていたじょたが、刀をはじかれバランスを失って倒れたところだった。そして、そこにシェリルがシールドをかけようとして駆け寄っていた。 大蜘蛛は、頭部にかなりの裂傷を負っており、じょた君はかなり奮戦したようであった。しかし、都市の魔道で自動回復するという、インチキマシンの大蜘蛛のことだから、すぐに回復してしまうのだろう。 大蜘蛛は、足りなくなった足をぎこちなく動かしながら、ずりずりとザンの方に近づいてきた。ザンには、魔道装備は全くなかった。魔道は嫌いだったし、そんなにお金は持っていなかったからだ。 仕事で魔道具を発見することもあったが、足がつくものは持ち帰る事ができないので、いつもくやしい思いをしていたのだった。 大蜘蛛は、今や足りなくなった脳みそをフル回転させていた。そして、宝物を手にしたザンを処理する事を最優先しようと考えると、足りなくなった足を曲げて力をため、ザンに襲いかかった。 ザンは、もはやこれまでと思い、身を固くした。彼女は、右腕にハンマーで殴られたかのような衝撃を受けて、壁面まではじき飛ばされた。彼女は、げほげほと咳き込むと、 突撃された右腕をさすった。冷たかった。それは、石化した部分だった。そして、彼女はふと思った。ひょっとして、この腕は古代の魔道によって石化しているのだから、 魔道が込められているのではないか?少しずつ石化が進んでいるということは、今も魔道が働いているということなのではないか?そういうことなんじゃないのか? 「死なないことが望みならかなえてやろう」 いつだったかの低級悪魔の隈取りされた顔が思い浮かぶ。あの悪魔の魔道がかけられた私だから、石化の魔道具の進行も抑えられているんじゃないの?と、いうことは、やっぱり、 私の腕には魔道がかけられている! ザンは、ムーランを蹴飛ばして突進してくる大蜘蛛に、石化しつつある右腕をカウンターで叩き込んだ。ぼこっという音とともに、彼女の右腕は大蜘蛛の頭部にめり込んだ。 大蜘蛛は、侵入者の思いも寄らぬ反撃にたじろいで、すぐに破損箇所の回復を行うべく彼女から距離を取ろうとした。しかし、それ以上に素早くザンの連打が大蜘蛛の頭部に叩き込まれていった。 ぐちゃぐちゃという、泥をこね回すような音が静かになった。ホールには、すでに回復する事もできないほどに頭部を破壊された大蜘蛛と、細い目をかっと見開き荒い息をついている 金髪の女、そしてお互いをかばい合って床に座り込んでいる男女がいた。ムーランの姿は、どこにもなかった。 ザンは、ちゃぷりちゃぷりという水音で目を覚ました。いつの間にか意識を失っていたらしい。気がつくと、彼女は小舟に横たわっていて、傍らには憎たらしい女、シェリルが 膝をついて座り、彼女の顔を心配そうにのぞき込んでいた。船尾に目をやると、これまた憎たらしい男、じょたが櫂(かい)を操作していた。ザンは、青い空にぎらぎらと輝く太陽がまぶしくて、 右腕をかざして目を隠した。 「大丈夫?」シェリルがつぶやいた。 ザンは、顔を彼女と反対の方向に向けた。返事はしなかった。そして、右手の影からこっそりと小舟の中を見回し、そこに彼の姿がないことを改めて確認するとショックを受け、 暗鬱な気持ちになった。ザンが、大蜘蛛に対して石化した腕の連打を浴びせていたとき、すでに彼の姿はなかったような気がした。恐らく大蜘蛛にはじき飛ばされたとき、 運悪く大蜘蛛の出現した穴の中に落ちてしまったのだろう。自分なら、万難を排してでも彼を救出するところだが、じょた達がそんな事をするとは思えなかった。 と、いうよりそう信じた。こいつらは、助けられるのに、助けなかったのだと。彼らが、助けようとしても助けられなかったとは信じたくなかった。畜生! お前ら、いつか殺してやる!私の右腕の石化が胸に達するその前に。私が死ぬ前に、お前達にとどめを刺してやる!ザンは、悲しみを怒りにすり替えてがんばったが、 涙をこらえることはできなかった。 「どうしたの?」シェリルがもう一度たずねた。ザンは、右腕を目の上に載せたまま、何でもないとこたえた。 ザンは、ゆらゆらと揺れる小舟のゆりかごの中で、眠りのブランコの振幅がだんだんと大きくなっていくのを感じた。彼女は、いつの間にか夢を見ていた。 いじめられていた少女時代のこと。可哀想なキャティ。ザンは、地滑りの向こうに、彼女の泣き顔を見た気がした。その顔がメルの顔になり、そして自分の顔になった。 みんな、私ももうすぐ行くよ。 幸せとは、はかないものだとザンは思った。得ようとすれば逃げていくし、運良くそれをつかみ取っても、もろくも崩れ去ってしまうこともある。 目の前に、下級悪魔に切り刻まれたメルとバダムが現れた。私にも好きな人が現れるだろうか。恋人ができるだろうか?私を好きになる人なんていないと彼女が思ったとき、 照れ笑いを浮かべたムーランの姿が現れた。ムーラン…、でも、あなたはもういない。それに、私の体は、もう…。 日の光を反射した川面は、宝石をぶちまけたテーブルの上のようにちかちかと瞬き、3人を乗せた小舟は、その光の中を、まるで夢の世界へ向かうゴンドラのように、 ゆっくりと流れていった。 病院に面した公園に、ベンチに腰掛けて遠くを眺めている体中包帯だらけの松葉杖の男と白髪の寝間着姿の老人がいた。老人は、紙袋からせんべいを取り出すと、包帯の男に勧め、 ポットのお茶を飲みながら、ばりりばりりとせんべいを食べた。公園からは歴史ある町が一望できた。松葉杖の男は、初めてこの町を訪れたときからこの場所が気に入っていた。 そして、いつか自分に恋人が出来たら、ここに来ようと思っていた。 「行きなさるのか?」老人がたずねた。松葉杖の男はひょっこりと立ち上がり、ええと答えた。 「私には、新しい夢ができたんです。」 そう言うと、彼はもう一度眼下の町を眺め、きっと彼女とここへやってこようと思った。 「それは結構。この町は、住人の夢を叶えると言うからのう。」 老人がそう言うと、松葉杖の男は苦笑した。 「夢とは自分の力でかなえるものです。誰かにかなえてもらったり、ましてや押しつけられたりするものではありません。」 「ふむふむ、それは結構。」老人は、口をもごもごさせながらうなづいた。 松葉杖の男は、老人に別れを告げると、町へと向かう長い坂道を、ひょっこり、ひょっこり下っていった。彼の眼前には、歴史ある町並みと、新しい夢と希望が広がっていた。 − 完 − |
振り向けば、マボロシのマイカー。 2007/6/23(土)
今日、車を手放しました。ちょうど一年間の車生活でした。といっても、この半年は全く車に乗っていなかったので、実質半年間の車生活でした。総走行距離は、大体400キロくらい。
購入時20900キロくらいで、売るとき21300キロくらいだったので、まぁそんなものです。1年で400は少ないと感じる方が多いでしょうが、
自分としては400という数字に驚いています。そんなに乗っていたかなぁと。思い出してみると、乗車回数は多分20〜30回くらい。従って、1回あたりの平均走行距離は13.3〜20キロになります。
片道10キロ行かないくらいです。市内外をうろうろしてただけなら、まぁそんなものなのでしょうかね。さて、当然バッテリー切れでしたから、悟空みたいに「みんな!オラに元気をわけてくれー!」と言って、コードをつないでエンジンを始動させました。きゅるきゅるぶるるん。 しばらくぶりにエンジンがかかりました。嬉しくなりました。そして、そのまま置いておきたくなりました。でも、心を鬼にして売るのです。ごめんよう。 実は、私は今日は査定だけのつもりで、売却は来週と考えていたのですが、そうすると値段が下がるらしいので、えいやっと今日一日で契約を済ませてしまいました。(作戦だったの?) 印鑑証明は、事前に用意していたのですよ。そして、そのまま整備工場行きになりました。だから、最後のどきどきドライブは実現しませんでした。 本当は、市内外を巡りたかったのですが。それから、写真を撮ることもできませんでした。私は、自分の車の写真を一枚も持っていないのですよ。 まさに幻、マボロシのマイカーとなってしまいました。(伝説のカレー屋のお嬢さんみたいだ) まぁ、そういうわけで、私のヴィッツは、い〜じんさんに、つ〜れられ〜て、逝ってしまいました。ん、なむぅ〜。 それにしても、よくよく私は、金と女と車には縁が無い男だなぁと思うのです。 |
今日はだらだら本を読むのじゃよ〜 2007/6/24(日)
今日は、購入した本を紹介します。まずは「PHP+MySQL」
これは、私がちょくちょく出入りさせてもらっているサイトの管理人さんがお書きになった本です。
ピンキーですけど参考書です。ぱっと見た感想は、あと半年早く出ていてほしかった、です。いま、まさしくこういうことをやっているのです。PHP+MySQLなんですよ。
これにJSもからんでくると、サブミットするときめんどうなんだなぁ。いつか私のページに、私のサンプル集でも載せちゃおうかと思っています。お次は「群青学舎2巻」(画像)です。まずこの人の絵が好き。みんな魅力的だぁ。だから発見、即買いでした。お金も無いのにねぇ。私もこういう絵が描けるようになりたい。 付録のペーパーも素敵。索敵と違うの。それから「碁娘伝」(ごじょうでん)もよいよい。私は囲碁って全く分かりませんが、これを読むと、そうか囲んで取るのか?ということが、少し分かります。 それにしても、諸星氏の作品は、いつも不思議な魅力がありますな。その次は「地球から来た男」星新一氏のSFですな。氏は、確か1000以上の作品を残していらっしゃるとのこと。 私も少しでもそれに近づきたいです。最後は「新耳袋第9夜」です。 怪談好きにはたまらない。私は、毎日長い階段を上り下りするくらいの階段好きですから、うほっ!です。いや、これが結構きついんじゃよ。 |
納豆菌とLG21萌え 2007/6/30(土)
今週は、結石のアタックが開始された痛い週でした。そして、シシリー島は納豆菌とLG21に助けられました。そんなお話です。きちゃない表現もあるので、
汚職時中の方はご覧にならないほうがよいかもしれません。ちょっと前にも書きましたが、結石が動き出しています。朝起きると脇腹に鈍痛があり、カバヤ町の星喫茶で、はっ!とするほど美しい人に会います。違います。 はっ!とするほど痛みます。これがもう、いかにも何か刺さった!という痛みでして、ジクー!という表現が合います。そういうときは、背中を触っても痛いです。 きっと前世で、槍で刺されています。それで、水を大量に飲んで対処しているわけですが、その程度では文字通り「片腹痛いわ!」と言われてしまいます。出ません。 ま、出るときはまた、どーんと重く痛いので、しばらくはこれでもいいかと思っています。あぁ、腰が痛い。 さて、お次はシシリー島の調子です。おかげさまで大分よくなってきたのですよ。これは、一日中正座するという仕打ちに耐えた成果です。それと、食生活を少し見直したのです。 おべんちゃんがGGぎみという状態が続いていたからです。GGですと、シシリー島にも結構ヤヴァイわけであり、何とか対処しなければなりませんでした。 そこで、食生活改善です。まず、毎朝大量に飲んでいたコーヒーを、100%野菜ジュースに変更。アンド、お昼に乳酸菌飲料のLG21を摂取+時々納豆ご飯という コンボ攻撃を実施しました。すると、あれよ!、あれよ!、あれよ!、といわんばかりに見事なモスラが出現。思わず水面下を眺めてニッコリ微笑む36歳独身毒男が発生するのです。 水面下で見事に輝いておりましたもの。とーやまさえもんのじょうさま、ごしゅつざ〜といった雰囲気濃厚でした。 この場合、金さんというよりは、黄金さんといったほうがよいわけですが、モスラと金さんファンの皆様ごめんなさい。 ま、食べ物は人によって合う合わないがあると思うので、必ずしもLG21+納豆攻撃が効果あるとは限りませんが、私のお腹にはぴったりくるようです。以上、参考まで。 追記:GGといって、ギャラッピング・グルメのグラハム・カークを思い出した方、ツウですな!私はあの人は、アメリカ版み*も*たではないかと思っています。 おい、スティーブ。照明消せ。 |
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