今月の一枚
  12月の着物・弐
 
模様アップ
12月の着物2写真
黒地袋帯
 
 最近少なくなってしまいましたが、以前は12月に出版社のパーティーなどがありました。Jリーグの表彰式では、選手達がタキシードなので、招待されるファンもおしゃれをして。私はもう何年も無縁だけれど、クリスマスパーティーとか。というわけで、今月の一枚は、華やかな席を意識してみました。

 写真の着物は模様の中に金銀が入っていて、小紋ですが街着にはなりません。これを探していたとき、無性に水色か青の寒色系が欲しくて、模様はあまり意識せずに買いました。花丸紋は古典的な模様で、季節にはあまり関係なく身に付けられます。けれど、へそ曲がりな私は、冬にこれを着るのが好きなのです。あまり寒々しくなってもいけないので、少し濃い暖色を重ね襟にして。

 帯は先月ご紹介した着物に合わせて選んだもので、辻が花風のふくれ織り。今なら手にしないかな?というものですが。こちらも模様はあまり気にせず、色で決めました。ボリュームがあるし、パーティーなどには向いていますね。この組み合わせだと、帯のほうが主役でしょうか。帯締めにも金糸が入っていますが、色が薄いので邪魔にはなりません。帯の色と同じ色無地を持っているので、それに締めて小物をアクセントにすれば、披露宴などにぴったりです。

 もう一つの帯は、以前母が「厄除けに」と買ってくれたものです。長いもの、鱗模様、七色のものがいいとか。着物と同じ花丸紋が入っています。こちらをしめるとぐっと引き締まり、甘さがなくなって。帯揚げは同じものでもいいけれど、帯締めは臙脂と金に替えます。どちらかというと、そのほうが私らしいなと思うのですが、ちょっと見た目の寒さは増しますね。これに黒のショールをして、さて今年も行くのはJリーグの表彰式…くらいでしょうか。

 
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