海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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「Ｅｌ Ｓａｌｔｏ ｉｎ Ｓｕｍｍｅｒ Ｖｏｌ．８」　[埼玉県・佐藤様]
2022年8月　メキシコ　レイク・エルサルト

今回で１９回目のエルサルトとなりました。コロナ渦により２０２０−２０２１まで行くことができず、今回ようやく行ける目途がついたことで７月より準備に取り掛かりました。持っていくのを忘れないようにしたのは、体温計、マスク、風邪薬です。また、渡航をするにあたって一番の難解なことは帰国時に必要とされるＰＣＲ検査を受ける場所です。有名な観光地と違ってメキシコで日本人の釣り人以外はほとんど行かないようなマイナーな地ですので、日本で色々検索し、ＨＩＳメキシコ支店にたどり着き、ここの日本人担当者へマサトランまたはクリアカンでの検査場の検索をお願いしました。結果クリアカンで日本向けの書式を用いてＰＣＲ検査を受けることができました。また、フライトは、往復とも日本ーマサトラン間をＡＮＡ、ＡＭを利用しました。メキシコシティー乗り換えの直行便です。ようやくかなった釣行ですので準備から渡航まではあっというまであったことは言うまでもありませんでした。今回の目標は当然自己記録更新ですが、それ以上に、またエルサルトで釣りができることの喜びをかみしめようと思いました。


■初日

いよいよ８．５日の釣行のスタートです。水量はいつもの８月と比較して若干多いな、といった感じでした。２０１９年８月に釣った場所などを回り、それ以外のパターンを見つけることをガイドと終始しました。運よく、ボイルに遭遇した場所で６０ＵＰの９Ｌｂｓまでを釣ることができました。これはボイルが発生した近辺をバイブで釣った１本となります。いつもの８月と違うことはボトムでの魚の反応がいいということでした。また、釣れる魚のほとんどがキロアップといった魚のコンディションでした。（尚、今回の釣行はイレギュラーな日程を除いて午前は６：３０−１１：３０、午後は１６：００−１９：４０の釣行となります。）

■２日目

初日もそうでしたが、トップは全く無です。早々に切り上げ、岬、ハンプをメインに回り、そこからボイルが多い場所、起きそうなところをベイトの反応、風の向きなどを考えて回ります。１日中そのような釣りを行い、撮影サイズの魚はでませんでしたが初日同様ほとんどがキロアップの魚でしたのでそれなりに魚とのファイトを楽しむことができました。


■３日目

さらに湖の水量が増してきました。朝のトップは早々に切り上げ、２日を通してわかった水通しのいいメインウォーター側の岬のからむ沖側をメインにこの日は行いました。日が昇り昼前に必ずボイルが多発するエリアに陣取り、午前中は風が吹かないことからそのボイルを直撃するようなやり方で８Ｌｂｓを２本釣ることができました。（ボイルを狙った釣りの場合は足元にロッドをボイルがあったときにすぐに投げれるようにバイブを巻いて置いております。）
午後は必ずそのような場所は風でジャブジャブとなってしまい、そのせいでベイトが沈むことからボイルが減りますので、風が止む夕方６時までは 風裏の沖目の岬を中心に回りました。

■４日目

３日目の夜中に突然の高熱が出てコロナ感染を疑い、朝にその旨をスイギスへ連絡し感染対策をしっかりと取った上で車で病院へ連れて行ってもらいましたが、診断の結果は急性胃腸炎ということでした。この日は安静にすることを医者に強く言われたこともあり、無理せず中止としました。パターンが見えてきただけに残念です。


■５日目

熱は下がりましたが、まだ体調は完ぺきではありませんでした。しかし、釣りができない状態ではありませんでしたので、釣りを再開することにしました。しかしながら、天候には勝てず朝から大雨でようやく雨がやんだ１１：００より再スタートでしたので時間が短く、午前はほとんど釣りができませんでした。
午後は一転、熱いくらいの好天で午前中のうっぷんを晴らすように釣りまくりました。７Ｌｂｓ２本、８Ｌｂｓ１本までを釣ることができました。

■６日目

この日はようやく朝のトップにグランデサイズのバイトが２発出ましたが、なぜかポッパーだけが吹き飛ばされてまったくフッキングできませんでした。この２発が今回の最後のまともなトップでのバイトでした。午前中に、岬がからむ沖側でスクラウンジャーで今回２匹目の６０サイズの９Ｌｂｓを釣り、ボイル打ちなどで７Ｌｂｓ，８Ｌｂｓをバイブで釣りあげることができました。外道で、８年ぶりくらいになるかと思いますが、エルサルトでキャットフィッシュを釣ることもできました。

■７日目

この日は、午前中に日本帰国の為に必要なＰＣＲ検査を受けにクリアカンへ行きましたので、釣りは午後の１５：００からスタートしました。ＰＣＲ検査を受けた場所ですが、クリアカンの日本でいうクリニックのような場所でした。予約してもらったときにＨＩＳへしつこいぐらい、私の予約はちゃんと伝わっているか、日本人が受けにいくことをクリニック側はきちんと理解しているのかを確認しましたが、やはり予想していた通り話がきちんと伝わっておらず、当然ＨＩＳのメキシコ支店へそこから電話をして話をつけてもらったことは言うまでもありませんでした。（英語は全く伝わりません。スペイン語のみでしたが、スイギスが同行してくれたので、英語をスペイン語へ通訳してもらったことも付け加えておきます。）
釣りの方は、午後からですので、いつものように夕方の風がおさまってからのボイル打ちをメインに行い、７Ｌｂｓ、３本目の６０サイズの９Ｌｂｓまでをバイブで釣ることができました。

■８日目

今日がいよいよ終日できる最終日です。明日は午前中のみですので今回つかんだパターンで釣りましたが、数は出ますが８Ｌｂｓ以上は釣ることはできませんでした。


■最終日

午前中のみの釣りです。最終日にはとうとう水量が８０％まで増えてしまい１２月頃の水量と変わらないくらいでした。急激な増水により魚がナーバスなのかボイルがほとんど起こりません。魚が沈んだと思いボトムをフリーリグで釣るとかなり釣れます。が、サイズがでません。終了間際に突然いつもの場所よりさらにボート乗り場側に進んだところでボイルが多発するのを目撃し、急いでそこに向かってボイル打ちを行いましたが６ｌｂｓまでしかそれで釣ることができませんでした。ボイルがおさまったところで丁度タイムアップとなり今回の釣行の幕を閉じることとなりました。


■まとめ

今回の釣行は、初めて体調を崩して病院へ行ったり、ＰＣＲ検査をメキシコで受けに行ったりし、色々な経験をさせて頂きました。ＰＣＲ検査を受け結果が出るまでは正直気が気でありませんでした。もしかしたら陽性で帰国できなかった場合も考えて、そのための保険にも入って万全の態勢で渡航しましたが、やはりそんなことを気にせずに釣りができる方が精神的にも、経済的にもいいと思いました。（釣行中に日本政府が９／７より帰国の為のＰＣＲ検査を求めないことがわかりました。）　次回は、そういった制約がない状態で釣りをしたいと思います。精神的、肉体的に安定していない状態で釣りをした結果かはわかりませんが、釣果の方もあまりぱっとしないしょっぱい結果となってしまいましたが、釣れる魚が４０ｕｐでも２ｋｇあったりほとんどがキロアップでしたのでそれなりに魚とのファイトは楽しめました。また前回つかんだパターンを再度検証することができ、この時期の釣り方としてはハズレではないんではと個人的には思いました。来年の夏も是非に試してみたいパターンです。ボイルをおこす回遊魚のサイズが今回は大きいサイズにあうことができなかったので前回みたいな１０Ｌｂｓ連発とは行きませんでしたが、それは次回に持ち越すこととします。
日本政府のコロナの政策が変わらないことを祈り、次回釣行を１２月にまた行けることを祈って今回の釣行の幕をおろします。



［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

あなたの本数：［175］本
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK）
　　（※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」）
　　---------------------------------------
　　1位：体重：［9］lb［7］oz （［　］g）　　体長：［63］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［バイブ］　　バイト深度：［1］m
　　---------------------------------------
　　2位：体重：［9］lb［　］oz （［　　］g）　　体長：［62］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［バイブ］　　バイト深度：［3］m
　　---------------------------------------
　　3位：体重：［9］lb［　］oz （［　　］g）　　体長：［61］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［スクラウンジャー］　　バイト深度：［1］m
　　---------------------------------------
　　4位：体重：［8］lb［　］oz （［　　］g）　　体長：［59］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［バイブ］　　バイト深度：［1］m
　　---------------------------------------
　　5位：体重：［8］lb［　］oz （［　　］g）　　体長：［58］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［バイブ］　　バイト深度：［1］m
　　---------------------------------------
　50cm超の本数：［38］本　（そのうちロクマル［3］本）
　7lb超の本数：［13］本　（そのうち8lb台［6］本、9lb台［3］本、10lb台［　］本、11lb以上［　］本）

［サイト管理者より補足］
「やっと始まった！とにかくうれしいっ！！」の一言ですっ！ 長かったぁ・・・。もう約2年半にも及んでいる長い長いコロナパンデミックによって海外への観光旅行は事実上ほとんどできない状況になり、このサイトではその間メキシコ在住の日本人の釣行例はあったものの日本からの釣行者は2019年年末を最後に途絶えてました。それが最近の制限緩和によって何とか行ける状況になり、ようやく今回この超常連さんが先鞭をつけて釣行し、日本からの釣行者の復活ということになりました。本当に長い長いトンネルだったなあ・・・。

年に2回ペースで毎年釣行していた常連さんですから他の人より遥かに高い知見と技量をお持ちなわけですが、そうした常連さんと言えども、コロナ前の前回の釣行からの2年半以上にもわたるブランクや、現地でのPCRなどパンデミック下で課された「釣り以外の余計なこと」に関する精神的／肉体的負担がもたらす釣りへの影響は小さくはなかったのではないかと思います。それでも10ポンドに迫る9ポンド7オンスを筆頭に175本を釣ってくるわけですからさすがです。
そしてそれを上回る功績じゃないかと私達が思っているのは「もうメキシコに釣りに行けるようになったよ」ということを実際にこうして日本のアングラーに見せてくれたこと。この意味は非常に大きい！とても感謝しています。本当にありがとうございます。
この方を悩ませる要因となった帰国時PCR陰性証明が今年2022年9月7日から廃止（※要ワクチン3回接種）され入国者数上限が大幅増加されることも決定されたため、もう海外釣行への障害はほとんどなくなったと言ってもいいかもしれません。行きたくてウズウズしていた皆さん！計画を再開してみては？


皆さんもロッジや航空券、手配等につきわからない点や知りたい点があればどうぞご質問ください。海外釣行の個人手配は実は驚くほど単純でわざわざツアー会社のツアーを使わなくても十分自分でできてしまうレベルです。（→ツアー会社を利用したほうがいいのでは？）　必要なら私達が手配のサポートをすることもできますから、あなたも個人手配で最安釣行を実現してみてはどうでしょう。（→お助け個人手配サポート）（→海外釣行のサポートをしてくれるの？）（→このサイトの目的は？）


現実にこんなのを狙えるレイク！ 日本では出来ない釣りにチャレンジ！　※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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