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「El
Salto in Summer Vol.7」 [埼玉県・佐藤様]
2019年8月 メキシコ、レイク・エルサルト
初めに:今回で17回目のサポートをして頂きましたサイトスタッフの方々に御礼申し上げます。
今回で17回目のエルサルトとなりました。フライトは、往復とも日本ークリアカン間をアエロメヒコを利用しました。メキシコシティーまで直行便で、乗り換えてクリアカンです。受託手荷物はメキシコシティーでピックアップせずにそのまま最終目的地のクリアカンまでスルーですので非常に楽です。昨年の12月は非常にタフな釣行でしたので、今回の釣行は昨年の8月を越えることができるようかなり気合が入っていたことは言うまでもありません。
■初日
いよいよ7.5日の釣行のスタートです。昨晩先行者のN氏に状況を確認しておりましたが、湖に着くまでは、やはり、水量、水温などがかなり気になりましたが、湖に着いて見た限り、水量は昨年の8月より多いという感じでした。
ボートに乗り込みまずは朝一の定番のトップをやりに行きました。その際に水温を確認しましたが、昨年の8月よりは低いことがわかります。昨年はあまりみられなかったショアラインでのボイルも確認できます。水質も昨年よりは悪くないのですが、今年は湖全体にグラスが発生しており、風向きによってはショアライン側は投げることができないほどの量でした。初日はまずは魚の居場所、コンディションを確認することを一番に、昨年デカイのをあげた場所などをまわり、その時にでかいのが釣れればという感じで午前、午後を釣りました。
昨年は全く釣れなかったトップでは30本釣ることもでき、スクラウンジャー、クランク、バイブなどで魚の居場所を確認してあっというまに1日が終わりました。初日を終えてわかったことは、昨年よりボイルの数が日中でも多いということでした。また、魚の活性も非常に高く、トップでも同じ魚が7回もバイトしてくるといった状況でした。
初日最大:7lbs 本数:91本 内50アップ11本
■2日目
初日の状況を踏まえて、今日からは昨日探した釣れるエリアのみをまわってみました。朝のトップは昨日と同じ場所でやりましたが、ボイルがほとんど起きません。昨日は30本釣った場所で、今日はたったの3本です。そこで、魚が移動していると判断し、場所を大きく変えてみることとしました。水中岬周りをメインにまわり、ときおり沖にあるハンプ、沖目のドロップオフなどをスクラウンジャー、クランクで探ります。数はあまり出ませんでしたが、午前中に最後に入った上流にある漁師小屋そばの岬まわりでスクラウンジャーを数投したときにビックバイトです。あきらかにグランデであるのがわかります。1回目のジャンプでガイドがグランデと叫び、すぐにネットの準備をします。フックオフだけに注意し、竿のテンションを緩めないようにゆっくりと魚を寄せます。ボート際での突っ込みを耐え、ネットにおさめた魚は今回最初の10lbsでした。ガイドとともにテカテで乾杯し、昨年8月以来のグランデを祝福しました。
この日は、この魚が唯一の50アップで、午後はほとんど釣れませんでした。
10lbs 1本目
2日目最大:10Lbs 本数 24本 内50アップ1本
■3日目
朝は色々場所を変えてトップをやりますが全くバイトすらありません。
ここ2日間釣れた場所でもほとんど釣れません。ボイルが多発する場所でバイブをやってみますが、デカイのが釣れてきません。そこで、午前、午後の結果などから、明日は大きく釣り方、エリアを変えてみようとガイドと話しました。
3日目 本数47本 内50アップ 6本
■4日目
朝から雨です。トップの場所を大きく変更することを昨日決めていたのでボートで移動中に、ボイルというかナブラのような感じの場所をガイドが見つけそこでやってみます。大きいのは出ませんでしたが昨日よりは釣ることができました。その場所でやってみてはっきりわかったことは、魚は毎日移動している、ということでした。昨日釣れた場所が、今日釣れることはないといった感じです。そういった状況でしたので、トップを終えた時点で釣り方自体をボイルが多発する場所を探して、そこを重点的に釣るといった方法に変えてみました。
その結果、10.5lbs 1本、9lbs 2本、8lbs
1本といいサイズが釣れるようになってきました。このやり方に確信が持てる釣果でしたが、何かもう1点確信が持てるようなやり方があるんでは?と思ってました。しかしまだそれをつかむことができませんでした。
10.5lbs 2本目
4日目最大:10.5lbs 本数55本 内50アップ15本
■5日目
昨日のやり方を踏まえて、同じようにやってみます。エリアによっては、回遊バスを待ち構える釣り方で、1時間程度釣れなくても粘るといったやり方も試してみました。
結果、9lbs 1本、8.5lbs 1本、7lbs
1本まで釣ることができましたが、確信が持てないと非常にストレスがたまる釣り方ですので、ガイドによってはそのような釣りはしないと思います。長年同じガイドと一緒に釣りをしてきたことから、このようなやり方ができたと思います。(ガイドは釣らせようとすることを1番に考えますので、バイトがないとすぐに移動する傾向にあります)
9lbs
5日目最大:9lbs 本数59本 内50アップ20本
■6日目
昨日釣りをしてみて、ちょっとわかったことがあり、ガイドへ鳥がシャローのショアラインに立っている場所に行ってくれと話します。それは、ショアラインに仁王立ちのように立っている鳥は、バスがベイトをシャローに追い込んで、ショアラインに逃げたそのベイトを食っているのが昨日目視でかなり見ることができたからです。そのような場所は、確実にバスが回遊してくることが確認できました。その際、朝の移動中に水草によって見えない立木にエンジンがヒットし、エンジンカウルごとふっとばされましたが、ペラなどに異常がなくレスキューを呼ぶことなく釣りをできたことはラッキーでした。
この日は、トップでは写真サイズのグランデは出ませんでしたが、昨日確認できたやり方がはまり、朝からスクラウンジャーが好調です。魚探でベイトの層を確認し、回遊バスがくるまではその層をスクラウンジャーでカウントダウンして釣り、ボイルが起ったら、そのボイルを狙って釣るといったやり方で10lbs 2本、9lbs
1本、8lbs 1本、7lbs 2本釣ることができました。この場所は、岬が水中まで大きく張り出した場所で、そばにコンタクトポイントといえる木が1本ぽつんと出ており、その場所に投げると永遠に釣れるといった状況でした。午前中だけでこの釣果でしたので、午後はもう1本の10を獲るべく同じやり方をやってみましたが、なかなかうまくいかず、7lbsまでしか釣れませんでした。魚がまた移動してしまった感じです。鳥も、移動した場所ではほとんどショアラインに立っていませんでした。
10lbs 3本目 |
10lbs 4本目 |
そのコンタクトポイント |
その先の岬回り |
6日目最大:10lbs×2 本数64本 内50アップ26本
■7日目
今日が終日できる最後の日です。明日につなげることができるように、同じようなやりかたでエリアを回りますが、昨日より思ったように釣れてきませんでした。ガイドが初日から3日間毎日、行ったエリアに行ってみようと言ったことで、その理由は?と聞いたところ、魚が回ってきているはずだからやってみようという返事でした。夕方遅く、その場所を回ったところ、やはりガイドが言うように魚が入ってきてます。最後に8lbsを釣り上げ、明日の最終日はその初日から3日間回った場所で、かつ実績がある場所に行くことをガイドとともに決めました。
7日目最大:8lbs 本数61本 内50アップ11本
■最終日
今日がいよいよ最終日です。フライトが夜7時であることから午前中はフルにできますので、最後にもう1本の10を獲るべく、朝のトップから気合が入ります。しかしながら、トップではサイズはよかったのですが2本の5lbs台しか釣れませでした。
昨日、ガイドと決めた昨年11lbsを釣ったエリアに入ります。ここは、岬、ドロップオフ、シャロー、立ち木が複合したエリアです。当然、伝家の宝刀であるスクラウンジャーで慎重に探っていきます。ボイルもあり、魚が回ってきているのが目で確認できます。まずは、挨拶代わりの6lbsを釣り上げます。そのあとすぐにガイドが示した方向へキャストし、ベイトの層が3m程度に映っていたことからカウントダウンを6で巻き始めたところ、グランデバイトです。ボート際の突っ込みをかわし釣り上げたのは5本目の10でした。写真撮影を終えてすぐにまた同じ場所で今度は7lbsです。そのまたすぐに6.5lbsを釣り、エリアを休ませるために移動します。1時間ほど休ませた後で、また同じエリアで釣りを開始します。数本釣った後、グランデバイトです。これは残念ながら9.5lbsでしたが、そのすぐ開始早々、またまたグランデバイトです。1回目のジャンプでサイズが10はあると確信できます。慎重にネットに入れようとしますが、魚も逃げようと必死です。ボート際でジャンプした瞬間、ガイドはそのジャンプした魚を空中ですくってネットインです。
最後の最後に釣り上げたのが10で、今回の旅を〆る最後の1本となりました。
その後は、釣りをすることなくテカテを飲みながらロッドをしまい、その際に、ガイドが今回の記念にガイドが導入した”カンビオ”システムに巻いていたガイドのスクラウンジャーと私が使っていたスクラウンジャー(スリングトリガー)をユニホーム交換をするみたいに交換し、今回の旅を終えることとなりました。
*ガイドが導入したカンビオシステムとは、ロッド2本に同じリグを巻き、釣れた魚が小さい場合はすぐにもう1本に持ち替えて釣りを再開するといった、時間を有効に使うやり方です。
10lbs 5本目 |
10lbs 6本目 〆の1本 |
■まとめ
過去最大の10lbsを6本釣り上げることができ大変満足のいく釣行で、それ以外のサイズも多数釣ることができました。釣り方にもよりますが、ボイルメインで釣りを展開した結果、釣れたグランデはベイトを食ったばかりで消化されてなく口の中にまだ未消化のベイトの尾びれが見えるような状況でした。今回のバスは活性も高く、ボイルというより、ナブラと言った方が表現的にしっくりする状況でしたが、場所を間違えるとそのような状況に会うこともなく、全く釣れないといった感じでした。
後日お聞きしましたが、もう一人のこのサイトを経由して来られた方が1000本釣ったと聞きました。また、釣り以外でも今回は常連のN氏をはじめ、個人手配で来られた方1名を含め合計日本人が私を含めて4名でしたので、ロッジでの滞在も楽しく過ごすことができました。スイギスにお願いしてお昼に近くの街であるラ・クルースまで買い物に連れて行って頂き、お土産なども安く買えました。その時はポケトークが非常に役にたちました。
いつもメキシコ人の団体さんが来られた時に、ロッジの中庭でアサード(BBQ)をやっているのをうらやましく思ってましたが、是非それを実現するために、数釣りもできグランデも釣れる8月に日本人の方が多数来られることを楽しみにしています。
次回は12月のクリスマス前に行くことが決まってます。自己記録の12lbsを更新できることができることを思いつつ今回の旅を終えたいと思います!
それにしても今回も、財布(チップ)への負担がムーチョグランデでした!
[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)
あなたの本数:[441]本
大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK)
(※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」になります)
---------------------------------------
1位:体重:[10.5]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[60]cm 時刻:[ ]時[ ]分ごろ
ルアー:[スクラウンジャー] 色:( ]
リグ:[ ] バイト深度:[2-3]m
---------------------------------------
2位:体重:[10]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[61]cm 時刻:[ ]時[ ]分ごろ
ルアー:[スクラウンジャー] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[2-3]m
---------------------------------------
3位:体重:[10]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[61]cm 時刻:[ ]時[ ]分ごろ
ルアー:[スクラウンジャー] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[2-3]m
---------------------------------------
4位:体重:[10]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[61]cm 時刻:[ ]時[ ]分ごろ
ルアー:[スクラウンジャー] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[2-3]m
---------------------------------------
5位:体重:[10]lb[ ]oz ([ ]g) 体長:[60]cm 時刻:[ ]時[ ]分ごろ
ルアー:[スクラウンジャー] 色:[ ]
リグ:[ ] バイト深度:[2-3]m
---------------------------------------
50cm超の本数:[99]本 (そのうちロクマル[6]本)
7lb超の本数:[20]本 (そのうち8lb台[4]本、9lb台[5]本、10lb台[6]本、11lb以上[0]本)
●全体的に最も数が出たと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ 2-3m スクラウンジャー ]
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
[ 2-3m スクラウンジャー 餌を食ったばっかりのバスを狙い撃ち ]
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
[ テキサスなどのワーム系(ガイドが釣れなかったので全くやりませんでした) ]
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
[ スクラウンジャー ]
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、トラブルやその対処等何でも)
[ 回遊バスの回遊ルート、バスが食っているベイトの層、種類、白サギの立っている場所、その数を
意識する。風向きも重要 ]
[サイト管理者より補足]
10ポンドを6本!!
1本でさえ釣れれば超々ラッキーと言える10ポンドを6本も!
ものすごいです。前代未聞の大記録!!
その釣り方がまたすごい!
そんな釣り方もあるのかと驚きました。
いつもながら非常に参考になる釣行記ですのでみなさん是非参考に。
朝夕のマズメににボイルに出くわしてそこを釣るというのはよくある話でしょうが、そうでなければ基本的にはバスがいそうな場所を探し、そこでその場所に合いそうなルアーを使いながら水中にいる見えないバスを探っていくというのが普通で、ボイルやナブラを終日主たるターゲットにして釣りをするなんてことは凡人の私達は考えつきもしませんでした。そもそも真夏の昼間にボイルやナブラがあるという状況自体を私達はほぼ想定してなかったですからね(笑)。
「場所を間違えるとそのような状況に会うこともなく、全く釣れない」とお書きになっているように、この釣りはまずボイルがありそうな場所を見つけることが課題だし、ベイトの動きやタイミング等、ボイルの発生には不確定要素が多いということを考えれば、それに自分が居合わせるようにうまくもっていくのは簡単じゃないと思います。この方が17回にも及ぶこれまでのエルサルト釣行で費やした長い時間とそこから得た経験、そしてその時間のほとんどを一緒に過ごした気心の知れたガイドとの連携のなせる業だと思います。
私達も含めて普通の釣行者はメキシコでの釣り経験も非常に少ないし釣り日数もさほど長くはとれませんから、こうした釣りをやろうと思っても実際にはなかなか踏み出す勇気はわかないかもしれませんね。
いずれにしても、この8月下旬という時期にこの「ボイル/ナブラ釣り」という方法で10ポンドを6本も釣るということが実際に起こってしまったわけですから、この方法はこの時期の攻略法として必ず頭に置いておくべきものということになりました。惜しみなく今回の攻略法を明かしていただいたこの方に感謝です。
魚の活性が非常に高かったとおっしゃってますし、一緒に滞在していた別の日本人が何と1000本以上も釣り上げていることからも、今回はめったにないほど活性が高いという状況だったのだろうと思いますが、今回のこの「ボイル/ナブラ釣り」が雨季で水位が高いこの時期だからこそ有効だったのか、それとも他の時期でも有効なのかということはとっても興味があります。この方はまた年末に行きますから、ぜひ試してきていただきたいところです。
この方は以前から釣行していた年末だけでなく8月下旬も毎年釣行する感じになっているので、どちらでもいいですから皆さんも時期を合わせて行ってみてはいかがでしょうか。この方から直接話を聞けるだけでも相当勉強になるし刺激になると思います。人数が増えればこの方念願のアサードも実現できてより一層楽しいんじゃないかと思います。
皆さんもロッジや航空券、手配等につきわからない点や知りたい点があればどうぞご質問ください。海外釣行の個人手配は実は驚くほど単純でわざわざツアー会社のツアーを使わなくても十分自分でできてしまうレベルです。(→ツアー会社を利用したほうがいいのでは?) 必要なら私達が手配のサポートをすることもできますから、あなたも個人手配で最安釣行を実現してみてはどうでしょう。(→お助け個人手配サポート)(→海外釣行のサポートをしてくれるの?)(→このサイトの目的は?)
現実にこんなのを狙えるレイク!
日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら
このロッジも手配サポート可能です。もっと情報が欲しい方や予約したい方はこちらへご連絡下さい。
今回の釣行記もぜひ参考に。
「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング
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