海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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★★ 釣行記や写真を頂き感謝！先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「エルサルト釣行２０１７」　[奈良県・佐藤様]
2017年12月（年末）　メキシコ、レイク・エルサルト

　あけましておめでとうございます。先日、エルサルト釣行から帰って参りました。今回で４年連続６回目の釣行となりました。なんか完全に恒例行事化し、国内に普通に釣りに行くような感覚になってきました。
Ａｃｃｅｓｓさん、今回も大変お世話になり、ありがとうございました。
　今回は決断も早く、４月からＡｃｃｅｓｓさんに相談メールを入れ、６月中にはロッジへの送金、航空券の手配が完了しました。航空券は釣りができる期間を最大限にできることを優先し、ＮＲＴ〜ＭＥＸの直行便を利用する事にしました。予約完了後は釣具屋に行ったり、ネットで見たりするたびに無駄遣いを繰り返してしまいました。そうやって現地での釣りを妄想することも、旅の楽しみですしね。

［１２／２６　移動］

　ＡＮＡは国内線、国際線ともにロッドケース等の課金は無し。ただ、ＫＩＸからＮＲＴに行くには一旦ＨＮＤを経由し、そこからリムジンバスでＮＲＴに移動することになり、しかも１６時４０分ＮＲＴ発にもかかわらず自宅を出るのは朝４時過ぎになってしまうので、次回はＮＲＴまでの移動をＬＣＣを利用するなど考えたいと思います。

　特に遅れることも無くＭＥＸに到着し、入国審査はかなり並んでいましたが、乗り継ぎ時間も４時間以上あったため余裕でした。機内預け入れのスーツケース、ロッドケースをピックアップし、出てすぐのところで再預け入れすることができました。因みにロッドケースはターンテーブルのすぐ横に置いてくれていました。ＡＮＡはターミナル１でアエロメヒコはターミナル２なので、ターミナルトレインで移動するのが若干面倒です。

　ＭＥＸ〜ＣＵＬも定刻より少し早い時間に出発し、無事に到着したのですが、そこでまたまた大問題が発生。ターンテーブルから荷物が出てこない。クレームタグを見せて係員に確認したところ、ＮＲＴでＡＮＡにつけてもらったタグの便名がＡＭ１６７（正解はＡＭ１６６）となっていたため機内に積み込まれずＭＥＸに取り残されたようだ。３年前の悪夢がよみがえり、ＡＮＡに対する怒りの炎に包まれました。ＡＮＡに国際電話で３度クレーム、問い合わせをしましたが、明確な回答は無く、結局翌日の１３時頃にロッジに届きました。悪いのは間違ったＡＮＡなのですが、言葉も通じずストレスを感じるのは自分なので、疑いの目を持ってタグをチェックするなど、注意しないといけないなと感じました。
　空港で後の便で来たメキシコ在住のＭさんを待ち、ロッジへの道中に食事（タコス）と下着などが無いのでスーパーに寄ってもらい、ロッジには２３時半位に到着しました。タックルも無いので用意することもなく、シャワーだけ浴びて不安なままベッドに入りました。


【１２月２７日　釣り初日（終日）】

トータル８０匹位、最大７ＬＢ７ＯＺ（５９．８�p）、他４ＬＢクラス×５　
ポッパー、バイブレーション、シャロークランク、リザードテキサス、チャターベイト等

　午前中はロッジレンタルのタックル×２とＭさんからお借りしたタックルだったためほぼ様子見の状態でしたが、最初に入ったエリアが良かったようで、ポッパーで４ＬＢクラスまでが２０本位、その後もシャローフラット、岬、ワンドの入り口あたりを中心に流し、バイブレーションで爆釣でした。朝食の際、先に来られていた佐藤さんやＮさんのおっしゃっておられた通り、数はいくらでも釣れるという感じでした。

　午後は荷物がぎりぎり届き、念願のマイタックルで釣りをすることができました。主にバンク沿いをシャロークランクで流し、最大７ＬＢ７ＯＺや４ＬＢクラス２本を含めた釣果でした。

７ＬＢ７ＯＺ（５９．８�p）

【１２月２８日　釣り２日目（終日）】　※写真無し

トータル５５匹位、最大５ＬＢクラス×４、４ＬＢクラス×２
ポッパー、シャロークランク、スクラウンジャー等

　この日も朝一のトップ展開が好調で、５．３ＬＢまでをポッパーで釣ることができました。その後は、前日と同じ、バンク沿いをシャロークランクで流す展開。昨年も経験したことですが、この時期ビッグフィッシュをキャッチできる可能性のあるパターンのようです。残念ながら求めているサイズはキャッチすることができず、５ＬＢクラスまででした。ディープクランクやスクラウンジャーのスローローリングもやりましたが、思うような結果は得られませんでした。


【１２月２９日　釣り３日目（終日）】　※写真無し

トータル６５匹位、最大４ＬＢクラス×３、６ＬＢクラスのバラシ×２
ポッパー、スーパースプーク、マグナムフルークノーシンカー、シャロークランク、ディープクランク、スクラウンジャー、リザードキャロ等

　この日もじり貧で数は出るがグランデは出ませんでした。ガイド同士で話をしているのか、他の日本人アングラーと同じ場所（川の上流の手前）に集まることが多く、その中でも佐藤さんだけがサイズを選んで釣っているようでした。流石です。
　ガイドのハビエルは、連日、別の船に近づいて行っては世間話を繰り返し、話好きな大阪のおばちゃんみたいで、しまいにはポケットから「あめちゃん」でも出すのではと思いました。「グランデ」、「チキータ」、「カロリーナ」等、大声で叫んだりもしましたので、本当にご迷惑をお掛けしました。因みにビールは飲んでおらず素面でした。


【１２月３０日　釣り４日目（終日）】　

トータル７５匹位、最大６ＬＢ３ＯＺ、他６ＬＢ、５ＬＢクラス×６、４ＬＢクラス×１０
ポッパー、シャロークランク、ディープクランク、スクラウンジャー、リザードキャロ等

　昨日の帰着間際にハビエルが「明日の朝はトップで釣れるとっておきのポイントがあるので行こう」と言っていたので期待してました。行ったのはボート乗り場から比較的近い、張り出しのあるシャローフラット。昨年の１２月に客に１０ＬＢを釣らせたらしい。雰囲気はあるが、ここでもグランデはキャッチできませんでした。結局、午前は４ＬＢクラスが最大で昨日までに続きじり貧の展開でした。

　午後はまず何回も入った川の上流の手前のポイントからスタート。ただし、昨日、一昨日よりも明らかに水が悪く反応も無かったため移動。次に移動した岩の岬の先端で大爆釣。岬の先に１本立っている立木との間をシャロークランク、ディープクランクの高速巻きで通すと、打ち出の小槌のようにいくらでも釣れてくる。最大魚は６ＬＢ３ＯＺまででしたが、なんとそのポイントだけで約４０本。その内５０�pＵＰが１２〜１３本という爆釣状態を味わうことができました。この日の夜は酷使した左手が痛く、シップを貼って寝ました。

６ＬＢ３ＯＺ	６ＬＢとチキータ
爆釣ポイント	左手

【１２月３１日　釣り４日目（半日）】　

トータル３０匹、５ＬＢ×３、４ＬＢ×２
ポッパー、シャロークランク、ディープクランク、ステルススイマー

　帰りの飛行機は１８：３０発だったため、午前はフル（１１：３０迄）に釣りをすることができました。朝一は何故か昨日爆釣したポイント。ハビエルは２匹目のドジョウを狙ったようだが、本当はトップででかいのが釣りたかった。うまく自分の希望を伝えることができず悔いが残りました。ガイド同士の情報交換でこの日はこのポイントにボートが集まり、何回か入りなおしては５ＬＢクラスまでを釣ることができました。その際、近くで佐藤さんが釣りをしていたのを見ていましたが、ボートデッキに座り込み、傍らにビールを置き、飲みながら釣りをしている。
その釣り方でバンバン釣っている。完全に殺気を消し、まさに「エルサルトの釣り仙人」を見ているようでした。
余談ですが、この日ポッパーで釣りをしていた際、どんくさい鳥が引っ掛かってしまった。早く助けてやってくれとハビエルに懇願したが、ハビエルはその姿を動画にとって喜んでいた。

手前がＭさんで奥が佐藤さん。 佐藤さんはヒットしているときは立ち上がっている。	可哀そうな鳥
ハビエルとツーショット

【釣り総括】

　今回も残念ながら１０ＬＢを釣ることができませんでした。せめて８ＬＢとか９ＬＢ位は釣りたかったのですが、たまたま釣れることはあっても、狙って釣ろうと思うと、佐藤さんのようにレイクの状況を的確に読んで、それをガイドに伝えて共有することができないとなかなか難しいと感じました。毎回ガイドが変わるよりも同じ方が良いのではと思い、昨年と同じガイドを事前にリクエストしていましたが、何かあったのか希望通りにはなりませんでした。毎回釣行後は反省ばかりになってしまいます。釣行前にいろいろ考えてみても、いざレイクに出ると、すばらしい環境を見たワクワク感で我を失ってしまいます。次回こそ強い気持ちを持って挑み、達成感に満ちた釣行記をお届けできるようにしたいと思います。

　あと、私は今回で４年連続の年末釣行となったのですが、毎回複数の日本人アングラーが集まり、釣り以外の部分でもストレスなく過ごすことができます。１０ＬＢキラーの佐藤さんから貴重な情報を得ることもできます。
運が良ければ、「フルーク爺さん（注１）」「麦わらの日系人（注２）」という二人の巨匠にも会うことができます。
今回は「フルーク爺さん」のみでしたが、連日１０ＬＢ、９ＬＢ、８ＬＢ．．．と複数のグランデを仕留め、数も半日で１００匹以上釣っているとのことでした。
　「エルサルトに行ってみたいが不安が．．．」と思っている皆様、是非今年の年末、現地でお会いできることを楽しみにしています。

（注１）「フルーク爺さん」・・・フルークの魔術師。チャートのフルークを駆使し、連日１０ＬＢを初め、多くのグランデを捕獲する。釣行時には１０００本を超えるフルークを持参するとのこと。グランデを釣る秘密のポイントが７カ所有るとのことだが、誰も知らない。

（注２）「麦わらの日系人」・・・フルーク爺さんと並ぶ巨匠。釣行に出ると高確率で１０ＬＢを含むグランデを複数捕獲する。人前で立小便や野糞（バニョ）をする等、デリカシーは全くない。

今回活躍したルアー

【１２／３１〜１／２　帰路】

　帰路は往路の反対で、アエロメヒコでＣＵＬ〜ＭＥＸ、ＡＮＡでＭＥＸ〜ＮＲＴ、ＨＮＤ〜ＫＩＸでした。ＣＵＬでチェックインの際、２個目の預入荷物に対して課金があります。ロッドケースの課金は有りませんでした。ＭＥＸからのＡＮＡも全て課金なし。ＭＥＸは３１日深夜であったため空港内のお店もほとんど閉まっていました。お土産を買う場合は現地の空港（ＭＺＴ、ＣＵＬ）で購入しないと、私のようにお土産無しの帰宅となります。
　東京での乗り継ぎ時間が長く、かなりの長旅となりましたが、２日の１７時過ぎに無事に帰宅することができました。


【最後に】

　今回も楽しく、年末釣行を終えることができました。現地でお会いした日本人アングラーの皆様、サポートしていただいたＡｃｃｅｓｓさん、ありがとうございました。
　今年の年末も行けるように調整していきたいと思っています。Ａｃｃｅｓｓさん、その際はまたサポート宜しくお願い致します。



［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

　あなたの本数：［約３００］本
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK）
　　（※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」になります）
　　---------------------------------------
　　1位：体重：［７］lb［７］oz （［　　］g）　　体長：［５９．８］cm　　時刻：［１５］時［００］分ごろ
　　　ルアー：［シャロークランク］　　色：［白系］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［１．５〜２］m
　　---------------------------------------
　　2位：体重：［６］lb［３］oz （［　　］g）　　体長：［５７］cm　　時刻：［１５］時［３０］分ごろ
　　　ルアー：［ディープクランク］　　色：［チャート系］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［３］m
　　---------------------------------------
　　3位：体重：［６］lb［　　］oz （［　　］g）　　体長：［未計測］cm　　時刻：［１５］時［４０］分ごろ
　　　ルアー：［ディープクランク］　　色：［チャート系］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［３］m
　　---------------------------------------
　　4位：体重：［５］lb［３］oz （［　　］g）　　体長：［　　］cm　　時刻：［７］時［００］分ごろ
　　　ルアー：［ポッパー］　　色：［メタリック］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　　5位：体重：［　　］lb［　　］oz （［　　］g）　　体長：［　　］cm　　時刻：［　］時［　］分ごろ
　　　ルアー：［　　　　　　　　　］　　色：［　　　　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　　　　　　］　　バイト深度：［　］m
　　---------------------------------------
　50cm超の本数：［３０］本　（そのうちロクマル［０］本）
　7lb超の本数：［１］本　（そのうち8lb台［　］本、9lb台［　］本、10lb台［　］本、11lb以上［　］本）

●全体的に最も数が出たと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［シャローフラットのバイブレーション、シャロークランク。朝一のポッパー。］

●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的？
　　　［岬の先端、ワンドの入り口付近、掛けあがり。シャロークランク、ディープクランク。］

●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［特になし　　　　　　　　　　　　　　　　　　］

●今回のベストルアーは？（名前/大きさ/重さ/色　※複数回答可）
　　　［イボーク２．０、シャローホグ、ショットオーバー７、ラトルインパルスコッド、ステルススイマー等］

●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか？（テクニック、トラブルやその対処等何でも）
　　　［思ったこと、やりたいことはガイドに伝える。］



［サイト管理者より補足］
4年連続6回目というリピーターさんですが、このところ毎年日本人が何組も集結している年末釣行を非常に楽しみにしてるようです。当たり前ですけどね、メキシコで他の日本人と一緒に滞在して釣りできるなんて楽しいに決まってますから（笑）。このためにひょっとすると琵琶湖に行く回数をだいぶ削っていらっしゃるのかもしれません（笑）。でもその価値は十二分にありますね。
すっかり恒例になってきたんで、たぶん次の年末もまた同じようにある程度の人数が集結するんじゃないかと思います。この方もおっしゃってるように、「エルサルトに行ってみたいが不安が．．．」と思っている人は思い切って年末釣行してみてはどうでしょう。元々メキシコ釣行って不安がらなくてもできてしまうほど実は非常に難度が低い簡単な旅行ですが（→メキシコは大変？）、ロッジに他の日本人客がいればより一層安心でしょうし、日程や飛行機を合わせることができれば、釣行する誰かと一緒に日本を出発することもできるかもしれません。

こうしたリピーターさんがこのサイトではもうかなりの数いるわけですが、何度も行ってリピーターになるにはお金も大事。一回一回の費用を安く抑えることがものすごく重要になります。お金が余ってる人はツアー会社の高いツアーを使ってもリピーターになれるんでしょうが、私達一般庶民にはそんなお金ないですから、無駄金ゼロの最安費用にできる個人手配は一番いい方法です。一見難しそうな感じがしてしまう個人手配ですが、実はとっても簡単です。必要なら私達がサポートしますから皆さんもぜひ個人手配やってみてください。

荷物が届かなかった時には肝を冷やしたでしょうが、翌日届いたのは幸いでした。往路成田でANAが付けてくれたタグが本来は「AM166」でなければならないのに「AM167」となっていたそうですが、「AM167」という便名はクリアカン発メキシコシティー行きの便、つまり逆方向の便（復路で乗る便）なんです。タグに表示された最終目的地が「CUL（クリアカン）」となっていたのならクリアカン発メキシコシティー行きの「AM167」の便名になるはずがないんですけどね・・・。ANAのミスなのかアエロメヒコの発券システムの不具合なのかわかりませんが、なぜそんなことになってしまったのかは全く想像つきません。ただ、極めて稀なケースだと思います。
お聞きしたところ、荷物が出てこないのでターンテーブル付近にいた空港係員にクレームを出し、相手の言っていることがよくわからなかったものの宿泊先と携帯番号を伝えたところで「迎えの人はいるか」と聞かれたので迎えのドライバーが待っている到着ロビーにその係員を連れて行き、あとは空港係員とドライバーの間で話をして空港からドライバーへ詳細の連絡がいくという感じで話が決まったようだとのことでした。
皆さんがもしこうした状況になり、言葉の問題でつまづきそうになった場合、現地語を話し現地事情にも詳しいドライバーに話をしてもらうのは非常に有効な方法です。問題が起こった場所（この場合はターンテーブル）で全て自力で解決しなければならないと考える必要はなく、「ロッジの人が到着ロビーで待ってるからその人と話をしてよ」と空港係員に言うのもありなんです。ドライバーの助けを借りて解決するという選択肢もあるということを覚えておくといいでしょう。その他に、空港職員からロッジに電話をかけてもらうとか、航空会社の日本語窓口やカード会社のトラブルヘルプデスクに電話してあなたの代わりに空港職員と話をしてもらうといったこともできるでしょう。


皆さんもロッジや航空券、手配等につきわからない点や知りたい点があればどうぞご質問ください。海外釣行の個人手配は実は驚くほど単純でわざわざツアー会社のツアーを使わなくても十分自分でできてしまうレベルです。（→ツアー会社を利用したほうがいいのでは？）　必要なら私達が手配のサポートをすることもできますから、あなたも個人手配で最安釣行を実現してみてはどうでしょう。（→お助け個人手配サポート）（→海外釣行のサポートをしてくれるの？）（→このサイトの目的は？）


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