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トップ > 釣行記・お便り > 2019年12月 メキシコ レイク・エルサルト

★★ 釣行記や写真を頂き感謝!先輩達の体験談こそが次の釣行者の大きな助けになるのですから ★★

「釣行レポート [栃木県・稲岡様]
2019年12月 メキシコ レイク・エルサルト

まず始めに、今回のメキシコ釣行実現において、航空券のリサーチ、現地ロッジ手配、国際送金やESTA申請その他もろもろ詳細はアドバイスを頂いたACCESS!様にお礼を申し上げます。
何しろ海外は元より、国内線の飛行機すら使った事のない自分の1人でのメキシコ行き(しかも韓国とアメリカ経由)をサポートするというのは、色々と負担を掛けたと思います。
ちなみに、自分は英語も韓国語もスペイン語(メキシコの公用語)も話せません。簡単な挨拶と、単語が多少わかる程度。頼みは英語とスペイン語のトラベルブックと、オフラインでも使えるようにダウンロードしておいたグーグル翻訳、それとACCESS!様に送ってもらった要点単語集の紙のみ。ですが、結果としてはほぼ何も困る事はなく、飛行機の乗り継ぎ失敗もなく、至って普通に帰国まで出来ました。
これから書くメキシコ釣行のレポートについては、国内でロクマルが釣り上げられる、ごく一部のエキスパートやロコのスペシャリストの方にはつまらなく感じられるかも知れません。が、国内で長くバス釣りを続けているサンデーアングラー(特に関東の方!)には、興味を持って頂けると思います。
乱文、長文、多分に主観が入っている点はご容赦ください。

日程はロッジ9泊釣り8日半のプラン。次に行ける保証もないので、思い切って長めにしました。飛行機のフライトは下記の通り。半年前にエクスペディアで予約(全部込みで13万ほど)

往路便(12/18発、同日着)
 ・NRT→ICN アシアナ航空
 ・ICN →LAX アシアナ航空
 ・LAX→MZT アラスカ航空

復路便(12/27発、12/29着)
 ・MZT→LAX アラスカ航空
 ・LAX→ ICN アシアナ航空
 ・ICN→ NRT アシアナ航空


地元から高速バスで成田空港第一ターミナルに到着。アシアナ航空の受付で手続き。最終目的地であるマサトランまでの搭乗券を発行してくれた。トランクとロッドケース(ウォーターランドの軽量バズーカ)にもマサトランまで記帳されたタグを付けてくれたので助かった。

出国手続きもスムーズに終わり、定刻に出発。日本から韓国の便なので、韓国人と日本人が半々くらいの感じ。パッと見ではわからない(笑)。

2時間ほどで仁川国際空港に到着。乗り継ぎ用の通路をしばらく進んで、入国手続き。
仁川国際空港は、予想していたよりもずっと綺麗だった。通路もフードコートも、ゲート付近の待機スペースも掃除がしっかりされていた。
トイレもあちこちに設置してあり、通路の指示板には日本語表記されている場所もあって親切な感じ。
成田からの便で機内食が出ていたので、適当にプラプラしながら時間を潰し、ロサンゼルス行きの便を待つ。
こちらもほぼ定刻に搭乗、出発。パスポートと搭乗券を見せるだけなので楽々。さすがに韓国からアメリカ行きの便とあって、8割が韓国人。残りはアメリカ人、欧州系、東南アジア系といった構成。パスポートを見ている限り、周りに日本人は見当たらなかった。
3−4−3の横10席のうち、席は中央4席の右端通路側。トイレに行くのに気を使わずに済むので良かった。問題は左横の子供2人。韓国人の中学生と小学生くらいの兄弟だろうか、出発前からエンターテイメントモニターのリモコンをガチャガチャと弄っていたり、天井のスポットライト付けたり消したりと落ち着きがない。
ロサンゼルスまでは11時間。コレは中々キツいかと覚悟していると出発。長距離便とあって、成田からの便よりもかなり重量があるはずだが、余裕で離陸。あっという間に高度上げ、静かになる。と、そこまでは静かにしていた子供2人組、安定するやモニターでのゲーム開始。何を話してるかは韓国語なのでわからないが、なかなか騒がしい。持ち込んだお菓子食べながらワイワイ盛り上がり。寝れる時に寝たいのだがと思っていると、お父さんと思われる人が来て、何か話しかけている。何やら文句を言っているようだったが、荷物持って通路に出たがったので席を立つと、お父さんが申し訳無さそうに頭を下げた。日本のモールなどでも躾のなってない残念な子供(と、放置する親)を見る事が増えたが、あまり国は関係ないかと感じられた。
静かになったので寝るかと思っていたら、先程の子供のお母さんとその娘(中学生くらい)が来て、席に座りたい様子。どうやらさっきの2人と席を入れ替えしたよう。こちらの2人はとても静かで、その後は結構眠れた。
途中、2回ほど機内食があり、パスタとオムライスを食べたが、どちらも美味しかった。

ロサンゼルスに到着して、飛行機から空港に降りた時から雰囲気が違う。韓国では比較的フレンドリーな感じだったが、手荷物検査、機械での税関申請手続き、入国審査で見かけるスタッフには一切笑顔なし。誘導も命令で、秒遅れただけで「早くしろ」とみんな怒られる。人というより、物や家畜の扱いと変わらない印象。
特に入国審査の担当はアジア系のアメリカ人(多分)だったのだが、質問も早口で声も小さく、聴き取れず、質問や指紋採取などで何度かキレられた。ロサンゼルス空港の噂はかねがね聞いてはいたが、予想以上に酷かった。
なんとなく気分悪くなったが、まあ英語喋れないのだから仕方ないと切り替えて荷物をピックアップし、乗り継ぎ通路へ。ターミナルビルを出る前に、トランクとロッドケースを預かってくれた。ここのスタッフは非常に親切だった。ロッドケースのマサトランまでのタグを見ると「メキシコは最高だから楽しんで」と言われた。最悪だったアメリカの印象が一気に良くなる(笑)。結局は個人差という事なのだろう。
ターミナルBを出て乗り換えのアラスカ航空のあるターミナル6に移動。大した距離ではないので、ターミナルバスには乗らず歩きで向かう。目の前の道からいきなり都会といった感じ。インフラはしっかりしているが、どことなく疲弊しているようで、空気も良くなく、路面や通路もあまり綺麗ではない。新宿や代々木など都内の駅周辺のイメージだった。
ターミナル6に着いてアラスカ航空でゲートを確認。搭乗ゲートまで向かうと、ゲート周辺の椅子はほぼ満席。掃除スタッフらしき3人組が堂々と席を占拠していて、ここでもアメリカらしさ再確認。途中、搭乗と出発の時間が20分遅れるとのアナウンス。ゲートは同じなので、空いていた椅子に座って待っていた。
搭乗すると、席は右の窓際。乗っていたのはアメリカ人2割、残りはメキシカンという感じ。日本人は間違いなくいなかった。
離陸後、飛行機内はかなり賑やか。ファミリーでの搭乗が多いせいか、みんな結構大きな声で話をしている。これもお国柄だろう。ちなみにアメリカ人はかなり静かでした。
飛行機の窓から射してくる太陽の光はかなり強くて、なんとなくメキシコ感が出てきた。

マサトラン空港は小さく、到着後はタラップを降りて空港内までは徒歩。ロサンゼルスと空気が全く違い、一気に汗腺が開く感じ。この時点でフリースとアウターの格好では暑すぎた。
一つしかない荷物レーンからトランクをピックアップし、窓際に置いてあったロッドケースを持って入国手続き。このサイトでも度々登場している、例のボタンを押すと無事に緑色が点灯(笑)。後はパスポートを見せて簡単な質問で入国完了。アメリカとの差がすごい。
ロビーに出ると、名前やツアー名の入ったプラカードを持った人たちが6〜7人。ロッドケースを見える位置に持ってその前を過ぎるが反応なし。まだ誰も来てないのか?と思って歩き出すと、その場には居なかった怪しいオッサンが、何か喋りながらズンズン近付いてくる。
一瞬身構えたが、持っているプラカードには自分の名前。服もサイトで見た事のある黄色いエルサルトロッジのもの。お迎えのラウールだった。一応スペイン語で「はじめまして」と「こんにちは」と挨拶。ラウールもご機嫌で自己紹介の後、さっそく行こうと駐車場へ。出待ちをしているリゾートスタッフ達とも仲良いようで、駐車場までの間に5人くらいと挨拶していた。
車はシルバーのルノーのピックアップ。トランクを荷台に、他の荷物は後席に乗せて出発。海沿いの道を走り、街中を抜けていく。周りはピックアップ、SUV、セダン、箱型のバンだらけ。日本でよく見るミニバンやステーションワゴンなどはほとんど見なかった。途中から高速へ。お迎えのルノーピックアップはなかなか静かで、乗り心地も悪くなかった。フランス車というよりは日産車っぽい感じ。ラウールはカーオーディオでスペイン語の曲を聴いてご機嫌。
周りの風景はメキシコ!といった感じで飽きず、ずっと外を見ていた。

1時間ちょっと走り、高速を降りて街中へ。虫除けを忘れたので、買える場所に寄って欲しいと頼んでいたので、街中のコンビニのような場所に止まってもらう。サイフ持って降りようとすると、クルマの見張り宜しく、とラウール。荷台にトランクあるので見張っててくれとの事。いきなり異国感出てきた。
ペソは持って無かったのでラウールに立て替えてもらい、後でドル払いする事に。地元の人は虫除けなど買わないのか、結構高かった。
そこから少し走り、車は道路脇に停車。何かあったのかと思っていたら、ここでドライバーチェンジとの事。ラウールにお礼を言ってチップ渡し、かわりに現れたのはスィギス。挨拶してさっそく再出発。心なしか、スィギスはちょっと体調悪そうに感じた。
釣りは全日エルサルトで良いのか?レコードはどのくらいだ?など話をしていると、段々と暗い道に。街中は灯りも多かったが、少し郊外に出ると真っ暗。バスか何かを待っているのか、時々何人かが暗闇の中で集まっていた。
そんな風景から更に人気なくなり、しばらく走っていると、急に右折。というより道から外れた感じ。何事かと思っていたら、エルサルトロッジの黄色い壁が現れていた。もっと込み入った場所にあるのかと思っていたら、普通に道路脇だった。
到着すると、さっそくウェルカムドリンクのサービス。だが、アルコール?と聞くとイエスとの返事。事前に酒は飲まないと伝えてあったが、伝わって無かったようだ。
部屋に案内された後、ノンアルコールのを持って来てくれた。部屋は食堂に1番近い13番。大きいベッド2つと洗面所、奥の扉の先にトイレ、その先にシャワーといった造り。エアコンは室外機別のタイプに変わったようで静かだった。少し休んで荷解き開始。
持って行ったのは、ベイトロッド6本、ベイトリール7台、スピニングリール1台。

(ロッド内訳)
・19スコーピオン1703R−2 
・19スコーピオン1703R−2
・19スコーピオン1652R−2
・10スコーピオン1703R−2
・10スコーピオン1652R−2
・デプス ヒュージカスタムH2−64R

(リール内訳)
・19スコーピオンmgl HG
・19スコーピオンmgl HGL
・タトゥーラSVTW6.3L
・タトゥーラSVTW7.3L
・タトゥーラSVTW8.1L
・タトゥーラHD 153SHL−TW
・アメニスタR(予備機)
・10ステラ2500SH(予備機)

デプスの竿は3ピースなのでトランク内に。スコーピオンは全てワン&ハーフなので、ティップ側は全て同じ長さになり、ウォーターランドの軽量バズーカに梱包材無しでピッタリ収まる設計。5本だと動かず、全く問題なかった。
ベイト予備機は壊れた場合の予備。スピニングリールは、どうにも釣れなかった場合の保険(竿はレンタルで予定)だったが、出番はなかった。
ラインは全てGTRウルトラ(ナイロン)。1652用が16ポンド、1703用が20ポンド。例外として、ビッグベイト用のタトゥーラ153だけはバスザイルHD25ポンドを準備。それぞれに使う予定のルアーセットまで完了で、既にテンション高め。初めて行く場所での準備している時のワクワク感、釣りの好きな方には分かって頂けるかと思います。

ちょうど終わったタイミングでスタッフのカルロスから夕食の準備ができたとの声。食堂に向かうと、スペイン人のファミリー(お父さん、お母さんと息子さん2人)が食事をされていた。
挨拶をして、少し話すと今日釣りをして来た様子。お父さんに釣れましたか?と聞くと、自分は小さいのばっかりだったけど、息子が8ポンドをテキサスで釣った、と写真を見せてくれた。確かに良いサイズ。明日も釣りするとの事で、明日は大きいの釣るよとご機嫌だった。こういう前向きな感じはスペイン人らしくて、こちらもテンション上がる。ほぼ食事終わっていたので、ファミリーは部屋に戻って行った。
カルロスが彼らは自分の車で来たんだと教えてくれた。メキシコでバス釣りを楽しめる環境なのだから、恐らくは相当裕福な家庭なのだろうと予想。
食事は鳥の丸焼き。日本でいうとハトくらいのサイズ。何の鳥かは聞かなかったが、照り焼きのような味付けで美味しい。食べ終えたタイミングでステーキ登場。さっき焼き方聞いて来たのはコレか、と納得。推定400グラム以上。脂身少なくて肉!という食感。これも美味しかった。最終日まで日替わり(1週間サイクルのよう)で色々な食事が出たが、どれも美味しかった。
食べ終えてカルロスにお礼を言い、置いてあるクーラーから水とゼロコーラ(シンコーラと呼んでいた)を貰って部屋に戻り、エアコンを入れてシャワー浴びて就寝。実はシャワーからお湯が出ないというアクシデントあったが、暑かったので水で問題なかった(翌日直して貰った)
いよいよ明日から釣りスタート。時差は15時間とかなりあったが、飛行機内でちょくちょく寝ていたので全く感じないまま眠れた。


■12/19 1日目 ガイド:ハイメ

昨日の到着からゆっくり寝て、朝4時50分のスマホアラームで目が覚める。幸いにも寝覚めは良い方なので、普通に起きられた。少し体をほぐしていると、5時ちょうどにカルロスがコーヒーとオレンジジュースを持ってきた。扉開けると思いのほか寒く、風も吹いている。部屋でコーヒーとオレンジジュースを飲んだ後、アウターを着て食堂に向かい、カルロスともう一人のスタッフに挨拶。
朝食はコーンフレークとコンビーフを混ぜたスクランブルエッグ。それとカットしたメロン?のようなフルーツ。色的にも味的にもメロンなのだが、ほぼ甘さが無く、瓜のような感じ。サラダと思って食べた。
スペイン人のファミリーは少し遅れて食事に来た。お父さん、お母さんが先に来て、息子さん2人は遅れて登場。まだ2人とも眠そうだった。
先に食べ終えたので挨拶して部屋に戻り、タックルとルアーの準備。
ワームは種類別に100均のチャック付きビニールケースに分け、それを全部まとめてデプスのメッシュバッグに詰め込んだ。フックケースとハードルアーのボックスは別のトートバックの中に(帰国してから振り返ってみると、ワーム量、フックの量などは明らかに多かった)。かなり重かったが、何がどれだけ要るのかも分からないので、とりあえず持って行く事に。

ロッジ出発は6時。運転手はカルロス。シボレーのデカイバンに荷物積み込み、助手席に乗って出発。ロッジの前の道を空港とは反対方向に向かって行く。途中、スピード出し過ぎへの対策と思われるバンプ(多分コンクリート製)があって、ゆっくり乗り越えて行く。半円のような形だが、幅30cm以上、高さも20cm位はありそうな感じ。地元民の大型ピックアップでも慎重に越えていた。スピード乗ったまま乗り上げたら、かなりダメージありそうなトラップ。ロッジからレイクまでは10分程度だが、バンプは4箇所くらいあった。
長い坂を下って上りきる直前で脇の未舗装路に右折。そのまま牧場?の横を進む。途中、電柱クラスのサボテンや、竜舌蘭(テキーラの原料)など生えていて、メキシコ感MAX。釣りする前から景色だけで楽しめる。
3〜4分程で現在の船着場に到着。レイクの水量によって場所が変わるらしい。ガイドは船に待っていた。
初日のガイドはハイメ。パッと見は結構若そうな印象。このサイトでも良く登場しているので、こちらは知っている。挨拶を済ませ、手早くタックル積み込みと備え付けのクーラーボックスに氷と飲み物を詰めてスタート。ボートはFRPの16〜17フィート位のサイズ。

まだ暗い中、動き出してすぐにエンジンストール。一瞬ハイメが固まる。こっちも固まり、2人してエンジンを見るが、当然それで治る訳はない。何度か回転数を上げるがエアを噛んでいるような感じで回らない。ハイメは一度無線を持つが、ふと思い出したようにエンジンを切り、再度キーを回すとエンジン復活。まだ1匹も釣ってない、どころかキャストすらしてないのにハイメとハイタッチ。笑いながら最初の場所へと向かう。

走り出してすぐにティラピア漁の網の目印になっているペットボトルが目に映る。このサイトでも度々書かれているティラピアネット、実際に目にすると唖然とする程の数と規模。おまけに地形を知り尽くした地元の漁師が張っているとあって、えげつない程に良い場所に網が入っている。

10分ほど走り、最初の場所はワンド入り口の岬。ハイメの指定はポッパー。ボックスを見せると、マグナムポップRではなくトネスプラッシュを選ぶ。岸際に投げて1投目からバイトあるが、小さいようでフッキングせず。その後バイトなくクロームのオリザラに変えるが反応なし。さっそく移動でトップタイム終了。このサイトの釣行記でも良くあるパターンなので切り替えてルアーチェンジ。
マグナムフルークノーシンカーにスイベルだけをスプリットのようにセットした(シンカー無しのキャロ)通称「ハイメリグ」。使い方はボトムまで沈めてトゥイッチとの説明。1投目でバイトあるもスッポ抜け。その後30cmほどを1匹かけるもフックアウトで移動。
次はきつめのバンクで、ハイメ指定はファットイカ。ハイメは「イカ」と呼んでいて、気に入っている様子。岸際にキャストして深い側に落としてくる感じ。投げて早々、水深30cmくらいの所でラインが横に走る。アワセると、これがなかなか強いヒキで、ちょっと慎重に寄せるが、このタイミングでネット積み忘れ判明。頼むよハイメ!と思いながら浮かせてハンドキャッチしたのが5ポンドジャスト。最初の1本がいきなり50アップ2キロオーバー。ほぼ自己記録タイなんですが。
手早く写真撮ってリリース後、次は同じポイントでボイルが発生しているのでスクラウンジャーにチェンジ。ワームは勿論フルーク。これも1投目にバイトあるも乗らず、数投後に25cm位の可愛いサイズがヒット。フルークのズレを直してのキャストで着水直後のバイトがまた重い。ハイメがハンドキャッチしたのが5ポンド1オンスでこれが初日最大。これも50アップ2キロオーバー。キャッチ3本で2本50アップって、メキシコ凄いな!

日頃釣れない関東民、ましてや今年(2019年)は台風などで釣り場崩壊していて、特に秋シーズンから年末までまともな環境になかったとあって、開始から2時間も経たないうちに、来た甲斐があったと思ってしまった。
その後もスクラウンジャーで30cmから40cm程を数匹釣り、次に移ったワンドは、奥にホテイアオイによく似た水草が溜まっている。最奥はクリークとの事。水草の脇にセンコー5インチのワッキーを落としていくと、20cm以下のマメサイズからキロクラス、時々2キロ近いのまで超イージーに釣れてしまう。

ひとしきり釣った後、沖の立木エリアに移動してテキサスの指示。3/8シンカーを出すと、もう少し軽いのはないか?と言われたので、3/16のドロップショットを見せると、ハイメから「フリーリグ」との発言。良く知ってるなあ、と感心した。そう言えば、ファットイカも知っていたし、フックの刺し方、使い方も合っていた。
テキサスからフリーリグに変え、ワームは5インチセンコー 。深さは7m弱、広く探って2ポンドから4ポンド台後半までを3本で午前終了。大体11時40分くらいにスタート地点に戻り、バンでロッジに帰るスタイル。昼食後、シエスタを挟んで14時にロッジ出発。

午後は再び立木エリアフリーリグから。ハイメがワームバッグの中からキッカーバグを見つけてセンコーと交換。これも午前中と同じように2ポンドから4ポンド台後半が3本。1番良いのは立木の間に落とした直後に釣れた。

その後も午前中と同じようにティラピアネットを避けながらワンド、岬などをセンコー ワッキーやスクラウンジャー、フリーリグなどで回って終了。
結果、初日で50アップ4本、40アップたくさんの計35本。しかも釣れるバスみんな綺麗で、久々に楽しい釣りしたー!という感じ。関東ではこんな釣りは無理です。

この日も夕食の時間になって食堂に行くと、スペイン人ファミリーから同じテーブルで食べようと席を用意してくれた。実は昼食時にキッカーバグを一袋差し入れていて、それに対するお礼で誘ってくれた様子。ありがたく同席させて頂き、今日はどうだった?など話をしながら楽しい時間を過ごさせて貰った。単語程度しかスペイン語話せない日本人でも快く迎えてくれて、感謝の一言に尽きる。
だが、残念な事に彼らは夕食後、マサトランのホテルに泊まるらしく、間もなく出発するとの事。明日からはマサトランでのバカンスらしい。一期一会という言葉を実感した。明日も一緒に釣りの話ができると思っていたので少し寂しさもあるが、食事のお誘いのお礼を言い、4人と握手して見送った。
これでロッジ客は自分1人のみ。この後、次のゲストが来る22日の午後まで、1人の状況が続く事になった。


■12/20 2日目 ガイド:ハイメ

今日も朝5時ちょうどにカルロスがコーヒーとオレンジジュースを持ってくる。今朝も風があって寒い。アウター着て食堂で朝食後、昨日と同じように6時にロッジ出発。

今日もガイドはハイメ。タックル一式は昨日のボートに置いたままなので、そのまま乗り込む。気温は昨日が15℃、今朝は14℃(水温計での計測)水温は場所によりけりだが、23から25℃の間。今朝は24℃だった。
今日もテラピアネットが大量に張られている。
スタートして十字架島を過ぎ、右側のワンドの岸際、ホテイアオイが寄っている場所からスタート。ハイメ指定はフロッグ。投げる度にバイトはあるが、出るバスがとことん小さい。40分で20バイト以上あったが、釣れたのは30cm無いサイズが5本。トップ諦め、昨日フリーリグで釣れた立木エリアに移動、ここでもしばらく粘るが、今日は反応がない。また移動で昨日の50アップエリアに。フリーリグから3/8のテキサスキッカーバグにリグを変えて狙うが、バイト1回のみ。今日はベイトが全く居ない。スクラウンジャーに変えて狙うも、40cmあるなしサイズのチェイスのみ。
また移動で、今度は少し走る。ワンドとワンドの繋ぎのような緩いバンクで、岸際にホテイアオイが溜まっている場所。まだシェードが残っている部分で、ハイメ指示はセンコーワッキー。際に落とし、少し深い側に寄せてくると、途中でライン止まる。アワセるとグングンと下に潜るヒキ。大きいスモール掛けた時のような感じ。トローリングモーターに絡まれそうになるが避け、ネットでキャッチしたのは5ポンド3オンス。昨日の記録更新の50アップ。というか55クラス。こんなに簡単に釣れて良いのだろうか・・・。

その後は25cmクラスに時々40アップ混じる感じでワンキャストワンキャッチ。シリコンチューブをセットしていても、その下からセンコーが切れていく状態。スクラウンジャーに替えても良く釣れるが、サイズに変わりは無かった。

11時近くなってクリーク付きのワンドに移動。バンクにテキサス落とすと、3ポンドクラスが連続ヒット。ワンド内の方が少しサイズ安定している。センコーワッキーに替えても同じ。奥は定番のホテイアオイが溜まっている。
フォールだけでは芸がないと思って、水面でシェイクして誘ってみる。するとホテイアオイの少し奥側が揺れ、ハデなバイト音で良いサイズが飛び出してヒット。アワセも決まって寄せようとするが、今までで一番強いヒキ。手前まで来てもボートの下を潜って反対側まで走られる。どうにか耐えて浮かせると、余裕の50アップ。しかも太い。ハイメが取り込み態勢に入るが、ネットは後部に置きっぱなし。まあハンドランディングで行けるかと思って任せると、まさかのラインを持っての抜き上げ決行。内心イヤイヤ無理だろと思っていると、案の定16ポンドが良い音で切れる。ハイメの動きが止まり、尻尾側から水に戻った推定6ポンドオーバーは静かに帰って行った。こちらよりもハイメの方がショックだったようで、それ以降それなりのサイズにはネットを使う様になった。
戻り際に立木エリアでテキサス試すが、ノーバイトで午前終了。
昼食時、スィギスが来て「デカイの釣れたか?」と聞かれたので、午前の顛末を話すと「それは良くない」と言っていた。午後は良いのが出るよと言って帰って行った。

シエスタ後、14時にロッジ出発。ボートに乗り、出発前に日焼け止めをしっかり塗る。朝は寒いが、9時頃から一気に気温上がって30℃くらいになるのでアウターは要らなくなる。ただ、夕方の終わり際はまた寒くなるので、基本的にはボートに積みっぱなし。
午後もスタートから割と走って行く。途中、岬の先端にシラサギが数羽居る場所があったので、こちらからリクエストで止めてもらう。ルアーはシャロークランクを選んだ。エバーグリーンのシャローホッグ。岬先端、バンク沿いを巻いてくると、3ポンドくらいまでだがポツポツ釣れる。そのまま流した後、ポイントを変えてシェード、水草、立木のあるバンク。浅い所はキャスト後、トップ的に誘うと反応が良い。20cmくらいのマメが多いが、4ポンド台後半も2本出た。どちらも50アップの2キロ超え。ハードでも簡単に釣れるので楽しい。
小移動して、エルサルト全体の中で一番細くなっているエリアへ。ここもティラピアネットがかなり入っていて、対岸まで渡っている部分もあるほど。避けながら緩いバンク側をクランキング。岸際の水草付近はマメ濃厚な感じなので、3mほど離して岸と並行に巻いてくる。そのラインには立木があり、水中にも水没している立木があるので、それに付いているバスを浮かせるイメージ。獲れたのは3ポンド後半までだが、ロクマルクラスのチェイスもあり、可能性はある感じ。
その後、ハイメお気に入りの立木エリアテキサスを試すが、今日は全然ダメダメだった。この日はそこで終了。
今日も50アップ3本と、マメサイズが多かったが合計52本釣れて楽しめた。一番良かったサイズがラインブレイクなのは残念だったが。クランクで昼間でも釣れるのは良い傾向と思う。
僅かながら記録更新したので、明日もサイズアップ出来るかな?と考えながら夕食を食べ、早目に就寝。


■12/21日 3日目 ガイド:ハイメ

今朝も起きると風が吹いていて、気温は昨日よりも低い。カルロスから受け取ったコーヒーとオレンジジュースを飲んで朝食を済ませ、6時にロッジ出発。
船着場に着くと一層寒い。上はアウター着ているので良いが、下は風が通るのでレインウェアを穿いてスタート。ハイメもかなり寒そう。
10分ほど走り、単独の島の周りからスタート。南側が岬、北側が垂直岸壁の形状。北側から狙っていく。魚探で深さを見ると30ftの表示。かなり深いがファットイカのフォールで狙っていく。
トップは?と聞くと、今日は寒いから釣れないとの答え。本当か?と思いつつもボトムまで沈め、少し上げてまたフォール。1回だけバイトあったが乗らず。回収してみるとフックはズレていない。そのまま向きを変えて落とすと、すぐに1ポンドクラスがヒット。次もその次も、落ちパクで同じサイズ。それを見てハイメはさっそく「バモノス」とエンジンをかけて移動。
昨日センコーワッキーで釣ったバンクをシャロークランクとスクラウンジャーで狙うがノーバイト。そのままエレキで流して岬先端をマグナムフルークのハイメリグ。これも当たらず。朝のポイント選びは苦手か?
ハイメは鳥を見るでもなく「実績のある場所」を基準にしている様子。せっかくカラー魚探(ガーミン)が付いているのに、ほとんど見ていない。昨日のクランクの例もある通り、ベイトが多い場所には鳥もいるので、打ってみる価値はあると思う。
少し大きく移動して、クリーク付きのワンド内。かなり大きな立木の間抜けて奥へ入り、フリーリグキッカーバグで3ポンド2本、2ポンド後半3本、2ポンド弱3本、それ以下8本と数が出る。バンクシャローを打つよりは若干サイズ上がる。
また移動して、岸から垂直に落ち込んでいる泥の岬と岸壁沿い。ここはヒヨコのようにピヨピヨ鳴く小型のカモみたいな鳥がたくさん居た。

ルアーはファットイカ。グリパンチャートからバブルガムピンクに替えて1投目、着水と同時に何か出て横走り。それほど重くはないがヒキが変な感じ。上げてみるとティラピアだった。良くフッキングしたものだと思う。コレも釣って見たかったので、ちょっと嬉しくなった。逃がして次のキャストで3ポンド後半のバス。ピンク反応良い。

そのまま岸壁沿いに150mくらい流して2ポンド後半から4ポンド後半を4本。4ポンド後半は2本出て、どちらも50アップ。(ただ、この辺りから感覚麻痺していて、写真を撮らなくなってきている)
スクラウンジャーに替えてチビバス1本と3.5ポンド1本。垂直岸壁の先に奥行き30mくらいの小さなワンドあり、最奥は例のホテイアオイのコロニー。ワンド内はティラピア稚魚がウジャウジャいて、水草の際でバスもボイルしている。スクラウンジャーを水草の際に落として少し沈め、ゆっくり巻いてくる。近くまで寄ってきたスクラウンジャーの後ろから、見たことないサイズと形をしたバスがチェイスしてきて、反転して帰っていった。50アップのバスが細く見えるくらいの分厚さで、久しぶりに「あれ掛かったら獲れるかな?」と思う魚だった(帰国してから考えても、今回の全日程で釣り上げたどのバスよりも遥かに太かった)。残念だが、掛からなかったのだから仕方がない。
陽もだいぶ上り、切り替えて移動。立木のある水中島2カ所とダムサイトを回るがノーバイトで午前終了。ダムサイトは20cmくらいのティラピアが気持ち悪いくらい大量に居た。

昼食とシエスタ挟んで午後スタート。船着場からすぐの水中島で、ここは初場所。スクラウンジャーでボトムトレースの指示。ハイメはバイブレーションで中層チェック。こちらはノーバイト、ハイメは触りがあっただけで終了。
移動して岬の先端をシャロークランクで探るが、1ポンドクラス単発のみで移動、水中岬をマグナムフルークハイメリグで狙うもノーバイト。
岸沿いにホテイアオイ型の水草絡む所はベイトが多いのか、ほぼバスが居る。ただ、ほとんどがチビサイズ。ワンド内だと少し良いサイズも混じるが、なかなかサイズアップは難しそう。スクラウンジャーでも似たような感じ。
昨日、クランクでロクマルサイズのチェイスがあったポイントに行ってみるが、ティラピアネット有り。初日の5ポンド場もネット入っていた。ネット位置は日毎に違うらしい。
レイクの北西部に向かい、入り口の端から端まで入っているネットを躱してワンド内に。立木と水草が適度にあって雰囲気は良い。奥はクリークだが、やっぱり水草に埋もれている。立木と水草際にセンコーワッキー落とし、スクラウンジャーで広く探るが、4ポンド後半の50アップ1本以外は3ポンドちょっとまで。
奥の細い場所をスクラウンジャーで狙っている時、小型のタカに持って行かれそうになるという珍事あり。チャートなのに旨そうに見えたのだろうか?

そろそろ帰る時間になりワンド出口に向かう途中、ハイメからふとシャロークランクの指示。大きな立木の際を通してリトリーブしてくると、ガツンと止まる。アワセと同時になかなか良いサイズが水面から飛び出した。跳ねさせないようにゆっくりやりとりして、ネットインしたのは自己記録の5ポンド12オンス。サイズも55アップ(57cm)。クランクで釣れた事もあって、これは嬉しかった。

6ポンドの壁が厚いが、気分良く終了。今日も50アップ4本含む45本。毎日このペースが続いているので、だいぶ感覚がおかしくなってきた。


■12/22 4日目 ガイド:セサー

今朝も冷たい風が吹いていて、食堂に行くにもフリースを着ていく。スタートはいつも通り6時。
レイクに着くと、ボートに置いてあるタックルは露だらけ。ロッジとは違い、風が吹いてない様子。今日からハイメに変わり、ガイドはセサー。だいぶベテランとの事。挨拶を済ませて早々にスタートする。
最初のポイントは、昨日ハイメも入っていた船着場近くの水中島。指定はスクラウンジャー。ボトムまで沈めて巻けというので試すが反応なし。その後、中層も巻いてみるが、バイトなしで移動。
10分以上走り、ワンド入り口の岬付近でエンジン停止。岬を狙うのかと思ったが、そこから惰性で進んで20mほど先の水中島と、そのドロップオフをテキサスで探っていく。3/8テキサスに5インチセンコーをセットして、3mから6mを狙って3ポンド2本、2ポンド1本。ボートポジションには立木も何もないが、指示は正確だった。200mほど移動して2mのシャローエリアに。冠水ブッシュを打ってチビバス1本のみ。
エンジンかけて2分ほど移動したのは沖の立木エリア。だが立木は狙わず、3mから7mへのドロップオフをテキサスで打つ。センコー 、キッカーバグ、マグナムフルークのローテーションで、5ポンド5オンス、4ポンド後半3本(この4本は50アップ)、3ポンド台7本、2ポンド1本、チビバス1本。チビバス巻き上げている時に、ロクマルサイズのチェイスがあった。ほぼピンポイント。

その後似たようなシチュエーションの水中島2カ所回るがテキサスはノーバイト。スクラウンジャーは自分もセサーもチェックしたがダメだった。
午前はその後も全て水中島狙い。テキサスとスクラウンジャーで4ポンド後半までだが10本ほど釣れた。

戻り際、朝イチで入った船着場近くの水中島に再び入る。ティラピアネットが縦横に入っているので、マーカーのペットボトルの並びを見ながらセンコーテキサスで狙うと、ボート近くでゴツンとバイト。アワセるとやたらと重い。距離近かったのでボートの下に入られるが、エンジンの外にライン回して回避。浮いたバスをセサーが1発キャッチ。ボートに上げて計測すると、7ポンド5オンスのロクマル!初ロクマルがあっさり釣れてしまう。当然かなり嬉しかったのだが、あまりに簡単過ぎて少し惚けてしまった。そのタイミングで午前終了。

昼食とシエスタ挟んで午後スタート。今日はシエスタで1時間ほど寝れた。
午後はロクマル出た水中島でテキサスから。5ポンド7オンス1本、3ポンド1本、2ポンド弱1本獲り、スクラウンジャーに替えるがこちらではバイトなしで移動。
午後も水中島と3mから7mのドロップオフ中心に狙い進めていく。ルアーはテキサスとスクラウンジャーだけだった。2ポンドから5ポンドまでを10本ほどキャッチ。テキサス釣れる!

ラストは十字架島東側の島周り。岸沿いをミノー(ヴァルナ)のジャークで狙ってチビバス2本。テキサスに替え、島から伸びている水中岬を狙って2ポンド2本、3ポンド1本で終了。
セサーはテキサス大好きで立木も何もない水中島の位置と水深を良く知っている感じ。ティラピアネットの間に入ってピンポイント狙いも多い。キャストする方向も細かく指示あり。次の手も考えているようで、こちらから「コレ使いたい」という提案は全て「No」の一言でシャットアウト。ある意味、超頑固なオヤジ。
ハイメもそうだったが、やはりメキシコ人はワームを真っ直ぐセットするのが苦手、というか日本人ほどの細かさは持ち合わせていない様子。ワームとフックサイズのバランスも中々めちゃくちゃで、マグナムフルークに4/0フックを無理やり合わせて使おうとしていた(笑)。
ラインチェックも甘いが50アップくらいならライン持って抜き上げをする。先日のハイメの一件もあるので、こちらが気にしておく必要がありそう。フックのチェックも同様。当然ながら日本のガイドのような訳にはいきません。
あと、セサーは常にフルスロットル!エンジンでの移動の際は、ほぼ全開だった。
今日はロクマルを頭に50アップも8本、計46本で大満足で終了。もう4日も釣りしてるのに、毎日楽し過ぎる。
この日の夕方にSさん、Yさんがロッジ到着。何日かぶりに日本語で挨拶をした。


■12/23 5日目 ガイド:セサー

今朝も寒い中、アウターを着て食堂へ。昨日到着のSさん、Yさんと挨拶。カルロスともう1人のスタッフ(お爺さん)にはいつも通りスペイン語で挨拶。
食事しながらSさん達と相談して、朝のスタートを10分遅らせる。部屋に戻り準備後、今日から釣りのSさん達の荷物をバンに積んで出発。
船着場にはガイドが3人揃っていた。今日もガイドはセサー。結局、最終日までセサーが担当になった。スタートしてティラピアネット避けながら進み、十字架島の横を過ぎて右側の岬でスクラウンジャーからスタート。10投ほど探るが反応なくミノーにチェンジ。2ポンドない小さいのが3本で移動。また岬で、ここはさっきより急深との説明。10カウント沈め、中層を巻いてくると3ポンド台が2本、チビバス1本が釣れる。その後続かず移動。昨日テキサスが良かった水中島からのドロップオフ、テキサス3/8でセンコーとキッカーバグ。30分くらいで5本出るが、4ポンド後半まで。スクラウンジャーに替えて、同じ場所の中層を巻くとまた釣れるが、サイズ変化なく4本で打ち止め。
移動してワンド入り口の岬付近のドロップオフをスクラウンジャーで巻いて4本獲るも、やはり4ポンド後半まで。今日は同じようなサイズ多い。と言っても、この時点で50アップ既に4本なのだが。
また移動でダムサイトのワンド入り口の岬に近い水中島。水深は2mから3mのシャローとの事。テキサスセンコーで狙うがノーバイト。すぐ移動でスタート地点近くの昨日のロクマルスポット。同じくテキサスセンコーで探るが、さすがに2匹目のドジョウは居ない。ネットの入り方も違うし、タイミングもあるのだろう。手前まで丁寧に探っていると、セサーがスクラウンジャーのタックルを渡してきたので、テキサスが水中に残ったまま交換。キャストしたスクラウンジャーが空中にあるうちに、テキサスタックル持ったセサーに5ポンド半ばがヒットしてしまう。釣りあるあるでセサーも苦笑。

その後、船着場から地続きになっている岬側(船着場はレイクの南西端なので、左岸が西側の岸になる)に移動。ここは小さい岬が3カ所あり、その場所は水際と同じ形で沖まで緩やかなバンクになっていて、その先で急激に落ち込んでいる(減水期の衛星画像でセサーも確認)。
ルアーはスクラウンジャー。ボトムまで沈めてスローか、10カウントでスローかの指示が都度入る。連発ではないが、5ポンド半ばを頭に7本ヒット。近くの岬やや沖に浮いていたSさん、初日から良いサイズを獲っていた。流石です。
通い慣れているだけにボートポジションも1発で決めている。Sさんのガイドは毎回同じとの事で、意思疎通ができている感じ。Sさん艇は馬の背状になっている岬の沖付近にポジション取るが、セサーは岬と岬の間にこだわっている様子。とにかく「グッドポイント」と言っていた。午後も入る事にして、午後終了。
昼食時にSさん、Yさんと情報交換。細かな情報がすぐ手に入るのはありがたい。午後は13時40分にロッジ出発に変更。

午後は予定通り、午前最後に入っていた緩やかなバンクで沖が急深のポイント。バスは動いてしまったのか、少し粘るが3ポンド台が2本。少移動してSさんのやっていた岬の少し沖でスクラウンジャー巻くがバイトなしで移動。近くの水中島でスクラウンジャーも不発で移動。
午前中にYさんが連発したというアングラーズイン前のワンドに入ると、ネットもすごいが、魚探には異常な数のベイトが映り、あちこちでバスがボイルしている。ネット避けながらなのでキャストスペース限られるが、スクラウンジャーにワンキャストで3、4回はバイトある。なかなか乗らないのを見て、セサーがボックスから取り出したのはリバイアサン。で、一言「ファーストリトリーブ」。??そういう使い方ではないのだがと思いながらも投げて巻く。するとまあ、釣れる釣れる。
キャストして着水、直後に速巻きで、あっという間に2桁キャッチ。サイズは5ポンド台までだが、フック外す方が時間かかるほど。リバイアサンのフックが曲がったタイミングでバリソンミノー130SPロングビルに替え、やっぱり速巻き。これもガンガン釣れるがサイズ変化なし。セサーはサイズが不満のようで、早々にエリアアウト。確かに数釣りになってしまうパターンではあるが、本音はもう少しやりたかった。
滞在約20分で5ポンド台までだが30本以上。までと書くと軽く思えるが、キロ換算では5ポンド8オンスで2.5キロサイズ。当然のように50アップ。この20分だけでも7本の50アップが出た(セサーの足元にメジャーシート置いてフック外し、計測、即リリース。良いサイズだけ重さ確認の流れ作業状態だった)。こんな釣りは、日本ではまず無理。後で奥に入っていたYさんに聞くと、ディープクランクで6ポンド台を頭に150本くらい獲れた(最後はスプリットリングごとフックなくなったとの事)らしい。合計何キロ釣ったのだろうか。日本とは異次元すぎて笑うしかない。

それでもセサーの狙いは8ポンド以上なので、移動してワンド外の立木に水草絡むエリアに。ワンド出た途端に一気にボイルなくなり、魚探からベイトの反応も消える。立木横でスクラウンジャーにワンバイトあるが乗らず、バリソンミノーで粘るが釣れずに移動。水中島テキサスもワンバイトのみ。その後あちこち回るがパッとせず、終了間際に午後イチの岬と急深ドロップオフのポイントに。
スクラウンジャーで5本出るが5ポンド半ばまで。予定終了時刻過ぎても粘っていて、無線からは多分カルロスの声で、早く戻って来い的な呼び掛けがあるが、近くのSさん艇共々スルー。15分くらいオーバーして「明日もここをやろう」と言って終了。
Sさん、Yさんから教えて貰って助かった。
前日の7ポンド5オンスは超えられなかったが、50アップ11本、計65本の釣果だった。


■12/24 6日目 ガイド:セサー

今日も朝から寒く、風が吹いている。フリースを着て食堂へ行き、Sさん、Yさんと挨拶。朝食後、少し休んで6時10分にロッジ出発。途中も風が吹いていた。
セサーに挨拶してボートに乗り込むと、すぐにスタート。今日は、昨日やると言っていた小さい岬と急深ドロップオフからスタート。浅い側にポジション取り、沖にキャストして狙うが、今日は風で流れてきたホテイアオイ型の水草がかなり多い。うまく避けながらスクラウンジャーをキャストして、5ポンド5オンスまでを3本。沖の水草コロニーがバラけた辺りで時々ボイルが起こる。ボイルあった辺りまでエレキで移動して、バイブレーション(ジャッカル ドゥーザー)の速巻き。水面直下から1mレンジで3ポンドから5ポンドちょっとまでを5連発。ボイルした場所を狙うと簡単に食ってくる。セサーはディープクランク(OSP ブリッツEXD)で4ポンドくらいを3本獲ってこちらとチェンジするが、クランクに変えた途端にバイトなくなる。
昨日良かったバリソンミノーロングビルに替えて速巻きで3ポンドちょっとを3本獲って、またバイブレーションに戻す。今のシチュエーションではバイブレーションが良い様で、あちこちに浮いているホテイアオイ型の水草の際や、ラインメンディングして水草の下を狙って行くと3から5ポンド半ばまでがポツポツ釣れる。ハードだけで20本以上出た。昨日のアングラーズイン前のワンドでもそうだったが、ボイルしている群は、あまり小さいのが釣れず、平均が良い感じ。実はこのタイミングでだいぶ陽が射してきて、まだシェードが残っている側にボイルが移動していた。セサーに伝えて見てはいたが、やっぱりサイズが不満なようで切り上げ。

岸の方を見ると地元の人が家族で陸っぱりで釣りをしていた。セサーが、食べるバスを釣りに来てるんだと教えてくれた。やっぱりバスは食料らしい。美味いと言っていた。

近くの水中島に移動してテキサスかと思いきや、デプスの3/8ジグヘッドにバークレーのスイムベイト(パワーウィグラー)をセット。キャスト後、ボトムまで沈め、根掛からないようにロッドを立てたまま巻いてくる。ほぼズル曳きで、すぐにバイト。アワセると強烈に重い。寄ってくるがラインが水面側に動き、バスがエラ洗い。シーバスのような動きにちょっと固まる。ラインは20lbなので少し強引に寄せ、ネットインと同時にラインブレイク。危なかった。切れた所を触ると傷あり。クランク用タックルだったので、立木か何かに触れていたのだと思う。1発で獲ってくれたセサーに感謝。
計測すると、7ポンド11オンス(約3.5キロ)、60.5cm。もちろん自己レコード。これはセサーも喜んでくれ、ハイタッチ。サイズ更新で一安心。

ちょっと休憩しながらクランク用タックルのラインをチェックすると、10mくらい内側にも傷が入っていた。予備ラインはロッジに置いてきたので、昼にリールを持ち帰って巻き直す事にして再開。
同じ水中島でテキサス試すも反応なく、すぐ近くにあるシャローフラットでスクラウンジャーを巻くが、これもノーバイト。そこからまた移動して、十字架島角のドロップオフライン。対岸の岸との間がチャンネルのように深くなっていて、最深は15mくらいある。ここはSさん艇も入っていたので、良い場所なのだろうと推測。スクラウンジャーで10カウント後、リトリーブ。4ポンド、5ポンドと続くが、少し深いせいか乗らないケースが多い。GTRウルトラは良いラインだと思うが、やはりナイロンなので伸びがあるのは否めない。深い場所に関してはフロロが良いような感じ。その後もポロポロ釣れたが6ポンドには届かず移動。
他の水中島でテキサス&スクラウンジャー試すが大きいのは出ず午前終了。

シエスタ挟んで午後スタート。午後イチはシャロー延長上の急深ドロップオフから。
タイミング悪いのか小さいのが1本のみで、午前中にも入った十字架島近くの深いチャンネルラインポイントに移動。午前中にSさんいきなり良いのを釣られていて、狙い方もお聞きしたので試してみる。セサーにどうにか説明してみるが、いまいち伝わってない様子。8mのボトムをやりたいと話したが、15mの8mレンジを巻けとの指示。言葉は大事だと痛感。結局、この部分のすれ違いが解消される事は最後までなかった。
セサーはサスペンドしているから10カウントでゆっくり巻けという指示が多い。場所によっては5カウント。魚探あるのにざっくりし過ぎ。
結局午後は何か所かの岬、水中島を回るが6ポンドジャストと3ポンドまでを6尾で終了。
Sさんは午後、とんでもない事になっていた(詳しくはSさんの釣行記にてどうぞ)。
午後の失速で数は減ったが、自己記録更新の上に2本目ロクマルゲットで個人的な満足度は高い。ちなみに昨日バスが湧いていたアングラーズイン前のワンドは、今日は完全沈黙との事。1日での状況変化がすごい。


夕方最後に入ったクリーク風景最高でした。

この日は最大60.5cm 7ポンド11オンス、50アップは10本、計37尾でした。


■12/25 7日目 ガイド:セサー

連日と同じく今朝も冷たい風。フリースを着て食堂に行き、SさんYさんと、昨日夜到着の常連Nさんに挨拶して食事。今日もロッジ出発は6時10分。
早々にスタートして最初に向かうのは、セサーお気に入りの岬のある緩やかバンクと急深ドロップオフの複合エリア。スクラウンジャーでしばらく粘るが、4ポンド8オンスまで。数も3本ほどで移動。岬の少し沖目の深い所でスクラウンジャーやるが3ポンドまで。ヘビキャロマグナムフルークでも3本、やはり3ポンドまでで移動。昨日ロクマル出た水中島でマグナムフルークヘビキャロ、3ポンド1本。また移動して岸から続く水中岬でヘビキャロ、バイトのみで即移動、10分以上走ってバンクに1か所だけ出ている岬の沖目で沈んでいる立木を狙ってディープクランク、ノーバイト。同じような場所を何か所か回るがノーフィッシュ。

セサーの今日の狙いはあくまで8ポンド以上のようで、昨日までの実績場所と、昨日まで使っていないポイントをハイテンポでラン&ガン。次も新場所、緩やかな斜度で沖に長く伸びている岬の左右にシャローが広がり、ホテイアオイ型の水草と短いティンバーが点在している。ここもスポーニング場との事。巻きモノは使えないのでセンコーテキサスで。ほぼ毎キャストにバイトあるが、チビバス連発、良くて3ポンド。今日は計ったようにこのサイズまで。
セサーも当然Sさんの釣果は知っているので深い所も狙いに行くが、狙う水深が10mから15mと深すぎる。8mレンジ、ドロップオフのある岬絡みと、かなり具体的なヒントを貰っているのにセサーに伝わらないのがもどかしい。あるいは、ベテランが故にプライドが邪魔しているのかも知れないが...。
途中からは、今までやらなかったワンド内もチェックして行く。ウェイテッドフックにパワーウィグラーやデスアダーシャッドのセットで表層直下から中層スイミングで狙っていると、50アップや、時々8ポンド以上はありそうな良いサイズが追ってくるのが見える。
次の場所も小規模ワンド。どうやらこのパターンでサイズアップを考えているようだ。ただ、チェイスはあるがフッキングまで至らないのも確かなので何か対策が必要に思う。カラーなのか動きなのかスピードなのか、またはタイミングが違うのか。
その後も小中規模のワンド内と、その入り口の岬をメインにシャッドテールのスイミングパターン、テキサス、スクラウンジャーのローテーションで6ポンド2オンスまでは出るが、最大更新ならず。チビバスはほとんど釣れなくなったが、4ポンド、5ポンド台が多く、一つの壁になっている印象だった。終了間際はトップ。タライロンで4ポンドちょいまでを4本で終了。

今日の午後から5日間の休漁らしくティラピアネットが無くなった。行動範囲が大幅に増えたのだが、何故かセサーは今までと同じ場所を回る事がほとんど。特に北側のエリアには全く行こうとしない。
Sさんのパターンは他の方も聞いているが、良い場所に時間を掛ける釣りなので、セサーに限らずガイドがなかなか対応してれない様子。ハイメもそうだったが10投くらい探って反応なければリグを替えるか、移動してしまう。確実に実績が出ているので協力して欲しいものだが...。モヤモヤしたままロッジに戻る。
この日は最大6ポンド2オンス、50アップは6尾、計34尾の釣果だった。


■12/26日 8日目 ガイド:セサー

今日が1日フルに出来る最後の日。今朝も朝から風が吹いている。やっぱりアウターかフリースを着ないと寒い。朝食後、いつもの時間に出発。
スタートして最初はいつもの十字架島近くのディープエリア。Sさんが良い釣りをしているポイント。ただ、8mのボトムという具体的なアドバイスがあるにも関わらず、今日もセサーのボートポジションは10m。「キャスト」と示す先は15m。8mの方に投げると修正される。浅い方はダメか?と聞くと、決まって「ノーグッド」の声。
ルアーはスクラウンジャー。10カウントとセサーの得意文句。中層サスペンドのバスを狙うのは理解できるが、何故に5カウントか10カウントの2種類なのかは良く分からない。魚探の15ftライン(約4.5m)にはベイトが映っているのに、通すのは3mか6m(3/8スクラウンジャーにフルークセット、ラインがナイロン16lbの場合は約60cm/1秒で沈む)のざっくりとした指示。リトリーブスピードも6.3、7.3と違うギア比のリールでも同じスピードで巻く事を要求してくる。もちろん同じように巻いたら一定層のキープなど出来る訳ないので、黙って調整していた。セサーの指示は良く言えばベテランの勘だが、悪く言えばデータ無視の適当。何しろ魚探はほぼ見てない。というかリクエストしないと点けない。それで10ポンド出ているなら従うが、現実としてはどうにも噛み合わない。
5ポンド半までは出るが、6本釣ったところで移動。やはり粘らない。その後も岬、水中岬、ドロップオフと探るが、釣れずに移動。今日も模索のラン&ガンかと思ったら急にシャローに移動してトップ。サイズは小さいのから4ポンドまでだが、少し楽しめた。

セサーはバリソンミノー130SPでジャーク。しばらくワンドのシャローを探って移動。水深のあるワンドに移り、昨日と同じウェイテッドフックでのスイミング。その狙いなら、とフローティングのスイムベイト(ユニオンスイマー)を投げて動きを見せると気に入った様子。バイト自体はウェイテッドフックでのスイミングの方が多いが、ユニオンスイマーに出てくるサイズは3ポンド以上と、多少良い。ワンド内の立木の横を通すとバイト多く、チェイスもある。
試しにワンドど真ん中の何もない所を通すと、かなり良いサイズが派手なバイトしてくるが、フッキングせず。セサーはそれを見て俄然そのパターンに傾倒する事に。

午後も違うワンド、同じ狙い方でヒット続き、時折7、8ポンドくらいありそうなチェイスあるので続ける事に。たまに反応のないワンドもあるが、ほとんどはヒットかチェイスがある。シャロークランク、スクラウンジャーに替えて狙って行くが、ワンド狙いではユニオンスイマーの方がサイズを選べる感じ。途中で良い型釣れるが、6ポンド3オンス止まり。やはりこの辺りで釣れるサイズに歯止めが掛かる。十分に良いサイズなのだが、10ポンドには程遠い。結局、それ以上のサイズは出せなかった。

8日釣りをしたくらいでは地形はざっくりとしか分からず、減水期の状態も見た事がないので、セサーは明確に知っているであろう水中の地形イメージと、自分の探る現実が噛み合わない。昨日に続いて北側エリアでの釣りも何度も提案したが、「ノーフィッシュ」と一言だけで頑なに拒まれた。セサーなりの理由はあるのだろうが、これだけ魚影の濃い湖で魚が居ない事など有り得ないし、試してもいないのに決めつける意味が理解できず、その点だけは今でも不満が残っている。残るは明日の半日のみ。昨日と今日の感じでは明日も難しいだろうな、と思っていた。8ポンドの壁は予想よりかなり厚い。
この日は最大6ポンド3オンス、50アップは6本、計31尾だった。


■12/27 最終日(半日) ガイド:セサー

ついに最終日。マサトラン発ロサンゼルス行きの便が16時30分なので、ロッジを12時30分発にして11時までは釣りをする事に。食堂に行くと、昨日までより一層寒い。朝は毎日上着が必要だった。
いつも通りにロッジ出発してレイクへ。ボートに乗ってスタート時、Sさんに「頑張って」と声をかけられた。
最初は十字架島そばのチャンネル部でスクラウンジャーから。いつも通りボートポジション10m、沖の15mラインにキャストして10カウント後にスローリトリーブのセサー十八番のパターン。
今日は20分ほど粘って投げる方向、カウントを変えながら狙うが完全ノーバイト。移動して少し先のワンドのバンク際でトップ。ルアーはクロームのタライロン。1投目に出たのはルアーと同じサイズ。次のキャストでもバイトはあるが乗らず、何投かして4ポンド3オンス出るが打ち止めで移動。昨日のウェイテッドのシャッドテールとユニオンスイマーのパターン再開。シャッドテールに2ポンドくらいがポロポロ。ワンド出口の岩の岬先端で、追従から横並びしてバイトする姿が見え、それが6ポンド5オンス。次のキャストで3ポンド11オンス出るがそこまで。移動し、セサーは初めて狙う垂直岸壁のある島周り。ハイメがファットイカで狙った場所だ。10投ほど垂直岸壁側をユニオンスイマーで狙うが、チビから2ポンドくらいまでがワラワラとついてくるだけ。島の反対側に周り、岬先端でスイムベイト。3ポンド台が出て、岬の反対側に回って水草際をトレースして6ポンド10オンス、3ポンド2オンス、5ポンド7オンスと出るがそこまで。この時点でユニオンスイマーのラインアイとフックアイを形成しているステン線が内部で歪み、真っ直ぐ泳がなくなってしまった。小移動して立木のある小さい岬絡みでスイムベイトとクランクやるが3ポンドまで。そばの水中島でヘビキャロマグナムフルークは触りすらなし。

残り2時間。セサーに少し焦りが見られる。朝は今日は最後だから全体回ろうという提案に「OK」と言っていたが、このタイミングでその話をしてみると「そっちは釣れない」と拒否。どうにか釣らせたいという気持ちはありがたいが、昨日までのパターンを繰り返しているだけなので可能性は低い。まだ探ってない北側なら新しい展開もあるかもだし、行って釣れないなら納得もできるのだが。この時点で北側エリアに行くのは諦めた。
その後は最大サイズ釣れた水中岬、近くの広域シャローフラットのスポーン場、十字架島東側の、島から続いている細長い水中岬をマグナムフルークのヘビキャロで狙うがワンバイトのみ。この水中岬はハイメもセサーも毎日来ていたが、ヘビキャロでは1匹も出なかった。良いポイントには違いない形状だが、時期が違うのか、タイミングが悪かったのだろう。
そうこうしているうちに残り40分。戻りを考えると遠いポイントには向かえないので、十字架島から船着場方向に200mほど戻った、岩がゴロゴロしている岬。セサーお気に入りの小さい岬から沖に続いている緩やかバンクと、急深ドロップオフが複合しているポイントの対岸にあたる。急深ドロップオフの場所にはSさん艇とYさん艇が入っていた。
まずは付いたままのヘビキャロマグナムフルークでチェックするが応答なし。最後に選んだのはスクラウンジャー。岬先端の近い所に投げると1ポンドから2ポンドの可愛いサイズが3連発。大きくはないが、釣れるだけでも楽しい。魚探を見るとここも急深ポイント。タイミング良くベイトも入ってきている。Sさんのアドバイスを思い出して岬の少し沖、8mラインを狙ってみる。スクラウンジャーのカウントは13。これで大体8m弱。ゆっくり巻いてくると、着水点からボートの真ん中あたりでヒット。3ポンド台、4ポンド台と続く。次のキャストで久々に重いアタリ。グングン下に潜るように走る。ドラグ出るが慎重に寄せて来るとロクマルあるかな?というサイズ。7ポンドくらいはありそう。ラインは16lb、ドラグも調整済みなので焦りはなし。夏に霞で釣れた11ポンドオーバーのキャットフィッシュに比べれば余裕がある。セサーはネット持って、立木があるから浮かせろと催促。軽くスプール押さえて浮かし、ネットイン寸前でバレる(笑)。今回ずっと使い続けたスクラウンジャーのフックが少し開いていた。結局、それがエルサルトバスとの最後のやりとりとなった。何となくオチがついた感じなので、そこで終了。船着場に戻り、ワームやフック、ルアーをボックスや袋に放り込む。
最後にセサーと記念撮影。5日半ありがとうございました。

最終日半日は最大6ポンド10オンス、50アップ3本、計15本でした。
地形も知らず、事前状況も分からず、正直やりたかった釣りの半分も出来なかったが、単純に凄く楽しめた感じで8日半の釣りは終了。

ロッジに戻り、急いで帰り支度。結構ワーム使ったのだが、トランクの重量はギリギリのままだった。着てきたフリースとアウターが余計なよう。ロサンゼルス以降は仁川も成田も寒いし、機内持ち込みのリュックに詰めて調整。
カルロスに滞在中のスタッフ分のチップを渡し、昼休みで戻っていたSさん、Yさん、Nさんに見送りしていただいた。あれこれ情報が得られ、凄く助かりました。この場を借りてお礼申し上げます。

迎えに来ていたラウールに挨拶して空港まで送ってもらう。途中でエルサルトロッジの壁の前で写真撮り忘れた事に気付いた。普段はちょっとした風景でも写真撮るのだが、この旅行中は初めて見るものが多すぎて、見る方に夢中になってしまっていた。特に後半は写真がかなり少ない。サボテンやらペリカンやら、色々撮れば良かったと、少し後悔。
帰りの車内でラウールから、名前が入ったタンブラーを受け取った。これは凄く嬉しかった。帰るタイミングでは居なかったが、スィギスにも伝えて欲しいとお礼を言った。
空港へ向かう途中、咳き込んでいたラウールに日本から持っていった龍角散のアメをあげると美味いと言っていた。

昼過ぎなのでマサトランの街中は少し混んでいたが、14時ちょっとには空港に到着。ラウールにチップを渡すと「さっきの飴をもう1個くれ」と言われたので、残っていた分をあげると凄く喜んでくれた。釣りしている時にセサーにもあげて気に入っていたが、メキシコ人は龍角散の味が好きなようだった。
ラウールと握手して別れ、空港内へ。帰りは行きの便のリピートなのでアラスカ航空のカウンターでチェックイン。この時の担当が結構良いお年のお爺さんで、なかなか手間取っている。周りのスタッフが何人かアシストに入り、無事に搭乗券が発行された。ここでも成田までのボーディングチケットを出してくれた。
その後はスムーズに進み、搭乗ゲートで時間を潰して待っていた。搭乗時、チケットにはSSSSの印。どうやらランダムにピックアップされたセカンドチェックに引っかかったらしい。上着脱いで機内持ち込みのリュックの中身確認と簡単な身体検査だけで済んだ。ロサンゼルスまでは少し眠れた。

ロサンゼルスではターミナル7に到着後、入国検査までスムーズに終了。通路を進み、荷物をピックアップすると、ターミナルビル出口に向かう通路が大渋滞。荷物持ったままだいぶ戻り、列に並び直す。何が原因かは分からないが、全然進まない。結局、到着からターミナル7のビル出るまでは2時間以上掛かった。荷物には成田までのタグが付いているので、ビルを出る前にトランクを預ける。ロッドケースは場所が違うという事で、ビルを出てすぐのエスカレーターで上に登り、またビルに入っての左側にある荷物預かり所で受け取ってくれた。
乗り継ぎのアシアナ航空はターミナルBなのでターミナル7からは少し距離があるが、まだ時間はあるので歩いて行った。ターミナルBに着き、アシアナ航空にチェックインしてゲートを確認。まだ2時間以上あったのでフードコートで食事休憩後、ゲートに向かうと麻薬探知犬?なのか、2人ずつに並ばされて係員に進めと指示される。その後持ち物チェックをパス(検査の際、靴まで脱がされるのはアメリカだけだった)し、ゲート付近のイスで休んでいた。

仁川に向けての機内では、シートは中央4列の左から2番目。左は台湾の30歳くらいの男性、右側2席は20代前半くらいの韓国人カップル。台湾の方はスムーズに席を立ってくれたりと親切な人だったが、右側のカップル(特にすぐ横の女性)はベルト外して裸足のままシートにあぐらをかいたり、右側の彼氏側と2席分使って寝込んだりとマナーが悪い。注意しない彼氏も同じような感じ。残念ながら似たような思考なのだろう。途中で何度かCAさんに注意されていたが、2人揃って全くの無視。CAさんもかなり迷惑そうにしていた。行きの便の時の子供2人組もそうだが、マナーの悪さに国は関係ないと実感。疲れもあったのでなるべく眠ってやり過ごした。実害があれば怒ろうかと思っていたが、幸いそうはならずに済んだ。
仁川に到着して入国検査後、フードコート付近で成田行きの便を待つ。ロサンゼルスもそうだったが、水でも何でも飲み物が高い。ゲート付近で待っていると、何度も掃除していて、空港の印象はかなり良かった。

成田への便では窓際の席。何故か先に搭乗していた韓国人のおばちゃんが窓際に座っていて、チケットを見せて説明したが、窓際が良いらしく乗っ取られた(笑)。まあ、2時間くらいなので良いかなと思って譲った。どうやら都内の上野に娘さん家族が住んでいるとの事で、会いに行くと言っていた。どの国でもおばちゃんは逞しい。
成田に向かうルートは日本海側を飛んで佐渡島辺りで少し南下、福島の太平洋側で茨城方向に向かい、霞ヶ浦の上を通って成田に向かって行った。途中、真っ白な富士山が良く見えた。

成田に着くと日本語だらけなので入国検査、荷物ピックアップも問題なし。ロストバゲッジ無く帰国できた。
地元までの高速バスのチケットを買い、売店でサンドイッチと缶コーヒーを買い、ターミナル1内のフリーシートで休憩。周りにはアメリカ人、フィリピン人、韓国人、中国人、インド人などなど。何だか人だけ見ているとロサンゼルス空港と同じような感じ。新しい所為もあるだろうが、仁川空港の方が綺麗な感じだった。
高速バスで地元に戻り、タクシーで帰宅。年末の連休に入っている事もあってアウトレットモール付近は大混雑していた。
帰宅後は無事に帰って来れたという安堵感からか、寒さからか少し体調崩したが、本当に楽しい釣行だった。様々なサポートをしていただいたACCESS!様には改めてお礼申し上げます。



[以下アンケートより抜粋]
●釣果はどうでしたか?(わかる範囲、概算でも構いません)

 あなたの本数:[360]本
 大物ベスト5 (体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK)
  (※lb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」)
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  1位:体重:[7]lb[11]oz ([ ]g) 体長:[60.5]cm 時刻:[9]時[15]分ごろ
   ルアー:[バークレー パワーウィグラー]  色:[ブルー/ブラウン]
   リグ:[3/8ジグヘッド]  バイト深度:[3]m 
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  2位:体重:[7]lb[5]oz ([ ]g) 体長:[60]cm 時刻:[11]時[30]分ごろ
   ルアー:[センコー 5インチ]  色:[ウォーターメロン/レッドフレーク]
   リグ:[3/8テキサス]  バイト深度:[4]m
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  3位:体重:[6]lb[10]oz ([ ]g) 体長:[56]cm 時刻:[8]時[45]分ごろ
   ルアー:[ユニオンスイマー]  色:[薄いチャート/シルバー]
   リグ:[         ]  バイト深度:[0.1]m
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  4位:体重:[6]lb[5]oz ([ ]g) 体長:[55]cm 時刻:[7]時[30]分ごろ
   ルアー:[ユニオンスイマー]  色:[薄いチャート/シルバー]
   リグ:[         ]  バイト深度:[0.1]m
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  5位:体重:[6]lb[3]oz ([ ]g) 体長:[56]cm 時刻:[16]時[10]分ごろ
   ルアー:[デスアダーシャッド]  色:[スモーク/シルバー]
   リグ:[ウェイテッドフック]  バイト深度:[0.5]m
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 50cm超の本数:[55]本 (そのうちロクマル[2]本)
 7lb超の本数:[2]本 (そのうち8lb台[ ]本、9lb台[ ]本、10lb台[ ]本、11lb以上[ ]本)

●全体的に最も数が出たと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は?
単純な数ならバンク沿い水草周りでのシャロー。ノーシンカーでもシャロークランクでも。ただしチビメイン。ワンド内3mレンジテキサスなら3ポンド台までだが数は出た。ボイルしている時はサイズ選べないが、瞬間の爆発力は凄まじい。ただし3回しかボイルには遭遇しなかった。
 
●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的?
7ポンド台はどちらも水中島3から4mでのワームでボトム狙い。6ポンド台まではワンド内や岬でのスイムベイトでの表層狙い。スクラウンジャーでの中層(3から6m)巻きは良いのも出るがサイズ選べない。
 
●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は?
シャローでのミノージャーク、トップ、スピナーベイト、ディープクランク。8mレンジで釣れなかったのはシャローに比べて魚が少ないのと、狙っている時間が短い所為。ヘビキャロはいまいちだった。
 
●今回のベストルアーは?(名前/大きさ/重さ/色 ※複数回答可)
3/8スクラウンジャー、シャローホッグ、ドゥーザー、バリソンミノー130SPロングビル、ユニオンスイマー、パワーウィグラー、デスアダーシャッド
 
●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか?(テクニック、トラブルやその対処等何でも)
10ポンドがたくさんいるレイクエルサルトで7ポンド台までしか出ていないので参考になるかは不明ですが、ロッドに関してはいわゆる「軽量・高感度」な物はオススメしません。特にマイクロガイドやベイトフィネスなどは、主に耐久性不足(薄いブランクス、ガイドスレッドがネック)です。今回釣れた7ポンド11オンスでも約3.5キロ。2Lと1.5Lのペットボトルを足したのと、同じ重さの生き物が暴れます。
今日本でよく使われているベイトフィネスタックルではその重さが乗った時にどうなるか、陸上で試してみると分かりやすいかもしれません。リールに関しては16ポンド、20ポンドが70mくらい巻ければ大丈夫ですが、立木が多いので予備ラインは必須です。短く収める為にロッドは全てワン&ハーフのスコーピオンを選びましたが、ワンピースならば古いコンバットスティック(初代やセカンドあたり)や、テムジン、古いサイドワインダーなどが耐久性もあって中古で手頃な値段なので良さそうです。水質はクリアですが、偏光あった方がチェイスも見えるし、何より日射しを防げるので疲労低減にもなります。帽子やネックガードと併用して、服は薄い長袖着用がオススメ。日焼け止めは忘れず塗ってください。反射含めてかなりの光を見ることになるので、目薬あると楽です。日焼けも火傷なので、免疫力低下対策としてビタミン剤は毎日飲んでいました。あとは寝ること。シエスタの時間も含めて、少しでも寝ておくと最後まで楽しめます。せっかくの遠征先で体調不良はもったいないです。



[サイト管理者より補足]
とっても詳しい釣行記を書いてくださったこの方に感謝です。一般アングラー(特に関東のアングラー)だけでなく、すでに国内ですでにロクマルを釣ったことがあるスペシャリストやロコの方々も含めて、メキシコにまだ行ったことがないアングラー全てにとって十分参考になる釣行記だと思います。ありがたいです。

釣行記を見ておわかりのように、この方のような海外旅行経験がない方にとっても、
まさにご本人が「結果としてはほぼ何も困る事はなく飛行機の乗り継ぎ失敗もなく至って普通に帰国まで出来た」と結論付けていらっしゃるように、メキシコ釣行は意外なほど簡単でハードルが低く、あっけなくできてしまう旅行です。もちろんある程度の予習はしておくに越したことはなく、この方には事前に旅の流れや重要なこと、気をつけること、対処などをかなり詳細に説明しました。予習をしておくことで心に余裕ができ、それが旅をスムーズにすることにつながります。皆さんの中には釣行してみたいと思ってはいるけれども普段馴染みのない国「メキシコ」と聞いただけで短絡的に尻込みしてしまって「自分には無理」と思い込んでしまっている人も多いと思いますが、決してそんな難しいものじゃないんです。皆さんもやろうと思えはあっけなく行けてしまいます。サポートしますからぜひトライしてみてください。

旅自体は順調だったようですが、現地では特に終盤にご自分の意図がガイドにうまく伝わらず噛み合わないとのストレスをお感じになった部分があったみたいですね。こうした「自分の言いたいことが伝えられない、わかってもらえない」、「ガイドのの言うことがよくわからない」というストレスはこの方だけではなく、おそらく日本人釣行者なら誰でも感じることでしょう。もちろん私達も当初はすごく感じました(笑)。日本人にも個人差があるので一般論として申し上げますが、この意思疎通のストレスは、まあ仕方ないと言うか、ある意味避けられないことなのかもしれません。
最大の理由はもちろん言うまでもなく
 「言葉の壁」
ですね。共通の言語をお互いがある程度のレベルで理解し話せない限りきちんとした意思疎通は望めません。スペイン語は言うに及ばず英語でさえままならないことが多い私達日本人にとってはどうにもならないくらいの大きな壁で、間違いなく大きなストレスを生みます。そして忘れてはならないのは「ストレスを感じているのは客である私達日本人釣行者だけではなく、ガイドも全く同様に「自分の言いたいことが伝えられない、わかってもらえない」、「客の言うことがよくわからない」という問題を抱えている」ということです。つまりガイドも客の言うことを理解することや客に説明することを諦めて会話を切り上げようとしてしまうことが起こりえるということです。これも日本人客のストレスを増やす要因となります。解決策は語学力を身に付けることですが、それが簡単にできるくらいだったらみんな苦労はしませんよね(笑)。
他にもまだあります。
 「立場の違い」
です。釣り客とガイドは同じボートに乗り「好釣果」を目指している点では共通ですが、客が純粋に「好釣果」を目指しているのに対して、ガイドは「チップを稼ぐ」のが一義的な目的で「釣果」はその手段であり、そのチップの額は釣果を評価する着いてくる客によって一方的に決められてしまうという立場にあります。となると、ガイドは「チップを減らされる」ということには少なくともならないよう、釣果を下げる恐れがある釣り、例えば「大物に狙いを絞った釣り(裏目に出ればほとんど釣れない釣りになりかねない)」や「ロングドライブが必要な場所での釣り(裏目に出れば釣り時間を大幅に削っただけに終わりかねない)」などには当然ながら消極的な態度になり、そのことが意思疎通のストレスにつながるということは結構あるかもしれません。
まだあります。それは
 「国民性の違い(日本人の特異性)」
です。私達日本人は自分のことなのでなかなか気付きませんが、世界的に見るとかなり特異な国民性です。もちろん程度に個人差はあるでしょうが、「細かくて完璧主義」(メキシコ等ラテン系のアバウトさとはまさに対極(笑))、「期待や要求のレベルが高すぎる」、「自分の意思をはっきりと主張しない」といったことは外国人から見た日本人の印象としてよくあげられるものですが、これらを同時に合わせ持つ国民性というのは他の国々ではほぼ見られないかなり特異なものです。外国人はこれについて来れません。細かいことは気にしない外国人にしてみれば、「細かいことに何をそんなにこだわってるの?それって必要?大勢に影響ないならそれでいいじゃない」、「そんなことまでは知らないし、出来ないし、気を回せないよ」、「そんなこと簡単にできると思ってるの?」、「言いたいことがあるならきちんと言ってくれなきゃわからないよ」って感じでしょうか(笑)。こうした物の考え方の根本的な違いも意思疎通のストレスを生むはずです。
メディアや旅行会社が客寄せのために強調する「10ポンド!」と言う言葉に煽られて、10ポンドがどれほどめったに釣れない魚なのかを冷静に考えることをしないまま強すぎる期待を胸に、こだわりのタックルやルアーを山ほど持って釣行し、「レイク隅々にわたる直近の状態と魚の状態を把握しているはずだし、きっと釣らせてくれるだろう」と無理のある過度な期待をガイドにし、自らはろくに質問や主張もせず、釣りしたことのない見知らぬレイクの状況に自分を合わせられないまま「10ポンド!10ポンド!」と血相変えて釣りしたあげく10ポンドが釣れずに終わると、たとえ日本ではほとんどお目にかかることがなくメキシコでもクオリティーフィッシュであるロクマルや7ポンドや8ポンドといったいい魚を手にしてても「こんなんじゃ満足できない」、「10ポンドが釣れなかった」と不満を漏らす・・・。そんなふうに自分をしてしまいかねないちょっと危うい国民性が日本人にはあるんです。私達日本人は海外釣行するにあたってそのことに気をつけておいたほうがいいかもしれません。
これらのことを頭に入れ、ガイドの立場にも立って考えたり、身振り手振りや図を書いたりを交えてコミュニケーションをとる努力をしてみたりすることで、意思疎通に関するストレスはたとえなくなることはなくてもかなり軽減される部分が出てくるのではないかと思います。


皆さんもロッジや航空券、手配等につきわからない点や知りたい点があればどうぞご質問ください。海外釣行の個人手配は実は驚くほど単純でわざわざツアー会社のツアーを使わなくても十分自分でできてしまうレベルです。(→ツアー会社を利用したほうがいいのでは?) 必要なら私達が手配のサポートをすることもできますから、あなたも個人手配で最安釣行を実現してみてはどうでしょう。(→お助け個人手配サポート)(→海外釣行のサポートをしてくれるの?)(→このサイトの目的は?


現実にこんなのを狙えるレイク! 日本では出来ない釣りにチャレンジ! ※メキシコがイチ押しの理由→こちら

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今回の釣行記もぜひ参考に。 「役立つサイト」目指してます! →今日のバスサイトランキング

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