画像提 供BoutReview?

 2000.8管理人トップページ へ
オーエンジャイトップペー ジ

 
 

6月26日 遅くなったが

競技としてのキックボクシング、ムエタイを、正しく理解してもらうためにも有益だろうと思うチャモアペットセミナー。随分昔のことになってしまった感があるが、遅ればせながら参加者・研太郎氏のセミナーレポートをリンクしておく。

http://members.jcom.home.ne.jp/zuanchuan/seminar03.htm
トップ
http://members.jcom.home.ne.jp/zuanchuan/

このような技術がわかる観戦者が増えてくれば、みなもっともっとキックの奥深さに酔いしれ、結果的に底辺拡大につながるような気がしているのである。

現状では、高みを目指している選手がかわいそすぎる。

トップへ

 

6月25日 キックは、まず競技である

最近、格闘技にも「興行論」なるものが進行しはじめ、プロレス並みの演出・アングル(折り込み済みのハプニング)が普通になってきた。格闘技といえど、真剣勝負といえど、所詮エンターテインメント。魅せる必要があることは否定しない。しかし、 あくまで

 競技>エンターテインメント

であるべきであって、決して

 競技<エンターテインメント

であってはならない。昨今のK-1やPRIDEを横から眺めた限りだと、そのバランスが何かおかしくなってきているのではないかという気がしてならない。

たとえば、現在K-1のHPでは、代役出場のサゲッターオを「ラジャダムナンスタジアムの現スーパーウェルター級王者」としている。

http://www.k-1.co.jp/top/301.htm

しかし、サゲッターオは「元」王者のはずだ。
これを意図的であるというつもりはないが、他の競技スポーツならありえないミス。競技より興行優先が行き過ぎている証拠だろう。誰彼かまわず「世界王者」だの「最強」だの、誇張した表現で演出してきたK-1。「現チャンピオンのほうが通りがいいから、そっちにしとけ」って言ったかどうかはわからないが、そう疑われても仕方がないようなアングルをこれまでしてきた。人に向かって消火器噴射したら犯罪でしょ?(笑)

K-1の果たした功績は大きいけど、館長逮捕を機に、「興行偏重」路線から脱却すべきでしょう。当初は「キックボクシングが根付くきっかけになれば……」とさえ言っていたK-1サイドであるが、現在そんな動きは露ほどもない。「サッカーのワールドカップのようにしたい」とかほざく前に、プロレス的演出やめましょう。というか、格闘技とプロレスをブレンドするのはやめてください。・

・まずは、後楽園ホールがきちんと埋まるくらいのプローモートはする。
・コミッション作って、キックボクシングという競技を確立する。
・底辺の拡大を図る
・10年後くらいに、3000〜4000人くらいの会場が埋まるようにする。

……キックボクシング界が目指す現実的な目標は、この程度だと思う。それ以上のことをいきなりやろうとすると、脱税したり自殺したりとなる。ウサギよりカメで行きましょう。

トップへ

 

6月24日 サムゴー問題

サムゴーK-1不出場問題。代役にサゲッターオの出場が発表された。それなりの選手であることは間違いないであろうが、10日前の参戦決定。しかも、初めての競技への出場ということで、期待するほうがどうかしてるでしょう。

この問題については、既に谷川プロデューサーが、公式に発言をした模様。

http://www.boutreview.com/data/news/030705k1wmax.html

それによると、「サムゴー本人からOKの返事をもらっている」と誇らしげに語っている。

しかしさぁ、これは子供の運動会の話ではないでしょ。選手が「OK」と言ったからって、契約完了などという世界がどこにあるのだろう。たとえば、いくら石毛が「K-1に出たい」と言ったとしても、所属のNJKFおよび東京北星ジムからOKが出ない限り出場できるわけがない。

しかも、K-1ほどのビッグビジネスでありながら、契約書すらかわしていない(らしい)。これでは、「遺憾」も糞もないでしょう。子供の喧嘩にもなりません。

一応、某所に載っていた、前所属ジムの会長センティアンノーイのコメントを紹介しておきます。あえて、ネタ元は伏せておきます。荒らされたりしたら、"遺憾"なので(笑)

★K1からのオファーなど一度も受けたことはない。K1の関係者に会ったこともない。
★サムゴーが自分の知らないところで第三者と会ってK1と契約を結んでいた可能性もあり得ない。
★K1が「以前に所属していたジムを通してサムゴーにOKをもらった」という事実はない。その発言の意図はどういうことなのかきちんと説明してほしい。
★現在、サムゴーはイングラムジム所属であり、もう自分の弟子ではない。サムゴーに関する政治的な駆け引きの中で自分の名前が出ることには怒りを感じる。今後、サムゴーの活動に自分と自分のジムは一切関わることはない。

この発言を公式の発言とするには無理があるでしょうが、これが事実だとすれば、前所属ジムの会長、現所属ジムの会長(マネジメント担当?)の両者が「オファーを受けていない」と言っている。

わしはキック側の人間だから、どうしてもキックサイドに味方したくなるが、状況から察するにK-1サイドの言い分には無理がある。契約書をとってない時点で負け、ってことでしょう。

どちらにせよ、わしの言い分は一つ。

59kgの選手に70kgのトーナメントのオファーを出す、それ自体が遺憾。たとえば、同体重での対戦、65kgくらいでの対戦を組んで「敵なし」ってのを証明してから70kgならOKかなって思いますが……

トップへ

 

6月23日 凄いよ全日本キック(後編)

チャモアペットセミナー基礎編を受講した人は、この日の全日本キックは楽しめたはずだ。特に、メインの佐藤嘉洋対ベンローイ、藤原あらし対YUTAKAの試合は楽しめたはずだ。会場がそれほど涌かなかったこの二試合を楽しめたはずだ。

嘉洋くんは試合後のマイクアピールで「つまんない試合ですいません。でも、ボクの強さはわかってくれたと思う」というような発言をした。でもねえ、たぶん、お客さんの大半はわかってません(笑)。ベンローイは半端なく強かった。でも、嘉洋くんが完璧に封じこめたから、ほとんどの人は「ちょっとパンチが強い外人」くらいにしか思わなかっただろう。

おそらくこの二人がボクシングで勝負したら、1Rでベンローイが勝つだろう。しかし、キックでの勝敗は逆だった。しかもこの試合の凄いところは、嘉洋くんが「パンチを全く捨てた」老人ムエタイ戦士のような技巧で勝ったのでなく、パンチもいっぱい出して勝ったことにある。後半はパンチでも圧倒していた。ボクシングならまったくかなわない相手に対してである。

かといって、打ち合いの場面は皆無。パンチで攻めるベンローイ、ヒザだけでなくパンチもいっぱい出した佐藤嘉洋なのに、である。This is KICKBOXINGである。

佐藤嘉洋、ホントに強い!!

打倒ムエタイ、十分可能! 是非、K-1なんて放っておいて、打倒ムエタイ路線で行ってくれ! ムエタイの超一流どころと対戦していけば、結果だけでお客さんはついてきてくれる。マスコミもプッシュしてくれる。先輩、鈴木秀明が証明してる、小林さんだって証明してるじゃないか……って書こうとしたら、ジャストタイミングで「ガオラン戦」直訴。文句無し! 100%賛成! 大プッシュ!

で、もう一試合。藤原あらし対YUTAKAも、ムエタイ的キックが、新空手的キックを完全に粉砕した試合。お見事!

ということで、レポート終わり

……ってわけにはいかない。もちろんいかない。関博司復帰第二戦に触れないわけにはいかない。何せ、この日のチケットは、彼が用意してくれたのだから。

前回「関博司は関博司じゃなかったし」と書いた言葉は、名古屋JKFのHPでも紹介されてしまった。NJKF時代の関博司を知っている者は皆、前回の試合で悔しい思いをしたのだろう。1Rで倒されたわしの立場からすれば尚更だ。

金髪に染めあげた関は、1Rから猛攻をかけた。昔と同じように、止むことのない、パンチとローのコンビネーション。ボディーフックに、全日本キックの観客も、驚嘆の喚声をあげる。

しかし、倒しきれない。圧倒しているのに、倒しきれない。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、キレもパワーもない。

しかし、倒すのも時間の問題という展開。「今日はいい酒を呑めそうだ」と確信した。

そうは問屋が卸さなかった。徐々に、相手が盛りかえしてくる。関の攻撃からは、次第に迫力が失われていく。スタミナ……切れたか?

一進一退の打撃戦に場内からは大歓声が上がったが、関サイドの人間には、時間がたつごとにハラハラする場面が増える。「関博司ファンだった」というNJKF現役選手が、わしのそばに寄ってくる。「関ってどうしっちゃったんすか?」。彼は前回の試合を観てないようだった。前回の試合よりは遥かに良い出来だが、それでもNJKF時代とは比べるべくもない。

それでも前半の貯金がある。サドンデスルールのため、3Rで一旦判定が出されるこの試合。「30-29で何とか逃げきり」と思った。しかし判定ドロー。延長に入った。

試合の流れは完全に相手側。しかし、関も見事に気持ちを入れ直し、4R開始早々から猛ラッシュ。再び期待を抱かせた。しかし、残り1分。ガソリンは無くなった。完全に相手に攻められ、ジ・エンド。

判定が読み上げられる。まず、10-9で相手側。しかし、二人目は10-10のドロー。小森会長の顔が引き締まる。疲労困憊の関に「(気持ちを)切るな〜!」と叱咤する。

そして3人目。「10-9……」、この時点で小森会長は「嗚呼」とばかりに天を見上げた。その後は聞くまでもなく、勝負は決まった。

興行後、うなだれる関博司の姿があった。「次」のことは考える余裕がないようだった。しかし、前回と比べたら、確実に「戻って」きた。何より、試合中、気持ちは切れなかった。そこがこの競技をやるうえで一番大事だということは、キックボクサーならみんな知っている。辞めたばっかの人間にとっては、痛いほどわかっている。

次は「関博司が関博司になった」と書きたい。しかし、それは他人がどうこう言えることではないと、「元」キックボクサーは知っている。それが無責任なことだと、わかっている。

わかっているけども……、なのである。

トップへ

 

6月20日 凄いよ全日本キック(前編)

この日は個人的見どころ一杯の全日本キックへ。ライト級トーナメントには大批判的立場をとったわしだが、今回はキックボクシング興行。相変わらずサドンデスは気に食わないが、興行の迅速化を考えたら、サブ的に使われるのは仕方ないか。。。

この日行われたバンタム級の王者決定トーナメントは、通常ルール。正式なタイトル争うトーナメントなんだから、やっぱこうじゃなくっちゃ。

さて、試合の感想は後日ということにして、それ以外の「さすが全日本」という発表をいくつか。

まずはサムゴーの参戦。相手はフランス人ということで落ち着いたが、舞台裏でのインタビューでは注目の発言があったようだ。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/200306/20/az03.html

この記事によると、プロモーション マネージメント担当の言葉として、

「現在、7月にオファーを受けているのは、全日本キックのみ」

と伝えられている。御承知のように、サムゴーは7月5日のK-1参戦が既に発表されているはずなのだが、サムゴー側はオファーを受けていないようだ。

実はこの話は噂としてずいぶん前から聞いていたが、正式に聞かされると、んんん……となる。何を言いたいかは御推察のほどを。

そして、同時に発表された7月20日の全日本キック興行では、ガオラン・カオウィチットの参戦も発表された。第一回ワールドMaxでは、決勝以外では異様な強さを見せたガオラン。「サムゴーがK-1に出ないのならガオランか?」と考えるのが普通だが、この線も消えた。いろいろ勘ぐると愉快になるのだが、これに関しては何も知らない。

この日のメインで凄い強さを見せた佐藤嘉洋くんが、すかさず「ガオランと組んでください」とマイクアピール。自然とストーリーできちゃうところが、全日本キック凄い。

そして、場内は静まり返っていたが、驚愕の発表もなされた。なんと「デンジャー高山対彩丘亜紗子」戦が発表されたのだ。「彩丘? 聞いたことないな?」ということで、観客席は静かだったのだが、彩丘の正体は、オーエンジャイではお馴染みの米沢亜紗子。そう、

男対女

の試合なのだ。日本打撃格闘技史上、おそらく初めてのガチンコ男女対決。そしてこの試合の凄いところは「互角かなぁ」と多くの識者が予想するほど、彩丘が強いということだ。

正直、最初は彩丘さんのことは知らなかった。オーエンジャイで「チャモアペットとやらしてほしい」と言ったときは、「なんだコイツ」と思った。しかし、やらしたら、普通にスパーリングしている。その後も、グローブ空手ベスト8のキャリアがある山崎一番に、オーエンジャイで完勝。

この彩丘、聞くと拠点は海外。主にオーストラリアで試合をし、30数戦して無敗。現在、世界のベルトを二つ持つ。人呼んで「女ヒクソン」。

この試合が組まれたこと自体で、民放TVが飛びつくだろう。勝ったりしたら、一躍時の人。「最も有名なキックボクサー」になることは想像に難くない。ただし、ファッション誌の表紙は無理だろう(笑)

彩丘亜紗子。彼女を評して、周囲はみんなこういう。

「いつもピーナッツを食べている」

謎だ。

トップへ

 

6月8日 学生キック&セミナー

朝っぱらから後楽園へ「学生キック」。

以前の日記に、明治大学の練習に参加したとき、「練習の質に改善の余地あり、指導者がいないのはかなり不安」というようなことを書いた。でも、「明治は強豪らしい」とも書いた。

だが、今日興行を観て、いろいろな人と話をしてわかった。明治が強豪だったのは「過去のこと」らしい。学生には悪いけど、納得してしまった。

6人出場して、1勝5敗。負けは全部KO負け(だったかな?)。

一番安定した強さを見せていたのは、東海大学か。聞くところによると、定期的にプロの某ジムに練習に行っているらしい。うん、そりゃあ差が出るはずだ。

先輩から後輩へ技術を伝承していく……こういうと格好いいが、限界がある。「命をやりとりする」リングに、プロもアマもない。本気で強さを追求しないと、危なくって仕方がない。「どんどん外に出ないとダメだよ」と言ったが、聞いてくれるかどうか。。。

さて、学生キックを観終わると、速効で北星ジムへセミナーの講師をしに。詳しくは別に書くつもりだったが、成功だったと思う。みなさん、お疲れさまでしたぁ〜!

トップへ

 

6月3日 誕生日

今日は、玉城良光?回目の誕生日。おめでとうございま〜す。

ちなみに当の玉城会長、すっかり自分の誕生日を忘れていたが、パチンコ屋で「何番に座ろう」と考えて「今日はゾロ目かぁ〜、あ、誕生日じゃん」と気付いたらしい(笑)

トップへ

 

6月2日 ジーコジャパン

このHPを長く読んでいる人なら覚えていると思う。サッカー日本代表監督にジーコが就任したとき、わしが強硬に反対したのを。それは今も変わっていない。ジーコジャパンがなかなか勝てないから言っているのではない。ジーコは監督としては、「ずぶの素人」だから言っているのである。「名選手名監督ならず」という言葉があるが、ジーコは監督として何の実績も残していない。そんな人に代表監督をまかすなど、クレージー極まりない。

で、

キミはオシムを知っているか? この人こそ、日本代表監督に推したい。現在、日本にいるサッカーの監督でナンバー1は、このジェフ市原の監督だ。

今シーズン快進撃を続けるジェフ市原だが、結果だけではない。「最もいいサッカーをしている」と言われるように内容も抜群なのだ。

実はこのオシム監督。あの「ピクシ−」ことストイコビッチが最も輝いた「90年イタリアW杯」でのユーゴ代表監督。ミヤトビッチ、サビチェビッチ、ユーゴビッチ、、、そしてストイコビッチ。サッカーファンなら誰でもよだれをたらす、「東欧のブラジル」ユーゴスラビア代表の美しいサッカーを作り上げた人なのだ。

そしてこのオシム。広告塔としても抜群だ。キャラクター勝負でも、トルシエを圧倒する存在感の持ち主だ。中でも、オシム監督の発言は、「オシム語録」として2ちゃんねるでスレッドはたつは、ジェフの公式HPでもコーナーができるほどナイスな代物なのだ。

たとえば、、、、、、

市原だか千葉だかの市長か、スポンサー企業だかに表敬訪問したときのこと。「応援しています」とのたまう偉い人に、オシムはこう切り返した。

「応援するならお金を出して下さい」

君は社長にこの言葉を言えますか?

そんなオシムちゃん語録は↓↓↓

http://www.so-net.ne.jp/JEFUNITED/2003/goroku.html

オススメです。

トップへ

 

6月1日 第2回セミナー

第1回に続き「首相撲」がテーマのこの日。既に定員いっぱい状態の第3回と違い、人数的には少なかったが、その分中身は濃いものとなった。遠く愛知県からの参加者も含め、ほとんどが現役プロ選手。ある程度「覚えのある」者たちだったが、チャモさまの首相撲を実体験して、「世界は広い」ということを実感したことだろう。

第3回は、半数が女性参加者という史上初の荒行(?)に挑むチャモアペットセミナー。「基礎編」と銘打たれた第3回だが、基礎っていっても幅広い。「チャモさん何教えましょう?」と相談してみるも、「だいじょ〜ぶ。ノザキ任せましたぁ」と何も考えていないよう(笑)

タイ人の辞書に「準備」という言葉は無いらしい(悩)。さて、何しよう? 一週間考えます。

トップへ

 

   

2003年5月

2003年4月

2003年3月
2003年2月

2003年1月
2002年12月

2002年11月
2002年10月
2002年9月

2002年8月

2002年7月

2002年6月

2002年5月

2002年4月

2002年3月

2002年2月

2002年1月

2001年12月

2001年11月

2001年10月

2001年9月
2001年8月

2001年7月

2001年6月

2001年5月

2001年4月

2001年3月

2001年2月
2001 年1月

2000年12月

2000年11月

2000年10月
2000年9月
2000年8月

2000年7月

2000年6月
2000年3〜5月

2000年2月

〜2000年1月

管理人トップ ページへ
オーエンジャイトップペー ジへ