もういまや、その偉大さを説明する必要がなくなってしまった感のある中島みゆきさま。紅白で「大衆(再)デビュー」の効果は絶大なようで、「地上の星」がオリコン
チャート1位になってしまった。これで、70年代、80年代、90年代、00年代 の4代にわたってチャート1位をとるという大記録が誕生することになった。
同時に、アルバムチャートでも「Singles2001」というシングルCDを集めたアルバ ムもチャートインしたらしい。これはこれで喜ばしいことだが、ファンとしては「シ
ングル聴いて中島みゆきがわかるかい!」と言わせていただきたい。声を大にして言 わせていただきたい。
そこで、新たに中島みゆき探求を試みる人のために、オススメアルバムを4枚挙げて おこう。ちなみにリンク先は、「中島みゆき研究所」というファンサイト。ここ、なんとJASRAQ(日本音楽著作権協会)から許諾をとって、歌詞を載せている!!
すごい!!
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「生きていてもいいですか」
http://www.miyuki-lab.jp/disco/soft/al_07.shtml
「中島みゆきは暗い」という印象を決定づけた一枚。ジャケットは黒地に白で「生きていてもいいですか」と書いてあるのみ。1曲目が、「暗い」の極致「うらみ・ます」
。「怖さ」でいったら3曲目 「キツネ狩りの歌」か。4曲目
「蕎麦屋」最高! 「エレーン」
「異国」は、マット・ガファリ並みの重量感でごわす。
「寒水魚」
http://www.miyuki-lab.jp/disco/soft/al_09.shtml
ファンクラブ等で人気投票をすると、だいたい1位になるのがこのアルバム。1曲目 は「悪女」だが、これはシングルとは別アレンジなので注意。そして何と言ってもラ
ストの「歌姫」。フィニート中
島みゆきランキング第1位。ファン投票でも、シングルカットされてない曲では1位 に来る、この天下の名曲。酒でも呑みながらしんみり聴いてくだされ。
「中島みゆき」
http://www.miyuki-lab.jp/disco/soft/al_15.shtml
前作「36.5℃」でロック調の曲 に走り、当時は「みゆきご乱心の時代」と言われていた。しかし、その後オールナイ トニッポンで「10秒後に音楽に走ります」と宣言して姿を消し、2年後復活したの
がこのアルバム。「自分の声に限界を感じ」ボイストレーニングやり直してきたらし い。男なら「ローリング」に
萌えよ!
「時代 Time goes around」
http://www.miyuki-lab.jp/disco/soft/al_21.shtml
過去の歌い直しを集めた一枚。ある意味、新みゆきの暫定的完成品。「時代」のリミッ クスから、現存する最古のみゆき曲(「'72全国フォーク音楽祭全国大会」で発表)、
伝説の「あたし時々おもうの」までが収録されている。
まあ、わしの好き嫌いというよりも、中島みゆきを理解するのに必要だと思われるアルバムを挙げてみた。
それ以外で絶対抑えておきたいシングル曲が、「世情」
と「二隻の舟」。
前者は「3年B組金八先生2」歴代最強の名シーン「加藤君逮捕!」で流れた曲。わ しはこの曲で電流が走り、ファンになるきっかけになった。いま夕方のTVで、ちょ
うど「金八2」をやっている。最終回の1回前がこのシーンのはずだ。わしもチェッ クしておくが、気づいた方は教えてくだされ。
後者は「夜会」のテーマソングで、毎回歌われている。正統派な名曲として聴いてお きたい。 さあ、これでアナタもみゆき通!
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