11月18日 10万アクセス記念オフ会
紆余曲折あったが、ようやく実行の運びとなった「オーエンジャイ&東京北星ジム微公式ホームページ 10万アクセス記念オフ会」。当然オーエンジャイにて、盛大に開催された。
この日のオフ会開始時間は午後6時。わしは、たいていの約束のときもそうなのだが、かなり早く会場入り。準備をして、皆様を待つ。ところが、開始時間の午後6時に来たのは、「?未定」嬢のみ。ジムのいい加減な風土が、読者にも伝染してしまっているようだ。
その後、ポツポツ人が集合しはじめ、乾杯となったのが6時40分ごろ。「この先いったいどうなるんだろう?」と心配しながらの開始となった。しかし、7時を過ぎたこたころになると観衆は52人に(主催者発表)。ここで、イベントの開始となった。
まず第一試合は、ノーコンテスト野崎対練習生三浦(足パット・ヘッドギア着用)。練習生三浦が、二日前に発した「野崎さんの本気を味わってみたいなぁ」との発言から急遽決定したこのマッチメーク。3分1R、三浦がKOされずに生き延びたら勝ちという特別ルールだ。
慶応大学在学中の三浦。はっきし言って練習量は少ないが、見ているだけでそれなりに技術を身につけてしまうセンスを持つ。大した練習もしていないのに、既にムエタイスタイルのリズムや距離を身につけてしまっている。はっきり言って、今の若手の中でセンスはナンバー1だ。
そんな三浦の挑戦を受け、気合いの入るノーコンテスト。リングインすると、「ノザキ、コロシチャエ!」との声援が飛ぶ。声のした方向を見ると、なぜかファーキャウ先生が! トレーナーって普通こういう場合「やめろ!」とか言いそうなのに。。。
そうこう言ううちに、ゴングが鳴る。
一応、分別はある(つもりの)ノーコンテスト。頭への攻撃は極力避け、ローとボディーで三浦を殺しにかかる。かなりマジなローを入れるが、三浦なんとか耐え、ミド
ルを蹴り返してくる。ならば、と今度はボディーブロー攻撃。パンチのスパーリングの経験は少ない三浦。苦悶の表情を浮かべるが、ここはなんとか我慢。三浦の奮闘に場内大歓声が起きる。ノーコンテストピンチの様相となってきた残り30秒。どんぴしゃのローが三浦をとらえ、ついに三浦ダウン。「もはやこれまで」と思ったが、慶応ボーイらしからぬ根性で立ち上がる三浦。その後のノーコンテストのラッシュをなんとかしのぎ、見事特別ルール上での勝利をおさめた。
敗れたノーコンテストには、罰ゲームが科されることも決定した。
第2部は、「殴られ屋inオーエンジャイ」。プロ1戦にして早くも全国に名をとどろかせた男、ガッツ致死末が殴られ屋になったのだ。「北星プロ最弱」を自負するガッツ。だが、そこはさすがプロ。参加者のパンチをことごとくかわす。
そこで立ち上がったのが、グラップラー猿。極真魂を持つと自称するが、通うのは正道会館という男だ。キックの経験はないが、そこは空手家。なめらかな足の運びから、正拳を叩き込む。猿の思いパンチに「殴られ屋」であることを忘れたガッツ。掟破りの反撃に出る。その後はお互い意地のボディーの打ち合い。わしの独断判定では、若干グラップラー猿のパワーが勝っていたようだ。筋トレに励めよガッツ。
そしてそして本日のメインイベント。キムタクhiroの登場だ。アマチュアシュートボクシング2戦のキャリアを持つhiro。正装「スパッツ」も着用する気合いの入れようだ。相手が正装なら、こちらも正装。本名・野崎勇治で試合に挑む。入場テーマ曲も、ガウンも、トランクスも、すべて試合用を持参してきた。キックボクサーの
プライドをかけての?他流試合だ。なお、この試合は3分2Rで行われた。リングへ上がるなり、特別レフェリーにTシャツを脱がされるhiro。すると、そこには分厚い腹筋(脂肪)が。その腹を揺らしながら、選手コール時には刀斬りパフォーマンスを見せるhiro。場内からはなぜか失笑が漏れる。
ゴングが鳴ると、いきなり仕掛けてきたhiro。とりあえずhiroの力を見極めたい野崎は、アラビアンばりのアウトボクシング。しかし、やはりうまく行かないのか、hiroの強烈な(?)左ストレートを顎にもらいまさかのダウン。このストレートの衝撃は、ガッツ致死末が楠本勝也からダウンを奪ったストレートを思い起こさせるような一撃だった。
もう手加減は必要ない。反撃を開始すると、またまた「コロシチャエ!」の大声援。もちろん声の主はファーキャウだ。
「お客さんを殺す」許可を得た野崎。ミドルキックで痛めつけた後、払い腰からマウントポジションへ移行。マウントパンチを放つ。レフェリーのグラップラー猿は、これを反則とみなさず、試合は続行される。
そして最終2R。またまたいきなり突進してくるhiroに対して、久々披露、オーエンジャイ伝統の水ストレート。視界を奪われもんどりうつhiro。またもや反則をとらないグラップラー猿。「これは猿は俺の味方だな」と思ったのが間違いだった。hiroにトドメを刺そうと近づくと、なんとレフェリーグラップラー猿が野崎を羽交い締め。hiroここぞとばかりに大逆襲…………はならず、前蹴りで簡単に吹っ飛ばされる。
ここで何を思ったか、突然仰向けになった野崎。いわゆる「猪木・アリ状態」になる。しかしhiroはここで攻めず、なぜか自分も仰向けになる。理解不能だ。すぐさま立ち上がった野崎は、ストンピングから立ちアキレス腱固めに移行。これが見事に決まり、hiro万事休す。野崎が人生初のギブアップ勝ちをおさめた。
敗れはしたものの、根性を見せつけたhiro。今度は、オーエンジャイ興行で公式デビューの予定だという。
さてさて、イベントも終わり、今度は参加者への景品が公表された。楠本勝也支給の次回興行のチケットや、玉城良光対ベニーユキーデ戦が収録されたビデオなどが用意された。そんな中、一番人気を誇ったのが「キャリー宇佐美のトランクス」。熾烈なるじゃんけん大会の末、これを手に入れたのはML主宰の「ひらばやし」氏。キャリー
宇佐美の大ファンだという。そこで、「キャリー宇佐美のサインも入れましょうか?」とひらばやし氏に提案すると、ひらばやし氏は「○○が××しちゃう」と爆弾発言。この発言は、ケネディー暗殺の資料と同様、2039年まで封印されることになった。そして、イベントのトリをつとめたのが、「千島克彦 ミット蹴り連打 何発できるか当てようクイズ」だ。このクイズに「3発」と答えたのが、漫画家てらかわよしこ。Cassスポーツクラブでの千島の醜態が残っていたのだろうが、プロはやっぱりプロである。千島、余裕で20連打を披露し、溜飲を下げた。
そろそろお開きが近づいてきた頃、キャリー宇佐美が登場した。主役の登場に沸き立つ場内。「キャリーコール」まで起きる盛り上がりだ。そのキャリー、なぜか「綱渡り大会」に出場し、遅れてきたという(笑)。いったいその大会は何なのかは永遠の謎だが、とりあえず優勝したという。
妙齢の女性を口説いているキャリーそこでオフ会は急遽、「キャリー宇佐美綱渡り大会優勝祝賀会」にチェンジ。宴は深夜まで続いた。
11月20日 「屋台 不倒王」いきなり移転!?
ジムへ行くと、いきなり会長が「のんちゃん、どうしようかなぁ?」と聞いてくる。「なにがっすか?」と問うと、屋台を綾瀬駅ガード下でなく、オーエンジャイ前のスペースにしようかと悩んでいた。
「でも、駅前のほうが人通り多いっすよ!」
「うん、でもあそこまで屋台引っ張るのが大変なんだよ」
「‥‥」練習後、宣言通りにオーエンジャイ前で開店準備をする会長を見て、この屋台の将来に不安を感じたのは、わしだけではあるまい。
だが、この日、開店前から並んでいるお客さんを発見。それは、「シャーク」であった。シャークさん、お味のほうはいかがでしたか?
11月14日 玉城良光、屋台を引く
去る11月12日。ジムへ出向くと、そこにはなぜか屋台が。「会長、これなんですか?」と聞くと、「今日から屋台出すんだ」という。またまた、いったいどうしちまったの。で、何を売るかというと、沖縄そばだという。たしかに会長の作る沖縄そばは旨い。「この顔でなぜこの味が出るんだ?」と思うくらい旨い。だが、商売となると……
オーエンジャイ興行も終わった、午後10時半頃屋台を引いて、商売場所へ向かう会長。本気のようだ。
しかし、選手一行はそんなことはおかまいなく、興行後の歓談タイムが始まっていた。ビールを飲みながら残飯にありつく。その残飯が足りなかったのだろう。誰彼となく、「ちょっと屋台のぞいてみるか?」ということになった。
場所は、綾瀬駅のガード下。西口改札(オーエンジャイ側)を出て、少し亀有側に歩いたところだ。バス停などもある。そこにあったあった、屋台があった。オーエンジャイの2回に生息しているウエハラさん(なぜかこの日からスキンヘッド)とともに、会長もいた。
上の垂れ幕「やきとり」って書いてないか?(笑)しかも、既にお客さんが一人いる。「おお! 商売になってるじゃん」と思ったら、楠本さんだった(笑)
屋台には「沖縄そば 700円」と書かれた看板が出ているのみ。遠くから見ると何屋だかわかんない。
これは近々改善されるらしいが、鍋が小さくて一度に二人前しか作れないのはいかがなものか? しかも一人前が異様に多い(笑)。綾瀬で700円という価格設定ってどうなんだろう? 屋台のラーメン屋って500円くらいじゃないっけ。たしかに沖縄そばは、コストが嵩むらしいのだが。。。
味はうまいです。マジで。心配なのは、この手の商売につきもののヤクザさんたちだ。やはり屋台とかってショバ代要求されたりして大変なんじゃないかと思うのだ。その辺気になり、「ヤクザとかって来るんですかねえ?」と聞くと、「さっき来ましたよ」と楠本さん。なんでも、ヤクザが「どこのどいつだ、こんなとこに屋台出しやがって」って感じで近寄ってきたが、会長の姿を確認すると、
「あ、会長ですかぁ。どうもぉ」
と明るく爽やかに去って行ったという(笑)。
会長は決してその筋の人ではないが、因縁がないわけではない。「ケンカの鉄人2」というムックに、こんな話が載っている。
昔、オーエンジャイにいたタイ人(ムエタイ戦士)が路上でヤクザとケンカし、重傷を負わせたんだという。警察もかけつける大騒ぎとなったらしいが、そこは会長「なんでもないから」と警察を追い返したんだという。なんとも男気ある対応だが、ヤクザさん達はこれが商売。その翌日、オーエンジャイへやってきて「慰謝料」を要求する。そこで会長、そこの親分に直談判。ジム経営の大変さを訴えたら「そんなに大変なのか」と同情され、見事に値下げに成功したという(笑)。それからジムには毎月、「今月の分、お願いしま〜す」と若い者が集金に来たという。「最近、景気悪いっすねえ」とか話ながら‥‥(笑)。もちろん、今はそんなことはないっすよ。念のため。
で、そんなことが合ったので、地元のヤクザは会長のことを知っているし、一目置いているみたいだ。ショバ代はとられなくて済むんじゃないだろうか? ハハハ。
ともかく、今後の「屋台 不倒王」(勝手に命名)の今後の繁盛を願いたい。皆のもの! 綾瀬に来たら沖縄そばだ! 東京に来たら綾瀬の沖縄そばだ! 日本人なら綾瀬で沖縄そばだ!
たぶん毎日、午後10時すぎからやってると思います。不安だったらオーエンジャイに聞けばいいのかな? たぶん。
「オーエンジャイのHPを見て来ました」と言っても、たぶん安くはなりませんが、気前はよくなるかもしれません。とにかく皆の衆、食いに来い!