東京北星ジム所属選手最新情報&インタビュー

5月号

4月バックナンバー


5月28日 ガジロウ&くの一・オーエンジャイ、フィニート宅訪問

キック界の野村・阪神カントクと野村サッチーと呼ばれる「ガジロウ&くの一」コンビがフィニート宅を訪問した。
つねに主導権を握られるガジロウは困惑気味だったが、けっこ幸せそうな二人である。


 イチャイチャするんじゃねえ!

しかし、自分の興味が終わるとさっさと眠ってしまうくの一。女の恥じらいなど…ない!!!
でも、色っぽいです。

襲っちゃうぞ!!

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5月×日 延藤直樹の部屋

 


5月28日 笹原さん、そ、それは……

 練習を終えた笹原爆散がいきなり「新コスチュームもってきたんだ…」。
 一同、絶句!!!!!

 お披露目は明日なのだろうか? いいもん観れますよ!!

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5月16日 ついに解明! 楠本勝也強さの秘密

 楠本が「また」激闘を制した。負傷での長期欠場以来、まだ無敗の強さだ。この強さはいったいどこから来るのか、ファンはもとより、われわれジム・メイトも知りたかったことだが、いままで闇に包まれていた。しかし、ようやく、その秘密の一部が解明された。報告したい。

 選手・セコンド一同は、試合が終わるとその足でオーエンジャイへ向かった。北星ジム勢は試合が終わると概ねオーエンジャイで打ち上げをする。その日の試合の反省などはほとんどしない。たいてい下ネタか他人の悪口である。勝利の後の暴言ほど気持ちのいいものはない。
 この日のネタはまずは「くの一忍法帳」だった。楠本がNJKFパンフ恒例の共通質問「もし女に生まれ変わったらどんな職業につきたいか?」に「くの一忍法帳に出たい」と答えていたのだ。
 みなさんは「くの一忍法帳」をご存じだろうか? これは忍法など二の次で、ただ世の男性を喜ばせるためのVシネマ? はっきり言ってエロイのだが、これが「シネマ」を謳っているからか、けっこうなストーリー仕立てなのだ。いわゆる「R指定」というやつだ。この「R指定」ものといえば、WOWOWの土曜深夜枠で放映されている。
 そういえば昨日が土曜日だったな…と野崎が楠本に聞いてみた

「楠本さん昨日の『痴漢白書』は観たんですか?(野崎は観ていた)」
「観ちゃいましたよ寝れなくて……、ストーリーがあるから興奮するんですよね。悶々としちゃいましたよ!」
 悶々というのがどういうことなのかは、想像するしかないのだが、試合前日というデリケートな時間帯である。あまり余計なことはできない。しかも楠本は試合に対して人一倍真摯な男である。試合前に缶コーヒーを飲みながら「今日の相手誰?」などと抜かしている笹原爆散とは違う。断じて違う。
 私は彼のすべてを知っているわけではないが、少なくとも練習と女であれば練習を選ぶ男である。しかし、男は男である。『痴漢白書』を観ながら、明日に備えて肉体と精神のコンディションは守らなければならない。これは、相当なストレスであろう。

 もしや……、私はここでようやく気がついた。楠本はおそらく、意図的にこの「悶々」と闘いに挑んだのではないか? そして勝利をおさめ「おれはこの悶々に勝ったんだ! 試合に負けるはずはない!!」と自己暗示をかけたに違いない。さすが楠本勝也!(ちなみに楠本がWOWOWに加入しているのは、「くの一忍法帳」の類が観たかったからではなく、世界のボクシングを観たかったからである。もちろん野崎も<笑>)

 読者のみなさんは、このレポートを「そんな馬鹿な!」と笑いながら読んでいるのではないか? でも、このレポートはギャグでもなんでもない。
 このHPをナメテはいけない。管理人フィニートはこの仮説を証明すべく、資料を引っ掻き回しだ。そしておそるべき事実が判明した。下のデータを観てほしい。

 対 中島 昇2(タイトル奪取)→日曜日
 対 貝沼慶太(ダウンを奪われての引き分け)→金曜日
 対 ガライソン(タイ人をKO勝ち)→日曜日
 対 村上信次(消化不良の判定勝ち)→金曜日
 対 カルハート(すかされたが、雄叫びをあげ前へ出る)→日曜日
 対 関博司(白熱の好勝負を制す)→日曜日

 こうしてみると、好勝負製造メーカーの楠本が好勝負を演じているのは、すべて日曜日。負けに等しかった貝沼戦は金曜日だ。こうなるともう仮説は確信に変わる。
 試合前の土曜日、楠本は「あえて」WOWOWでのR指定ものを観て、その悶々と闘うことによって、試合前のエネルギーを貯えていたのだ。それができないその他の曜日は、当然のごとく思ったような試合ができない。う〜ん、われながら見事な論理的推理。

 さて、自分と闘い続けるそんな立派なキックボクサーも入れば、そうでない人もいるのが北星ジムだ。打ち上げの最中、
「もう時効だから白状します」
 とXが語り始めた。
「実は僕は●●戦の前日に彼女が泊まりに来て思わず……、それで調子がよくなかったんです」

 試合前日は禁●●●(もしくは禁●●●●)すべきかどうか?

 このネタで激論が続き、今日も無意味にオーエンジャイの夜は更けていくのだった。

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5月10日 笹原爆散 練習に復帰!!…といっても、一汗かいただけ

オーエンジャイ200戦以上、無敗ながらプロのリングから衝撃の引退、試合パンフレットでのプロポーズ、シンサックSVG会長にマイクで非難を浴びる…などなど、一時キック会に大激震を起こした笹原爆散。結婚を機に消息を断っていたが、本日の練習に突然現われた。

選手名鑑に笹原の写真がないことを気に病んでいた私は、笹谷の姿を見るとすかさず「写真撮らせてくださいよ!」とお願いした。すると笹原は「あ、これホームページの奴? ちょっと待って、正装に着替えてくるから…」とトイレへ消えた。私はてっきりオーエンジャイ200戦をともに闘ってきた空手衣だろうと思っていたのだが、現われた彼は、とんでもないものを身につけていた。

呆然とするわれわれを尻目に、鏡の前でポージングをくり返しようやく「ヨシ!」とオーケーが出た。こうして撮られたのがこれらの写真だ。

ただのパフォーマンスかと思いきや、爆散はそのままサンドバックを蹴り始めた。どうやら今後のオーエンジャイもこの「正装」で登場する模様だ。

その後、久々の汗を流し(5分くらい)満足そうな爆散先生であったが、「北星のスパ王」こと石田から「笹原さんスパやりましょう」との声がかかった。

さすがに練習不足で動きが鈍い爆散だったが、久々にその勇姿を見た私フィニートは熱く込み上げてくるものを抑え切れなかった。

そこで気になる今後の出場予定だが「いつでも出るよ!」とのこと。では「今週は?」と聞いたところ「今週は出場選手足りてるんじゃない?」との返答。だが、いつも気ままな爆散のこと。いつ出場するかわからない!


全国1億3000万人のオーエンジャイマニアたちよ!毎週オーエンジャイに通わないと、爆散の勇姿を見のがすぞ!


5月7日 楠本&トレック 覆面パトとカーチェイス

トレックオーエンジャイこと中島弘貴がめずらしく気をきかせた。「お世話になった先輩にごちそうしたい」と言い出し、オーエンジャイで一杯おごってもらうことになった。「先輩」数名に玉城会長まで「おれもおごってよ!」と参加。いろんな人の悪口を肴に、午前1時くらいまで大騒ぎした。

しかし、トレックが慣れないことをしたからか、トレックを後ろに乗せバイクで帰った楠本に災難が起きた。うしろから変な車がつけてきたのだ。げ、覆面パトカーだ! 高校生中島は、ほろ酔い状態だ。最近「なごみ系キックボクサー」らしからぬ所行を本ホームページに暴露され、路線変更を迫られている楠本。かといって、高校生に飲酒させバイク二人乗りでつかまっては洒落にならない。必死で逃げた……

楠本は無事だった。覆面パトカーとのカーチェイスを制した楠本。5月16日の対関博司戦。この勢いをリングに持ち込みたいところだ。


5月4日 石毛慎也インタビュー

今日は我が家に石毛慎也選手が遊びに来ました。
5月9日に試合を控えた石毛選手にいろいろ聞いてみたいと思います。

―――体調はどうですか?

野崎さんに蹴られた足が痛いです。

―――私生活は順調?

私生活は何もないっすね。学校、仕事、練習だけですね。

―――学校はどんな

マッサージの学校です。

―――いやらしいやつですか?

ふつうにマッサージするだけです。

―――仕事は

接骨院です。

―――あんまし面白くないですね。嫌いな先輩は…

そりゃぁ迷わず……、これ以上は言えません。

―――う〜ん、なかなか正体を明かしてくれない石毛選手でした。

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5月1日 トレックオーエンジャイこと中島弘貴(15)
     グローブ空手・衝撃の準優勝

いままで、東京北星ジム勢は、ほとんど新空手の類は出場してきませんでした。グローブ空手となってからは、出場は皆無です。理由は簡単。オーエンジャイがあるから。

しかし、中島弘貴は若干15歳。プロは17歳にならないと出場できません。オーエンジャイで50戦以上をこなしてきた中島だが、そろそろ外に出て実力を試したいところ……と出場が決まりました。というわけで試合レポート。

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 東京武道館。名前はかっこいいが、足立区は綾瀬のはずれに、ひっそりとある。テリー伊藤の『だから東京都民はバカなんだ!』には、不要な施設の一つに挙げられていた。そんな会場で、第6回グローブ空手オープン選手権は行なわれた。
 会場入りすると、すでに楠本がセコンドの準備をしようとしていた。随分、熱心だ。しばらくすると、その謎がとけた。「ヒロキ弁当もらってきて!」と弁当をとりに行かせると、おもむろに食べ始めた。
 あっという間に平らげると、一言。「あ〜、とりあえず一食浮いた!」
 なんということだろう。前バンタム級チャンピオンともあろう者が、食費を浮かせるために、出場選手の弁当を横取りしてしまったのだ。伝えられるところによると、楠本の所持金は、すでに数万円しかなく、NJKFの5月16日興行まで生活を維持できるかの瀬戸際のようだ。あ〜夢がないキックボクシング界。。。。。

出場選手の弁当を横取り
出場選手の弁当を頬張る
前バンタム級王者

 そんなセコンド陣をよそに当の中島は余裕。「昨晩、緊張して寝れなかったんですよ!」とか言いながら、ヘラヘラ余裕の様子。良くも悪くも、オーエンジャイで50戦以上をこなしてきただけある。
 それにしても、出場選手を見回しても、胴衣の汚さが際立っている。それもそのはず。この胴衣はかの笹原爆散のもの。オーエンジャイ200戦ともいわれる笹原の血と汗と涙が染み付いているのだ。ちなみに笹原は、むか〜し新空手に出場し、1回戦で敗れたことがある。う〜ん、縁起が悪い。

余裕しゃくしゃくトレック
試合前。余裕の表情

 さて、試合に行こう……

1回戦 対米嶋克彦(村越道場)

 私自身グローブ空手なるものを見るのは初めてだったので、どのくらいやれるのかまったく予測がつかない。
 しかし、そんな心配は杞憂だった。開始5秒。中島の右ストレートが火を噴き、いきなりダウンを奪う!!! 会場全体がこの15歳に注目しはじめた。その後も、ベテラン顔負けのチェンジオブペースを折りまじえながら終始圧倒。文句なしの判定勝ちをおさめた。

2回戦 対渡邊琢真(小国ジム)

 1回戦を見る限り問題なく勝てるだろうと思ったこの試合。安心したのか、ペースを握れない。カウンターのパンチを何発かもらい、本戦終了。「負けたかな?」と思ったが、引き分けの判定。延長に突入した。延長は相手のスタミナが切れたか、中島の攻撃が徐々に相手を捉えはじめる。なんとか判定勝ちをおさめた。

3回戦 対平沼篤(小国ジム)

 平沼選手はパンチとローでラッシュをかけるタイプ。リズムがゆっくりな中島には苦手なタイプに思われた。
 しかし、試合は中島が完璧に支配。グローブ空手では、ローはダメージがあったものしかポイントとされない。逆にミドルはきれいに入ればポイントとなる。このルールが中島に有利に働く。ローで来る平沼選手に対し、中島はミドルで応戦。完全に間合いを支配し、文句なく判定勝ち。

準決勝 対竹越義晃(小国ジム)

 ついにここまで来てしまった中島。これに勝てば、坊主は免れる。三戦連続の小国ジム勢との対決だ。
 ここでも中島のミドルがうなりをあげる。バシバシと決まり、ポイントをリード。後半はパンチも当たりだし、試合終了。これも文句なしの判定勝ち。

決勝戦 対藤原国崇(拳之会)

 前回優勝の藤原選手との決勝戦。速いフットワークからパンチ、キックのコンビネーションをくり出してくる藤原。その速い動きに中島はついていけず押し込まれる。そしてさがったところにヒザをもらい、ダウン。後半はミドルで反撃したものの、地力の差で敗北を喫した。
 拳之会という名前は初めて聞いたが、そのほかにもいい選手が揃っていた。首相撲とペースの取り方さえ克服すれば、キックでもそれなりの成績を残せるだろう。
 それにしても、中島弘貴よよくやった。もっと練習して、プロでも暴れてくれ。先輩をあんまり追いこさん程度に。

さて、そんなこんなで中島にとって、晴れの表彰式が始まった。先輩としては、後輩の晴れ姿を見守ってやりたいところだが、楠本と野崎はなぜか役員控え室へ。そこで余った弁当を見つけると、「これで2食浮く」と狂気乱舞した楠本は、おもむろにカレーライスを食い始めた。それに続いて野崎も幕の内弁当にカレーをぶっかけ、この日5時間も太鼓を叩かされた鬱憤をはらした。
「あ〜食った」と二人は何ごともなかったかのように、表彰式を見守ったが、楠本のズボンのポケットから何やら……。
「これは、さっき役員控え室に置いてあったレトルトのカレーじゃないか!!」
 本紙?特派員はこの決定的瞬間を逃さなかった。何よりの証拠が右の写真だ。

レトルトカレーは結構うまかった
前バンタム級王者の真実の姿

いつも親不幸ばかりしてきたからな表彰式が終わると、各マスコミが中島に殺到した。それを取り巻く、きっと先を越されてしまう先輩どもは複雑な表情。

そんななか、息子がしてくれた初めての親孝行に両親は感激の面もちを隠せない。この後、実家?のある大阪に直行した中島一家だが、幸せな家族団らんのひとときを過ごしたことだろう。

う〜ん、いい話だ。


「賞状もらったの初めてじゃないの?」
と興奮気味の母親と冷静を装おう?
父親に挟まれて……

おれたちより先に雑誌に載っちまうのか!

格通(たぶん)のインタビューに答える中島。さぞや「先輩方への感謝」の言葉を述べてくれたことだろう。


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5月1日 井上玄斗・スペシャルインタビュー

今日は、我が家に井上玄斗選手が遊びに来ました。ついでなので、インタビューしてみたいと思います。

―――なぜ北星ジムへ入ったのですか?

玉城会長の会長の酔拳に魅せられてしまったのです。

―――実際に会長に接するようになって、どう会長へのイメージは変わりましたか?

とことんアバウトなところが、たまらないのです。

―――ところで自己紹介のコーナーに「25の夜」という歌がありましたが、あれはなんですか?

あれはですねぇ〜ぼくが裏でやっている窃盗軍団のテーマソングの一部分なんです。

―――何か盗んだんですか

      窃盗とはいいましても、ボクの場合は、ねずみ小僧のように、弱い人の味方なんです。

―――質問の答えになってませんが…、まあ、見のがして次にいきましょう。
   北星の関係者について、ひとことで答えてください。
   

玉城良光 酔拳の達人(ピストル持ってても喧嘩したくない)
延藤直樹 演説の達人
松浦信次 ダンディズムの達人
楠本勝也 聞いてないふりしてちゃんと聞いてる達人(電話は出よう!)
石田智史 お持ち帰りの達人(なんの?)
野崎勇治 二日酔いの達人(この人にはかなわない)
笹原爆散 ミットができないキックの達人(練習中汗かいたのみたことない。あ、その前に練習し     てるの見たことない。
石毛慎也 ナミノリの達人(言えない…、石毛ゴメン)
キャリー宇佐見 合コンの達人(でも、結婚式では受けない)
下地智也 北星の種馬(ロードワーク中に口説くな!)
トレック 恋多き男(ちゃんとつけろ!)

―――では、最後に井上玄斗は? 抜け駆けの達人?

はい、そうです。すいません。

―――では、ホントに最後にファンへひとこと

もうキミにウインクできないけど、ボクの愛は変わらないよ! キックボクシングちゃん。


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