お題 参加者及び参加人数(50音順) 歌数(歌も俳句も狂歌も川柳も落書もみんな含む) |
作ってみました最終回スペシャル。パクったのは「二条河原ノ落書」っていう後醍醐天皇の建武新政をおちょくった落書き。「此ノ比(ごろ)都ニハヤル物 夜討強盗謀倫旨(にせりんじ) 召人(めしうど)早馬虚騒動(そらそうどう)…」高校の日本史に教科書(山川出版の赤い奴)にはむかし出てましたが…。少しでも古典っぽく見えたら幸いです(でも所詮こんなモノ…とほほ)。
サラーの気まぐれに、ラミジのおのろけっぽいボヤキですね。
えー、平の水兵にとって提督と言えば神様より偉い人、のはずです。「人」などと言えないレベルのはず。同様にして、「古女房」などと言うものももはや「人」の域を超えた存在のはず。そこが気まぐれという一点において並みの人間のレベルだとすれば、世の中捨てたものではあるまいと... いや、単なる個人的なボヤキでしょうか?
今回のラミジ艦長の指揮艦はディド号と書かれてやすけど、あらーる様が書いておられたとおり「ダイドー(英語読み)号」でやしょう。ディド(ラテン語読み)はカルタゴを築いた女王で、『アエネイス』ではトロイア戦争に負けて放浪の旅にあるアエネイスを歓待したと伝えられていやす。確かアキレスはギリシア側の戦士でやすから、仇討ちが成就したようなもんスね。
脇役の脇役にまで名前を付けるのが大変(と言うか主人公級のキャラでさえポープさん、名前間違えるし)なのはわかるんですが、この子、あまりに不憫で〜。
そういえば、名前どころか区別もしてもらえなかった複数の士官候補生達も、哀れ……。
ラミジ艦長はまだ「緊急かつ重要な」任務を抱えてやすけど、たぶん、今まで通りに解決しなさるんでやしょうねぇ。こういう終わり方は、あっしはこれでも良いと思いやす。こっから先はみんなが考えればいいってこって、鉄道唱歌の1番から本歌取りっす。
今回なんだか非常に胸を打たれてしまったのはP152の後ろ7行ですね。ボライソーなんかと比べるとラミジは人間の死が非常に少ないシリーズなのでつい軽く思ってしまうんですけど、戦争って実際に従事している時にはこんな感じになるンかなとしみじみ考えてしまいました。去年のNYの事件にしても、直後はそのことばかり深刻に考えてしまってかなり精神的にがっくり来てました。そうはいってもそれだけを深刻に考えていては日常生活に支障をきたしますから、ある程度「忘れる」ことも必要なんだと、とっても身にしみて感じました。去年読みたかった巻ですな‥‥。