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[2224] 寒中お見舞い 投稿日:2006/01/10(Tue) 21:02  
投稿者:サマキ
新年のあいさつが遅れました。松の内もすっかり過ぎて、今年最初の書き込みです。

寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さが続きます。体調には十分御注意下さい。
そして今年もよろしくお願いします。

この連休を利用して、神戸市立博物館(三宮)で、ナポレオンとヴェルサイユ展を見てきました。
絵、大理石の胸像、貴金属類、武器、家具、硬磁器などが、家具だったら家具ばっかり、絵だったら絵ばっかり、という感じの置き方ではなく、歴史年代順に少しずつ配置され、絵の次は花瓶、花瓶の次は家具、年代が変わったらまた似たような順でくり返し、という風になっていて、歩いていて気分が変わり、飽きません。

この展覧会の動画配信コミュニティサイトということで、「Napoleon Channelナポレオンとヴェルサイユ展コミュニティサイト」が紹介されていました。
http://www.napoleon-expo.com/
(300KBを超えるFlashがトップページに仕込まれているようなので、低速回線の方は御注意)
このトップページのFlash(最新のプラグインをインストール済みらしい窓機で見ることができました)、アントワーヌ=ジャン・グロの描いた「アルコル橋のボナパルト将軍」という絵が基になっています。絵自体は展覧会のポスターにも使われていて、あちこちでよく見かけます。
しかしなんというか、Flash、微妙に怖いです。髪がなびいていないのがちょっと気になりますが、問題はそこ(だけ)じゃないような……。

[2223] ぜひとも兄がやりたい 投稿日:2005/12/04(Sun) 21:26  
投稿者:サマキ
★にっけさん
ほんとだ、史実だとウィル(ヴィルヘルム)が弟で、ジェイク(ヤコブ)が兄ですね。そして2人とも大学出みたいですね。これまた驚きました。
「本国版では兄と弟が日本語版と逆(史実と一緒)」なんてオチがついたりして、と検索して海外の公式サイトらしきところへ行ってみたのですが、Flashの壁に立ちはだかられて中に入れてもらえませんでした。古い0Sなので、もうプラグインが対応していません。やられました。

>二人そろって「ぜひとも兄がやりたい」
あはは。そういうのも見てみたかったです。
英語を和訳してくれる訳者の方が、兄と弟、姉と妹をどのように決めるのかいつも謎なのですが、もしかしたらキャラクターの声を聞いて決めていたりして、とふと思いました。キャラクター本人が、そんな風に「ぜひとも兄がやりたい」と言っていたりしたら楽しいです。
「ブラザーズ・グリム」を作った人の中の誰かが、キャラクターのそんな声を聞いたのでしょう、と考えるのはものすごく無理があるのでしょうが、謎が深まります。

>カエル
専売特許、どうなんでしょう(気になるけれど、私にはわかりません)。
舞台がドイツで主人公らもドイツ人のはずなのに、映画の中では名前は英語読みですし、会話も英語でされるので、「フロッグ」発言の時には、にっけさんのように思う前に「あれ? この人たちって本気で英国人?」と一瞬信じかけました。これでイタリア人まで出てこられるのですから、頭の中の世界地図がとんでもないことになります。
ですが、あの「カエル」のくだりで、海の幻影が見えました。染み付いているようです。

[2222] とりかえっこ 投稿日:2005/12/04(Sun) 11:57  
投稿者:にっけ
>ブラザーズ・グリム

ありがとうございました。
役を取り替えたというのは初耳でした。二人そろって「ぜひとも兄がやりたい」などということではなくてよかったですね。

ポール・ベタニー@マチュリン先生みたいなド短髪=ヒース・レジャー=ジェイク(ジェイコブ)・グリム=弟

バサバサ金髪=マット・デイモン=ウィル・グリム=兄

……と、すると。史実と兄・弟が逆なんですね(ジェイコブが兄らしいです)。役を取り替えた時にこれもとりかえっこ?

ところで、映画内でフランス人をカエルと呼んでいたので、「おお、ドイツ人もそう呼びますか」と思ってました。
てっきりイギリス人の専売特許かと……(話題が海に戻ったかな)

[2221] 彼らをめぐる海 投稿日:2005/12/02(Fri) 22:37  
投稿者:サマキ
★にっけさん
こんばんは。ドリンクウォーターも、ノアの叛乱などの周辺にいましたか。
私もキッドの4巻を読みながら、「このどこかで、ラミジがトライトン号を出港させていたりして」とわくわくしておりました(ラミジ3巻「ちぎれ雲」)。
海洋冒険小説の登場人物たちがその時どこにいて、何をしていたか、考えると面白いですね。全員集合した海戦がないかとか、気になります。
オンスロー提督情報も面白いです。実在の人物が、各海洋冒険小説でどんな役を演じていたか、そんなものも並べられそうな気がしてきました。

>ブラザーズ・グリム
フランス軍だけ冗談が通じない「マジ」で怖かった、というにっけさんのコメントに、手を叩いて喜んでいました。本当にそうですよね……!
それからどちらが弟かということですが、映画の中では、

 ポール・ベタニー@マチュリン先生みたいなド短髪=ヒース・レジャー=ジェイク(ジェイコブ)・グリム=弟

でした。
私はバサバサ金髪の方がヒース・レジャーだと思っていたので、金髪のウィルがお兄さんだと思って見ていたまではいいのですが、途中から金髪さんがマット・デイモンだと気づいて、一瞬「あれ? 金髪さん? マット・デイモン? お兄さんが、だからえーと」と軽く混乱しました。
でも、バサバサ金髪さんは、弟に対して実にお兄さんらしい態度だったなあ、と思います。弟がヘマをしそうな時はもちろん、自分を越えていこうとする時にも敏感で、できれば叩き潰したいと思っているのを、時々ぐっとこらえている感じがするような。ヒュー兄さんも、そういうところあるよなあとしみじみしてしまいました。
(当初は、ヒースがウィルで、マットがジェイクのはずだったところ、マットはウィルがやりたいと言い、ヒースはジェイクがやりたいと言ったので逆にした、というお話を見かけました。そんなことがあるの? できるの?とびっくりしました。)

[2220] 海はつながっている 投稿日:2005/12/02(Fri) 21:41  
投稿者:にっけ
このところあちこちで見かけるこの言葉。

ノアの叛乱? キャンパーダウン?

 今の最新海洋小説であるキッド4巻をまだ入手もせず、しかし、別の本で近くを航行してました。
去年、強制徴募したドリンクウォーターです。
叛乱を横目にキャンパーダウンの海戦にちんまりした艦で参戦。あのどこかにキッドがいたのかしら(読んでないのでわかりません)。

こんな読書体験は、他のジャンルではないなあと面白がってましたら。
まだ、提督の娘さんしか登場してませんが、オンスロー提督も出てきそうな気配です。
下の只野さんの書き込みもメモらせていただきました。ありがとうございました。

ところで今日のサマキさん、「ブラザーズ・グリム」なのですが。
私は観て二週間もたって記憶が薄れましたが、まだ鮮やかでいらっしゃる(はず)と思いつつ……

 バサバサ金髪=マット・デイモン=ウィル・グリム=弟

で、合ってますか? 右にいけばいくほど怪しい記憶となっております。

[2219] びっくり 投稿日:2005/11/29(Tue) 23:19  
投稿者:サマキ
★只野さん
>オンスロー伯爵とオンスロー提督とギルフォード
ほ、ほんとにいたなんて!
目を見開いて驚いている様を模した顔文字があれば、ここで張りつけて驚きを表現したいところなのですが、探す手間も惜しいほど衝撃を受けました。
只野さん、すごい情報をありがとうございます。

私は海洋冒険小説に出てくる人はほぼ架空の人だと思って読んでいるので、最初は「ジャービー爺さん」も実在の人だとわかりませんでした。複数の海洋冒険小説を読んでいるうちに、「別のにも同じネタで出てたなあ。ひょっとして本当にいたのかな? わ、本当にいた人だ!」ということをくり返しています。お恥ずかしい。
歴史小説だと思って読めば、実在の人がいても全然不思議ではないですよね。2世紀は遠いようで近いのかなあと今じわじわと……お恥ずかしい。

実在のオンスロー伯爵は、伯爵になった時期が1巻の時点よりもっと遅いということと、オンスロー伯爵とオンスロー提督は別々の存在だということ、あと、オンスロー伯爵は爵位名と家族名(姓)が同じのようですね。
素人考えで、もしもオンスロー提督が伯爵だったら、ファーカー伯爵とかケイヴァネス伯爵とか、家族名とは違う名前がついているかと思ったのです。そして、敬称は「サー」ではなく「ロード」になるのかと。
伯爵の敬称はやはり「ロード」でしたが、姓と爵位名が同じ場合もあるのですね。(と、ここまで書いておいて、ホーンブロワーも姓と同じ爵位名だったのを思い出しました。そうでした……)

ありがとうございます。領地がギルフォードに近いこととかも、すごい面白かったです!

[2218] オンスロー伯爵とオンスロー提督 投稿日:2005/11/29(Tue) 20:31  
投稿者:只野四十郎
オンスロー伯爵とオンスロー提督とギルフォードが気になって調べて見ました

確かにオンスロー伯爵は実在します。ただし1801年叙爵、それ以前はオンスロー男爵。
だから、1792、1793年が舞台の1巻でオンスロー伯爵夫人は存在しないはず。
リチャード・オンスロー提督は1793年2月1日に白色戦隊少将に昇進していますが、準男爵叙爵はカンパーダウン海戦勝利後の1797年10月30日、1815年バス勲位叙勲、アン夫人も別に父親が爵位、勲位を持っていたわけではないので、2巻の時点でサー・リチャード、レディ・オンスローはチョット不思議。
王国海軍史でオンスローは軍艦の艦名にもなっていますが、リチャード・オンスロー提督から代々と言うのが一般的。

ギルフォードとの関係ですが、ギルフォード西郊外Clandon Parkにオンスロー家が1642年にイングランド西海岸のシャロップシャから移ってきて以来オンスロー家の屋敷があるそうです。
地図で観ると本当にギルフォードのすぐ近く。なのでオンスロー提督がギルフォードのキッド海軍学校を知っていてもおかしくないし、オンスロー伯爵夫人やオンスロー提督夫人がキッドの父親の店で鬘を注文していても不思議ではない。
ちなみに、オンスロー家は3名の下院議長を出したそうなので一応名家と言ってよいでしょう。

で、オンスロー伯爵とオンスロー提督の関係ですが、オンスロー提督から3代前のご先祖アーサー・オンスローに繋がります。

オンスロー伯爵家系
 Arthur ONSLOW, Bt (?-1688)
 Richard Onslow, 1st Baron Onslow (1654-1717) 長男
 Thomas Onslow, 2nd Baron Onslow (1679-1740)
 Richard Onslow, 3rd Baron Onslow (1715-1776)
 George Onslow, 4th Baron Onslow (1731-1814) (became Earl of Onslow in 1801)
 Thomas Onslow, 2nd Earl of Onslow (1754-1827)
 Arthur George Onslow, 3rd Earl of Onslow (1777-1870)

オンスロー提督家系
 Arthur ONSLOW, Bt (?-1688)
 Foote ONSLOW (1655-1710) 次男
 Richard ONSLOW, Lieut-General (?-1760)
 Richard Onslow, Vice-Admiral, 1st Bt. (1741-1817)

ストックィウンは細かく調べているようで、なんか手抜かりがあるようですな。

>提督がオンスロー伯爵その人になってしまうと、名前や敬称が違ってしまうでしょうか。
オンスロー提督は一族には違いないけどその人ではありませんけど、その場合はサー・リチャードではなくロード・オンスローになりますね。

http://www.sailingnavy.com

[2217] オンズローと言えば 投稿日:2005/11/26(Sat) 21:10  
投稿者:サマキ
★潮さん
>「空薬莢」となっているのは「a musketball」
はい、発売当初に突っ込み合った記憶があります。もう一度お世話になってしまい、申し訳ありません。
また3巻では、「軍法会議の判決を示す剣の向きが微妙なんですが問題」に関して、原書は「hilt toward」であるという情報をいただいたことがあります。その節も今回もたいへん参考になりました。ありがとうございます。
musketballが空薬莢になったのは、想像ですが「spent」辺りが曲者だったのかもしれないですね。「使い果たされた」「疲れ切った」という意味があるので(いやどうだろう)。
キッドはこの記念品をどうしたのでしょうか。まだ持っているかもしれず、海軍勤務の中でなくしたかもしれず。

>オンスロー提督
おお。3人とも綴りが同じなのですね。教えて下さってありがとうございます。
提督が旦那様だったら、伝言で、「家内は、リボンのことはもう他の者に頼んだそうだ」など、わかりやすくもわざとらしい会話があると面白いです。
あ、でも提督がオンスロー伯爵その人になってしまうと、名前や敬称が違ってしまうでしょうか。
ところで、ボライソー4巻のオンズロー。やはり潮さんも思い出しますか。
キッド1巻でオンズロー伯爵夫人の名前が出てきた時、ボライソー4巻の例のオンズローが頭にちらついて、上品な伯爵夫人の格好をしたオンズローがリボンについて語っているのが思い浮かんで難儀しました。

[2216] 発売当初にも言った気はしますが…… 投稿日:2005/11/26(Sat) 13:40  
投稿者:潮 光
 あははは、発売当初に、私もウダウダ言った気がするんですが(何せ文庫本と英語PBの該当部分に付箋紙がついて、下線が引いてあるもの・笑)、例の1巻のP428のマスケット銃の謎、英文はこうなってます。

○邦訳(P428 L11〜L14)
 キッドが作業を終えてトップ台に戻った瞬間、フォア・マストをきれいに叩く音が聞こえた。足下を見ると、トップ台にマスケット銃の空薬莢がころがっていた。本能的にその平たい円盤を拾って、キッドはポケットに入れると、後支索につかまり、両脚をからめて甲板まで滑り降りていった。目が回りそうだった。

○原書(Scribner版)
Kydd heard a smart tap on the foremast at he completed and reached the foretop. Looking down, he saw a musketball rolling spent across the top. On impulse he picked up the flattened disk and put it in his pocket before sliding dizzyingly down the backstay to the deck.

となってます。
 邦訳で「空薬莢」となっているのは「a musketball」ですので、訳の間違いでしょうね(まあ、邦訳の底本に使っただろう英国版ハードカバーでは違うのかもしれませんが)。
 ストックウィン先生は無実ってことで(笑)。

 ついでに、4巻のオンスロー提督ですが。
 1巻のオンズロー伯爵夫人の綴りは、Countess of Onslow。
 4巻のオンスロー提督の綴りも、Onslow。
 ギルフォードのことを知っていることから考えても、少なくとも親戚か何かの可能性はあるでしょうね(旦那様だったりして・笑)。
 でもね、サマキさん、ついでに言うと、ボライソーの4巻の例のオンズローも、Harry Onslowで綴り一緒なんですよ(笑)。

[2215] オンスロー・オンズロー 投稿日:2005/11/25(Fri) 21:00  
投稿者:サマキ
キッドは3巻を読み返し終わりました。
ところで4巻に出てきたオンスロー提督(あ、ネタバレじゃないですよね?)は、1巻の37ページに出てきたオンズロー伯爵夫人と何かつながりがあるのでしょうか。邦訳は濁点が1つ分異なりますが、夫人の一族は代々の海軍一家ですし、あり得る気がします。

★只野さん
>あの珠で間違いない
ありがとうございます。現地に行って、施設の方に「この門はずっとここにあるの?」「この珠も?」と聞かないとわからないかも、と思っていただけに嬉しいです。
ギルフォード、ポーツマス、サウスシー、当時もあったものが、地名だけでなくこんなに残っていたら、歴史散歩も楽しいですね。現地ではきっと「キッドの旅」とか企画されているに違いありません(おいおい)。

>「ランドポート・ゲート」
ごちそうさまです。牛車が行き交う音を想像しながら、当時の様子を想像させてもらいました。
サリー・ポートは、キッド1巻では海側から眺め(132頁)、2巻では陸側から、巨大な黒い石のアーチ(たぶん)(92頁)という風に描かれているやつですね。ボライソーでもお馴染みなので、写真撮りまくりました。その節はありがとうございました。
ちなみに、ドックヤード近くの「Gunwarf Quay」がずっと「ガンワーフ宮」に聞こえていて、海の近くの宮殿なんだと思っていたのは内緒です(実際は海沿いのショッピング・レストラン施設)。
海洋冒険小説に登場する色々な場所の情報を仕入れて、またあちこち行き回りたいです。

>弾丸を装填する前に点火薬を注いでもいいのでしょうか。
海兵隊博物館のマスケット銃ドリルの図というと、あれですね。ポスターがあったら「買っておけばよかった!」と今だけ悲鳴をあげそうです。
シャープの1巻にも「マスケット銃ひとり早撃ち大会」があったな、と思って40ページ下段を見てみたんです。
そうしたら、中尉のマスケット銃の操作は、1発目はいつ点火薬を入れたか定かではないのですが、2発目は、
「弾薬筒から弾丸を噛みとる」→「火薬を銃身内に注ぎ入れる(点火薬をひとつまみ残しておくこと)」→「弾丸を吐いて入れる」→「込め矢で押し込む」→「銃を持ち上げ、打ち金を起こす」→「火皿に点火薬」→「発射」
2発目だからなのか、それともスピードアップに効くのか何なのか、シャープに「教えて下さい!」と詰め寄りたくなりました。
「先に点火薬」が正しい手順とわかったのと、打ち金が半起こし状態なのとで、ゾワゾワ感も軽減しそうです。

>弾が空薬莢とは
最後、寒くなられたところで気づきました(笑)。
珠と弾の話題を最後までわかりやすく、ありがとうございました。


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