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[2234] あと少しが進まない 投稿日:2006/01/28(Sat) 11:52  
投稿者:サマキ
★あらーるさん
お久しぶりです。お元気でお過ごしですか。
仕事帰りの映画やコンサートは、夕食を食いっぱぐれそうなのがひやひやします。鑑賞時間が長くて(2時間程度)ひもじくなるのはもちろんですが、お腹が鳴ると恥ずかしいということもあり、少しでも食べておかなくてはと力が入ります。ちゃんと食べられたようでよかったです。

>「レジェンド・オブ・ゾロ」
時代ものはそれだけで楽しいです。私も衣装や小道具や船に問答無用で目がいきますが、剣戟の場面になると剣さばきの方に注目します。柄飾りなどの細かい部分を我が貧弱なる動態視力では追い切れません。もっと動きがゆっくりしている時に見るべきだった、と実に悔やまれます。
「プライドと偏見」も見られるといいですね。私はこれの原作も読みたくなりました。

28巻&他の本の入手もおめでとうございます。
7冊とはまた豪勢です。実にうらやましい。映画館のいつものアナウンス(「防犯のため、お手荷物はお膝の上にのせて御鑑賞下さい」)に従うと、膝が軽くしびれそうです。
こちらは原書があと10ページほど残っています。あまり進んでいません。なんとかこの週末に読み終わりたいものです。
あらーるさんも、楽しい航海を!

[2233] 映画三昧 投稿日:2006/01/28(Sat) 10:19  
投稿者:サマキ
最近は映画をがんばって見ています。「男たちの大和」も見ました。
登場する人物たちの気持ちが、その人ならそう考えるだろう、そうするだろうということが自然に伝わってきて、よかったです。登場人物の数が多くて、見分けのつかないままの人もいましたけれど。
大和の広い甲板上でいろいろ(マットひいて柔道とか)やっていたのにはびっくりしました。エンディングでは他にも甲板でのドラム缶転がし(あれは訓練なのか何なのか)の映像などが流れたので、DVDになったら特典映像がたくさんつきそうな気がします。
難を言えば、
・音楽が時々うるさかった。せっかく感動しているのに、「まだまだぁ!このラインまで感動しろ!」と発破をかけられている気分で焦りそうになる。音楽が久石譲さんと知って驚く。
・物語の設定上、鈴木京香さんの役は最低でも45歳と計算。見えなくて悩む。
・昔の15歳の男の子の方が、現代の15歳の男の子より大人っぽくて体つきも非常によろしいのは、時代の流れなのか何かの効果を狙ったのか。
・あれだけの数の握り飯をいったい何人体制で作ったのか。すごい作業量だとおののく。
・出てくるお菓子がおいしそうでお腹が減る。
最後のはともかく。

見に行った映画館で、新しい映画の宣伝ポスターを見ました。
青空に桜の花の写真のポスターで、悲愴な雰囲気の言葉が添えられています。タイトルは「燃ゆるとき」。また戦争映画だろうと思っていたら、すぐに予告を見ることができました。戦争は戦争でも、カップラーメン戦争inアメリカでした。すみませんすみません。短絡思考ですみません。原作知らなくてすみません。

今週からは「オリバー・トゥイスト」が始まりました。
ディケンズ原作、楽しみです。この前読んだ「反どれい船」では、当時出されたディケンズの「ピックウィック・ペイパーズ」を主人公が船に持ち込む描写があって、時代を感じたものです。

[2232] 28巻(も)みっけ 投稿日:2006/01/28(Sat) 00:25  
投稿者:あらーる
 ご無沙汰しています。

 今日、仕事を早くまとめて、なんとか会社を19時に出ました。そのまま車を飛ばして町中へ。
 駅横の、ちょっとはなれた20分50円の駐車場に止めまして映画館。
 20時以後はレイトショーで映画が安いので、晩ご飯と全部コミで2000円ぐらいですむのです。

 残念ながら今週は「プライドと偏見」がレイトショーになっていないので、「レジェンド・オブ・ゾロ」。いや、結構期待している映画でもあるんですよね。スピルバーグのジェットコースター的アクションおとぎ話が楽しめればいいのですから。
 でも、性格が悪いので(笑)、時代背景の方や蒸気機関車などのガジェット関係、そしてちらりちらり見える船の方に目がいってしまいました。それと、小道具類。この映画を見て、ゼタさんのスタイルや剣さばきに見とれないで剣の鍔の構造が気になります。それと時代背景。
 うーん、1850年か。日本も激動の時代になるちょっと手前、ナポレオン三世がいた頃。ホーンブロワー元帥もご存命。(笑)
 ヴィヴィアン・スチュアートの「黒海のナンタラ」シリーズ(なんだよ)もこの時代だし、リーマンの「緋色の勇者」もこの時代。

 冒険アクション映画を見に行って、アクションやメロドラマより時代背景や時代の小物ばかり見ているのは、やっぱり異常でしょうなぁ。しくしく。

 ところで実は、映画までの時間の間に、本屋さんで無事28巻を手に入れました。その他ごたごたと別な本も。7冊も本をぶら下げて映画に入るひとも、やっぱり変だよなぁ。
 さてこの28巻、いつ読めることでしょうか...?

[2231] ようやくの出会いに祝福を 投稿日:2006/01/26(Thu) 21:54  
投稿者:サマキ
★にっけさん
まずは入手おめでとうございます。楽しんでくださいね。
そして、1巻は私も見つけました。
久しぶりに大きな本屋さんに出かけて、ボライソーシリーズのところを見たら、たくさん並んでいてうれしかったです。ですがよく見ると、歯があちこち折れた櫛のような状態で、ちょこちょこ抜けています。でも1巻はありました。
って、あれ? ひょっとして1巻は増刷されていますか。奥付を確認すればよかったですが、その時は頭が働いていませんでした。1巻・6巻が品切れ中なのに、同じ士官候補生時代を扱った28巻が出るんだな、もったいないな、と思った記憶があるのですが。

私は、原書を読み終えてから読む、と心に決めてしまったので、週末に読めればいいなという状況です。あと10ページ少々なのでがんばります。
にっけさんの寄港を心待ちにしております(感想があがるのを楽しみに、サイトへも伺っておりますが)。

[2230] ようやくみつけた 投稿日:2006/01/26(Thu) 21:22  
投稿者:にっけ
私も入手です、28巻。嬉しいですねえ。

入手……今回は、ただそれだけを報告してしまうほど待っておりましたよ。三日前から本屋に寄っては、まだいな〜い、まだ出な〜い。見つけたと思ったら、それは1巻だった、という涙を誘う(誘う?)展開をくりかえしてました。
おまけに毎日がっかりしたので、傷心を癒すべく違う本を代わりに買って帰るというていたらくだ。

そんなこんなも今日まで。
これから、いそいそページを開きます。←こんなに喋っていきながら、まだ一行も読んでないのですわ。また、読み終わったら寄らせていただきます。

[2229] 挑戦されている方がいらっしゃって嬉しいです<ボラ原書 投稿日:2006/01/22(Sun) 18:30  
投稿者:サマキ
★2級水兵さん
>ボライソーの原書
こんばんは。わーい、誉められました! ありがとうございます。
せっかく誉めていただいたのにあれですが、28巻は他の巻と比べるとくじけにくくできています。なにしろ物語が短いので。
いつもの分厚い+字が小さい原書だったら、2級水兵さんのおっしゃる「数ページ」も読めません。がんばっても、とあるページのセリフだけ拾い読みとか、イタリック追い(艦名と、重要語、意味深セリフなどがイタリックになっているのを拾い読み)になります。

>look over
「ざっと目を通す」ですか、なるほど。目がその上を通り過ぎていく感じだと思って覚えておきます。ありがとうございました。
lookもoverも、1つ1つの単語は単純で、意味もわかるのに、組み合わさると手が出ません。直訳やイメージで把握しようとしても無理があるので、辞書のお世話になるのですが、全部引いていたら本当に進まないです。
「こんな意味があるのか」と楽しみながら、先を急ぎたいと思います。
発売まで(たぶん)あと少し。がんばります。

[2228] 大したもんですね。 投稿日:2006/01/22(Sun) 17:42  
投稿者:2級水兵
私もボライソーの原書を読み始めてたった数ページで投げ出してしまいました。やはり根性がないと英語を訳すのは大変と思います。ところでlookoverは私の辞書では「何かを」ざっと目を通すという意味らしいです。例えばgive
it a look over で,「それにざっと目を通す」と使うようです。ご参考まで。

[2227] シースルーデッキ 投稿日:2006/01/22(Sun) 13:57  
投稿者:サマキ
ボライソーの28巻(原書)、少しずつ読み進めています。
小さめの辞書でも掲載されている単語が多くて嬉しいですが、会話文とかは意味がなかなかつかめません。見慣れた動詞にoffとかoverとかonとかがついただけで、よくわからなくなります。「look over」を直訳して「見越す」にしても駄目ですよね。とほほ。

★2級水兵さん
こんにちは。たぶん初めましてですね。管理人のサマキと申します。よろしくお願いします。
ストラネスと18ポンド砲のページは、お恥ずかしいものをお見せしまして(笑)。

>艦首追撃砲の趣旨では?
なるほど。18ポンド砲を9ポンド砲に何故変えたのか、しかも、関係する部分もきれいに揃える芸の細かさで、とずっと謎だったのですが、艦首追撃砲にしたかったのかもしれないですね。

そう思って読み返していたら、
「砲門が開いており」
→艦首楼甲板の砲門って開きっぱなしだと思ってた。というか、フタはないものと思ってた。あるのかー。
「助っ人の水兵たちが滑車索(テークル)に体重をかけて」
→艦首楼甲板って露天甲板だから、滑車索(テークル)はどこにつながってるんだろう。あ、上じゃなくて下(甲板)とか前(舷側の内側とか手摺とか)につなげてるのか。「体重をかけて」だと上から下に引っ張るイメージがするけど、まあいいかー。
などなど考えてしまって、「あら。大砲って結局のところ、どんな状態で艦に据えられてるんだっけ」とウンウン悩みはじめてしまいました。

ここまで悩ましいとは、実に罪作りな艦です。いっそ「アンライバルド号の艦首楼甲板はシースルーデッキだった」というオチでも歓迎します。そうしたらバーローも真上に立って下が見えるし、アダムも艦尾甲板から楽々見ることができるはず……!
すみません、やはりキレイなオチはつけられないみたいです。
貴重なご意見、ありがとうございました!

[2226] 艦首追撃砲の趣旨では? 投稿日:2006/01/21(Sat) 14:49  
投稿者:2級水兵
アサネサスと十八ポンド砲を読みました。多分私の浅はかな知識からすれば訳者は,九ポンドアタックキャノン(艦首追撃砲)を想定していたのではないでしょうか。18世紀のフリゲート艦でセエーデンのトリボリ号が艦首楼4門の砲窓がもうけられていたそうです。艦首は9ポンド砲で第一砲列が18ボンドキャノン砲30門,第2砲列が32ボンドカロネード砲22門の武装だったそうです。

[2225] 「反どれい船」読み終わり 投稿日:2006/01/19(Thu) 21:55  
投稿者:サマキ
「反どれい船」という本を読みました。
図書館の児童書の棚で見つけました。作者はイギリス人だそうです。読んでみて納得でした。本書で扱われているのはどれい船取り締まり任務で、時期も1840年と少し後の年代になりますが、今まで読んできた海洋冒険小説と同じ香りがします。

1840年、英国はヴィクトリア女王の時代です。作中、「国王陛下の〜」と発言したのへ「今は女王陛下だぞ」と水兵仲間が訂正していたりする、そんな風景も見られます。
主人公は15歳のジョン・スペンサー。両親の死後、父親のいとこのラドリさんのツテで、上流市民志願兵として海軍に志願します。士官でも士官候補生でも、水兵でもないこの地位は、ジェラード(ホーンブロワー・シリーズ『スペイン要塞を撃滅せよ』でレナウン号乗り組み)と同じ地位でしょうか。読んでいると、そのレナウン号の名前が出てきたり、ブライ船長の話が出てきたり、ネルソン提督の話も飛び出して、いつもの親近感を覚えたりします。
ジョンが乗り組んだのはセンチネル号で、西アフリカでのどれい船取り締まりが任務です。艦長はいい艦長で、副長は意地悪そうで、2人はそれぞれホイッグ党とトーリー党で支持政党も違うので、最初の頃の反目が凄いです。任務を通じて成長する者、消え行く者、砲戦やら斬り込みやらがふつうにあって、けっこう心臓に悪かったです。
ジョン・スペンサーの他に、西アフリカのオヨ国の者で、リアポという黒人も登場します。ジョンの視点とリアポの視点の両方で話が進むので、どれい貿易の悲惨さ、残酷さが伝わってきます。強いられた長い旅の中で、リアポもまた様々なものと出会い、打ちのめされたり、世界を広げたりです。
最後まで気が抜けないお話で、面白くも重かったです。

ところで、この本はとても誤字脱字が多いです。半端ではありません。
ドーリッシュさんが時々ドーリッシさんになっています。アフロディテ号が次の瞬間アフロディ号になっています。「あお向け」は「あう向け」です。「あふ向け」ならまだわかりますが、それではいきなり旧仮名遣いです。
また、児童書なのでルビも多いようですが、それすら間違えています。「連中」にふったルビが「れんちるう」、新しすぎます。
行頭の一字下げがないところがけっこうあります。法則がつかめません。そして段落中、特に意味もなく句点の後に一字空白があったりします。これも法則がつかめません。
物語の先が気になるので、読む気が失せるほどではありませんが、「仮にもこれ児童書でしょう? こんなに間違いがあって大丈夫?」と余計な心配をしてしまうぐらいにはひどかったです。

『反どれい船』ピーター・カーター作 犬飼和雄訳 ぬぷん児童図書出版 1983年
原題 THE SENTINELS


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