Wildlife Kingdom
哺乳動物編 - Deers
哺乳動物編 - Deers
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Grizzly Bear
(ハイイログマ)
- Black Bear (アメリカクロクマ)
- Hoary Marmot (マーモット)
- Beaver (ビーバー)
- Snowshoe Hare (野ウサギ)
- Red Squirrel (アカリス)
- Chipmunk (シマリス)
- Columbian Ground Squirrel (地リス)
- Golden Mantle Ground Squirrel (地リス)
- Black Bear (アメリカクロクマ)
-
White-Tailed Deer
(オジロジカ)
- Mule Deer (ミュールジカ)
- Elk (Wapiti) (エルク)
- Moose (ヘラジカ)
- Mountain Goat (ロッキーヤギ)
- Bighorn Sheep (オオツノヒツジ)
- Coyote (コヨーテ)
- America Bison (バイソン)
- And, one more...
- Mule Deer (ミュールジカ)
リスト中の星印(★★★)は、 筆者の独断と偏見による園内での目撃率です(3つが最も目撃率が高い)。
青字は、 筆者の体験と各種資料から集めた「目撃可能性の高そうな場所」です。
写真は、筆者本人が撮影に成功したものだけを載せています。
White-Tailed Deer (オジロジカ)
普通、 "Deer" と言えばこのシカを指すと言っても過言ではないほど (日本で「シカ」と言えば奈良公園でお馴染みの日本鹿というくらい) ポピュラーな彼らは、 西半球のシカの中で最も古くからいる種であるという。 Glacier 一帯でも数千年の歴史を持つ彼らだが、 近年 Mule Deer にその数を逆転されてしまっているそうだ。
オスは buck と呼ばれ、その角は夏に生え変わる。 メスは doe(ドレミの歌オリジナル版は "Doe, a deer, a female deer" と歌ってますね)と呼ばれ、 7ヶ月の妊娠期間ののち、晩春頃に1、2頭の子鹿(fawn)を出産する。 White-Tailed Deer は基本的に群れを作らず、 1頭〜数頭で行動しているのをよく見かける。
園内の天敵はオオカミ、コヨーテ、ピューマ(マウンテンライオン)、 そしてたまに Grizzly Bear。
湿気の多い森林地帯を好み、 Glacier 一帯では Continental Divide の西側に多い。 特に North Fork 一帯で目撃率が高い。 ま、公園内に限らず、どこにでもいるといえばいるけれど。
Mule Deer (ミュールジカ、オグロジカ)
おそらく普通の人には Mule と White-Tailed をとっさに見分けるのはなかなか困難ではなかろうか? 体長・体型もほぼ一緒だし、生息地も多分にクロスオーヴァーしている。 強いて言えば White-Tailed の方がより小川を中心とした湿気の多い森林地帯を好むのに対し、 Mule はより乾いた針葉樹林や草原地帯に多いらしいが、 大差なさそうだ。 体の色は Mule の方が若干グレーに近く White Tailed の方が赤みがかっていて明る目だが、 これも今いち決定的な差異とは云えなそう。 耳とオスの角は Mule の方が大きいそうだが、 そんなの成長度合いで様々だろうし、 2種類並べられりゃ差もわかるかも知れないけど... というわけで、結局決定的な差となり得るのは尻尾の色だろう。 White-Tailed Deerに対し Mule Deer は Black-Tailed Deerとも言われ、 写真を見てもわかる通り Mule Deer の尻尾はお尻と同じ白い地に、 先が黒くなっている。
実際、 ガイドブックやブローシャ・パンフ等で使われているシカの写真のキャプションも、 両者とり違えているのをよく見かける(が、 僕もいつも自信を持って区別できるわけでもない)。 これ、 White-Tailed、 Muleご本人達はちゃんと自分達がどちらか見分けられてるんでしょうかね(笑)。 White-Tailed のメスが、 「まぁ、あの殿方の角、私の周りの男達より立派でステキ〜」 とか言って、異種交配が進んじゃったりしないんでしょうか、 ささやかなギモンです。
Continental Divide の東側でよく見られるものの、 Apgar を始めとして園内の低山・森林地帯のどこにでもいるらしく、 その数は今や White-Tailed より多いそうなので、 まず鹿を発見したら Mule だと疑ってみよう。
Waterton Townsite 周辺にも多い。