■2007/12/29 updata

★おすすめ　★★とってもおすすめ　★★★個人的に大好きな美術館 （星の数はAKIの独断です）

青森の美術館

七戸町立鷹山宇一記念美術館 ★ 住所：青森県上北郡七戸町字荒熊内67-94 tel:(0176）62-5858 access JR「三沢駅」より「七戸」行きバスで55分「七戸中央」下車 道の駅しちのへ・七戸町文化村に併設された美術館。七戸ゆかりの抽象画家、鷹山宇一の作品を展示しています。あまり知らなかったのですが、幻想的で暖かい作風の絵画です。また、19世紀ヨーロッパの卓上装飾ランプやスペイン陶器のコレクションも展示しています。ドライブの合間に立ち寄りたい美術館です。(訪問日2005/10/10)

秋田の美術館

平野政吉美術館 ★★ 住所：秋田市千秋明徳町3番7号 tel:(018)833-5809 access JR秋田駅より徒歩10分 秋田市の地主であった平野政吉氏の寄贈品を展示する美術館。平野氏と交流のあった藤田嗣治の作品を多く収蔵し、中でもキャンバスに描かれた油彩としては世界最大級（3.65×20.5ｍ）という「秋田の行事」は圧巻です。竿灯祭りや秋祭りの様子が力強く描かれています。しかもこの壁画は平野家の蔵の中で15日間で描き上げてしまったというから驚きです。美術館のある千秋公園は、初代秋田藩主が築城した久保田城跡に築かれた公園で、ツツジの名所としても有名です。(訪問日2006/07/16)

秋田市立千秋美術館 岡田謙三記念館 住所：秋田市中通2-3-8アトリオン内 tel:(018)836-7860(代) access JR秋田駅より徒歩5分 秋田市の総合文化施設アトリオンの中にある美術館です。秋田蘭画や秋田ゆかりの作家の作品を収蔵し、企画展示でもなかなかおもしろい企画を行っています。ユーゲニズム（幽玄主義）の抽象画家、岡田謙三の作品を常設展示する岡田謙三記念館を併設しています。(訪問日2006/07/16)

山形の美術館

山形美術館 ★ 住所：山形県山形市大手町1-63 tel:(023)622-3090 access JR奥羽本線・新幹線「山形」駅より徒歩15分 地元企業の寄贈による常設展示が充実しています。吉野コレクション室はモネやルノワールなどの印象派を中心にフランス近代絵画の良品が揃っています。抽象画しか知らなかったミロの風景画などもありました。江戸時代の狩野派等を中心とする長谷川コレクション室では、与謝蕪村の奥の細道図屏風が興味深かったです。山形出身の彫刻家、新海竹太郎・竹蔵の展示室もあります。大手門のすぐ隣に位置し、緑豊かな環境です。(訪問日2006/10/21)

山寺後藤美術館 ★ 住所：山形県山形市大字山寺2982-3 tel:(023)695-2010 access JR仙山線「山寺」駅より徒歩7分 山寺こと宝珠山立石寺に対面する場所にあり、展望休憩室からは山寺の全貌が眺められます。自然を描いたバルビゾン派の絵画を中心としたヨーロッパ絵画を主に展示しています。これだけヨーロッパの風景画だけを集めた美術館も珍しいのでは？油彩の風景画が好きな方にはおすすめです。ガレやドームなど自然をモチーフにしたアールヌーボーのガラス工芸品の部屋もあります。山寺駅の窓口で割引券を発売しています。(訪問日2006/10/21)

出羽桜美術館 ★ 住所：山形県天童市一日町1-4-1 tel:(023）654-5050 access JR天童駅より徒歩15分 出羽桜酒造の敷地内にあり、社長の仲野氏が収集した李朝の陶磁器を中心とした工芸品や文物のコレクションを展示しています。建物は仲野氏の旧居だったという明治後期の日本民家で、懐かしい雰囲気。桜の季節には、社名に因んで収集された桜の意匠の陶器コレクションを展示しているそうです。分館「斎藤真一心の美術館」では瞽女を描いた斎藤真一の絵画が展示されています。2階にはアトリエが復元されており、イーゼルに絶筆作品が掛けられていました。(訪問日2006/10/22)

真下慶治記念美術館 ★ 住所：山形県村山市大字大淀1084-1 tel:(0237）52-3195 access JR村山駅よりタクシー10分 最上川を見下ろす丘の上に建つ美術館。最上川の景色を描き続けた真下慶治の作品を常設展示しています。展示室は広くはありませんが、木のあたたかさと自然光の明るさが調和していて、くつろいだ気分で雄大な風景画を楽しめます。ちょうど最上川が大きく蛇行する大淀と呼ばれる場所に位置しており、テラスからは雄大な最上川の景色が楽しめます。交通が不便なのが難点です。(訪問日2006/10/22)

酒田市美術館 ★ 住所：山形県酒田市飯森山3-17-95 tel:(0234）31-0095 access JR「酒田駅」より、るんるんバス「出羽遊心館・美術館」下車すぐ 鳥海山や最上川、酒田市街を一望できる丘の上にあります。酒田出身の作家や森田茂の作品を常設展示しており、年に数回、企画展も行っています。展示室は広く明るく作られており開放感があります。ガラス張りの喫茶コーナーや、広々とした中庭からの眺めが素晴らしいです。酒田の美術館めぐりをするなら、土門拳記念館と本間美術館との３館共通チケットがお得です（有効期間１年間）。(訪問日2007/01/28)

土門拳記念館 ★ （酒田市写真展示館） 住所：山形県酒田市飯森山2-13 tel:(0234）31-0028 access JR「酒田駅」より、るんるんバス「土門拳記念館」下車徒歩2分 飯森山公園内にある酒田出身の写真家、土門拳の個人美術館です。代表作である「古寺巡礼」など全作品約70000点を収蔵し、テーマごとに順次展示しています。仏像の表情や衣の襞まで写し取った写真は圧巻です。イサムノグチが中庭の彫刻を、勅使河原宏が庭園を手がけています。建物の横の池には、白鳥やたくさんの水鳥が泳いでいました。(訪問日2007/01/28)

本間美術館 ★★ 住所：山形県酒田市御成町7-7 tel:(0234）24-4311 access JR「酒田駅」から徒歩5分 酒田の大地主、本間家が文化10年(1813)に建造した別荘「清遠閣」が美術館として公開されています。明治末に改築された京風の建物は、手漉き窓ガラスや欄干など時代を感じる味わいがあります。ここには本間家の所有する陶器や書画が展示されています。1階の喫茶室ではレトロな円卓でお茶を飲みながら回遊式庭園「鶴舞園」の眺めが楽しめます。新館では近世古美術から現代日本画などの企画展を行っています。(訪問日2007/01/28)

宮城の美術館

菅野美術館 ★ 住所：宮城県塩釜市玉川3-4-15 tel:022-361-1222 access JR塩釜駅より徒歩10分 町を見下ろす高台の住宅街にある美術館。小さいながらもブールデル、マリーニといった上質の彫刻が楽しめます。真っ白な内装は無機的なのにあたたかさを感じます。私が行ったのはナイトミュージアムの時期で、真っ暗な展示室に雪のような光の粒の映像が投影されていました。降り積もる度に明るくなっていく中に浮かびあがる彫刻のシルエットがきれいでした。暗くて外観がよく見えなかったので今度は昼に行きたいです。(訪問日2007/12/23)

リアス・アーク美術館 ★★★ 住所：宮城県気仙沼市赤岩牧沢138-5 tel:0226-24-1611 access JR「南気仙沼」駅または「気仙沼」駅よりバス又はタクシー 気仙沼といえば海の近くかと思っていたら山の中にありました。アーク（方舟）という命名の通り、巨大な舟を思わせる外観。内部の吹き抜けも船の舳先を思わせる開放間がありました。気仙沼の歴史や生活を展示する常設展示室では、手書きのイラストや説明文が楽しく、意外と見応えがあります。また、過去の企画展の作家から寄贈された作品も展示しています。企画展「N.E.blood21」では北海道、東北の若手作家の作品を個展形式で紹介しています。30回目の今回は市岡康の陶芸作品を展示していました。知らない作家でしたがとてもよかったです。(訪問日2007/12/24)

感覚ミュージアム ★ 住所：宮城県大崎市岩出山字下川原町100 tel:0229-72-5588 access JR岩出山駅より徒歩8分 人間の５感をテーマとする美術館。真っ暗な部屋でオブジェに触れて観賞する「闇の森」や、円柱と紙縒り(こより)で作られた森で葛や松などの香りを探す「香りの森」など、見るだけでなく「体験する」美術館です。子供が喜びそうな美術館ですが大人でも十分楽しめます。「あったか村」という保健・医療・福祉の連携を基本とする市民交流活動の一環の美術館だそうですが、こんな小さな町にこれほど意欲的な美術館があるのは驚きでした。(訪問日2007/12/23)

福島の美術館

諸橋近代美術館 ★★★ 住所：福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峰1093番23 tel:(0241)37-1088 access JR猪苗代駅より会津バス又は東都バス約25分「美術館入り口」下車 裏磐梯の五色沼入口に1999年に開設された美術館。ゼビオ株式会社の創立者 諸橋廷蔵氏の収集したサルバドール・ダリを中心とした西洋近代・現代絵画を収蔵しています。特にダリのコレクションは豊富で、絵画、彫刻、版画などダリの個性的な作品が、広い空間をうまくいかして展示されています。窓からは磐梯山の噴火口を望み、美術館前の池には磐梯山が映っています。自然豊かな環境でくつろげる美術館です。(訪問日2006/04/23)