■2007/06/25 updata

近畿地方の美術館


このページの情報は美術館訪問時のものです。最新の情報は各美術館のサイトでご確認ください

★おすすめ ★★とってもおすすめ ★★★個人的に大好きな美術館
(星の数はAKIの独断です)

滋賀の美術館
佐川美術館 ★★

住所:滋賀県守山市水保町北川2891
tel:(077)585-7800

access
JR「守山駅」より「佐川美術館」行きバスで25分
佐川急便の創業40周年記念事業の一環として1998年に開館した美術館です。広々とした水園の中に浮かぶ二棟の館内には、日本画家の平山郁夫と彫刻家の佐藤忠良の作品が展示されています。平山氏の作品はシルクロードを中心としたもので、作製中の下絵や日本画の画材などの展示もあり興味深いです。佐藤氏のことはよく知らなかったのですが、妙に懐かしい感じがすると思ったら、ショップに置いてあった佐藤氏画の絵本を見て納得。子供の頃、好きだった絵本でした。(訪問日2003/10/25)


京都の美術館
泉屋博古館
(せんおくはくこかん)
住所:京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町 24
tel:(075)771-6411
access
市バス「東天王町」下車 徒歩5分
住友家のコレクションを展示する美術館。鹿ヶ谷の静かな住宅地の中にあり、中国古代の青銅器、鏡などのコレクションが充実しています。また、中国・日本の書、茶道具・文房具を中心とする工芸品、花鳥画などの絵画も幅広く収蔵しています。銀閣寺と南禅寺を結ぶ哲学の道のほぼ中間にあるので、哲学の道散策のついでにぜひ訪れたい美術館です。
東京の六本木にも分館があります。(訪問日2004/09/17)

細見美術館

住所:京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
tel:(075)752-5555
access
・市バス「東山二条」下車 徒歩3分
・市バス「京都会館美術館前」下車 徒歩5分
美術館や京都会館などの文化施設が集まる岡崎公園の一角に平成10年にできた美術館。入場券はなくてシールを服に付けて入ります。展示室が地下という珍しい構造ですが、展示室を移動する階段からは、掘り下げられた中庭と併設のカフェが見渡せて開放感があります。コレクションは近代日本画をはじめとして、仏教・神道美術や工芸品など日本美術の多岐に及んでいます。(訪問日2004/09/17)

河井寛治郎記念館

住所:京都市東山区五条坂鐘鋳町
tel:(075) 561-3585
access
・市バス「五条坂」または「馬町」下車徒歩3分
・京阪「五条」徒歩10分
「土と炎の詩人」と呼ばれた陶芸家、河井寛次郎の旧居が記念館になっています。建物は、日本各地の民家を参考にして本人が設計し、昭和12年に建造されました。巨大な登り窯や陶房など、創作の場もそのままの形で残されています。部屋に置かれた家具や道具からは、生活空間をデザインすることに関心をもっていたという寛次郎が、日々の生活の中に求めていた "美" を感じることができます。 (訪問日2005/12/18)

白沙村荘橋本関雪記念館

住所:京都市左京区浄土寺石橋町37
tel:(075)751-0446

access
市バス「銀閣寺前」下車すぐ
または市バス「銀閣寺道」下車 徒歩5分
銀閣寺のすぐ近くに、近代日本画の大家橋本関雪(1891〜1975)が30年かけて作った住居と庭園が記念館として公開されています。陳列室には関雪の素描や画材や収集品などが展示されていますが、ここの楽しみはむしろ庭園と食事。大文字山を借景とした日本庭園を眺めながら、京料理が楽しめます。(庭園は国指定名勝にもなっています。)隣には関雪が昭和初期に建てた洋館を利用したガーデンレストランもあります。(最終訪問日2004/09/17)

京都府立堂本印象美術館 ★★

住所:京都市北区平野上柳町26-3
tel:(075)463-0007

access
市バス「立命館大学前」下車
近代日本画の大家、堂本印象(1891〜1975)の作品を展示する美術館です。金閣寺や龍安寺などにも近い「きぬかけの路」にあります。印象と言うと抽象画的な日本画のイメージがあったのですが、初期においては伝統的な技法の日本画も数多く残しており、その華麗な変遷も魅力のひとつです。この建物は印象が生前、自宅の隣に自ら造ったもので、外装や内装、ドアの取手ひとつにも印象らしいこだわりが感じられます。(訪問日2002/03/17)

大山崎山荘美術館 ★★★

住所:京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3
tel:(075)957-3123

access
JR「山崎」または阪急「大山崎」よりそれぞれ徒歩10分
無料送迎バスもあり。
大正初期建造の英国風の山荘を修復して美術館としています。本館には河井寛次郎らの陶芸作品、ジョアン・ミロのブロンズ像など幅広いコレクションが展示されています。2階には喫茶室があり、テラスからは桂川、木津川、宇治川が合流し淀川となる雄大な光景が一望できます。喫茶室横の大きなアンティークオルゴールは毎時0分、30分に演奏されるので聞き逃さないよう。新館は安藤忠雄氏の設計で、光あふれる階段を降りていくとモネの「睡蓮」が迎えてくれます。外には睡蓮の池や庭園があるので、ゆっくり散策するのもいいでしょう。(訪問日2002/01/05)


奈良の美術館
大和文華館

住所:奈良市学円南1-11-6
tel:(0742)45-0544

access
近鉄「学園前」駅南口より徒歩7分
近畿日本鉄道(近鉄)が、奈良・京都という日本文化の発信地にふさわしい美術館を目的として、昭和35年に設立した美術館です。蛙股池のほとりの高台にあり、まわりは季節の花が咲く自然苑となっています。国宝4点を含む日本・中国・韓国の絵画、書蹟、陶磁器、工芸品などを所蔵し、年7回ほどの常設展と2回ほどの企画展をしています。展示室は真ん中にガラス張りの竹林の中庭があり、自然と一体となった造りになっています。松柏美術館と相互割引制度があります。(訪問日2007/06/02)

中野美術館

住所:奈良市あやめ池南9丁目946-2
tel:(0742)48-1167

access
近鉄「学園前」駅南口より徒歩8分
大和文華館から池をはさんで向い側にある小さな美術館です。所蔵品は須田国太郎を初めとする近代洋画、村上華岳入江波光などの近代日本画がメインとなっています。洋画展示室と日本画展示室のふたつの部屋がありますが、洋画展示室はシンプルに、日本画展示室は一角に茶室があったり日本の様式を取り入れ、それぞれの作品を引き立てる造りなっています。(訪問日2007/06/02)

松伯美術館

住所:奈良市登美ヶ丘2-1-4
tel:(0742)41-6666
access
近鉄「学園前」駅北口バスターミナルDE乗り場よりバス5分「大渕橋」下車
主に上村松園、上村松篁、上村淳之の作品や草稿、資料などを所蔵する美術館です。親子で画家というのは別にめずらしくありませんが、それが母親となると意外と少ないのでは?女性初の文化勲章を受賞した松園を初め、上村家3代の画業を紹介しています。近鉄名誉会長の故佐伯勇氏の旧居の敷地内にあり、土日には佐伯旧邸の茶室で喫茶もできます。大和文華館と相互割引制度があります。(訪問日2007/06/02)

喜多美術館 ★★

住所:奈良県桜井市金屋730
tel:(0744)45-2849

access
・JR「三輪駅」から徒歩7分
・近鉄またはJR「桜井駅」から徒歩20分
「山の辺の道」の傍らにある小さな美術館。学校の教室のような素気ない小さな展示室ですが、展示されているのはゴッホやルノアール、キリコ、マグリットといった近代絵画の巨匠の作品(数は少ないですが)。現代絵画でもイブ・クラインやデュシャンなどがあったりしますが、目玉は「緑の党」での政治活動でも活躍したボイスでしょう。ボイスの作品は別棟に常設展示されていました。別館では企画展示をしており、私が行った時は奈良の日本画家・藤本静宏の作品を展示していました。漆器などを展示する東洋館は別料金になっています。(訪問日2007/01/08)


大阪の美術館
萬野美術館
住所:大阪市中央区西心斎橋2-2-3第3松豊ビル13階

access
地下鉄「心斎橋」より徒歩5分
心斎橋からOPAの前を通りしばらく行くと二匹の狛犬が並ぶビルがあります。ここが萬野美術館の入口で、専用エレベータで13階まで上がります。ゆったりした明るいエントランス。展示室も広々とした空間が設けられていてくつろげます。コレクションは日本絵画や墨蹟、刀剣、陶磁器、染織など多岐におよんでいます。また展示室の奥には日本庭園をそなえた「裕々庵」という茶室があって、とてもビルの屋上とは思えないような風情を楽しむことができます。(訪問日1999/11/?)
平成16年2月末で閉館となりました。

湯木美術館
住所:大阪市中央区平野町3-3-9
tel:(06)6203-0188
access
・地下鉄「淀屋橋」より徒歩5分
・京阪電車「淀屋橋」より徒歩7分
日本料理の老舗「吉兆」の初代店主の茶道具のコレクション。春と秋に企画展を行っています。ビジネス街の真ん中にある小さな美術館ですが、下界と隔絶されたような静かな時間が過ごせます。(訪問日1999/10/?)


兵庫の美術館
伊丹市立美術館

住所:兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20
tel:072-772-7447

access
・JR「伊丹」駅より徒歩15分
・阪急「伊丹」駅より徒歩15分
コレクションの柱は19世紀フランスのドーミエの1,800点をこえる諷刺版画、彫刻、油彩など。他にも同時代の諷刺画家たちの作品や、明治の初めに日本で活躍したビゴーの諷刺版画などを多数収蔵しています。蒐集の基本概念が「諷刺とユーモア」というだけあって、さまざまな視点からユニークな企画展示を行っています。諷刺画はその時代の空気を写し取っているようで、教科書で読むより歴史に興味をもてるのではないでしょうか。(訪問日2003/04/21)

白鶴美術館 ★★

住所:神戸市東灘区住吉山手6-1-1
tel:(078)851-6001

access
阪神「御影」またはJR「住吉」から38系統バス「渦森台」行き「白鶴美術館」下車すぐ
白鶴酒造の7代目鶴翁が昭和9年に設立した美術館。住吉川のほとりの高台に位置し、城閣風の建物は遠くからも目を引きます。収集品は中国や日本の古美術が中心ですが、殷周時代の青銅器や唐時代の銀器などめずらしい作品が多数展示されています。阪神大震災でかなり被害を受けたそうで、今でもその名残があります。開館期間は春・秋のみなので注意が必要です。本館から道を隔てて向いにある新館は絨毯展示館になっていて、ペルシャやトルコの絨毯が多数展示されています。(訪問日2004/03/21)

姫路市立美術館

住所:姫路市本町68-25
tel:(0792)22-2288
access

JR山陽本線「姫路駅」から徒歩20分
または神姫バス平野南口ゆきで「美術館前」下車
白鷺城の異名をもつ国宝・姫路城の隣に建つ赤レンガの美術館。館蔵品は洋画、日本画、素描、版画、彫刻、工芸など多岐に亘りますが、姉妹都市提携が縁で収蔵することになったというベルギー美術のコレクションが魅力です。シュールレアリズム画家、デルヴォーマグリッドの作品があります。常設展示室にはフランス近代絵画を展示しています。(訪問日1998/08/21)

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