美術館案内1

★おすすめ　★★とってもおすすめ　★★★個人的に大好きな美術館
（星の数はAKIの独断です）

群馬の美術館

高崎市美術館 ★

住所：群馬県高崎市八島町110-27
tel:027-324-6125
access
ＪＲ「高崎駅」西口から徒歩3分
information
開館時間：10:00～18：00(金曜日20：00)
休館日：月曜、祝日の翌日、年末年始、展示替期間

駅に近く、列車の時間待ちにも気軽に利用できます。展示室はそれほど広くなくギャラリーに近い雰囲気ですが、土地に縁の作家達の作品を中心に意欲的な企画展を開催しています。私が行った時は美術館裏手にある高崎哲学堂（旧井上邸）を第二展示室として開放していて、こちらもとてもよかったです。駅の東口にある高崎市タワー美術館（027-330-3773）では日本画を中心とした常設展や企画展を開催していますので、こちらも併せてご覧下さい。(訪問日2005/04/03)

ハラミュージアムアーク ★★

住所：群馬県渋川市金井2844　伊香保グリーン牧場内
tel:0279-24-6585
access
ＪＲ渋川駅から伊香保温泉行きバス約20分「グリーン牧場前」下車

東京・品川にある現代美術専門の原美術館の別館。伊香保のグリーン牧場の中の眺めの良い一角にあり、天然光が降り注ぐギャラリーではボイスやパイク、戸谷成雄といった日本や海外の現代美術を展示する他、草間彌生のミラールームなどもあり、小さいながらも楽しめる美術館でした。開館20周年の来年に向けて増築工事が進行中です。美術館に隣接するカフェからは赤城山がきれいに見えました。(訪問日2007/11/23)

大川美術館 ★★★

住所：群馬県桐生市小曽根3-69
tel:0277-46-3300
access
ＪＲ「桐生」から徒歩15分
information
開館時間：10:00～17:30
休館日：月曜、年末年始
料金：一般1000円、大高生600円、中小生300円

近代洋画家の松本竣介、野田英夫の作品を中心としたコレクション。どちらかといえばマイナーな両氏ですが、館長の思い入れが感じられて、とても好感が持てる展示内容でした。ピカソ等の有名画家の作品もありますが、「有名」だからではなく共感できる作品を展示しているというポリシーを感じました。意外と展示作品数が多く、かなり見応えがありますが、随所にソファーが設置してあるのでゆっくり鑑賞できます。水道山の中腹にあり、喫茶室からは市街の眺めが一望できます。(訪問日2005/01/09)

栃木の美術館

日光東照宮美術館 ★★

住所：栃木県日光市山内2301
tel:(0288)54-0560

access
・JR、東武「日光」駅より東照宮方面行きバス「表参道」下車徒歩10分

日光東照宮の旧社務所・朝陽閣は昭和3年に建造され、壁や襖には当時新進作家であった中村岳陵、堅山南風、荒井寛方が筆を取っています。それらの障壁画が素晴らしいため見学人が後をたたず、美術館として公開するようになったそうです。３人それぞれの特徴があって興味深いのですが、３人の合作などもおもしろいです。２階にある朝陽の間には横山大観が描いた金に輝く「朝陽之図」があります。私が行った時は朝だったためか他に客がひとりもいなくて、ゆっくり観ることができました。(訪問日2007/03/21)

小杉放菴記念日光美術館

住所：栃木県日光市山内2388-3
tel:(0288)50-1200
access
・JR、東武「日光」駅より東照宮方面行きバス「神橋」下車徒歩3分
・JR「日光」駅より徒歩25分
・東武「日光」駅より徒歩20分

日光出身の画家、小杉放菴とその周辺の作家たちの作品を展示する美術館です。展示室はそれほど広くありませんが、放菴ののびのびとした日本画と、趣向をこらした企画展が楽しめます。私が行った時は、日光の水彩画展をやっていました。東照宮や神橋などの観光地にも近く、観光の合間に立ち寄りたい美術館です。カフェでは金屋ホテルベーカリーのケーキが楽しめます。(訪問日2007/03/21)

佐野東石美術館

住所：栃木県佐野市本町2892
tel:(0283)23-8111

access
・JRまたは東武「佐野」駅より徒歩5分

東京石灰工業のコレクションを展示する美術館で、事務所のある建物の２、３階が美術館になっています。横山大観や前田青邨をはじめとする日本画、田村耕一や板谷波山の陶芸など、こじんまりとしていますがほっとできる美術館です。佐野市の名誉市民であり、人間国宝の田村耕一の作品をもっと見たい方には、歩いて3分くらいのところに「田村耕一記念館」がありますので、こちらもおすすめです。(訪問日2007/03/21)

佐野市立吉澤記念美術館 ★

住所：栃木県佐野市葛生東1-14-30
tel:(0283)86-2008

access
東武佐野線「葛生」駅より徒歩8分

葛生の旧家、吉澤家の5世代200年におよぶ収集品をメインに、季節に合わせた作品を展示しています。江戸時代から現代に亘る日本画、近現代の陶芸など、地方の美術館とは思えないほど優れたコレクションが揃っています。板谷波山の陶芸や、松本哲夫のスケールの大きい日本画は見ごたえがありました。展示室が狭いのがちょっと残念。美術館のある葛生庁舎周辺は、葛生伝承館や化石館など無料で入場できる文化施設も集まっているので楽しめます。(訪問日2007/03/10)

茨城の美術館

笠間日動美術館 ★★

住所：茨城県笠間市笠間978-4
tel:0296-72-2160

access
JR水戸線「笠間」徒歩20分またはかさま周遊無料バス「日動美術館」下車すぐ

日動画廊の創業者、長谷川家の郷里に設立された美術館です。企画展示館と常設館（フランス館、日本・アメリカ館）の３館から成ります。フランス館では印象派からエコール・ド・パリの作品を常設。隣の日本・アメリカ館ではアメリカの現代美術と日本の近現代洋画を常設しています。ここで面白いのは５階のパレットコレクション。内外の画家のパレットが350点あまり展示されています。お気に入りの画家のパレットを探してみては？(訪問日2005/12/23)

千葉の美術館

川村記念美術館 ★★★

住所：千葉県佐倉市坂戸631
tel:0120-498-130

access
JR「佐倉」または京成「佐倉」より
無料送迎バス

モネ、ルノワールといったフランス印象派にはじまり、ピカソ、マティスなど近代の巨匠たちの作品が並びます。シャガールの大作「ダビデ王の夢」は圧巻。20世紀のアメリカ現代美術や日本の屏風画などのコレクションも充実していて、とても見応えのある美術館です。建物もよくできていて、エントランスには中庭の緑を借景にしたマイヨールのビーナスが佇み、ステンドグラスの光が柔らかく射し込みます。敷地内の森を散策したり、池のほとりで休憩したり、四季折々の自然探索も楽しめます。(訪問日2004/03/14)

神奈川の美術館

川崎市岡本太郎美術館 ★

住所：神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5　生田緑地内
tel:(044)900-9898
access
小田急線「向ヶ丘遊園」南口より徒歩17分

生田緑地公園の奥のメタセコイヤの林を抜けると美術館が見えてきます。川崎出身の岡本太郎の作品を常時展示しています。彼の作品はどれもキャンバスの中に収まりきらないほどの、スケールの大きさを実感します。岡本太郎といえば子供の頃見た万博公園の「太陽の塔」のイメージが強烈だったのですが、絵画や陶芸作品ではそれ以外の面も見えて楽しめました。ミュージアムショップのグッズも楽しいです。(訪問日2007/07/07)

鎌倉大谷記念美術館 ★★

住所：神奈川県鎌倉市佐助1-1-20
tel:(0467)22-3801

access
JR「鎌倉駅」西口より徒歩15分

故大谷米一氏（ホテルニューオータニ前会長）を偲んで鎌倉の邸宅に開設された美術館です。大谷コレクションはデュフィとブラマンクが有名。これらのコレクションは以前から東京のニューオータニ美術館で公開されていましたが、ここでは緑豊かな環境の中でのんびり鑑賞できるのが嬉しいです。建物も見事で「さすがは大谷家」と思ってしまいます。(訪問日2004/09/23)

山口蓬春記念館

住所：神奈川県三浦郡葉山町一色2320
tel:(046)875-6094
access
JR「逗子」または京急「新逗子」南口より「海岸周り葉山」行きバス18分
「三ヶ丘」下車　徒歩2分

葉山の海と自然に恵まれた地に、日本画家・山口蓬春が昭和23年から亡くなるまで23年間住んだ住居が記念館として公開されています。展示室には蓬春の日本画、素描などの他、蓬春が収集した美術品が展示されています。1階の画室から見る庭の楓や、２階の和室から見る葉山の海の眺めがきれいです。お茶のサービスもあり、くつろげる記念館でした。(訪問日2004/09/23)

カスヤの森現代美術館 ★

住所：神奈川県横須賀市平作7-12-13
tel:(046)852-3030
access
・JR横須賀線「衣笠」から徒歩15分
・京急「汐入」より「衣笠駅」行きバスで「金谷」下車徒歩5分

住宅街の奥の林の中にたたずむ三角屋根の美術館。現代作家の若江漢字氏が運営する私設の現代美術館です。氏と交流のあったボイスのコレクションを常設展示し、企画展示では若手作家の意欲的な作品を展示しています。林を眺めながらくつろげる喫茶室もいい感じです。現在、パイクなどのコレクションを展示する別館を準備中で8月頃にはオープンだそうです。(訪問日2008/6/29)

町立湯河原美術館 ★
（旧湯河原ゆかりの美術館）

住所：神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623-1
tel:(0465）63-7788
access
JR「湯河原駅」から「不動滝」または「奥湯河原行き」バス「美術館」下車すぐ

湯河原にゆかりの画家の作品を集めた「湯河原ゆかりの美術館」が平成18年にリニューアルしました。この地にアトリエをかまえた竹内栖凰や安井曾太郎の作品を常設展示する他、新しく開館した平松礼二記念館では現代日本画の平松礼二の作品を展示しています。平松氏がモネの睡蓮で有名なフランス・シヴェルニーと交流があることから、睡蓮を株分けしてもらって、季節になると庭園の池に睡蓮の花を見ることができます。(訪問日2007/01/14)

かぼちゃ美術館

住所：神奈川県足柄下郡湯河原町宮上97-2
tel:(0465)630-7210
access
JR「湯河原」から徒歩15分
またはバス「奥湯河原」方面「小学校前」下車3分

草間彌生の「かぼちゃ」に魅せられ、個人の住宅を美術館にしてしまったという風変わりな美術館です。とにかく「かぼちゃ」がいっぱい。彼女の作品は物体を細胞に分割化し、それが無限に増殖していくような恐ろしさを感じて苦手だったのですが、ここまでかぼちゃづくしだとユーモラスな壮観さを感じます。併設のカフェもかぼちゃプリンやかぼちゃアイスなど、かぼちゃづくしです。(訪問日2005/11/05)

箱根芦ノ湖美術館 ★

住所：神奈川県足柄下郡箱根町元箱根1
tel:(0460)3-1600
access
JR「小田原」または小田急「箱根湯本」よりバス「元箱根港」下車　徒歩2分

芦ノ湖のほとりにある美術館。17世紀の古典派から印象派や近現代までと幅広い作品を展示しています。年代に沿って展示されているので、美術史の移り変わりがよくわかります。芦ノ湖の眺めもよく、３階の額装された窓から見る芦ノ湖と富士山は1枚の絵のように美しかったです。箱根観光のついでに立ち寄りたい美術館です。(訪問日2005/11/05)

平成18年5月末で閉館となりました。

ポーラ美術館 ★★

住所：神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
tel:(0460)4-2111
access
箱根登山鉄道「強羅」より施設めぐりバス13分「ポーラ美術館」下車

箱根の森の中に忽然とあらわれる美術館。周囲の森の緑とガラスの天井からの陽光がうまく溶け合っています。印象派やエコール・ド・パリの作品を中心にして、ガラス工芸や日本の近現代洋画や日本画など幅広く展示しています。ポーラグループの系列だけあって、化粧道具や香水瓶のコレクションなどが興味深かったです。(訪問日2005/11/06)