フライフィッシングの部屋 [北海道/1999年09月18日]

新規:1999/10/06 更新:2011/05/23
1999年9月18日
 目覚ましを5時半にかけたんだけども、寒さで目覚めてしまいました。
 同時に、外はドアをバタンと閉める音が聞こえてきます。皆さんは、もう動き出しているのねぇー。
 寒さもあってなかなか湯たんぽを抱えたまま寝袋から出れません(^^;) 本当に寒いんですよ。
 ぐずぐずしてたら良い場所が取れなくなっちゃう、渋りながらも起き上がります。
 お湯を沸かしてインスタントラーメンを作って食べます、暖まりますねぇ〜。うまい!
 支度をして外に出ます、うぅ〜っ寒い〜っ。ウトロ側は北向きですので、朝日が当たるのは遅いんです。
 寒いわけです。某河口を覗くと、人が陣取ってますねぇ。ほとんどが餌釣りの人達です。
 フライやっている人って一人もいない・・・・肩身が狭い思いで空いているところに割り込ませてもらいます。
 ちょっとの間、観察しますが鮭・鱒が遡上している様子も見えませんし餌釣りの人も暇そうです。
 やっぱり、こちらも渋い感じです。日が上ってくれば良くなるかなぁと楽観視。
 波の無い岩場を膝上までウェーディングしてできるだけ沖合いに行きます。ここは遠浅なので大丈夫です。
 1997年8月号の「フライフィッシャー」で吉田さん夫婦(犬:ジュピターの飼主と言えば分かるかな?)が紹介
 されている所です。「知床の海、カラフトマスと夏休み」と言う題で掲載されていますので、合わせてどうぞ(^^)/
 8時半頃になってやっと日が出て来ました、じわじわと・・・暖かくなってきます。
 餌釣りの人も、何匹か釣りあがってきました。良い感じになってきましたねー、がんばろうっと!
 しかし、ボイルも何もなく静かな海です。餌釣りも何もでなくなり暇してます、ぞろぞろと帰る人も出て来ました。
 う〜ん駄目だねぇ。3時間ほどやって期待は薄れてきました、ここは見切ってもう一ヶ所の所に行ってみます。
 お決まりの釣り場なんだけども混雑を警戒して外してあったんです、この場合仕方ないですね。
 身支度して行ってみます、あれあれ? 数人しかいません、おそらく引き上げた後なのでしょう。
 ここも渋い様子ですね、せっかくですので行ってみます。 どうかな〜っと観察。
 盛り上がった波の合間に、カラフトマスの姿がチラホラと見えます。いるじゃん! 手は既にキャスティング体制
 です(笑)。が、食ってくれませーん(TT) フライが駄目なのか食欲が無いのかアプローチが駄目なのか・・・。
 うむぅーっ渋すぎですねぇ、魚も少なすぎですしー。周りも同じ状況です、餌でさえも。
 疲れたので昼食を兼ねて休憩、パンをもぐもぐ〜(^・^) 暇です、知床って良い所だよなぁーなんて事を考えながら
 周りの景色を眺めてます。そのうち眠くなっちゃって昼寝モードっす(笑)
 お蔭様で、顔が真っ赤に焼けてしまいました(笑) 海辺で寝ちゃいけませんねえ。
 昼過ぎになっても駄目です・・・、諦めムード。
 よしっ、計画を変更して反対側の羅臼へ行こう! 知床横断道路で知床峠を越えます、知床の山々は色がつき始めて
 きており秋の気配が漂ってます。なかなか良い所です(^^)
 羅臼の街に入ると何やら賑やかです、なんだなんだと思っていると港でお祭りをやってました。
 おおぉ〜いいねえ、旅人のおいらは迷わずにお祭りの中へ(^^)ゞ こちらと違ってピーヒャラピーヒャラとお囃子
 は無いのですね。その代わりに、北海道ではおなじみになっている「YOSAKOIソーラン」をやってました。
 札幌で初夏のお祭りとして有名ですね、奇抜なお化粧をしてソーラン節が流れる中に変わった踊りをするというやつ
 です。実際に目の当たりにして見るのは初めてです、なんだか変わってます(^^;)
 札幌の友人が言うには、暴走族みたいだよぉーなんて言ってましたけど言えてますね(笑)
 僕が見た感じには、もう古いけど東京の原宿で闊歩していた竹の子族みたいだなぁーと思いました。
 北海道は、新しいもの好きなんだなぁーって印象がしましたね。
 羅臼のお祭りを楽しんだ後は、知床の各河川の河口めぐりです。この時期はどこも鮭・鱒の遡上でいっぱいになる頃。
 どんな小さな川でも遡上する魚がいるんですねー、凄いです。
 S川に到着、夏にオショロコマ釣りを楽しませてもらった所、ここにも遡上が確認できます。
 しかし、ポツポツ程度しか見れません。どうやら根室海峡に面したこちらも同じ様子です。
 幾人か釣りの人が居ましたが、ほとんどがギャング針での引っかけ(-"-)。ううむぅ!これが現実なんだなぁ。
 時間が無い事もあり海は諦めて、川でオショロコマと戯れる事にしました。
 所々に、ホッチャレ(※ボロボロになった鮭・鱒の事)が石に引っかかったりしてゴロゴロ見れます。
 もちろん明らかにペアリングしているのも目視できます、尾っぽで産卵床を掘っているのも見る事が出来ます。
 神秘的な生命の営みですねぇ・・・・。
 そんな彼らの居ない所を探してオショロコマを釣ろうとフライを流すんだけど、でてきません。あれ?あれ?
 どうしたんだろう・・・おかしいなぁ。じゃ、ここは? ぱちゃっ! おっ(^^)! くく〜ん、と心地よい引きです。
 20センチにも満たないオショロコマ、2ヶ月ぶりの対面です。相変わらず綺麗ですね。
 気付くと周りは真っ暗になっちゃいました、やべぇ・・・ヒグマのエリアだっけ(^^;) ヘッドライトを頼りに走るようにして車まで
 戻ります。ここで、こんな暗くなるまでやるのは危険です。良い子の皆さんは真似しないように(笑)
 昨日に入った「熊の湯」に行きます、もう好きになっている温泉です(*^o^*)。極楽極楽ぅ〜。
 羅臼に行くといつも同じ所で野宿しています、今夜もそこです。ビールを飲みながら湯たんぽを作る。
 ほろ酔いの中、車の中に寝床を作って就寝。おやすみーっ。




1999年09月18日 北海道 知床
知床のとある河口、この様に人が居ますが少ない方です。





1999年09月18日 北海道 知床
この岩山、カメに見えませんか? 勝手に「亀岩」と呼んじゃってまーす(笑)





1999年09月18日 北海道 知床
釣れたカラフトマスの卵を取出して身はそのままにする輩がいるんですね(-"-)
そうすると、ヒグマが食べに寄り付いてしまいます。非常に危険な事になるので
この看板の通りに、守りましょう。もちろん、ゴミも然りです!





1999年09月18日 北海道 知床
知床のまた違う河口にて。ここはメジャーな所ですが、名称は伏せさせていただきます。





1999年09月18日 北海道 知床
羅臼岳、紅葉が始まっていて秋の雰囲気です。





1999年09月18日 北海道 知床
知床峠の駐車場のアイドル(^^) あちこちに出没して我ら観光客の人気者です。可愛いですね〜。





1999年09月18日 北海道 知床
羅臼の港での祭りの風景、まだ準備中だったので人がまばらです。





1999年09月18日 北海道 知床
2ヶ月ぶりに対面したオショロコマ、うぅ〜ん小さい(^^;) フックは#10です(笑)





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