プレイヤーは新米弁護士、成歩堂龍一(なるほどうりゅういち)になって(すごいネーミング^^;)、無実の罪なのに容疑者とされてしまった人達の疑いを晴らすことを目指します。
ストーリーは『刑事コロンボ』とか『古畑任三郎』のように最初に事件の犯行が描かれるというショッキングなもの。
つまり、プレイヤーは犯人が誰なのか知りつつ、無実の罪を着せられた人達を助けるために動くのです。
探偵のように事件現場を調べたり、法廷では証人として登場する目撃者たちの発言の中からウソや矛盾点を見つけだしたりして、真相を暴いていかなければなりません。
もちろん、指摘をミスしたりすると、ペナルティが与えられて、無実のヒトに有罪判決を下されてしまうので、気が抜けません。常に状況は崖っぷちなのです…(まるで誰かのよう^^;)。
事件は全部で4つあるんですが、これが面白い!
アニメ的にクセのある…というか、濃い登場人物に、ナゾめいた犯行。
絶体絶命の連続で、最後の最後まで飽きることがありません。
システムも分かりやすくて、私はマニュアルをあまり見ることもなく進めることができました。
また、物語もちゃんと完結しているので、まさに一冊の推理小説を読むような感覚で楽しめます。
事件自体は少々先の読める展開や、ご都合的な甘い部分もあるけれど、法廷パートで「異議あり!」と証人のつじつまのあわない発言をズバズバ指摘して、徐々に依頼人への容疑を崩していく過程が、最高に面白いのです。
矛盾を指摘された相手の表情も、だんだん余裕がなくなっていったりして、臨場感もあるんですよねー。
一度クリアしてもまた遊びたいという気持ちになれる珍しいタイプの推理モノだと思います。
複雑なトリックはなく、検事や証人とのかけひきがメインなので、『金田一少年の事件簿』のような系統が好きな方には物足りないかもしれませんけども……(私はトリック系より、こちらの方がとっつきやすかったです)。
もちろん、携帯ゲーム機だけあって、どこでもセーブすることができるとこも便利でした。
オススメですよ!。
ただ、オススメ度の★印は満点にはしませんでした…。
なんでかって?
エピソードがたったの4本だけなんて……ちょっと物足りないから!(欲張りすぎ?^^;)
もっともっと遊びたい!
だから、続編発売を切に希望ということで。
詳細を知りたい方&体験版で遊んでみたい方&続編希望メールを送りたい方は逆転裁判のHPへ!
2001-11-12