特集「砥峰高原 ススキ原の四季と大地」
砥峰高原 ススキ原の四季と大地

 兵庫県の中央部、神河町には西日本有数のススキの草原「砥峰高原」があります。春は山焼き後の黒い大地からススキが芽を吹き、夏は緑のじゅうたんの上を爽やかな風が渡ります。秋はススキの穂が朝陽や夕日に黄金に染まり、ススキの足元にウメバチソウやリンドウなどの花が咲きます。そして冬は、一面が雪におおわれるのです。
 草原の中には湿原が点在し、そこには湿原特有の植物が生育し,夏には日本一小さなトンボ、ハッチョウトンボが飛びます。
 標高800m〜900mという高所に、このような起伏の少ない穏やかな地形ができたのは、今から数万年前から1万年前の最終氷期だと考えられています。
 ここでは、四季折々の砥峰高原の自然と、砥峰高原の大地をつくる岩石や鉱物を紹介します。
 
パンフレット「砥峰高原の植物」ができました! 地元神河中学校科学部の生徒が63種の植物を紹介
 
 砥峰高原を歩く
雨の砥峰高原に逝く夏(2002.8.20) 砥峰に登り、そのあと砥峰高原を歩きました。雨の濃淡がレースの襞のように並び、駆け抜けていきました。
雪の砥峰高原から夜鷹山へ(2002.12.28) 川上集落から雪の山道を砥峰高原へ登り、そこから夜鷹山をめざしました。
銀の波揺れる砥峰高原から縦走路を峰山高原へ(2010.10.6) 二つの高原を結んで歩き、さらに暁晴山に登りました。砥峰高原のススキは銀色に光っていました。
砥峰から峰山を経て学校へ、60人の24kmウォーキング(2010.10.19) 砥峰高原では、長い列がススキに埋もれて歩きました。みんなよく歩きました。
春を待つ神河町の二つの高原と太田池(2011.4.25) 峰山高原から砥峰高原、そして太田池まで歩きました。本番の校外学習は、大雨と雷でえらいことになりましたが、全員歩き切りました。
砥峰高原の早春(2013.4.13) 砥峰高原で春を探しました。ショウジョウバカマがピンクの可憐な花をつけていました。
砥峰高原の秋に咲く花(2013.11.2) ススキの穂が金色に揺れ、その足元にリンドウ、ウメバチソウ、アキノキリンソウ、センブリなどの秋の花が咲いていました。
砥峰高原の初夏に咲く(2014.5.31) 花や昆虫、岩石を見ながら砥峰に登り、高原を歩きました。ホトトギスやカッコウの声の聞こえる初夏の一日でした。
砥峰高原 湿原の生物(2014.9.21) 砥峰高原には小さな湿地が点在しています。そこで、湿原特有の動植物を観察しました。ハッチョウトンボを、また見ることができました。
砥峰高原に春の兆し(2015.3.26) 雪が解けると、その下から枯れたススキが現れました。花はまだ咲いていませんでしたが、春の兆しがいろいろなところに見られました。
春の風物詩、2015年砥峰高原の山焼き(2015.3.28) 砥峰高原では、ススキ原を維持するために毎春「山焼き」が行われています。2015年は、点火前に失火があって大変でしたが、それでも無事に終わりました。
ススキの芽吹きと緑のボール(2015.4.19) 砥峰高原に点在する湿原の分布を調べました。高原を流れる小川で、おもしろい緑のボールを見つけました。
草原にうずもれる繁松鉱山の跡(2015.6.20) 砥峰高原にかつて繁松鉱山がありました。史料もなく、道も完全に消えていましたが、高原の小川をたどって鉱山にたどり着きました。
初夏の湿原に咲くノハナショウブ(2015.7.4) 多湿で厳しい環境下にある湿原の植物は、夏になると一気に花を咲かせます。砥峰高原で、ノハナショウブとカキランの花を初めて見ることができました。
砥峰高原から峰山高原へ、新緑を歩く(2016.5.14) 神河中学校2年生の校外学習をガイドするための下見です。クイズを考えたり、野草の写真を撮りながら、新緑のハイキングコースを歩きました。
 砥峰高原の地質と岩石・鉱物
ススキの波打つ砥峰高原の地質と地形 砥峰高原は化石周氷河斜面、また「たたら製鉄」のための削り跡が残っています。小川では、砂鉄や鉄電気石を採集することができます。
兵庫県神河町の琢美鉱山の砒素鉱床 砥峰高原を少し東に行ったところにある琢美鉱山について調べました。ここでは、硫砒鉄鉱から砒素が採られていました。

HP「兵庫の山々 山頂の岩石」