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オーエンジャイトップペー ジ

 
 

7月31日 キック世紀末

随分前から、こういうことが起こるはずだと、わしは予言していたはずである。過去日記いちいち見ないが、間違いなく書いているはずだ。

ウィラサクレックジムの小次郎選手が、ジムを脱退 IKUSAの試合に出場することが発表された。理由は「K-1で勝つためにはムエタイスタイルからの脱皮が必要と痛感した」からだそうである。正しい。250%正しい。

「キック界はK-1をうまく利用して……」としたり顔でのたまう人は大勢いた。わしは最初から「K-1はキックにとって敵だよ、興行戦争の相手だよ」と言っていたが、それが現実となった。もはやキック界は、K-1のリングと同等の魅力あるリング、ファイトマネー、メディアへの露出等を提供していかなければ、今後も選手流出は止められない。K-1ライト級などというものができれば尚更である。わしだって、キャリアのまだ浅いうちなら、K-1参戦を目指したであろう。

NJKFは、そういう危機感を持っているのだろうか? 全日本キックもK-1の尻馬に乗っていた感があったが、サムゴー問題で見事なケンカを見せてくれた。

K-1戦士が「キックのリングに上がりたい」、そう言い出すような環境を整えなければ、キックに未来はない。

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7月30日 さらばWOWOW

すげえ内緒であるが、現状のHP更新は会社からである。新居に住んで一か月になるが、いまだに家にBフレッツが導入されない。ダイヤルアップ状態が続いているんである。

家のパソコンのなかにHPのデータはあるんであるが、会社でちょこちょこいじくってしまったため、Web上のデータとデスクトップのデータが違う状態になってしまっている。まずはこれを一致させなくちゃいかんのだが、このHP、15MBくらいある。ダイヤルアップではやってられない。

で、Bフレッツである。工事日は連絡すると言っておきながらいつまでも連絡してこないので、今日怒りの電話をかけた。いろいろ「本当に民間会社かいな?」という対応をされたが、結局、工事はもう半月待たなくてはいけなくなった。当然、リニューアルもおあずけである。

代わりと言っては何だが、わが家に「スカパー!」が来た。「2週間無料視聴」とかで愉しんでいるが、「SAMURAI!」(プロレス&格闘技専門チャンネル)には惹かれない。格闘技ファンには、あの内容は不満でしょう。「ムエタイ、ラジャダムナン」を放映するというので観たら、新人戦(日本人絡み)放映していてげんなり。そんなんで、数多いチャンネルのなかでもかなり高額の視聴料を取ろうというのだから恐れ入る。「オーエンジャイ生中継」のほうが、まだニーズあるんじゃないか?

ちなみにWOWOWは退会。退会の電話をかけると、むこうから「理由はチャンピオンズリーグでしょうか?」と聞いてきた。そう、来年からサッカー欧州チャンピオンズリーグの放映権が、スカイパーフェクTVに移行する。サッカーファンのほとんどがWOWOWから撤退する。普通に考えれば、WOWOWがもつはずがない。ボクシング中継「EXCITE MATCH」がスカパーに来てくれれば、わしのTVライフは完成である。

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7月28日 再び柴又

結婚して一週間が経ちました。掲示板にてお祝いをしていただいた皆様、どうもありがとうございました。

新居は、懲りもせず柴又です。以前は駅前でしたが、今はちょっと歩いたところ。無茶苦茶静かで落ち着けます。マイナスイオンが充満してます。

マンションは、住人の半数が外国人という、インターナショナルなところ。掲示板には、インド人が「カレーの作り方教えます」って張り紙しているし、隣はなんとアルゼンチン。そこの3歳の女の子<さおりちゃん>は、日本語がほとんどしゃべれず、保育園にも"満員"ということで断られたそうで寂しそう。

で、うちらに友達になってほしいのか、なぜか「ピンポンダッシュ」攻撃を仕掛けてきます。追いかけても逃げてしまうし、スペイン語で話しかけてもニコッとするだけで、応えてくれません。目下、片想い、ハートブレイク中です。

それにしても、やっぱり柴又いいっす、下町いいっす、最高です。引っ越ししてたら、床屋のおばちゃんジュースくれるし、やきそば買ったら「450万 円」って言われるし、駅前で猫の赤ちゃんがおっばい飲んでるし、いやあなごみます。

生前の渥美清は、自分の出た「男はつらいよ」をいろんな劇場で一般客と一緒にみることを習慣にしていたそうです。その経験上、新宿の映画館と、浅草の映画館とでは笑う場所がまったく違うそうです。

たとえば、家族宛に贈り物として届けられた果物を、家族が寅さんが帰宅する前に食べてしまい、寅さんが怒るというシーンがありました。そこで、新宿の映画館ではドッと笑いが起きたとか。一方、浅草の映画館では、笑いはまったく起きなかったそうです。むしろ、「寅さんにとっておいてやるのが当たり前だ」 と客席は怒りに包まれたとか。

かように、同じ東京でも、山の手と下町ではまったく違います。両方住んだことあるからわかります。

そういえば「東京迷子」、肝心の柴又をやってなかったっすね。リニューアル準備しているので、それを機会に近々柴又紹介でもいたしやす。ただ、うちのマンション、光回線なので「Bフレッツ」に加入申請したんだけどいつまで経っても工事に来ない。ナローバンドでサイトリニューアル作業はきついので、しばしペンディング。

いますこし待たれよ。

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7月25日 偉業

「格闘技通信」を見た。今度は立ち読みだ。

嫁はんの親戚への挨拶回りで行けなかったNJKF興行の記事が載っていた。藤原国崇対童子丸が白黒で大きく載っていた。次々ページには、丈太郎さまのNKB初防衛の模様が載っていた。

「なるほど、桜井洋平くんの偉業はカラーででかでかなわけやね」

と思い、カラーページを探すが、どこにもない。また白黒ページに戻ると、まるで付録かの扱いで小さく偉業が報じられていた。同階級のタイの上位ランカーをヒジで切り裂くという偉業が、とてもささやかに報じられていた。

フェザー級という階級で、日本人が現役ランカーに勝ったのはいつ以来だろう。鈴木秀明さんがTKO勝ちしたターチャナ・ジョッキージムは、たしか一階級下のJrフェザーの選手であった。それでも「快挙」ということで、大きな話題となった。

それを考えれば、いや考えなくとも、この扱いは不思議である。

皮肉にも、この偉業を一番大きく報じていたのは「SRS-DX」であった。これはプロレスだったのだろうか?(そんなはずないが)

メジャーリーグでは、進塁打の二塁ゴロに拍手が起こり、
欧州サッカーでは、的確なサイドチェンジに歓声が沸く。
一方、日本のキックボクシングでは、「首相撲」を「クリンチ」と呼ぶ時代がすぐそこに近づいている。時代が逆流している。

マスコミとは、「難解な試合」を読み解き伝えることが仕事ではないのか? それを「つまらない」で終わらせるのなら、長島一茂でも藤原紀香でもできる。

フェザー級の桜井洋平選手がタイの同階級の現役ランカーにヒジで勝った。これは無茶苦茶凄い、チョー凄い、近年にない大快挙である。誰も書かないから、わしが書いておく。

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7月22日 ご報告

昨日、結婚しちゃいました。え? 誰がって? いや、わしが。

というわけで、今後「日々の闘いの記録」は、「妻との闘いの記録」となることが予想されます。今後ともどうぞよろしく。

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7月16日 視力

ふと

「いま一日のアクセス数どんくらいなんだろう?」と調べてみたら、500に近い。半年くらい前までは200台をさまよっていたのに、いったいどうしたことだろう? 暇人が増えたのだろうか? 読者からのメールなんてほとんど来ないのに。。。良くも悪くもこれだけの人の目に晒されると、「なんかまともなこと書かないと!」
とプレッシャーになる。「今日もネタねえなぁ」と悩んでいると、ふと思い出した。

引退発表後に、ケガとか視力とか、今だから書ける話を書くといって書いてなかった。とりあえず今日は視力の話。

わし、視力はかなり悪い。左が0.3くらい。右は0.04くらい。入門当初はコンタクトをつけていた。だけど、入門3日目にスパーリングをやらされ、コンタクトがずれた。「このジムでは、コンタクトなんてつけてちゃダメだ」とさと
り、以後一度もしていない。

近視であるから遠くは見えない。向かいのコーナーにいる相手の顔は、もちろん見えない。リングからお客さんの顔はまったく見えない。「お客さんの顔をじっくり見ながら闘いたい」というのがささやかな夢であったが、もちろん夢に終わった。

「そんなんでパンチ見えるんすか?」とよく言われるが、パンチを見てよけちゃいないのでよくわからない。実際、パンチはほとんどもらわないタイプだから、あまり関係ないんじゃないかと思う。

ただ、至近距離での打ち合いは不利だろうから、「自分の距離」には徹底してこだわった。くっつくか、離れるか、はっきりするようにした。見る方からしたら、中間距離の打ち合いが一番面白いのは理解していたが、そんなのやったら勝てるわけがない。で、ああいう相手の持ち味を殺すような試合になった。

だけど、まあNKBという枠の中で3位まで行けた。「ボクは目が悪いから……」といって選手になることを諦めている人はかなりいる。北星にもいっぱいそういう練習生が入ってくる。だけど、わしと同じ視力であれば、日本ランカーくらいにはなれるはず。なれなかったら、それは下手くそだからに他ならない。

ボクシングなら視力が悪いとダメだろう。でも、キックはいろんなやり方があり、いろんな勝ち方がある。制限を少なくした面白さが国際式ボクシングであるなら、キックはその逆。ルールは緩いほうが面白い。個性が出せて面白い。

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7月14日 昔やった練習

ボクシング対キックの話がしばらく続きましたが、昔よく延藤さんに変わったスパーリングをやらされました。片方がパンチだけ、片方がキックと首相撲だけ、というスパーリングです。今思えば、これはよかった。

キックの距離からのパンチの当て方、パンチの距離の殺し方が、自然に身に付いた気がします。主に相手は石毛でしたが、たいてい前半はパンチ有利、徐々にキックが優位になりました。誰とやっても同じ感じでした。

本物のキック対ボクシングも、同様の展開になるかと思います。

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7月13日 指導者レベルも競技レベルのうち

先日、この日記で絶賛した、ジェフ市原オシム監督。現在、市原はJリーグ首位を快走中。しかもオシムには、あのレアル・マドリードからオファーがあったことも判明した。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-030713-0001.html

こんなにいい監督が日本にいるのに、素人監督が代表監督とはなげかわしい。この国では、指導者をその指導だけで評価するのはそんなに難しいんだろうか。長嶋茂雄代表監督しかり。

あとK-1の解説、なんとかなりませんか。

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7月12日 タイーホ

二週間くらい前のことだったか。2ちゃんねるの某スレッドに

「延藤が逮捕されたらしいぞ!」

という衝撃情報が書き込まれた。初代アイパワー、元NJKF広報として知られる延藤直樹氏がタイーホされたというのだ。「どうせネタだろ」とも思ったが、ヤケに具体的なのだ。曰く「以前から不動産取引に手を出していた」の「不動産の競売妨害でつかまったらしい」の「二日前のスポーツ新聞に載っていた」のだの、具体的なのだ。

それが本当なら一大事だ。わしは、ありとあらゆる情報源を辿って、そのようなニュースがあるかどうかを調べたのだが、どこにもない。「二日前のスポーツ新聞」も、数紙しか入手できず、調べようがない。

途方に暮れたわしは、エンバルキの次に延藤直樹が好きだという、グラップラー猿に連絡をとった。

「猿さん、延藤さん逮捕されたってホント?」
「え、そうなんすか? さっき電話ありましたけど…」
「じゃあシャバにはいるんすね」

ひとまずシャバにはいるそうなので安心だ。だが、だからといって逮捕されていないとは限らない。おもちゃがバカ売れして得た大金を保釈金にして釈放されただけかもしれない。疑惑を確かめるべく、この日アポイントをとった。

無精ひげにノーネクタイのワイシャツという、まさに出所してきたばかりの菅原文太ばりの風貌で現れた延藤さん。東京拘置所から出所しても、徒歩一分で自宅へ帰れる延藤さん。さては出所ほやほやなのだろうか?

「お勤めごくろうさんです」
「おぅ」
「兄貴ィ、塀の中はどうでしたか?」
「塀の中って何だよ」
「だって逮捕されてたんでしょ?」
「なんで俺が逮捕されるんだよ」
「不動産の競売妨害らしいっすよ」
「ケイバイ? なんだそりゃ?
 今度引っ越すから不動産屋には行ったけどな」
「でも、不動産取引とかやってそうっすよね」
「俺の専門は先物取引だよ。損したけどな」
「それじゃあダメじゃないじゃないっすか?」
「それより、ノザキ、ウルトラマンだよ!」

と、こんどCCPから発売される「ウルトラマンメモリアルボックス」について語り始めた。

http://www.ccp.jp/ultra/index.html

この商品、なんとサンクスでも販売されるらしい。綾瀬のサンクスへ飛び込むと、レジのところにチラシが貼ってある。早速、店員の姉ちゃんにいろいろ説明・注文をしだす延藤さん。「をを!さすがベンチャービジネスマン、商機は逃さない」とわしは関心していたが、店員の姉ちゃんは「こいつ誰?」と明らかに嫌がっている。しかも、
われわれ二人は酔っぱらいだ。

結局、サンクス綾瀬西口店での販促は失敗に終わった。「ウルトラマンメモリアルボックス」の売れ行きや如何に。

それより何より、逮捕されてなくて一安心(笑)

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7月8日その2 遠くからレス

やはりK-1は裾野が広いのか、昨日書いた日記が数カ所で餌食にされている。

2ちゃんでは、予想通り、こういうスレッドが立ってしまった。
「ムエタイは、弱くなったのか?」
http://sports3.2ch.net/test/read.cgi/k1/1057416918/l50

こういう反応をみると、Kー1という存在が、キックやムエタイにとって必ずしも有益なものだとは思えない。「打倒ムエタイ」というキックの価値観は、さらに世間と縁遠いものとなってしまっている。キックでしか味わえない魅力が、どんどん失われていくような気がしているのはわしだけだろうか。

BOUTREVIEWのキック&中量級のスレッドでは、
http://www.boutreview.com/cgi-bin/hyperbbs/hyperbbs.cgi?mode=view;Code=11

昨日のわしの日記の「キックの5回戦上位レベルなら、キックルールでボクシング世界王者に負けない」という趣旨のことを書いたことに対して議論が少々。一応、それについて補足説明しておきます。

まず、もちろん結局試合は個人対個人であって、個人の資質によって勝敗は変わります。ただし、5回戦上位という肩書きにふさわしい技術・体力をもったキックボクサーが、勝敗に徹底的にこだわって試合をするなら、ボクシング以外に格闘技経験のないボクシング世界チャンピオンに負ける可能性は理屈的にはかなり低いと思います。

試合のゴングがカーンとなったら、走って相手に抱き着いて、ひたすら首相撲。ブレイクかかっても、間を置かずにガンガン前でて首相撲。相手がパンチしか出してこないのであれば、きちんとした技術を持っている選手なら、ほとんどパンチはもらいません。後はじわじわといたぶれば、いつかヒジ、ヒザでボコボコになります。もちろん、ボクサーがボクサーのまま、何の対策も立ててこないというのが前提です。もちろん相手がウィラポン(元ムエタイ王者)なら、誰も勝てませんが(笑)

つまり、キックルール、ムエタイルールという場なら、キックボクサーはボクサーに対して、いわゆる「猪木ーアリ」状態を作り得るのです。

K-1だと話は別です。首相撲のブレイクが早いため、徹底して首相撲は厳しい(そもそも、そんな試合をK-1でやったら、二度と試合は組まれないでしょうけどね(笑)。トーナメントの3Rだと勝負を急がねばいけない分、隙が生まれやすい。ヒジがないから、不格好でもヒザを手でガードしたり、ボディーブローで首相撲に対抗もできる。もちろんキックルールなら、がら空きの頭部にヒジぶちこまれて終わりです。

あとK-1という場の性格上、相手はみな打ち合って来ます。相手の火を消すタイプは皆無に近いです。ローであれ、ミドルであれ、相手が打ち合ってくれるのであれば、圧倒的攻撃力を持つ世界的なボクサーのパンチであれば、相手を沈めることはさほど難しいことではないでしょう。ただし、ヒジがあれば、パンチの連打は危険です。カウンターで斬られて終わる可能性があるから、なかなか出せなくなるのです。

結局・・・

「キックはボクシングより」強いとか弱いなどというくだらないことを言いたいわけではありません。異種格闘技戦自体がナンセンスだと言いたいだけです。

ちなみに藤原敏男対西城正三(ボクシングの元世界チャンピオン)の試合ビデオは持っています。西城側が突如試合放棄する試合ですが、あれは参考になりません。ボクシングからキックへ転向した西城ですが、キックで数戦をこなし、キックボクシングの基礎は身につけています。キック対ボクシングの事例としては参考にならんでしょう。あしからず。

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7月8日 忘れ去られるのか・・

「触らぬ神に祟りなし」

ってことなんでしょうか。今日発売の「格闘技通信」を購入した。ひさしぶりだ。編集長交代してたんですねえ。知らなかった。

布施鋼治さんによる佐藤嘉洋対ベンローイのレポートは的確かつ面白かった。K-1ジャパンのわけわからないハプニングに対する批判もきちんと載っていた。

しか〜し!

サムゴー問題、ほとんど無視!

これは一体どういうことなんだろうか? 「よくあるトラブルの一つ」ってことなんだろうか?

考えて欲しい。主催者が出場を発表して、トーナメント表さえ作っているのだ。お客さんは、それを見てチケット買っているのだ。なのに、肝心の出場選手側が「オファーを受けていない」と言っているのだ。本当なら立派な詐欺でしょう。"聖域"守るためにも、検証すべき問題です。

ましてや格通は日刊でもなければ週刊でもない。月2回刊という修正がききにくいメディアの性格上、いい加減なカード発表されたら、雑誌自体が困るはずだ。いまでも「格闘技に関する情報はすべて格闘技通信から」というファンもかなりいると思う。会場に行って「なんでサムゴー出ないの?」ってびっくりした人かなりいると思う。

それともK-1MAXのレポート発売号でやるつもりなんでしょうか?

編集サイドだってネットは見ているはずだ。「オファーをした」とされたセンティアンノーイが、激怒している状況をしっているはずだ。公式に発言したいセンティアンノーイは「日本のマスコミは、どこも取材に来てくれない(一つあったのかな?)」と嘆いているそうです。

電話取材くらい、いかがでしょうか?

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7月7日 キックって

え〜、とりあえずK−1はビデオで観ました。ほとんど早送りだったけど……(笑)。まあ日テレのK−1ジャパンほど無茶苦茶な演出はなく、スポーツライクで良かったんじゃないでしょうか。レベルも上がってるし。

ただ、レベルが上がったからこそ、技術レベルの高い中量級だからこそ改めて思い知った。やはり、K−1とキックは別物。

キックボクサーはキックボクシングをやってる限り、K−1では勝てない!

セミナーで「ボクシングに蹴りを加えたのがキックっていう認識は間違い。それでは
上のレベルでは勝てない」って言いましたが、ことK−1ではボクシングに蹴りをちょこっと加えれば勝てます。

キックボクシングなら、ボクシング世界王者でも、5回戦の上位には勝てないでしょ
う。特にヒザ、ヒジの選手には。でもK−1は、極論を言えば、下手をすればK−1
用の練習しなくても勝てます。圧倒的ボクシング能力があれば、勝てます。ローのカットとヒザへの対処さえできれば、さらに勝つ確率は倍増します。

ボクシングからの転向組が簡単にトップをとれてしまう……個人的には面白くないで
すな。

谷川プロデューサは、「上でも下でも、もう一階級加えたい」と言ってます。まあ、
今の状況からして60kgで「K−1ライト級」でしょうな。ますますキックボクシ
ングとK−1は近くなります。

キックボクサーの知名度が上がるのはいいことだと思うけど、矛盾も出てくる。つま
り、キックでトップをとるための練習と、K−1でトップをとるための練習が、まっ
たく違うということ。打倒ムエタイとの両立は、言わずもがな。

武田幸三選手のあっけない敗北が何よりの証拠。違うものなんです。まったく。

サムゴーほどの圧倒的戦闘能力があれば、最初の「K−1ライト級」は勝てると思い
ます。でも、みんながK−1に照準をあわせれば、タイ人といえど勝てないでしょう。それで打倒ムエタイであるはずがないが、世間的には「ムエタイ? 弱いじゃん!」となるでしょう。それでいいんすかねえ?

キックって何なんでしょう?

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7月2日 期待

ようやくメディアでまともな記事が出た。
バウレビの井田さんがK−1を痛烈に批判している。
サムゴー問題ではなく、前回のK−1ジャパンについてであるが……
まあ、ごもっともである。これだけでも画期的ではある。
http://allabout.co.jp/sports/k1/closeup/CU20030630K1/index.htm

ネットってのは強力な武器になってきて、これまで沈黙するしかなかった立場のもの も何らかのアクションができるようになってきた。サムゴーの問題にしても、某所で のセンティアンノーイのコメントがなかったら、どうなっただろう? 谷川プロデュー サーの言い分を全面的に信用するしか手はなかっただろう? いやいや良かった。

で、次号の「格闘技通信」。この、業界随一のメジャー誌にかな〜り期待している。 期待していいよね? 期待させてください。

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