Wildlife Kingdom
花・野草編 - Monkeyflowers
花・野草編 - Monkeyflowers
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Alpine Laurel
- Beargrass
- Brown-eyed Susan
- Fireweed
- Glacier Lily
- Hawkweed, Orange
- Indian Paintbrush
- Lupinus
- Mariposa Lily
- Moss Campion
- Beargrass
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Monkeyflower, Lewis
- Monkeyflower, Yellow
- Pasque Flower
- Penstemon, Payette
- Penstemon, Shrubby
- Shooting Star
- Spiraea
- Spring Beauty
- Waterleaf
- White Trillium
- Monkeyflower, Yellow
写真は、 筆者本人が撮影に成功したものだけを載せています。
いくらきれいだからって、 いくら沢山生えているからって、 決して花を摘んだり、 植物を折ったり持ち帰ったりしないこと。
Lewis Monkeyflower
Figwort Family (ゴマノハグサ科)亜高山帯から高山帯のトレイル、 例えば Logan Pass から Hidden Lake Trail の木道を歩きながら、 木道脇を注意深く見てみよう。 すると、 鮮やかなピンク色をした数センチ大の愛らしい花をきっと見つけられるに違いない。 絞られた中心部から上に二つ、 下に三つの花びらがラッパのように開いた、 このちょっとお茶目で特徴的な姿形を、木道脇にしゃがんで眺めていると、 確かに何となく "Monkeyflower" というファニーな名前がピッタリのような気がしてくる。 中心部にフワフワ生やしたうぶ毛に、 ピンク色の花びらと対照を成すような黄色の花粉を付けたこの花のラッパ形状は、 昆虫による受粉に効率的な構造となっている。
"Lewis"の名は、 もちろん、西部開拓史時代に多大な功績を残した Lewis & Clark 探険隊の Meriwether Lewis 氏から取られている。 何故って? 1805年、探険隊がこの地をかすめた際、 Lewis隊長ご本人が Glacier近くで発見した花なんだそうである。
ゴマノハグサ(Figwort)科、 亜高山帯の、冷涼な流れの脇、 水たまり脇、 湿地など、 コケの覆うような湿った場所(だけど日のあたる明い場所)に自生する。
@Hidden Lake Trail
Yellow (Subalpine) Monkeyflower
Figwort Family (ゴマノハグサ科)愛らしいと言えば、 こちらの Monkeyflower は花の大きさが更に小さく、 その分愛らしさ倍増である。 しかも地面に覆うコケの緑の上にビシッと映えるこのビビッドな黄色も本当に美しい。 名前ももちろんこの印象的な黄色から来ていることはわざわざ書くまでもないのだが、 なんだか期せずして、 我々日本人には親しみ(?)というか、 どこかしらシンパシーを感じずにはおれない花の名前となってしまったのだった。
植生は Lewis Monkeyflower とほぼ同じ。 やはり亜高山帯の湿った明るい場所にて見られる。