Wildlife Kingdom
花・野草編 - Alpine Laurel, Beargrass, Brown-Eyed Susan
花・野草編 - Alpine Laurel, Beargrass, Brown-Eyed Susan
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Alpine Laurel
- Beargrass
- Brown-eyed Susan
- Fireweed
- Glacier Lily
- Hawkweed, Orange
- Indian Paintbrush
- Lupinus
- Mariposa Lily
- Moss Campion
- Beargrass
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Monkeyflower, Lewis
- Monkeyflower, Yellow
- Pasque Flower
- Penstemon, Payette
- Penstemon, Shrubby
- Shooting Star
- Spiraea
- Spring Beauty
- Waterleaf
- White Trillium
- Monkeyflower, Yellow
写真は、 筆者本人が撮影に成功したものだけを載せています。
いくらきれいだからって、 いくら沢山生えているからって、 決して花を摘んだり、 植物を折ったり持ち帰ったりしないこと。
Alpine Laurel
Heath Family (ツツジ科)高地の湿った土壌や水場のそばなどに、 強い風を避けるかのように這いつくばって棲息する、 Heath Family の花。 直径は大体1cmちょっとくらいか、 皿状のローズピンクの花びらを付け、 ハイカーを足元で迎える。 強い毒性(麻酔性)を持ち、 昔、 先住民の間ではその葉を何と自殺に用いたそうだが、 うまく使えば皮膚病などに効く薬草としても使えるらしい。
Beargrass (ベアグラス)
Lily Family (ユリ科)Glacier の代表的な花の一つで、 ユリ科の植物。 150cm近くの背を持つ茎に咲く綿毛のような花が非常に印象的で、 湖畔などに群生する風景はどこかしら幻想的ですらある。 ベアグラスと言っても特に熊とは関係ないらしいが、 エルクやビッグホーンシープはこの綿のような花を食べ、 マウンテンゴートは葉を食べるそうである。 筆者はいつか園内で遭難でもするような非常事態に遭遇したら、 ぜひ一度マウンテンゴートのようにこの葉を煮て食って生き延びてやろうとひそかに目論んでいる(しかしものすごい固くてマズそう)。
West Glacier の入り口付近や、Hidden Lake 周辺、 森林限界近くまで広く分布する。 面白いことに、 Glacier〜Waterton ではこんなに多く見られるのに、 Waterton から北に山続きのお隣、 植生や景観もほぼ似ているカナディアンロッキーでは見られない花なんだそうである。 そういう意味では、 まさにGlacierを象徴する花と言えるかも知れない。
Brown-eyed Susan/Gaillardia
Composite (Sunflower) Family (キク科)日のよくあたる比較的水はけの良い草地や丘、 河原などでつぶらに咲くこの花、 なんて愛らしい名前を持っているのだろう。 きっとこの花のモデルになったスーザンという女の子は、 さぞくりりとした大きなおめめをしていたに違いない。 でも Brown-eyed だから.....ネイティヴアメリカンの少女だろうか?
花びらを一枚一枚よく見てみると先端がみつまたになっている。 葉と茎がごく短いうぶ毛に覆われているため、 Blanket Flower とも呼ばれる。 背の高さは大体20〜50cmくらい。 7月〜8月中旬頃が花のピークシーズン。
ガーデニングが好きな人は、 もっと派手な色をした品種をよく知っているのではないだろうか。 でも、 シンプルな原産種の味わいは他には代え難いものがあるでよ。 (日本語では「オオテンニンギク」という名称が正しいのかな?)