ぽつりひとこと【８】
	サボテンの花が咲いた たまに水をあげるだけで 何も手をかけていないのに・・・ しかも、名前すら知らない・・・ エアコン室外機の上へ置いてある もとの鉢には変化が見られない 昨年の秋、室外機の掃除をしていて 鉢からこぼれそうなほど伸びた部分を なにげなく小ぶりな鉢に移したことも もう忘れてしまっていた 子供の指くらいの太さ 地味なみどり色 くすぐったいほどの棘 う〜ん、ちょっと毛虫に似てる！？（笑） 他の植物に比べると、存在感は薄かった ちいさな朱色の花ふたつ これが、か・わ・い・い・のだ 今まで放っておいて「何を言う！？」 と、サボテンは苦笑いしていそう 妙な期待をかけず あるがままに・・・ 「子育て」もかくありたいものだ 【親の思うように子は育たない】 古今東西、よく耳にする親側の言い分である けれども、見方を変えれば 【子の本音と可能性、親は知らず】 ってことになるのかもしれない チクッ・・・と胸が痛むなぁ もしもサボテンのつぼみを発見していたら 早く咲け！美しく咲け！長く咲け！と思い 急に水をやったり、陽にあてたり いらない世話まで焼いていただろう 結果、期待通りの花が咲いたかどうかも怪しい わが家の　毛虫もどき　たちに 開花予定はあるのかな？ 蝶でも蛾でも いやこの際、毛虫もどき　のままでも・・・ 自分のなりたいものに な・れ・ば・よ・い			サボテンの花 2002.5.27（早朝に撮す）
	２００２．５．２８

●別の日に書いた「ぽつりひとこと」●
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