ぽつりひとこと【4】




春先、ずいぶんと久しぶりに手帳を買った

手帳に予定を書き込む時の
がんじがらめで
窮屈な気持ちが好きでなく
また、おおまかな出来事はカレンダーに記すため
これまであまり必要としなかったのだ

現在の手帳は4月から始まるタイプ
来年3月、PTA役員活動の終了とともに
その役目を終える
メモ内容が子供の行事予定だからか
いつも持ち歩いているにもかかわらず
手帳と私は他人行儀でよそよそしい(笑)

もう1冊の手帖とは長いつき合いになる
15年前、本屋さんで見つけた途端
一目惚れして(買い求め)連れ帰った
『色の手帖』という名の本である

日本の伝統色を含む358種の色見本や
色名の由来に加え
「色」にまつわる様々な引用文まで掲載してあり
あてもなく眺めるだけで心が和む

書き込みはしない
持ち歩かない
約束なんていらない
だけど、なくてはならない存在

私の大切な手帖は
広辞苑・漢和辞典・英語の辞書らと肩を並べ
今日もブックエンドにもたれている
たぶんこれからも・・・




『色の手帖』

昭和61年7月(1986年)
初版発行/小学館




好きな色は・・・

”薄色(うすいろ)”
=紅花で染めた薄い色。

”白緑(びゃくろく)”
=ごくうすい緑色。

”花浅葱(はなあさぎ)”
=露草で染めた浅葱色。
くすんだ緑みの青。

・・・など。
2001.9.7/TAMA 



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