ウォ−ターベッド購入記


これはびっくり。

趣味は日々の生活。

    

     INDEX

    ウォーターベッドが欲しい

   ●ウォーターベッドなんか買わない

   ●ウォーターベッドを買いに行く

   ●ウォーターベッドのできるまで

   ●ウォーターベッド使用感 

 

   

 ウォーターベッドのできるまで

狭いながらも楽しい我が家。

京都、横浜、大阪と10数年間連れ添った

安物の相棒のベッドをたたきだし、

新しいベッドを迎える準備。

そう書いてみると前のベッドとの別れがちょっと切ない。

    

まず下台の木枠を作る。この上にプールみたいな

ベッドが乗っかるわけですな。

たぶん床にベタ置きだと湿気がとれないから

そのための処置かなと。     

          

     

で、木枠の上に板を敷く。これがベッドの底板。

いきなりベニヤ使いでなんか心配。

ほんとにウォーターベッドなのかこれ。     

     

        

     

まわりを囲むようにして側板をとりつけ、ベッドの外枠が完成。

やっとベッドらしくなりました。

枠はウレタンで包まれているので寝相が悪くて

足をぶつけても大丈夫。

セミダブルなので結構でかい。 

    

ウォーターベッドは中身が全部水なので、

常にヒーターで保温しておかなければなりません。

ということでこれがヒーター兼センサー。

意外とちゃちなのにびっくり。

       

  

そしてその上に水漏れ防止用のシート。

この上にウォーターバッグを置く。

2重構造なので水漏れも安心。ほんとか。

しかし切れちゃったらだめだろな。 

   

  

マットを置いていよいよ注水。

ドキドキの瞬間。

水が入っちゃったらもう動かせないからね。

何しろ注水後は500kg。

  

   

マットに突き刺さっているのはエア抜きのポンプ。

水が貯まってきたら同時にエア抜きもします。

空気を抜いておかないと、水枕のように

チャプチャプいってうるさいらしい。

   

       

注水完了。

ウォーターベッドらしくなりました。

うーん、寝てみたい。

もんくなし。ウォーターベッドの完成。

       

          

ベッドパッドを敷いて、抱き枕を転がして出来あがり。

これで私は念願の

「ウォーターベッドに寝てる奴」になれました。

寝てみたい人はうちにお越しください。

もちろん女性に限ります。   

  

 

           
 ウォーターベッド使用感

 さて実際の寝心地であるが、実はあまりよくない。いや、寝心地は悪くないのだが、あまりよく眠れないような気がする。ちょっと疲れがとれないというか、寝てても疲れが出るような気がする。寝返りはとにかく打ちにくい。

 とはいえ、眠る前までは実に気持ちがいい。少し眠くなって、ふわふわしたベッドに入ると、気持ちいいしうれしい。ウォーターベッドがなければ日常生活でこんな浮遊感を味わえることはまずない。無意味に頭や腰を動かしてゆらゆらさせてみるとふわふわしてとても楽しい。

 しかし問題は寝てからである。実は肝心の眠り心地があまりよくないのである。慣れてないせいもあるのかもしれないが、どうも朝起きて疲れが取れないような感じ。俺はここんとこ寝起きがよかったのだが、朝目が醒めたときにどうにも眠気が残る。

 夜中に起きることは前からあるのだが、二度寝もしにくいような気がする。一番最悪だったのは飲みすぎで寝たら、ベッドに酔ったこと。ベッドのすみっこのほうで寝たのだが、隅によって寝ると、結構ゆれるようだ。で、強烈な吐き気がして起きてしまった。まあこれはもとからベロベロだったのと、強烈な下痢を伴っていたので、ベッドのせいじゃなくて単なる飲み過ぎかもしれん。いずれにしても飲みすぎたときはウォーターベッドはよくない。そのときあまり気持ち悪かったのでたまには硬いところで寝てみようと思い、畳に座布団を敷いて寝たのだが、それはそれで硬すぎて寝ごこちが悪かった。

 あと、せっかく羽根枕を買ったのに、枕をしてると肩がこる。これはまあ枕をしないことで改善するのだが、どうも肩や背中がこっているような気がする。ただこれはマッサージをしてもらったときに残るだるさのような感じもするので、もしかしたらコリが改善していってるのかもしれない。このへんは改善してるほうに期待したい。

 あと一番よくないのが、寝返りがうちにくいこと。寝返りが減ってよく眠れるというのがウォーターベッドの利点らしいが、眠りにつくまでの寝返りってのは結構重要だ。あと、日曜の朝とかちょっと目が醒めてもうちょっと寝ようとして眠気を楽しむときのゴロゴロ感。あれは生きていく上で非常に重要なものなのだが、その寝返りが打ちにくいのはちょっと問題だ。もちろん眠っている最中の寝返りも打ちにくいので、寝返りを打ったときの目が醒める度合いが高いような気がする。
 で、改善策としてベッドの上に布団を敷いてみた。しかしウォーターベッドの上に敷いた布団というのは意外とやわらかく、空飛ぶ絨毯のようなものである。布団ごと揺れるのだ。しかし寝なれた布団という安心感があるせいか、まあ前より寝やすくなったような気がする。布団の分だけ凹みが少ないせいか、寝返りも少し打ちやすい。布団の置き場所に困っていたし、捨てるのはもったいないのでしばらくはこれでいこかなと思っている。

 ま、ここんとこちょっと寝つきが悪いのは事実。これはベッドだけのせいでもないと思うのだが、夜あんまり眠くならない。そんなこんなでウォーターベッドは楽しいのだが、今のところまだ慣れていない。しかし昔の硬いベッドに戻す気はもうない。そして今日も俺はウォーターベッドで眠るのである。

 そうそう、一番楽しいのは寝る前にベッドに頬をうずめてみること。まるでママのおっぱいに包まれて寝ているようでこれはとっても楽しい。

 ウォーターベッド使用感 その後

 さて、失敗かに見えたウォーターベッドの使用感ですが、ウォーターベッドに替えて2ヶ月近くたち、今ではすっかり快適です。慣れるまでは上記感想の通り、あまり快適とはいいきれなかったのですが、1ヶ月ほどで慣れました。身体が柔らかさに慣れてきたというか、寝返りが少なくなったのか理由はよくわかりませんが、ま、長年固い布団で寝てきた体がやっとウォーターベッドに馴染んだってとこでしょうか。ちなみに心配していた揺れってのはもともとそんなに気になるものではありませんでした。一人で寝ている限りは。

 以前は寝返りが打ちにくいのと、身体が沈み込むのが結構気になっていたのですが、今は横になっても仰向けになっても沈み込む柔らかさが快適です。あと枕の高さが決まったのがいい感じかもしれません。前は枕をすると首が疲れるし、しないと寝心地が悪かったのですが、羽根枕のすみっこのほうををうすーく使う感じにしたら快適になりました。枕が替わると寝れないって人の気持ちがよく解るようになりました。

 寝ている間の寝返りがほんとに減ったのかどうかは数えられないのでよく解りませんが、ここんとこは「よく寝たー」って感じがします。しかしそれはやっぱり睡眠時間によるもので、ウォーターベッドだから短い時間でぐっすり寝れて疲れが取れるということはないようです。でも、快適さは普通のベッドの比じゃないと思います。

 今強いて弱点を上げるとすれば、バッグと水漏れ用のゴムの匂いがまだ少し残っていることくらいです。寝ていても若干ゴムの匂いがします。ま、これはそのうち消えるでしょうけど。



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