ジョルナダくんとわたくし

ひとめぼれで買ってしまった「Jornada690」。
これはジョルナダくんが私の家来になるまでの記録です。

いつになるやら。

うちの秘密兵器「Jornada690」くんです。
現在、史上最強と言われるハンドヘルドPC。

INDEX

ジョルナダって何?

購入するまで。

いよいよ購入。

使えるようにしてみよう。

P-inカードがやってきた。

国語辞書を入れてみる。

やっぱり辞書は広辞苑。

iモードがやってきた。

パームサイズPDAを買わないために

ジョルナダくんでサイト更新。

ジョルナダ日記。

ジョルナダくんのお値段。


♪国語辞書を入れてみる。

6/3 sat.

Jornadaくんに名前をつけた。コードネームは「シンディ」。これは西村しのぶが自分のパソコンに「クラウディア」という名前をつけたのに対抗したもの。

ちなみにJornadaくんを赤外線接続にしてからは、同期をとるのが苦ではなくなった。以前はクレードルをシリアル接続していたので、ISDNに繋ぐにも、デジカメに繋ぐのにもいちいち外さなきゃいけなかったし、下手するとポートが使えなくなっていちいち電源を切らなきゃいけなかったのだが、赤外線にしてからは快適だ。次のケータイは赤外線接続の出来るNOKIAにしようなどと考えている。

・とりあえずダウンロードから

さて、今回はいよいよ国語辞書を導入する事にした。きっかけはある。週末、会社のオヤジと電話で話していたところ、そのオヤジが電子辞書を買ったというのだ。

「いやー、もう便利で手放せないよ」 

買ったばかりでそない便利さが解るわけでもないと思うのだが、まあ辞書なら使い方もそんなに難しくないだろうし、物珍しくて使うこともあるから、結構便利かもしれない。でも、自慢されてちょっと悔しい。おまけに私は今、発売されたばかりの「DateSlim2」を買おうかどうか悩んでいる所だったのでかなり刺激された。

「ま、うちもJornadaに辞書でもいれますわ」 

「そっか、お前も小さいパソコン持ってるから、あれでいいよな」

うちのジョルナダくんがたかが数万の電子辞書ごときに負ける訳にはいかない。もちろんCEマシンには辞書ソフトなんかほとんどないのだが、「辞書が入ってない」とは言えない。早速辞書をインストールすることにする。

まず、付属ソフトの「HPモバイル辞書」を入れ直す。これはコンパクトフラッシュを買う前にインストールしたので、ケチって英和辞書しか入れていなかったのだ。モバイルカード2に英和辞書と和英辞書の両方入れ直す。これは何の問題もなし。

さて、いよいよ国語辞書だ。めんどくさそうだったので今までやらなかったが、今回は意地でもやらねばならん。早速ネット上でチェックしてみるが、やはりソフトはなく、「Jornadaスーパーブック」に載っていた「国語辞書(作者:私立PDD図書館)」のお世話になるしかないようだ。

 しかし今回は「伊藤浩一のパソコン日記」の方にかなりお世話になりました。もちろん前から知ってはいたのですが、今回の辞書インストールに際してかなり参考にさせて頂きました。経緯としては「WindowsCE FAN」「たすくのパソコン日記」→「伊藤浩一のパソコン日記」の順で辿りついたのですが、最後まで参考にさせて頂いたのが、「伊藤浩一のパソコン日記」と「Pocketに書斎」です。

どうやらそんなに難しいことではないらしい。

1.辞書検索ソフトdictionary searchをダウンロード。Jornadaにインストール。
2.PDD図書館から国語辞書「あ」から「わ」までダウンロード。
3.JPERLをダウンロードしてインストール。
4.辞書ファイル制作pl,kokugoce.plをダウンロードして、JPERLで上でダウンロードした国語辞書をファイル化。具体的にはDOS画面でJPERL kokugoce.pl>kokugo.txt
としてkokugo.txtという辞書ファイルを制作。
5.kokugo.txtをJornadaへ。dictionary searchで辞書ファイルをkokugo.txtを指定する。
これで国語辞書が使えるようになりました。
                                      (「伊藤浩一のパソコン日記」より承認済みで引用させて頂いております。 ありがとうございます。)

と書いてある。何だか思ってたよりも簡単そうだ。

とりあえず、なんでもダウンロードしてみる事にする。ダウンロードには当たり前だがうちのメインマシン"サブノート"ThinkPad535E(改)くんを使う。

まず辞書検索ソフトdictionary searchを、続いてPDD図書館から国語辞書を、辞書ファイル制作plのkokugoce.plを片っ端からダウンロードする。このplというのが曲者で「Jornadaスーパーブック」によると修正が必要だと書いてあったのだが、そこには作者による修正プログラムが既にアップされていた。世の中には親切な人がいるものだ。

全部ダウンロードして解凍し、ジョルナダくんへ転送。何故だか全部ファイルをダウンロードしてジョルナダくんに移せば動くと思い込んでいた俺は、早速ジョルナダくんで設定を始める。動かない。辞書検索ソフト自体は動くのだが、何も検索なんかしない。今にして思えば動くわけがないことが解るが、その時はわかんなかった。

当たり前だが手順通りのことをまったくしていないからだ。

しょうがないので真面目に手順通りにやり直すことにする。

ダウンロードするものは全部してあるはずなので、何かしてないことがあるはずだ。

4.辞書ファイル制作pl,kokugoce.plをダウンロードして、JPERLで上でダウンロードした国語辞書をファイル化。具体的にはDOS画面でJPERL kokugoce.pl>kokugo.txt
としてkokugo.txtという辞書ファイルを制作。
これだ。

DOS画面ってなんだ。だいたい俺はDOSなんて使った事がない。パソコン買って最初の頃に「MS-DOSプロンプト」というプログラムを1回だけ開けてみた事はあるが、訳わかんなくてすぐ閉じてしまった。もちろんDOSのコマンドなんてひとつも知らない。ま、DOS窓ってのは「MS-DOSプロンプト」の事なんだろうと思い、しょうがなく立ち上げてみる。コマンドは解らないが、どう考えても

「JPERL kokugoce.pl>kokugo.txt」これがコマンドに違いない。想像するにこのkokugoce.plというものを使ってkokugo.txtに変換するのであろう。魔法みたいなものかな。

DOSに打ち込んでみるが何ともいわないし、何ともならない。よく解らんが「そんなファイルはない」といっているらしい。あるっちゅうねん。何度やっても同じ事。何があかんねん。

しょうがないので"バイブル"「Jornadaスーパーブック」を開けてみる。

よーく読むと( )で括ってついでのように、あるひとことが書いてある。

(jperlはhttp://ActiveState.com/などから入手してあらかじめPCにインストールしておく必要があります。)

なんじゃこりゃ。インストール?。ここでやっと気づく。

3.JPERLをダウンロードしてインストール。 のJPERLと「辞書ファイル制作pl,kokugoce.pl」は違うものなんだという事に。

俺はJPERLというものはなんか魔法のファイルみたいなものかなと思っていたのだ。だから「kokugoce.pl」さえダウンロードすればいいと思っていたのである。しかしJPERLとはどうやらプログラムか言語の一種らしい。いわゆる「パール言語」のひとつだということにやっと気が付いた。だから「JPERL」というプログラムが先になければ「kokugoce.pl」は機能しないし、「JPERL kokugoce.pl>kokugo.txt」というコマンドも動かないわけだ。

しょうがないのでJPERLをダウンロードする事にする。

・JPERLへの道

MS-DOSを初めて使う男にPERLなんてものが解るのか。我ながら疑問には思ったが今回はやらざるを得ない。ジョルナダくんと俺のプライドがかかっているのだ。何しろ乗りかかった船、これだけダウンロードしといて途中で止めちゃうのももったいない。

バイブル通り、http://ActiveState.com/へ行ってみるが、英語サイト。何書いてあるんだかどれダウンロードすりゃいいのかわかんない。そんなときは困った時のベクター。とりあえずベクターと、関連リンクから「JPERL」らしきものをダウンロードしてみる。解凍して、インストール出来たはず。

ところがこのJPERLってのが動いてるんだかどうだかすら全然わかんない。相変らずコマンド打ってもファイルがないとかいうし。しょうがないので初心者パールサイトや掲示板で聞いてみたりするが、アドバイス貰っても何のことだか全然わかんない。何しろ今は解ったように書いているが、生まれて初めてやるPERLなのだ。PERLをダウンロードしろって言われたって、ただなのか売ってるのかシェアウエアなのか、そんな事すら知らないのだ。そんなものPERLだかJPERLだかCGIだかC++だか何が何だかわかんない。こちとらHTMLだっておぼつかないってのに。

また、掲示板で聞こうにもMS-DOSからはコピペが出来ず、いちいちタイプしなきゃいけないのでこれがもういらいらする事する事。

あっちこっち見て回ったが、結局わかんなくて、なかったことにして、寝た。

6/4 sun.

あきらめて、なかったことにするつもりだったのだが、生まれついてのしつこい性格。何の進歩もないが同じ事を何度も繰り返してみたりして、やってみる。

あちこちみたり、色々聞いているうちに、JPERL自体はちゃんとインストールされていて、動いている事は確認できたので、後はコマンドが動けばいい事が解ってきた。

JPERLがインストールされたからか、今までWindowsの旗のアイコンだった.plファイルは真珠みたいなアイコンに変っていた。

いろいろやってるうちに原因が解ってきた。解ったのは、plとファイルが同一フォルダになかったのと、パス?の指定先が変だったので指定すればいいということだった。
ようするに、plのファイルの変換させるためのファイルは同一フォルダに置いてなきゃいけないって事。

もうひとつは今でもよく解らないが、JPERLはファイルを勝手にどこにでも読みに行ってくれる訳ではないので、ファイルの読み先(多分これがパスって言うんだと思うが)を指定してやらなければいけないって事らしい。

わかった後でこんなアドバイスをもらった。「kokugoce.plがカレントフォルダにはないのでは?
絶対パスで指定してみたら? 」
内容はきっとおんなじ意味のはずなんだが、「カレントフォルダ」も「絶対パス」もついさっきまで何の事だか全然わかんなかったので、昨日聞いても同じ事だったろうな。

さて、結局「kokugoce.pl」と、ダウンロードした辞書ファイルを同じフォルダに置き、MS-DOSプロンプトでそこのフォルダまでパスを指定し、「JPERL kokugoce.pl>kokugo.txt」と打ち込んでみる。

また意地悪い事に打ち込んだからってMS-DOSの画面ってのは何もかわりゃしないんだ。「NOW LORDING」とかなんかでりゃいいものが、変換してんだかしてねえんだかよくわかんない。結局元の辞書ファイルを見てみるとテキストファイルに変換されていたので、これで完成。

後は出来あがったファイルをジョルナダくんに転送して、辞書を設定して終了。

長かった。結局ほとんど丸二日かかった。

ちなみに、原因は解らないが結局は全部の言語を検索できるわけではないようだ。何度かやり直しては見たが、何かの都合で検索されない場合もある。

しかし俺はもう一応出来た事で満足してしまって、実は結果はどうでもよくなってしまっている。もともと、そんなに言語数の多い辞書でもないようだし。一応「辞書入ってる」って言えるし。

詳しい解説はおいおい付け足していこうと思います。

・ど素人の為の初めてのPERL講座まとめ。

というかJornada690に辞書をインストールする方法まとめ。

1.まず母艦にて、辞書検索ソフト「dictionary search」をダウンロード。
2.
私立PDD図書館から国語辞書「あ行」から「わ行」までダウンロード。
3.辞書変換用パール
国語辞典用: kokugoce.pl (WindowsCE対応版)をダウンロード。
4.JPERLをインストールしていない人は、JPERLをダウンロードしてインストール。
5.JPERLがよく解らない人は
Perl初心者のページを参考にされるといいかも。
6JPERLを使って、ダウンロードした国語辞書ファイルをテキストファイル化する。
7.具体的には「
国語辞典用: kokugoce.pl (WindowsCE対応版)」と国語辞書を同一フォルダに置いておく。で、MS-DOSプロンプトを立ち上げる。DOS画面でJPERL kokugoce.pl>kokugo.txtとコマンドをいれるとkokugo.txtという辞書ファイルに変わるはず。

コマンドを打ち込んでもDOSの画面自体は変化がなかったりしますので、変換されているかどうかは国語辞書ファイルを見て確認します。

これで動かない場合:jperlが動いているかどうかはC:\WINDOWS>jperl -vと打ち込んで確認してみる。これで走れば動いていると考えられます。jperlが動いているのにコマンドが動かない場合は変換する場所を指定してしまいます。私の場合Perlフォルダの中のJperlフォルダの中のkokugojisyoの中のawaというフォルダの中に国語辞書ファイルとkokugoce.plを置いていたので C:\WINDOWS>cd \Perl\JPerl\kokugojisyo\awa と打ち込めば良かったのです。cdが「変える」という意味なんでしょうか。後は¥で区切ってフォルダを指定していけばいいみたいです。

7.kokugo.txtをJornadaくんへ転送する。dictionary searchで辞書ファイルをkokugo.txtに指定する。


♪やっぱり辞書は広辞苑もひまつぶしに読んで見る。


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