海外釣行記（メキシコ）－「グランデを求めてｉｎＥｌＳａｌｔｏ」

海外釣行記　メキシコ、レイク・エルサルト

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「グランデを求めてｉｎＥｌＳａｌｔｏ」　[埼玉県・佐藤様]
2013年12月　メキシコ、レイク・エルサルト

初めに、今回もロッジの手配をして頂きました当サイトに御礼いたします。

今回で６回目のエルサルト釣行となりましたが、過去の最高は１０Ｌｂｓまでであり、それ以上はまだ釣ったこともなく、前回７月に２本の４．５ｋｇを釣って戻ったときも、当サイトから段々ハードルが上がってきますねと言われました。しかし、やはり釣り人としてはそれ以上を求めるのが当然のことであり、エルサルトのポテンシャルを考えるとチャレンジするに値する湖であることは誰もが認めることで、今回の目標はやはり１０Ｌｂｓ以上を釣り上げることを第１の目標として、７月釣行から帰ってすぐに１２月の釣行に取り掛かりました。

今回も７月と全く同じく往復とも成田－ロス間はシンガポール航空。ロス－マサトラン間はアラスカ航空を利用しました。往路、復路ともロスで乗り継ぎのために１泊。宿泊先はハシエンダホテルを選択。ロッドは持参しましたが、今回よりシンガポール航空も規約の変更により往復ともサイズ超過の為、ＵＳＤ１００を請求されました。アラスカ航空は通常の荷物での請求でした。マサトラン空港にて日本人夫妻と合流し、スイギスのピックアップでロッジまで無事に着くことができました。ロッジに着いてからは我々日本人だけで、すぐに夕食を取り明日に備えてタックルの準備に取り掛かりました。ロスで１泊しておりましたが時差ぼけの影響かすぐに目が覚めてしまい、あまり眠れないまま当日の朝を迎えてしまいました。

釣行１日目：いつものように５時にロッジのカルロスのドアのノックとともにコーヒーと絞りたてオレンジジュースをいただき朝食を取ってから、６時に湖に向けて出発です。１２月の朝はかなり冷え込みます。防寒着に身を包みはやる心を抑えながらいよいよ湖とご対面の時を迎えました。今回もガイドは事前にお願いしていたビクトルです。彼とは気が合うこと、ルアーの選択が自分好みであることから今回も彼にお願いしました。

日が明ける前にボート乗り場からスタートし、朝は定番のトップ場へ行きました。前回は一投目でバックラッシュをしてしまった反省をこめて今回の一投目は少し控えめなキャスティングをし、まずは様子を伺いました。当然あたりはありません。ほどなく、岸より少し４－５ｍ離れたところに灌水ブッシュがあり数本の枝が見えているところへポッパーをキャストし波紋が消えるまで放置。その後アクションを数回繰り返した時に、大きな、グランデ特有の水柱が立ちポッパーが水中に引きずりこまれました。重さを感じたところで合わせを入れ、引きの強さからこれは１発目からグランデであることを確信しました。１回目のジャンプでガイドのムーチョグランデという言葉から、１０ｌｂｓ以上はあることはわかります。２回目、３回目のジャンプをなんとかかわし、ガイドのネットに無事納めることができました。重さを測ると５．６ｋｇ、長さでは６６ｃｍでした。エルサルト１日目の１匹目で目標を達成することがすんなりとできたことに狐にでもつままれたような気分でした。

ここのエリアではポッパーでこのバスを含み５０ｕｐ１本、他２本でした。日が昇ってからは少し深めの５ｍ程度のハンプがらみの水深を狙いましたが、テキサスリザードでの当たりは全くなし。そこでガイドと話、狙うエリアをかけあがりがすぐにあるシャローに絞りました。そのエリアをバイブで狙い４．３ｋｇを含み午前、午後で３４本を釣り上げました。

次の日からのエリアの選択をスポーンに上がってくるバスが待機できるかけあがり手前に絞り込むことにしました。

２日目：朝のトップでは全く反応がありません。すぐにフルーク、センコーを用い、数本あげてから前日に絞ったエリアを回ることとしました。しかしながら、２日目はなかなかグランデサイズが出ません。最後の最後でやっと４．２ｋｇをあげることで２日目は終了となりましたが、数は８２本と釣りました、しかしサイズが伸びませんでした。

３日目：朝のトップは１発目ポッパーにて３．６ｋｇを含む３本のみ。

日が昇ってからはほとんどバイブで６１本でした。バイブでは３．４ｋｇが最高でした。

３日目を終えて、バスはスポーンを意識してやはりかけあがり近辺にいることがわかり、スポーンを本格的に迎えるタイミングを今回の釣行日程で迎えることができるかがキーポイントであると感じました。

４日目：朝のトップはポッパー、ザラで２本のみ。３日目がいつもより暑かったことを考えて、今日がスポーンにシャローに上がってくる日と考え、シャロー中心に回ることをガイドに指示しました。ガイドにはミノーをやってもらい、自身はバイブで探ります。ガイドのミノーへの反応が良かったこともあり、自身もミノーを使いながら、バイブ、ミノーともに４０台、たまに５０台を中心に良く釣れ、良型のみで６３本でした。しかしながら、グランデサイズは既に１回目の産卵を終えているのか？または、たまたまヒットしないのかがわかりませんが、４日目は写真サイズのグランデは釣れませんでした。

５日目最終日：朝のトップは全く反応なし。朝の気温がかなり低かったことが影響したのかがわかりませんが全く釣れません。すぐにセンコーワッキーに変更し５０を含む９本を釣り、バイブ、ミノーを試しますが４日目まで釣れたシャローでの反応が全くありません。この気温の低下がバスをまた１段深場へ下げたのかと考え、ガイドへかけあがりのちょっと下と絵を描いて指示を出します。やはりバスは下がったようで、バイブ、ミノーへの反応があります。ここでは２．２ｋｇが最高でしたが、５０アップ５本を含み２６本でした。

最終日、グランデサイズは残念ながら釣ることができませんでしたが、最終日にやっと全く釣れなかったテキサスリザードで６本釣ることができました。本数は４２本で、最終日を終えました。

結果：５日間のトータル本数は２８９本、６０は３本、５０は１４本でした。
良く釣れたルアーは、ブルーバッククロームのラトリンラップおよびイマカツレモンのリップライザーでした。他、クランク、チャター、ポッパー、ザラスプーク。ソフトベイトは、フルーク、リザード、センコーでした。７月に良かったスイムベイトでは全く釣れませんでした。バスが捕食しているサイズによるかもしれません。殉職したルアーはバイブ４個（内３個はガイドがロスト）でした。

あっという間の５日間でしたが最初の１発目で記録更新ができたことが今回の釣行の全てであったと思います。またバスの動きを体感できたことがこの時期の釣行ならではであったかと思います。何度行っても、いつも違う一面を見せてくれるエルサルトレイクであり、そこが攻略心をくすぐるのではと感じてます。

次回はさらにハードルが上がりますが６ｋｇを目指して次回へ備えたいと思います。その節もまた当サイトにお世話になると思いますので宜しくお願いします。

［以下アンケートより抜粋］
●釣果はどうでしたか？（わかる範囲、概算でも構いません）

　あなたの本数：［　２７９　］本　（1日の最高本数：８２本、最低本数：２８本）
　大物ベスト5　（体重順でも体長順でもお好きに。単位は○.○lbでも○lb○ozでも○gでもOK）
　　（※ただしlb/oz表記の場合は1lb未満の表記に注意。1lb=16ozなので例えば「8.75lb」は「8lb12oz」になります）
　　---------------------------------------
　　1位：体重：［　１２　］lb［　５．５　］oz （［　５．６　］kg）　　体長：［　６６　］cm
　　　ルアー：［　ポッパー　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　］　　バイト深度：［　　］m
　　---------------------------------------
　　2位：体重：［　　］lb［　　］oz （［　４．３　］kg）　　体長：［　６３　］cm
　　　ルアー：［　バイブ　　　　　］　　色：［　ブルーバッククローム　］
　　　リグ：［　　　　］　　バイト深度：［　　］m
　　---------------------------------------
　　3位：体重：［　　］lb［　　］oz （［　４．２　］kg）　　体長：［　６２　］cm
　　　ルアー：［　バイブ　　　　　］　　色：［　ブルーバッククローム　］
　　　リグ：［　　　　］　　バイト深度：［　　］m
　　---------------------------------------
　　4位：体重：［　　］lb［　　］oz （［　３．６　］kg）　　体長：［　５８　］cm
　　　ルアー：［　ポッパー　　　　］　　色：［　　　　　　］
　　　リグ：［　　　　］　　バイト深度：［　　］m
　　---------------------------------------
　　5位：体重：［　　］lb［　　］oz （［　３．５　］kg）　　体長：［　５５　］cm
　　　ルアー：［　バイブ　　　　　］　　色：［　ブルーバッククローム　］
　　　リグ：［　　　　］　　バイト深度：［　　］m
　　---------------------------------------
　50cm超の本数：［　１７　］本　（そのうちロクマル［　３　］本）
　7lb超の本数：［　　］本　（そのうち8lb台［　　］本、9lb台［　　］本、10lb台［　］本、11lb以上［　］本）

●全体的に最も効果的だったと思う場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［水深：シャロー３ｍ程度が反応良好、ディープはあんまり良くない。立ち木周り、および、シャロー
　　　　に水没している枝が多数ある場所が良かった。スポーンの始まりを体感できた。今回もバイブなど
　　　　の巻物での釣果がメインです。完全に巻く人になってしまいました。　］

●大きい魚に限って言えば、どんな場所、深さ、ルアー、釣り方が効果的？
　　　［　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　］

●あまり反応がなかったと思われる場所や深さ、ルアー、釣り方は？
　　　［テキサスでは、4日間ガイドともに全く反応がなくやっと5日目にハンプ周りで5本ゲット。しかし
　　　　サイズが小さい。得意のスイムベイトは全く反応なし。トップではトータル7本だけなんで反応が
　　　　あまり良くなかった。　］

●今回のベストルアーは？（名前/大きさ/重さ/色　※複数回答可）
　　　［　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　］

●釣りに関して他に読者の参考になりそうなことはありませんか？（テクニック、トラブルやその対処等何でも）
　　　［ガイドには釣りをやらせました。特に今日のアタリルアーの見極めの為。それによって、ミノーでの
　　　　釣果をかなり得られた。枝が水没しているところにぶち込んで巻くのでかなりのテクニカルな釣り
　　　　を楽しめました。
　　　　7月の減水時期に行ったことで地形の把握ができていたことが、ある程度の馬の背の形状、
　　　　ハンプの大きさ、立ち木の形状、高さ、などイメージが容易にできました。自分がどこをどう巻いて
　　　　いるのかがイメージできることが大事であると思いました。　］

［サイト管理者より補足］
いくつも釣行記をいただいているのでもう皆さんお馴染みだと思いますが、この方はこのサイトでも１、２を争うメキシコ大ハマリのリピーターさん。昨年７月の釣行からわずか半年、また釣行となったわけですが、ただでさえ難しい１０ポンドというこれまでの自己最高から、１１ポンドをすっ飛ばして１２ポンド５．５オンス（５．６キロ）を達成！！やりましたねえ！しかも１匹目、しかもポッパー！「持ってる」って感じですね。私達もとってもうれしいです。
１２ポンド５．５オンスというのはこのサイトでも歴代第２位という超デカバスですから、これを超えるというハードルはさらに高くなってしまいましたが、「よりデカい大物」を常に追い求めるのが釣り人ですから、次回の釣行でも記録更新を目指して頑張ってくださいね。

前回の釣行記もそうでしたが、この方の釣行記には釣りの戦略というか状況への対応のしかたというか、経験豊富で釣りがうまい方じゃないと書けないことが書いてあるので皆さんよく参考にしてください。

とうとうシンガポール航空も長いロッドケースへの課金を本格的に始めたようです。すでに日本－アメリカを結ぶ便のほとんどの航空会社が長いロッドケース（ワンピースロッドが入るサイズ）にはオーバーサイズ課金（片道１００ドル程度もしくはそれ以上になる可能性が高い）する体制になってるようですので、皆さんも釣行を計画する際はどうするかよく考えてくださいね。
この方は「自分のロッドで釣りたい」という方でしたので課金を承知で持参なさっていますが、オーバーサイズ課金された場合よりもレンタルしたほうが安く済むでしょうし、持っていく手間や破損の可能性もなくなるので、オーバーサイズ課金の可能性が非常に高くなった現在ではレンタルは非常に現実的な選択肢と言えます。

この方のようなリピーターになるためには費用を出来るだけ安くすることが非常に重要。個人手配なら無駄金ゼロの最安釣行が可能です。個人手配は難しくないし、わからないところや出来ないところがあれば私達がサポートしますから、あなたもぜひやってみてください。（→一番安く釣行する方法は？）

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今回の釣行記もぜひ参考に。「役立つサイト」目指してます！　→今日のバスサイトランキング

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