2003年11月下旬の最新情報

11/30
●PSX発売日&仕様決定
ソニーが発売するPS2機能搭載のDVDレコーダー「PSX」の発売日が12/13に決定した。HDDが250GBのDESR-7000が99800円、160GBのDESR-5000が79800円の2タイプでの発売となる。また、PSXの仕様も大きく変更された。発表当初はかなり多機能を誇っていたが、今回の発表で機能が縮小されており、発売間近なだけに突然の仕様変更はユーザーの信用をなくしそうだ。主な変更点は以下の通り。

・PS BBに非対応に(後に対応)
・DVD+RW再生が非対応に(後に対応)
・HDD→DVDへのダビング速度が24倍速→12倍速
・CD-R、MP3再生が非対応に
・サイバーショットの動画取り込みが不可能に
・静止画対応フォーマットのTIFF、GIF形式が非対応に
※後に対応となっているのは、今後行なわれるアップデータダウンロードをすることで対応するようになるとのこと。

●「サイヴァリア2」DCに移植決定
サクセスがPS2に続き「サイヴァリア2」をDC向けに移植することが明らかになった。「サイヴァリア2」はこの秋にアーケードで登場したばかりの立てスクロールSTG。アーケード版はNAOMI基板を使用して開発されていたのでDCへの移植作業は楽なようだ。発売は2月26日、価格は5800円。ちなみに先に発表されているPS2版の詳細は明らかになっていない。

●Xbox、今後の海外タイトルはローカライズへ
マイクロソフトXbox事業部のの丸山本部長によると、今後の海外タイトルの国内Xbox向けへの供給については、基本的にフルローカライズの方向で考えているという。マイクロソフトでは現在、海外版をローカライズせずにそのまま国内Xbox仕様にあわせて移植し、日本語の説明書を付属して安価で海外タイトルを提供する「Xboxワールドコレクション」を展開している。

11/26
●デジキューブ破産申し立て
デジキューブは本日、東京地方裁判所に破産申し立てを申請した。負債額は95億円に上る。デジキューブはスクウェア(当時)の100%出資会社として96年2月に設立。ゲームソフトの流通を中心に書籍の発売などを手掛けてきた。特にコンビニでのゲーム販売の開始はゲーム業界にも大きな影響を与えた。しかし、キオスク端末による音楽配信事業からの撤退などが業績を圧迫、01年に60億円の損失を計上、02年にはTSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンスクラブの資本参加を受け経営の立て直しを図ったが、ゲーム業界の大幅な市場縮小などの煽りを受け、業績の改善はみられなかった。

●「戦国無双」発表会開催!
コーエーは本日、PS2用新作アクション「戦国無双」の発表会を開いた。同社の100万本タイトル「真・三國無双」のエンジンを用いた和風アクション。戦国時代の日本を舞台に真田幸村、服部半蔵、前田慶次といった侍や忍者が群雄割拠するぞ。この発表会の中で発売日は04年2月中旬であると発表。きた、エンディング主題歌にはBoAが起用されることも明らかになった。

●「くまうた」ディスク交換情報
SCEが11/20に発売したPS2ソフト「くまうた」に、メール部分に不具合があるとして、11/25よりディスクの全品回収及び無料交換を受付中だが、店頭販売されている「くまうた」を購入する際に、回収版と修正版の見分け方があることも発表した。ソフトパッケージの「くまうた」のタイトル文字が黒で、ディスクレーベルが赤のものが回収前、修正版は「くまうた」が白になっており、レーベルが青になっている。これから購入するユーザーは確認して購入しよう。尚、この不具合はパソコンを利用して「くまうた」のネットワーク機能を使用した場合、個人情報が見られる恐れがあるというもので、携帯やPS2ではこの不具合は発生しないとのこと。

既に回収前の「くまうた」を持っていて交換希望のユーザーは下記を参照して、交換してもらおう。

■「くまうた」交換方法
▼“ディスクのみ”と郵便番号、ご住所、ご氏名、電話番号を明記したメモを同封の上、下記宛先まで郵送してください。
▼返送の際に同額の切手にて送料をお返しします。到着後3〜4日程で発送いたします。
▼発送先
〒107-0052　東京都港区赤坂7-1-1
青山安田ビル(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント　インフォメーションセンター　くまうた係

11/19
●FF12発表!!!
スクウェア・エニックスは「ファイナルファンタジーXII」の製作発表会を開催。この中で同社はPS2向けRPG「FFXII」の発売を正式発表した。メディアはDVD-ROM、発売は2004年の夏になることも明らかにされた。前作「XI」はオンライン専用タイトルMMO-RPGだったが、今作はスタンドアローン(オフライン)RPGとなる。今作のイメージカラーはコバルトブルーとオレンジとのこと。

●概要判明
気になる概要だが、今作はGBAで発売された「ファイナルファンタジータクティクスアドバンス」と同じイヴァリースが舞台となる。主人公は旧ダルマスカ王国のダウンタウンで暮らす空賊を夢見る天涯孤独の少年ヴァン(17歳)。ヒロインには、そのダルマスカ王国の王位継承者の少女アーシェ(19歳)。物語は、ヴァンがアーシェに出逢うところから始まり、この二人を軸に物語は進展していくことになる。

●主要スタッフ発表
スタッフはプロデューサーに「オウガバトル」シリーズの松野泰己氏、アートディレクターに「FFIX」等の皆葉英夫氏、キャラクターデザインと3Dマップディレクションに「オウガバトル」「ベイクラントストーリー」の吉田明彦氏、グラフィックキャラクターモデル統括に皆川裕史氏、背景アートに上国料勇氏、そして音楽には、松野作品で音楽プロデューサーを手掛けた崎元仁氏と、FFシリーズではお馴染み植松伸夫氏がそれぞれ担当する。開発はスクウェア・エニックス第4制作部。ロゴのデザインは天野喜孝氏が手掛けている。また、主人公ヴァン役の声優はたけだこうへい氏が演じる。「FFX」のティーダ役の森田成一氏の時と同様、今回 たけだ氏は声の出演以外にモーションキャプチャーも演じている。

●「FFTA」との世界観の共用
クエストのSFCソフト「オウガバトル」シリーズや「ファイナルファンタジータクティクス」シリーズを手掛けた松野泰己氏が初めて手掛けることになった今回のFF最新作は、松野氏の前作である「FFTA」と同じ世界を舞台にしている。世界観の共有を図るのはシリーズ初の試みだが、どちらかをプレイしていないと片方が楽しめないということはないという。また、「FFTA」の中で子供たちが遊んでいた「FF」が、実は「FFXII」なのだというネタ晴らしも公開された。

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