2003年5月中旬の最新情報3
5/19
●セガ新社長にヒットメーカー小口氏!!
セガは5/19、新経営人事を発表した。佐藤秀樹現代表取締役社長が決定権のない代表取締役会長に退き、新社長は小口久雄・常務執行役員が努める事になった。小口氏は現在、常務以外にセガ分社の一つであるヒットメーカーの社長も兼任している現場の人間、開発畑から大抜擢を受けた新社長でセガがどう変わるか注目。
◆小口久雄
昭和35年3月5日生(43歳)
昭和59年3月中央大学理工学部卒業、同年4月セガ入社。
平成5年にAM3研部長に就任。
平成12年よりヒットメーカーの代表取締役社長。
【代表作】
・電脳戦機バーチャロン
・クレイジータクシー
・ダービーオーナーズクラブ
・ワールドクラブ チャンピオンフットボール
セリエA 2001-2002
●注目のセガ新体制
佐藤現社長の退任は、先日の合併白紙撤回騒動の責任を取る形で決定されたと推測される。その他の人事では、香山哲・代表取締役兼最高執行責任者(COO)が取締役に、永井明・代表取締役専務執行役員が取締役に、鈴木裕・常務執行役員が執行役員に、同じく湯川英一・常務執行役員が執行役員にそれぞれ降格。福島吉治取締役会長は相談役となる。6/27の定時株主総会で決議の上、正式に選任予定。
●新社長の経営方針
小口新社長は会見の席で「セガ単独での自主再建は可能」と自信を見せる一方、現在10社あるセガの開発子会社を4〜5社に再編し、業務用や家庭用、ネットワーク等専門特化していく方針を打ち出した。リストラに関して「セガは1000人の開発部隊を抱え開発コストがかかるが人員削減はそのまま事業縮小に繋がる為考えていない」としながらも「個人レベルでは審査するので1〜2割は減る」という。事業運営については「私直轄の開発本部を中心に据え、そこから開発子会社やマーケティングに開発中心にビジネスを考え、ダイレクトに伝えられる環境を作る」とコメント。
●セガ6年ぶり黒字に
セガは2003年3月期の連結決算を発表した。売上高は1970億円で前期比4.4%減、経常利益は77億円前期比34.5%減、純利益は30億円とし、赤字だった前期より黒字転換となった。セガの黒字は6年ぶり。「ワールドクラブ
チャンピオンフットボール セリエA 2001-2002」が収益に大きく貢献したのをはじめ「バーチャファイター4
エボリューション」「頭文字D 2nd stage」なども収益予想を上回り、アーケード事業の好調ぶりを見せつけた形となった。逆にコンシューマー部門は予想を下回った。
●中社長「またゲーム機出したい」
ソニックチームの中裕司代表取締役社長は海外サイトのインタビューの中で「セガが再び自社ハードを出す事が出来れば、またそこにソフトを出したいし、その為に努力をしている」と話し、セガのゲーム機を出す為に中社長はセガの役員になろうとしているという。現在の中氏の役職は常務執行委員。
5/18
●プレイモアの2大格闘PS2に移植決定!
プレイモアは今夏アーケードで稼動予定の「SNKvsCAPCOM
SVC CHAOS」と年末予定の「ザ・キング・オブ・ファイーズ2003」の今冬と04年にPS2移植を決定。「SNK〜」に関してはネット対戦やXboxへの移植も検討中。
●「KOF」が3Dに!
SNK USA(プレイモア)はアーケードとPS2向けに「ザ・キング・オブ・ファイターズ3D」を発表。PS2版は12月発売予定。SNKの3Dといえばハイパーネオジオ64の「侍魂」「餓狼伝説
WILD AMBITION」「武力」を思い出してしまうが…
●「ベルセルク」開発元判明!
サミーより発売予定のPS2ソフト「ベルセルク」の開発元がDCソフト「ベルセルク
千年帝国の鷹篇 喪失花の章」と同じユークスである事が判明。前作を発売したアスキーは既にゲームから撤退。PS2版がDC版の続編である可能性も出てきた。
●WS「スパロボ」登場作品は?
バンプレストは7月発売のWSソフト「スーパーロボット大戦COMPACT3」の登場作品を発表。以下参照。★印がシリーズ初登場作品だぞ。
・機動戦士Zガンダム
・機動戦士ガンダムZZ
・機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
・新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
・聖戦士ダンバイン
★ベターマン
★天空のエスカフローネ
・マジンガーZ
・グレートマジンガー
・ゲッターロボG
・真ゲッターロボ(原作漫画版)
・超電磁ロボ コン・バトラーV
★合身戦隊メカンダーロボ
★魔境伝説アクロバンチ
5/17
●Xboxキャッシュバックキャンペーン
マイクロソフトは5/29〜7/29までにXbox本体とソフト1本を購入したユーザーを対象に「Xboxキャッシュバックキャンペーン」を実施する事を決めた。キャンペーン期間内にXbox本体とソフトまたはXboxLiveスターターキットを購入し、キャッシュバック申込書に必要事項を記入して必要書類を同封の上事務局まで郵送すると、銀行口座に6800円が振込まれる仕組み。対象商品は他にディノクライシス3リミテッドボックスも含まれる。応募締め切りは8/11まで。事実上の値下げとなるこのキャンペーン。Xboxを購入予定の人は、しばらく待ってみよう!
●「カードeリーダー+」にはカードが付属!
任天堂は6/27発売の「カードeリーダー+」の付属カードを発表した。「ホッケーカードe+」はホッケーゲームが遊べるカード、「マンホールe+」はゲーム&ウォッチで発売された往年の人気ゲームの移植。そして「ポケモンバトルカードe
本体同梱版」、こちらはGBA2台と「ポケモン
ルビー&サファイア」等が必要。本体同梱版は単品発売はないという。また「ポケモンカードe+」「どうぶつの森カードe+」「ゲーム&ウォッチカードe+」の単品売りも勿論予定されているぞ。
●「どうぶつの森e+」詳細発表
任天堂は6/27発売予定のGCソフト「どうぶつの森e+」の詳細を発表。今作は、ソフトの単体販売は行わずGCの周辺機器「カードeリーダー+同梱版」のみ発売される。価格は6800円。カードeリーダー+の単体価格が4800円なのを考えると、これはお買い得といえる。カードeを使用する事でカードのキャラが村に引っ越してきたり、とたけけの曲を追加する事が出来る。アイテムや生き物の種類も大幅に増加していたり、GBAを起動していないと行けなかった島に行けるようになったりした。更には前作「どうぶつの森+」のセーブデータを引き継げるという。ちなみに同梱のカードeリーダー+には単体版と同じカードe(上の記事参照)に加え、「どうぶつの森カードe+」が5枚付属してくる。
●「バンジョー」がXboxに!
レア社は、先日発表した3タイトル以外に「バンジョーとカズーイの大冒険」と「パーフェクトダーク」の続編もXboxで開発中である事を明らかにした。それぞれ64で任天堂より発売され高い評価を得たタイトル。同社の開発するソフトはほとんどがXboxLiveに対応する事を前提に開発されているという。
●GCソフトにデモディスク付属
任天堂は「ルーンII コルテンの鍵の秘密」「ファミスタ2003」「ポケモンボックス
ルビー&サファイア」のGCソフト3タイトルにGCデモディスクを付属する事を決めた。内容は既発売と今後発売予定のGCタイトルの紹介と「ビューティフル・ジョー」「ファイナルファンタジー
クリスタルクロニクル」「テイルズ オブ
シンフォニア」のムービーが収録される予定。
●「PSO EP3」詳報
セガ/ソニックチームのGC用カードゲーム「ファンタシースターオンライン
エピソード3 カードレボリューション」の続報だ。カードを収集しデッキを組んで戦う従来のカードバトルの面白さに加え、これまでの「PSO」と同様の、チャットをしながら冒険するという多人数協力プレイの面白さとドラマ性を併せ持つ、今までになかった新しい協力型カードゲームとしている。更に今作では「PSO
EP1&2」に登場したアイテムとエネミーを全てカード化し、ロビーも「PSO
EP1&2」と共有する事が出来るのだ。つまり「3」からロビーに繋ぎ、「1&2」のプレイヤーにチャットで「3」の魅力を伝える…なんて事だって出来てしまうのだ。
●「ドラゴンボールZ」に新作!
アタリ(旧インフォグラムス)は、PS2とGBA向けに「ドラゴンボールZ
Budoukai2」を発表した。PS2版は先ごろ日本でも発売された格闘ゲームの続編で、今作では「魔人ブウ編」以降のキャラクターも追加され、総勢34人が登場する。アクションにも改良が加えられており、ジャンプや伏せが出来るようになったという。また、ホイポイカプセルなど前作のセーブデータを引き継げるのも特徴。開発のディンプスが担当で米国で12月発売予定。国内でもバンダイから発売される可能性が高い。GBA版は詳細は未発表。
●カプコン三上氏、部長職を降格
「バイオハザード」の生みの親で知られる三上真司氏が、部長職を降り、現場復帰している事をGCソフト「P.N.03」公式ページ内で独白した。三上氏は「バイオ」のGC独占供給を決めた人物だが、GC版が予想以上に売れずに責任を取って降格したかどうかは定かではない。
●コナミ音ゲー新作はカラオケ!
コナミはPS2用新作「カラオケレボリューション」を発表。カラオケとリズムアクションを融合させたソフトで、マイクデバイスを使用し、カラオケを音程通りに歌うというゲームなのだ。