2003年5月下旬の最新情報3

5/31
●任天堂がFC、SFCを生産終了
任天堂は、ファミリーコンピュータとスーパーファミコンの製造を今年9月一杯で終了する事を発表した。同時にディスクシステムの書き換えサービスも終了となる。製造終了の理由について任天堂は「部品の調達が困難になってきた為」としている。修理も部品がなくなり次第終了になる。

●「カードeリーダー+」旧モデル交換開始
任天堂はGBA周辺機器である「カードeリーダー」(以下旧モデル)ユーザーを対象に、一部料金を負担する事で6/27発売のGC&GBA周辺機器「カードeリーダー+」(以下新モデル)にバージョンアップする事の出来る「グレードアップキャンペーン」を5/30より開始した。旧モデルユーザーが、1500円を負担する事で新モデルに、または3500円でGCソフト「どうぶつの森+e新モデル同梱版」に交換できる。受付は任天堂HP内または下記の専用ダイヤルから。交換期間は6/27〜8/31。

▼キャンペーン専用ダイヤル
0570-008-117

●「KH2」は交渉中
スクウェア・エニックスは5/29の戦略発表会においてPS2「キングダムハーツ」の続編について、ディズニーとライセンス交渉中であると明かした。契約成立次第すぐにでも開発に着手する模様。

●PS2版「イースI・II」限定版
デジキューブは今夏発売予定のPS2ソフト「イースI・II エターナルストーリー」の限定版の内容を明らかにした。初回限定版はゲームに登場するキャラたちのボトルキャップフィギュア4体セットとジオラマベースがセットになっている。価格は9800円。

●3DOが破産申請
32ビットゲーム機「3DO」の開発元として知られる米3DO社が、米連邦破産法11条・会社更生法の適用を申請。同社は3DOのハード事業終了後も米国でソフトメーカーとして活動していたが、長引く不景気の煽りを受け、ついに破産宣告という形になった。

●「天外魔境」公式サイト
ハドソンは5/30に「天外魔境」の公式サイトをプレオープンさせた。ロゴが一新されていることと、PCエンジン版同様レッドエンタテインメントが関わっている事が判明。また、PCE版開発元のアルファシステムは今回はタッチしていない。正式公開は6/6から。

●発売日変更情報
GC「カービィのエアライド」夏→7/11
PS2「R-TYPE FINAL」6/19→7月
PS2「キノの旅」6/26→7月
PS2「モノポリー」6月→6/26
WS「ロックマンエグゼN1バトルトーナメント」6/14→8/8

5/28
●新ハードPSX発表!!
ソニーは本日、2003年度経営方針説明会を開催。ソニーの久多良木健副社長(SCE社長)は、PS2半導体プロセス技術OSを採用したDVD/HDDレコーダー「PSX」を発表。年内にも発売される。価格は未発表。PSXはDVDとHDDで録画が可能な新家電で、PS2ソフトなどのゲームで遊ぶ事も可能。久多良木副社長は「PSXはソニーから発売される。ゲームも出来るが家庭用ゲーム機という位置付けではない。今までとは一線を画した家電となる」とした。またソニーはPSXやPSPを皮切りにエレクトロニクスとゲームの技術を結集させた巨大な融合プラットフォームを作り、最新コンテンツを配信する新市場を創り上げる戦略を掲げた。

●PSXの特徴とは?
衝撃の発表となったPSX。本体は正方形デザイン。PS2同様に縦置き、横置き可。地上波及びBSチューナー内蔵、イーサネットアダプタやLANポートUSB2.0ポート、メモリースティックに対応し拡張性も万全。DVD録画の他、HDD容量が120GB用意され、長時間のHDD録画も楽に可能。HDDからDVDへのダビングが出来る。更に高速反応で写真の大量表示やTVの複数チャンネル表示が出来、ムービーの閲覧等の切り替えが速い。「PSX」の名前を聞くとマニアはPSの開発コードネーム“PS-X”を連想するが、これとは特に関係なく「ゲームとエレクトロニクスのクロスオーバー」「エクストリーム」「エクストラオーディナリー」から来ている。

●PSP最新情報
同説明会の中で久多良木氏はSCEから発売される携帯ゲーム機「PSP」について、コーデック技術が進んだのでDVD並みで2時間、頑張れば4時間分の映像がPSP専用の6センチ光ディスクの中に入る上、3D表現では一部PS2を上回る滑らかさが実現出来るという高機能振りを語った。また、発表会場だったE3では、各コンテンツメーカーから是非サポートしたいという声を多く貰ったという。

●サクセスが25周年!
古くは「コットン」、最近では「此花」を発売しているコナミ傘下のサクセスが都内で創業25周年記念式典を行った。
式典では吉成隆杜代表取締役社長が「20年以上続けられるメーカーが5%以下のゲーム業界にあって、13番目に25周年を迎えることができた」と感慨深げに語った。この中で、同社の今期の開発タイトルが明かされた。PS2向けに「テトリス」「UNO」「サイヴァリア2」「ミュージックジェネレーター」、そして謎のタイトル「The吉野家」などがラインナップ。またXboxLive向けに4本を開発中であることも語り、ネットゲームで株式公開を目指すとの決意を表明。

●「ToHeart2」PS2に登場!
アクアプラスはPS2向けに恋愛アドベンチャー「ToHeart2」を発表する模様。前作はリーフからパソコンで発売され大ヒットした18禁ゲーム、その後同社の家庭用ブランドであるアクアプラスの第1弾としてPSに移植された。「2」はPS2オリジナル作品になると思われる。

●「マトリックス」PS2版だけ特典
バンダイは6/19発売のPS2ソフト「エンター・ザ・マトリックス」の初回生産分に特典DVDが付属する事を明らかにした。同タイトルはGC、Xboxでも同時発売されるが、特典が付くのはPS2版だけなので注意が必要!

5/27
●PSP発表会は来年!
SCE久多良木健社長はE3会場でのジャーナリストの橘寛基氏との雑談の中で公式コメントではないが「ソフトも含めたPSPの発表会を来年やる」と話したという。

●Vジャンプ10周年作品発表
バンダイは集英社刊Vジャンプの創刊10周年記念企画として「バトローラーX」を発表。「デジモンアドベンチャーVテイマー01」の漫画家のやぶのてんや氏がキャラクターやストーリーを担当する。開発はPSソフト「ONE PIECE グランドバトル」を手掛けたガンバリオン。機種、発売日などは未発表だが、ガンバリオンのサイト内の求人ページでGCタイトルを開発中とあるので、GCの可能性が高いと考えられる。

●セガ、GC独占供給は今後しない?
ソニックチームの中社長は欧州のゲーム雑誌のインタビューで「PSO3」「ジャイアントエッグ」発売以降、セガからのGC独占タイトルは出ないだろうとの見解を明らかにした。ただ、今後もSEGA-AM2開発の「バーチャファイタークエスト」等も予定されている事から、セガというよりソニックチームがGC独占タイトルを出さないといった方が正しいだろう。また、セガはSCEの携帯ゲーム機PSP向けの開発も行うとした。

●セガ、EAと提携を検討
セガの新社長となる小口久雄氏は、ロイターとのインタビューで、エレクトロニックアーツと米国市場の販売面で提携する事を検討していると明かしたという。セガとEAは昨年まで北米市場でスポーツゲームシリーズで熾烈な争いを繰り広げたライバル同士だが、セガがEAに惨敗。小口氏は「EAとは規模が違いすぎる」としていた。

●「まほろまてぃっく」限定版情報
コナミは7/31に発売するPS2ソフト「まほろまてぃっく 萌っと≠きらきらメイドさん。」の限定版(9800円)の内容を発表。原型師のあげたゆき氏が手掛けた特製フィギュア「まほろさん〜そよ風きらきら〜フィギュア」とゲームサントラCD、更に「ヴェスパー家政婦斡旋所 公式契約書(封筒付き)」の3つが特製ジオラまてぃっくパッケージに入っている。数量限定なので確実に予約をして購入しよう。尚、通常版は6800円で発売。

●「超兄貴」PS2で復活?!
グローバルAエンタテインメントは、7/31発売の「悪代官2 〜妄想伝〜」に未発表のPS2ソフト「超兄貴2」体験版をつけるとの情報が入った。「超兄貴」は、日本コンピュータシステム(メサイヤ)から、PCエンジンで発売された男の汗と汁が飛び交うシューティング。現在メサイヤはゲーム業界から撤退しており、「超兄貴」のマスコットキャラだった「うみにん」のみが一人歩きし、同社のビジネスの一端を担う人気キャラとなっている。

●発売日変更情報
・PS「遥かなる時空の中で 盤上遊戯」未定→6/26

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2002年

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