家を建てる方法は、いっぱいあります。家を建ててくれる業者も、いっぱいあります。
多くの人は、ハウスメーカーに頼んだり、工務店に頼んだり、設計事務所に頼んだりすることでしょう。
そんな中「どんな業者に頼むか」で家が変わってしまうことをお伝えします。
「モデルルーム」を見て歩くと各ハウスメーカーで違う形、違う雰囲気の家を建てていることがわかります。
「現場見学会」を見て歩くと「モデルルーム」と「人の住む家」の違いを感じ取ることが出来ます。
モデルルームを持っているハウスメーカーですら「モデルルーム」と「人の住む家」の違いを大きく感じてしまうのが現状です。
家が完成した時「こんなはすではなかった。どうしてこんなにモデルルームと違うの?」と言いたくなる人が多いようです。
ですが、もう、時すでに遅しとなっています。家は完成してしまっているのです。
後は借金を払い続けなければなりません。後戻りはできません。
「あんなにいっぱいモデルルームを見たのに。なんで?」「あんなにいっぱいカタログで検討したのに。なんで?」と思っている人が多いのが現状のようです。
これは、モデルルームのグレードの高さに問題があります。モデルルームは80坪もあり、建設費は8000万円を超える、超デラックス仕様となっています。
多くの人はモデルルームを見て「ステキね!」とか「いいな〜あ!」と思います。でも、実際にあなたが建てる家ではありません。見ているのは超豪華仕様のモデルルームです。
車でいうとベンツやリムジンを見て、カローラやシビックを選んでいるという感じです。(お金があってベンツやリムジンを買うように、家を買おうと思っている人は別です。)
車を買うときには、自分の予算に合せた程度の車が並ぶ、ショールームに行きますよね。
雑誌やカタログ、チラシなどで、あらかじめ大体の金額を把握することが可能なのが「車」です。
では、家はどうでしょうか。「家」として展示してあるモデルルームが、いくらで建てられているのか。一般の人は教えてもらえていません。
モデルルームで聞けば教えてもらえるかも知れませんが、カタログやチラシには「このモデルルームは○○円です。」とは書いてないのです。
多くの人はモデルルームを見て「こんな家に住めるんだ!」と思ってしまいます。大きな勘違いなんですけどね。
このギャップがあるのでハウスメーカーでは盛んに「現場見学会」を進めています。「人の住む家」を見てもらうことで、集客用のモデルルームと実際の家とのギャップを埋めようとしています。
お勧めは、現場見学会にいっぱい行って建設費と別途工事費を聞いてくることです。
そして、自分に合った予算で、どの程度の家になるのか確認しましょう。
モデルルームのことばかり言っていますが、「モデルルームを持たない工務店」や「設計事務所」はどうなるのかな? と疑問をお持ちになる人も、いらっしゃると思います。
「モデルルームを持たない工務店」に家を建ててもらう人の多くは、親戚や知り合いが建ててもらったからなどの理由が多いようです。俗に言う「紹介」です。
「知っているから安心」と思っている人が多いです。でも、出来上がる家は、どんな家になるんでしょう。
モデルルームを持たない工務店に家を建ててもらう人に「どんな家になると思いますか?」と聞いたら「解らな〜い!」という答えが返ってきそうです。
「解らなくて良いんですか?」と聞くと「知り合いだから安心なんです。」と言われそうです。
知り合いだから安心かも知れませんが、どんな家になるのか解らないのに、よく大金が出せるなと思います。
最後には「一緒に決めていけば良いと思います」程度の答えになります。
私からすると、「一緒に決めていくは良いですが、大丈夫ですか? 良い家になると思いますか?」と聞きたくなります。だって、「良い家が建てられる理由」を建主が解っていないからです。
多くの場合は、「工務店の良さ」に目を向けているわけではなく「知り合い」という部分だけに頼っているという感じです。果たして良いのでしょうか。
「工務店」を車のように比較検討することはとても難しいです。工務店がモデルルームやカタログ、家の仕様書などを建主に解り易い形で提示していれば、まだ、良いのですが、何も持たない工務店では、どこが良いのか解りません。
良さが解らないのに頼んでしまう建主にも問題がありますが、解るように説明できない工務店にも問題があります。
「どうして、この工務店でなければいけないのか」を良くお考え下さい。
最後は「設計事務所」ですが、設計事務所に出向くといろいろな建物の写真を見せてもらえます。ホームページを持っている設計事務所では「作品集」ということで、手掛けたものを紹介していたりします。
そんな、写真や作品集を見ると「お〜。こんな家を設計しているのか。」と思うことが出来ます。でも「ちょっと好みじゃないな」とか「こんな家じゃ、ちょっとイヤだな」とインスピレーションで決定してしまう人が多いです。
設計事務所は大きく分けると「ニ極化」しています。
「自分の作品として自分好みの家を設計している事務所」と、「建主の好みや思い、人柄に合せた家を設計している事務所」があります。
「自分の作品として家を設計している設計事務所」は、車と同じ感覚で選ぶことでOKだと思います。見た目が気に入れば良いわけです。
その人に頼むと車と同じで、大体同じ雰囲気の家を設計してもらうことが可能です。
自分で住みたいと思った雰囲気の家を建てることができるので、「思い通りの家」で生活することが可能となります。
設計事務所と言っていますが、「建築家」と言った方がイメージし易いですかね。
ある建築家の建てた家を、あなたが「選んで建てた」ということになります。
「建主の好みや思い、人柄に合せた家を設計している事務所」は統一性の無い、いろいろな形の家や色使い、いろいろな雰囲気の家を造っています。
これは、設計事務所の個性を消し、建主に成り切り、建主に合せた家を設計しているので、当たり前のことです。「建主の個性が全面にでる家」となります。「オンリーワン」という流行言葉がありますが、それが、そのまま当てはまる家です。
こういう設計事務所を選ぶのは大変です。だって、どれだけ自分に合わせて設計してくれるのか解らないわけですから、「選択基準」が難しいです。
お勧めは、今まで手掛けた家を、「どういう気持ちで設計したのか」「どういう経過で、こういう家が出来たのか」を聞いて、理解する事です。
その設計の「進め方」や「対応」を聞いて「自分に合せた家を設計してくれそうだな」と思えたら依頼するのも良いと思います。
これは、どの業者であろうと当てはまる話ですけどね。
「自分に合せた家を建てたい」と考えている方は「建主の好みや思い、人柄に合せた家を設計している事務所」をお選び下さい。一番良い選択肢だと思います。
「見て、選んで建てたい」と思っている人は、気に入った家を造っている業者を選んで頂くことが良いかと思います。
気をつけたいのは、「選択基準は、なんですか?」ということです。
気にしなければならないことは、いっぱいあります。そんな中どんな基準を持っているかが重要です。
「あなたは、どんな家を建てたいですか?」
「その家を建てるには、どんな方法がありますか?」
「どんな基準で、その業者を選ばなければならないですか?」
「選んだ業者に家を建ててもらったら、あなたが満足する理由はなんですか?」
「その業者の設計の進め方や工事の仕方を、あなたは気に入っていますか?」
「その進め方であれば、満足する家が建てられると思いますか?」
良くお考え下さい。業者選択の失敗は、家造りの失敗で一生つきまといます。
工事業者の選択の違いでコストも変わります。「お値打ちな家」を建てたい人は、下記の「工事業者の選択の仕方による違い」をクリックして、ご覧下さい。
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