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〜いまラミ会歌詠み会〜
(第5回) 2001/4/7,8
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★ 第 5 回 の 一 等 賞 ★

「空高く リーの鷹飛び ラミジ赴(ゆ)く」

第5回、一等賞は
シバサキ縫帆兵さんの作品でした。
 
シバサキ縫帆兵さんのコメント:
それにしても、水郷地帯のアンダーグラウンドな雰囲気、いい感じが出てますねぇ。

第 5 回 デ ー タ

お題
「ラミジ9巻ネタ」

参加者及び参加人数(50音順)
潮 光さん、菊石さん、サマキさん、シバサキ縫帆兵さん、とーこさん、のり巻さん、平田瑠華さん(会長)、ボースンさん、さん  計9名

歌数(歌も俳句も狂歌も川柳もみんな含む)
36

みなさまありがとうございました!


ブリュイの謎を追え!

平田瑠華さんの作品

まずは自分の感想から

「同名で しかも海軍提督で  よもや本人ではないだろね」
(by平田、ブリュイ提督とは?)

シバサキ縫帆兵さんの解説
さて、懸案のブリューイ提督「リターンズ」ですが、もちろん、同一人物ではなく、別人です。しかし、フランス人名として「ブリューイ」が珍しいことから、親戚あるいは兄弟とも考えられます。
 こちらのブリューイ提督は散々苦悩した挙句、意外な結末を迎えます。ブーローニュ沿岸で、ナポレオンが「平底舟」隊に海上の分別行進を命じたところ、ブリューイ提督は嵐の接近を理由に断りました。そこでナポレオンはあっさり提督を首にします(実際に首が飛んだかどうかまでは不明)。
 そして別の部下に指揮をとらせて「閲兵」をしたところ、衝突、座礁から大混乱が生じ、しかも、そこへ嵐が襲ってきたため、2000人以上の兵士が遭難して死亡しました。
 なにかとセント・ヴィンセント伯の顔を思い浮かべるラミジ卿にも他人事ではありますまい…。


敵より怖いのは味方

サマキさんの作品

「お手紙に 運命託す やりとりの 苦悩のさまに ふと同情す」

ブリュイ提督もフォルフェ大臣もおつかれさまでした。さぞ胃に来たものと。

シバサキ縫帆兵さんの作品

「お互いに国も上司も違えども なお苦しきは宮仕えかな」

ボライソー提督がフランスの士官・将官とお友達になってしまうのはこのあたりがあるのかも?


もう舞踏会には行かない

澪さんの作品

「舞踏会 ダンスだけでも忌々しいが ジャービス親父にゃ逆らえぬ」

ラミジの心境。ジアナにも逆らえないような気もします。

とーこさんの作品

「船乗りが 陸に上がって 舞踏会 ふって来たのは 不可能的任務」

4年ほど前に台湾の台北で「不可能的任務」と書かれたトム・クルーズのポスターを見ました。
そぅ「ミッション・インポッシブル」。
私、この映画のタイトルの意味それまで真面目に考えたことなかったので、とっても感動しました。

平田瑠華さんの作品

「俺のことよく知ってるね 海軍卿 こういう仕事に慣れていると」

(ラミジの心の溜め息) ほんとに信用してるのか、使い捨てだと思っているのか、
いとも簡単に決まってしまった、ラミジの派遣。
戦時中ってこんな風に人の命運が決められていくのねえ。嗚呼、無情。

シバサキ縫帆兵さんの作品

冒頭の舞踏会、ずいぶんお疲れのようでやしたが、当時はまだワルツ導入以前のはず。
フォークダンスみたいなあまりぱっとしない動きのもののはずで、
ラミジ艦長にはむしろ緊張と気苦労のほうが重荷だったンじゃ…
それと気づかせないのは女公爵の魅力でしょうかね? 笑点風に下の句をつけてみやした。

「舞踏会、行ったばかりに大仕事。うれしくもあり、うれしくもなし」


大人の男の魅力を教えよう

平田瑠華さんの作品

「なにもかも分かっていれども語らずに もの腰おだやか 鋭い男」
(レイバンを詠める) 

今回の叔父さんの召使頭レイバンは美味しいですね。 ちょっとしか出てこないけど。
けどレイバンがラミジを「伯爵様」って‥‥‥
やっぱりラミジは伯爵位を継いだのでありますか〜〜?(もしかしてまたLordかな)

のり巻さんの作品

「皆様の 要望すべて 叶えます 一家に1人 いかがです?」
(字余り・・)

やっぱりレイバンって気になる男なんですよね。きっと結婚はしてないと思う(願望です!)。


何かとお久しぶりでした

平田瑠華さんの作品

「いつの間に ナイル海戦終わったの 5年の月日 今浦島よ」
(by平田)

いつの間にかこんなに時間がたっていたので驚いた。ラミジももうただの若造ではないのですね。
ジアナももうすっかり大人じゃ〜〜ん、て。

シバサキ縫帆兵さんの作品

久々にラミジ艦長の武勇箪に触れやしたんで、その感慨から。

「今さらと言わずラミジを読み返し、つい乗り過ごす朝の地下鉄」


非難ごうごう主人公?

サマキさんの作品

「マリー号 ルイもダイソンも さしおいて 生還ラミジが 指揮をとってる?」

戻りのマリー号で、ラミジが「艦長」していますけど、いつからマリー号の艦長になったのかしら〜と。
行きは借りてきた猫のようにおとなしくルイとダイソンの言うことを聞いていたような気がするのですけど〜。

平田瑠華さんの作品

「主人公これでいいのか 人任せ 最後に少し 活躍したが」

どうやって囚われの身から自由になるのか、ドキドキしながら読んでいました。
結局はやっぱりああですね(苦笑)あれしかないんでしょう。助かって良かったけど。


どろどろアルバートくんの遍歴

ボースンさんの作品

「お久しゅう 『トライトン号で 一緒でした』 瓢箪から出た 駒はどろどろ」

合言葉か偶然だか、ラミジ困っちゃ〜う(^^;)

ボースンさんの作品

「脱走兵 叛乱水夫の 過去は過去 今宵すくうは 祖国の命運」

おたまですくいましょう(笑)
どろどろダイソンねたニ題、おそまつでした。

平田瑠華さんの作品

「再会し 名誉挽回小悪党」(どろどろ〜〜)


スタッフォードの魅力満載

澪さんの作品

「初耳だ お前の皮が薄いとは 尻と顔を交換したら?」

馬に乗って尻の皮がむけたとぼやくスタッフへ一言

サマキさんの作品

「フランスで おいしいごはんを 腹一杯」
旅の思い出byスタフォード

仲間に聞かせてやりたいと言っていましたっけ(203ページ)。
お腹の空いている時にこんな話したら鬼だろうな〜、と思いながら(笑)。

とーこさんの作品

「襟の日に こやしなんて わかるかい!! あんたの英語 理解不可能」

272ページ参照。私しゃ外国人としてルイさんに同情します。
ねぇスタッフ、あんたの英語、文字で書いてあってもわかんないよ。おまけに発音が、Yes は Yus だし、your はyer なんだもの。
でもってそれを聞いたルイがフランス語で悪態をつくものだから、もうめちゃくちゃ。
(オー・マイ・ゴッドはフランス語でMon Dieuって言うみたいですよ。なんか優雅で悪態には聞こえないけど)
翻訳者の苦労をお察しします。


突撃となりの履歴書特技欄!

平田瑠華さんの作品

「ナイフ投げ 料理もできて 楽譜読み 異国の楽器も演奏上手」
(芸達者な64を詠める)

バグパイプがローマ原産だったとは知りませんでした。

平田瑠華さんの作品

「やっぱりか!奴らいつでも俺の部下 一体どんな魔法を使った?」

ネルソンもびっくり! ストックデール、オールデーの例に漏れず(笑)
忠実な部下は必ず上官の元へ戻って来るのであります。忠犬物語りと呼びたい。

のり巻さんの作品

 「錠前屋 どんな鍵でもまかせとけ 手紙についてる鍵(封蝋)も開けます。」

昔の錠前屋って鍵だけでなく封蝋も開けちゃうんですね、ってそれはスタフォードだけでしょうけど・・。

サマキさんの作品

「殿方の 部屋に夜中に こっそりと はしたないのは 部下か娘か」

ラミジの心労と宿屋の亭主の心労を考えると・・・ぷぷっ。


ナポレオン、なぜなぜ名字で呼ばれない

潮 光さんの作品

○いつもの、ね。

「暴挙でも 難問・危険 はらいのけ ルールは無視の 特命捜査」

○いつもの……の答えは、「世の辞書に不可能の文字はない」と言った人です(笑)
……本当は、こんなこと言わなかったらしいですけどねえ。


革命起こすは何のため、革命続くは誰のため

潮 光さんの作品

○フランス革命で私がもっとも嫌いなものが、今回も……ギロチン見物で喜ぶ民衆のシーン、いつでも大嫌いです。

「見物の 庶民の顔に 浮かぶのは 人皆が持つ 卑しき欲望」

潮 光さんの作品

「揺れ動く 振り子の先に 光る刃 風向き次第で 『次はお前だ』」

とーこさんの作品

「風見鶏に 自由の赤帽子 くるくるまわって 鋼の刃に散る」

177ページ参照。革命下のフランスの様子を語るルイの話を聞いて、私が思いだしたのは、
「最近はうどんが食べられなくなった」と言っただけで処刑されてしまったという、
ポル・ポト時代のカンボジアの母親の話でした。
自由の赤帽子はシャポー・ルージュ、ポル・ポトはクメール・ルージュ。ルージュって血の赤なのかな?

平田瑠華さんの作品

「どの首も切り落とします 平等に」

自由・平等・博愛の象徴というのも、あながち間違いでは無いです。まあ、ブラックな見方をすれば。
ルイの意見に同感です、道具は道具ですし。ガロットやハンギングロープよりは人道的で良いと思うの。

平田瑠華さんの作品

「足音に 神経尖らす ドアの内」字余り

スパイ行為というのは後ろめたい行為なのでびくつくのは仕方ないですが、
真っ当な共和国市民でも告発されていつギロチンにかけられるか分からない。フランスの恐い時代です。

菊石さんの作品

「『未亡人』 今回ばかりは ご勘弁 海の男も 命は惜しいよ」

ギロチンが「未亡人」と呼ばれていたなんて知りませんでした。ボライソーだったらなおさらシャレになりません。(汗)


おちゃめなネルソン

のり巻さんの作品

 
 「ネルソンの カールした髪 気になるわ!」(p27より)

(当時はたぶんかつらだったとは思いますが)夜寝る前、一生懸命カーラーをまいてるトコを想像してしまい笑えます。

平田瑠華さんのコメント:ネルソンはカツラはかぶってないので自毛のカールですよ。癖っ毛っていうのかしら。

菊石さんの作品

「やあラミジ フランス旅行が したいなら かなえてやるぞ 極秘になるがな」

ネルソン卿・・・フランス旅行よりもフリゲート艦をいただきたいのですが・・・(by ラミジ)

サマキさんの作品

「ネルソンが 見せる天下の 名裁き 桜吹雪は 舞わぬけれども」

ネルソン卿を出すのはずるいな〜(笑)、と思う今日この頃のラミジです。
ネルが出てくると、いろいろなつっこみも金さんのお裁きのように雲散霧消、ネルの人柄と、
そんなネルに大事にされるラミジのさわやかな印象だけが残ります。もっといろいろあったでしょ〜に、ねえ。
でもこの後味のよさが魅力です(水戸○門と言われる所以?)。


誤報でごほごほ悲喜こもごも

平田瑠華さんの作品

「早まった ミスター・ラミジ 生還す」

あの状況では死んだと思っても仕方ないですが、ネルソン提督も親に連絡する前にもう少し待ってみれば良かったのに‥‥

澪さんの作品

「ああニコラス 生き返りの秘訣は何ですの? 最初はトニオ 次はあなたね」

ラミジの悲報(誤報だけど)に接したジアナがラミジに再会したらこう言うかなあ、と(^^;)こんな誤報は一度で沢山ですね。

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