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名古屋のスズメバチ図鑑

 スズメバチの仲間(スズメバチ科スズメバチ亜科に属するハチ)は,日本にスズメバチ属 Vespa 7種、クロスズメバチ属 Vespula 5種, ホオナガスズメバチ属 Dolichovespula 4種の合計3属16種が生息しています.
 名古屋市内にはスズメバチ属7種のうち,コガタスズメバチ,キイロスズメバチ,ヒメスズメバチ,モンスズメバチ,オオスズメバチおよびチャイロスズメバチの6種と,クロスズメバチ属のクロスズメバチとシダクロスズメバチの2種を合わせた合計8種のスズメバチが生息しています.
 本州の西南暖地に生息するスズメバチ属の全てが生息していることになり,特にモンスズメバチが多数生息していることや,社会寄生性のチャイロスズメバチが生息していることも併せて,大都市にこれだけの種類が見られるのは.極めて珍しいことと言えます
 発生状況は市内均一ではなく,大きな地域差がみられます.本市で圧倒的な優占種となっているコガタスズメバチは,市内全域で発生しているものの,非常に地域差が大きく,東部の丘陵地帯とそれに隣接する区で圧倒的に多く,中心部の市街地から西部の低地にかけては少なくなっています.コガタスズメバチ以外の種は東部丘陵地の各区に集中して発生しており,種類によってはさらに地域的な偏りがみられます.


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