ソノラマ文庫戦史シリーズの部屋 |
ここはソノラマ文庫の戦史シリーズのみを集めた部屋です。
シリーズとして200冊を数えたソノラマ戦史も知らぬ間に新刊が刊行されなくなっていました。
少し戦史が好きな人なら必ず本棚に何冊かあると思われるこのシリーズ、
手持ちの本の一覧を作ってみました。
ここに載っていない本はまだしっかり読んでいない、手に入らなかった本なので、
お読みになった方は是非僕に御一報下さい。
ソノラマ文庫戦史シリーズとは?
1982年からスタートした(株)朝日ソノラマの戦史を扱った文庫シリーズです。
が、97年頃に新刊が発行されなくなってしまいました。
シリーズは最初に「航空戦史シリーズ」として100冊が刊行され、101冊目から「新戦史シリーズ」
として、計199冊が刊行されました。
さらに航空戦史シリーズが刊行されていた頃、「スパイ戦史シリーズ」
が12冊、新戦史シリーズが刊行されていた頃「新装版戦記文庫」が20冊刊行され、合わせて計231冊が出版されています。
現在では絶版のため、新刊を書店で入手することはほとんど不可能となっており、古書店等で入手するほかに方法がなくなっています。
「航空戦史シリーズ」が始まった頃は、絶版した著名な戦史の再版や、海外文献の邦訳化が中心のシリーズでしたが、
「新戦史シリーズ」のあたりからは戦史のブランドとして確立して、オリジナルの戦史が出版されるようになっています。
しかし、時代の流れとともに重版がかからなくなり、本屋でも文庫の棚の隅っこに2、3冊ひっそりとおかれるようになっていきました。
最後に大規模な重版がかかったのは、1995年に終戦50周年のフェアとして、2〜30冊に重版がかかったのが最後のようです。
1冊当たりの単価は700〜1000円程度が中心で、文庫としては値段が高めに設定されていますが、戦史がこの値段で手に入る
のはなかなかお特感を感じる事ができます。ペースとしてはだいたい月1冊、多い月には3冊が新刊として刊行されていました。
また文庫版が刊行される際、改題されたタイトルが多く、そのためか単行本と文庫の因果関係を見つけることが少し難しいタイトルもあります。
シリーズとしては当初は「航空戦史」と銘打っていたからか、航空戦ものが多いのですが、シリーズが進むと海戦記も増えてきました。
もっとも、陸戦史は比較的少なく、数少ない陸戦史も欧州戦史がほとんどです。
また、朝鮮戦争やベトナム戦争の書もかなりの数があります。一次大戦も数少ないながら秀作が揃っており、帆船時代の書もあります。
以下に一覧表を出してみました。リンクが貼ってある書籍は、私が読んだシリーズです。
少し詳しい内容と感想に飛ぶことができます。
赤字が現在未所有のシリーズ・・・情報求みます(^^;
[1] 真珠湾スパイの回想 | [5] 読後焼却 | [9] スパイ帝国・CIA |
[2] 諜報太平洋戦争 | [6] 昭和の謀略 | [10] 知恵の戦い |
[3] 太平洋暗号戦史 | [7] 陸軍省軍務局 | [11] シークレットサービス |
[4] 情報士官の回想 | [8] 日本との秘密戦 | [12] ゾルゲ事件の真相 |
[1] ラバウル海軍航空隊 | [8] ミッドウェー | [15] 太平洋戦争と十人の提督 |
[2] 本土防空戦 | [9] 機動部隊 | [16] 日本の海軍・誕生編 |
[3] 零戦 | [10] 最後の零戦 | [17] 日本の海軍・躍進編 |
[4] 局地戦闘機「雷電」 | [11] ラバウル空戦記 | [18] 夜間戦闘機「月光」 |
[5] 潜水艦隊 | [12] 連合艦隊の生涯 | [19] さらば海軍航空隊 |
[6] 液冷戦闘機「飛燕」 | [13] 双発戦闘機「屠竜」 | [20] マレー沖海戦 |
[7] 海上護衛戦 | [14] 伊58潜帰投せり |