ソノラマ新戦史5 |
太平洋戦争直前にヨーロッパに赴任した新聞記者である著者は、ローマよりドイツ、スウェーデンへと
居地を点々としながら、ヨーロッパの戦況を日本へと伝えました。日本が参戦した1941年からは
ヨーロッパの戦況は逆に連合軍へと傾いていく、苦戦の状況を故国に伝えることになります。 |
ソノラマ新戦史13 |
1914年から1970年までの各戦争での空戦に空戦についてを体系的にまとめた一冊です。
それぞれ各項目について、空戦史での特記事項や、著名な戦闘機乗りのインタビューによって肉付けを厚くしています。 書き口が連合軍側(特にアメリカ)寄りなところが少し気にかかりますが、全体的に読み応えのある良書だと思います。ちなみに日本の話は出てこないので注意してください。 |
ソノラマ新戦史17 |
太平洋戦争中のアメリカ海軍・海兵隊戦闘機パイロット達の空戦記です。海軍の空母パイロットや、対地支援任務や直援等も行なわなければならなかった海兵隊パイロットは、陸軍の戦闘機乗りに比べて撃墜数が少ない傾向にあります(これは日本の空母パイロットにも言える事ですが)。しかし、太平洋全域に渡って、激しい激戦を繰り広げ、また赫々たる戦果を挙げたことは間違いありません。 |
ソノラマ新戦史28 |
ソノラマ戦史シリーズの中心を成しているのは、日本海軍戦記ですが、本書はそのダイジェスト版のような内容です。日本海軍創設から1945年の終戦まで、主な出来事や艦艇を
まとめています。 |
ソノラマ新戦史47 |
19世紀より20世紀にわたり、世界の海の主役となった戦艦についての歴史を述べた1冊です。 戦艦は世界の海を制覇し、各国がその能力と数を増すために日夜競いました。しかし、その性能は 歴史の中でほとんど活かされることなく、終焉を迎えていったのです。
本書はその戦艦の誕生と進化の歴史を、主な海戦とともに語っています。 |
ソノラマ新戦史49 |
日本海軍の主力攻撃機として、「一式陸攻」という機体がありました。長大な航続距離を誇り、哨戒活動には
これ以上の機体はないといえるほど、成功した機体です。ただ、この機は速度が遅く、防弾がなきに等しいという
欠点がありました・・・。 |
ソノラマ新戦史51 |
日本の戦記ばかり追いかけていると、戦後の空母機動部隊というのが、どのようなものなんか、いまいち分からなくなります。
実際、航空ファン以外は、ジェット機時代の空母の運用というのを良く知りません。偉そうなことを書いている私もそうでした。 |
ソノラマ新戦史53 |
第二次中東戦争から、現在に至るまで、中東戦域の制空権を握っているイスラエル空軍。しかしながら、 その歴史は常に死闘の連続でした。周辺各国を敵対国のアラブ諸国に囲まれ、保有機数では劣勢に立たされながらも、 装備機の性能とパイロットの技量で常に勝利を続けてきた常勝空軍です。
基本的に輸入しやすかったフランスのミラージュシリーズとアメリカのF−4、F−16を主力機としていますが、それ以外にも
様々な航空機を運用しています。それらのパイロットの空戦インタヴューを集めたのが本書です。 空戦機の乗機も多彩で、ミーティア、ミラージュ、F−4、スカイホーク、CH−52、ストラトクルーザーなんて機体まで出てきます。 ジェットの空戦記としては、ひじょうに読み応えのある既述ばかりでしかもエースクラスの話がどんどん出てきますので、 ジェット戦闘機が好きなら、見かけたら買いでしょう。お勧めの一冊です。 |
ソノラマ新戦史55 |
木俣氏の撃沈シリーズの第四弾、今回も色々マイナーな艦船の最後やピンチが掲載されています。 |
ソノラマ新戦史57 |
三野氏の戦艦についての著書です。戦艦の生い立ちや、日露・第一次・第二次の戦艦の戦い、各国の代表的戦艦についてのカタログ比較等を行なっています。私は兵器のカタログデータというものに、あまり愛着を感じていないため、カタログ同士の比較を見ても「ふ〜ん」で済ませてしまうほうですが、好きな人にはきっと面白いんだと思います。まあ、確かにスペック系の本集めたときもありましたし。 |
ソノラマ新戦史64 |
日本海軍の各種士官の中で、造船士官というのは一種特殊な兵科です。のちの海軍短現士官
等もそうですが、普通の大学(といっても東京大学工学部にほとんど限られますが)を出た後、兵学校
に入らず、最低限の士官教育を受けた後にそのまま任官する士官です。
造船士官というのは、なかなかピンと来ない兵科です。名前の通り、艦を始めとして、各種の海軍兵器を
作るのですが、当然前線にいかないですし、基本的に技術士官なのであまり表に出てこないものです。
また、まったく戦場のシーンがないわけではなく、本書では上海事変の際に工作艦に乗って大陸に出征し、
いろいろな河川戦闘の戦訓を得ています。 |
ソノラマ新戦史65 |
前巻が戦前の海軍休日時代から、太平洋戦争の出師準備までだったのに対し、下巻は戦時中の
呉海軍工廠の動きを中心にまとめられています。 |
ソノラマ新戦史66 |
著者は海兵64期で、昭和12年に卒業してから終戦まで、水上機・飛行艇一本でずっと過ごされた方です。特に昭和16年からは
飛行艇に転向し、終戦まで飛行艇で常に最前線を飛んでいた飛行艇搭乗員の第一人者といえます。 |
ソノラマ新戦史71 |
本書はタイトルは「飛燕」となっており、クライマックスもたった2機の飛燕で、30機以上とのグラマンとの空中戦のシーンに
あるのですが、それ以外はほとんど飛燕は出てきません。 |
ソノラマ新戦史72 |
空母「瑞鶴」の戦記は、結構色々出ているのですが、このソノラマ版は「瑞鶴」最後の戦いについてを詳細にリポートしています。 |
ソノラマ新戦史78 |
太平洋戦争末期、追い詰められた日本海軍が誕生させた最悪の兵器「回天」。一度発進したら、まず間違いなく戦死する悪夢のような兵器です。 |
ソノラマ新戦史93 |
ハンドブックシリーズの3作目、今回は1990年から1991年にかけて勃発した湾岸戦争に前半半分、後半は1980年に発生したフォークランド(マルビナス)紛争について解説されています。 このハンドブックシリーズは基本的に戦争勃発の経緯とその経過を解説したパート、個々の戦闘について分析したパート、兵器を分析・紹介したパートの3部攻勢に分かれています。基本的な紹介分析書籍なので、それほど細かなところまで解説しているわけではないですが、新聞や簡単な解説程度の知識しか持っていない場合は、本書は色々な点を紹介しているので、なかなか面白いかと思います。
湾岸戦争は3つの段階に分かれます。一つはイラクがクウェートに侵攻した段階、これは、イラク軍の奇襲により即時に終了しました。クウェート軍はほとんど抵抗できず、わずかな航空機がサウジアラビアに脱出できたぐらいです。
もう一つのフォークランド紛争(アルゼンチン名ではマルビナス紛争)は、英軍の機動部隊とアルゼンチン空海軍の迎撃戦を中心に紹介されています。特にこの戦争ではVTOL戦闘機ハリアーの活躍と、アルゼンチンの対艦ミサイル「エグゾセ」の威力が有名です。アルゼンチンはたいした数のエグゾセを持っていませんでしたが、わずかなミサイルは英軍の駆逐艦やコンテナキャリアーを海の底に沈めました。
値段も手ごろで、二つの戦争の全体的な分析が読めるこの本はなかなかお徳かな、と思います。湾岸戦争やフォークランド紛争で何か情報が欲しいときなんか、私は最初にこの本を見ていますし、この本で
わからないことは逆に本気で調べないといけないかな、とわかるので。 |
ソノラマ新戦史94 |
太平洋戦争中の日本海軍機の主要なものを網羅した一冊です。どの辺が網羅っぷりかと申しますと、「九七式艦上攻撃機」と「九七式二号艦上攻撃機」が分けてあったり、愛知の「二式練習飛行艇」がちょこんと掲載されていたり(かなりマイナーな機体のはずです)、輸送機のコーナーにちゃんと「晴空」が載っていたりと、まあかなり深いところまでまとめています。 |
ソノラマ新戦史99 |
新戦史シリーズ最後の作品。これが最後のソノラマ新作となりました。内容は湾岸戦争やチェチェン紛争を踏まえた、現代の兵器についての用語解説です。 |