ソノラマ航空戦史2 |
ソノラマ戦史で、著名な代表作というと、「零戦」「ラバウル海軍航空隊」「海上護衛戦」「本土防空戦」あたりでしょうが、
この「ミッドウェー」もその一冊に入ると思います。 |
ソノラマ航空戦史7 |
戦後のジェット機の成熟期にテストパイロットとして、各種のジェット戦闘機を操った筆者の
自伝です。
太平洋戦争中は筆者は中国方面の戦闘機隊の一員として、P−40やP−51に乗って日本軍と
戦闘を繰り広げていましたが、戦後は次々と誕生する高速戦闘機をテストするテストパイロットの拡充
の波に乗って、テストパイロットとして第二のパイロット人生を歩んでいくことになります。 |
ソノラマ航空戦史11 |
次の航空戦史シリーズ12「撃墜王」と一緒の作者、P・クロステルマンによるものです。「撃墜王」が、自由フランス空軍に参加して、ヨーロッパ上空で
戦った自身の自伝であるのに対して、本書は第二次世界大戦での航空戦を俯瞰的(かなり感情は入っていますが)に描いています。 |
ソノラマ航空戦史19 |
本書は、戦後のミサイルの発達と、現状での各国ミサイル開発・配備・運用について、詳細に説明した1冊です。
ただし、それは元となった単行本の発行年月日、昭和53年時点の話ですが。
が、そういう最新の知識という点を外して考えれば、本書はひじょうによくまとまっています。冷戦時代のミサイル体制の本というのは、
大雑把なものは色々な軍事雑誌や書籍が出版されていますが、1冊に体系立ててまとめた本というのは、意外に少ないのです。 |
ソノラマ航空戦史23 |
この本は戦記というよりは、空の黎明時代に新たな空に挑戦したパイロット達の冒険録といったほうが いいかもしれません。空中戦とかそういった世界ではなく、まだ、翼にエンジンがついただけ(なかには推進力のない気球の話もありますが)の機体に乗って、未知の空に飛び立ち、消えていった挑戦者たちの 物語です。
この話は著者が飛行機旅行の最中の暇な時間を使って、それらの空の先駆者たちの話を紹介すると
いうストーリー立てで描かれています。ドーバーや大西洋、オーストラリアや太平洋といった未知の空路への挑戦や、気球による冒険記が何章かにまとめられています。 |
ソノラマ航空戦史25 |
筆者は大戦中、潜水戦隊や潜水艦隊の参謀として、潜水艦作戦の立案をされた方です。開戦時は 伊八潜に乗り込んでハワイ作戦の現地指導を実施、緒戦時は大本営の潜水艦担当として潜水艦の 機動戦闘を指導し、昭和18年には第八潜水戦隊参謀としてインド洋でドイツのUボートとともに通商破壊戦 を立案し、終戦時は第六艦隊(潜水艦隊)の参謀として、落日期の潜水艦戦を指揮しています。
大局から潜水艦作戦を見てきた作者なので、日本の潜水艦作戦がひじょうに広範囲かつ詳細にまとめられています。
大戦中の潜水艦戦は艦隊決戦の影に影響され、本来の主任務である通商破壊戦はほとんど実施されなかった
といってよいでしょう。敵機動部隊の哨戒に投入され、優秀な対潜装備を持った護衛艦艇に片っ端から撃沈
されていきました。
日本で手に入る潜水艦戦史としては第一に数えられる一冊です。「海上護衛戦」や「連合艦隊の最後」と
同じくらい読む必要のある本でしょう。 |
ソノラマ航空戦史26 |
第二次世界大戦の航空戦で、もっとも激烈な戦いと言われたものの一つに、ドイツ本土空襲があります。圧倒的な英米軍のB−17やB−24、ランカスター等の戦略爆撃機と、その護衛についていたP−47やP−51等の長距離戦闘機と、迎え撃つ、ドイツ防空戦闘機と、防空システムの激しい死闘は、今でも語り草になっています。 |
ソノラマ航空戦史34 |
大戦中の米陸軍機と言えば、まずP−51が、続いてP−47が、その後にP−38が出てくる方が多いかと思います。
実際の順位付けもこれでいいかなという感じですし(あとはP−39、P−40といったところも有名ですね)。
だいたいの戦闘機の例に漏れず、P−38も誕生にはひじょうに苦労した戦闘機です。なかなか実戦配備できる状態に
ならず、初期型の性能もパッとしたものではありませんでした。
太平洋戦線では、零戦・隼・飛燕等を相手に獅子奮迅の活躍をしています。P−38はあまり格闘戦が得意ではなかった
こともあり、隼を相手にするよりは飛燕のほうが楽だったようです。太平洋戦線ではマクガイア少佐をはじめとして、P−38
のエースが何人も生まれており、P−38の速度性能と重武装が日本機にとって脅威であったことを物語っています。
本書ではこのP−38の誕生から、各戦線での活躍、さらにはP−38の各タイプについて詳細に纏められています。恐らく、
日本で手に入るP−38の書籍の中では最高の一冊の一つでしょう。また、米軍側の空戦記もなかなか読めないので、
そういう意味でも本書は興味深い一冊です。 |
ソノラマ航空戦史37 |
ソノラマ戦史シリーズの中で、3つある陸攻戦記の一つです。あとは、「海軍陸上攻撃隊(上下)」(元タイトル:中攻)、「陸攻と銀河」がありますが、
本書が一番最初に出たシリーズ作品となります。 |
ソノラマ航空戦史38 |
Uボート戦記はソノラマシリーズの中でも多数あります。本書もそんな中の一冊ですが、日本でも多数刊行されているUボート艦長の
自伝の中でも、かなり著名なほうに入ります。 |
ソノラマ航空戦史42 |
レイテ海戦は史上最大の海戦の一つとして、これまで様々な本が出版されてきました。本書も
原本がありまして、オリオン書房から45年に出版された「全軍突撃・レイテ沖海戦」という本を
改題して文庫化したものです。
上下巻の分冊となっていまして、当然それだけのボリュームのある仕上がりとなっています。上巻は
マリアナ海戦からレイテ海戦に至る日米両軍の作戦指導、レイテに突撃した日本軍が次々と重巡
を失い、空襲にさらされるあたりまでを描いています。 |
ソノラマ航空戦史43 |
上巻と同時に発売されたレイテ海戦の下巻となります。突撃を開始した日本艦隊の
各艦隊の戦闘と、アメリカ海軍の圧倒的な攻撃力が詳細に描かれます。
複数の海戦が同時に展開しているため、レイテ海戦は見逃してしまう戦闘や、分かりにくい
戦闘があちこちにあるのですが、本書はそれらを解きほぐして表現しているため、かなりすらすら
と読むことが出来ます。 個々の戦闘も出来るだけ紙面を割くように構成されているため、なかなか読み応えがある 海戦史です。ソノラマシリーズでは太平洋戦争の大海戦はほとんど全て網羅していますが、 本書はその中でも名著のひとつかな?と思います。 |
ソノラマ航空戦史47 |
潜航艇・・・2〜5人乗りの小型潜水艦で、日本・イギリス・ドイツ・イタリアの4カ国が好んで
運用していました。
さて、この潜航艇の中で、日本は戦前より「甲標的」と呼ばれる特殊潜航艇を整備していました。これは「格納筒」や
「対潜爆撃標的」「A標的」等と呼ばれたりもしています。
その後、緒戦で日本に勢いがあるときには、あちこちで泊地攻撃を仕掛けます。シドニー湾進入や、ディエゴスワレス攻撃等です。
本書は、その開戦当時の潜航艇の作戦行動を中心にまとめられたものです。 |
ソノラマ航空戦史50 |
世界で唯一の実戦参加したロケット戦闘機、「Me−163」(コメート)についての戦記です。著者はロケット戦闘機
のテストパイロット、後には実戦航空隊でMe−163を駆って空中戦に挑んだベテランパイロットです。 |
ソノラマ航空戦史51 |
日本海軍で最も活躍した艦の一隻で、ソロモンの激闘の中、もっとも戦艦らしく沈んでいった 金剛級戦艦の二番艦「比叡」の生涯をまとめた1冊です。機動部隊の直接援護に、ソロモンでの 夜戦に投入され、太平洋戦争の比較的早期に沈んだ戦艦ですが、戦艦ファンのなかでも人気の ある艦だと思います。
比叡の艦としての特徴は、他の金剛級3艦とは異なり、練習艦として改装が遅れたため、当時計画
が進んでいた大和級のテストベットとしての改装が色々と取り入れられたことです。
「比叡」は開戦時は第一航空艦隊に所属して、空母6隻の護衛にあたっていました。ミッドウェー海戦では
近藤艦隊に所属、その後は第三艦隊に編入されてソロモン海で死闘を繰り広げることになります。
本書はその「比叡」の終焉となった第三次ソロモン海戦の第一合戦を中心に、「比叡」の生涯をまとめています。
「比叡」の色々なエピソードを織り交ぜながら、参加海戦や各艦長の話なんかもちゃんと載っていて、なかなか
艦艇戦記としては出来の良い本かな?と思います。 |
ソノラマ航空戦史56 |
第二次世界大戦で、一番効果的に空挺部隊を使用したのは、ドイツ軍です。空挺作戦として代表的なものは、1940年の
西方侵攻の際の、ベルギー・オランダ要塞地帯への奇襲降下と、その翌年のクレタ島侵攻作戦です。 |
ソノラマ航空戦史59 |
戦艦大和の著書は、戦後直後から多数が刊行されています。日本海軍と太平洋戦争の象徴として、零戦とともに最も戦記に登場した回数の
多い兵器でしょう。本書も1971年に単行本として出版されたものを、再び文庫として再販したものです。 |
ソノラマ航空戦史63 |
夜間戦闘機を駆り、34機の撃墜を果たしたヴィルヘルム・ヨーネン大尉の自伝です。ドイツ夜間戦闘機乗りの
自伝はひじょうに少なく、訳書はさらに少なくなるため、貴重な一冊といえます。 |
ソノラマ航空戦史64 |
ロンメルといえば、第二次世界大戦のドイツで最も知られた将軍です。北アフリカでの劣勢な機甲部隊
を率いての機動戦は、様々な戦記に紹介されています。
そこで本書が出てくる訳ですが、ロンメルが大西洋防壁を守備する「B軍集団」の司令官に就任してから、
ヒトラー暗殺未遂事件の余波を受けて、ロンメルが自殺するまでの西部方面のドイツ軍の状況
(特に司令部の動き)を、時系列的にまとめています。 本書の形態は日記的な書き方になっており、筆者はロンメル司令部の海軍側補佐官として活躍した 提督です。陸軍的な視点からも海軍的な視点からもドイツ軍の防御状況をよくまとめており、 簡潔な文章と精緻な調査はひじょうに資料的価値が高いと思います。 |
ソノラマ航空戦史66 |
筆者もビルマの上空で戦った元飛行64戦隊(通称:加藤隼戦闘隊)の少尉です。本書はその
64戦隊や50戦隊が護衛した、ビルマで戦った重爆隊、飛行第12戦隊の戦隊史です。 |
ソノラマ航空戦史69 |
日本海軍の重巡というのは、盛り上がっている割に、あまり戦果を挙げていません。思いつくのは、スラバヤ海戦と
第一次ソロモン海戦くらいです。それでは、日本の重巡は例えばどんな戦いをしていたのだろう?という疑問に答えて
くれるのが、例えば本書です。 |
ソノラマ航空戦史70 |
第二次世界大戦時のドイツ戦闘機乗りを描いた空戦小説です。事実の戦記ではありませんが、リアリティ溢れるなかなか
面白い小説に仕上がっています. |
ソノラマ航空戦史74 |
太平洋戦争時のアメリカ空母の戦記は、ありそうで以外にないのが実情です。幾つか読んだことはありますが、正規空母はともかく、護衛空母という艦種での
戦記は、本書がほとんど唯一のものではないでしょうか。 |
ソノラマ航空戦史75 |
第二次世界大戦中に352機を撃墜し、人類史上最高数の撃墜王であるエーリッヒ・ハルトマンの戦いの日々を描いた一冊です。 |
ソノラマ航空戦史77 |
空戦ものの冒険小説。早川とかが得意なジャンルですが、ソノラマでもこういうのが出ています。 |
ソノラマ航空戦史79 |
日本潜水艦戦記と言えば、必ず出てくる1冊です。著者は「伊号第五八潜水艦」を指揮して、アメリカ重巡洋艦「インディアナポリス」を撃沈した艦長で、日本の潜水艦長の中で一番著名な艦長でしょう。 |
ソノラマ航空戦史80 |
本書はドイツ軍の著名な機甲部隊参謀、メレンティンの自伝記です。下巻が悪夢のような
東部戦線を既述していたのに対し、上巻はドイツ機甲戦の中で最も著名な戦い、北アフリカ
戦線について既述しています。 |
ソノラマ航空戦史87 |
これが戦記かといいますと、戦記じゃないです。航空戦史と名前がついているシリーズなので、こういうのも1冊混ぜておこう
という発想で加えられたのではないでしょうか?ジェット機の事故の話です。 |
ソノラマ航空戦史96 |
これまで、「ノルマンディもの」と呼べるような、ノルマンディ上陸作戦とそれに続く戦闘の小説は、アメリカやイギリスを中心として多数が出版されていますが、本書もその1冊です。 |
ソノラマ航空戦史98 |
中国戦線で侵略を続ける日本軍の航空部隊に対抗するために、アメリカ人パイロットで編成された義勇航空隊「フライングタイガー」。太平洋航空戦史を読み解くと、この部隊は
必ず名前が出てきます。 |