PART IV  フリートーキングの技術的な壁

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IV−2 主語を省略すると自分の意志や感情を表現したい時に困ってしまいます

日本人は I think, I feel, I'm glad などの自分の意思や感情を文頭で表現することに慣れておりません。
しかも主語を省略して最後に動詞だけで表現する傾向があります。

これがフリートーキングでは問題を作ります。

例えば:

和文:息子のライフワークがうまくいく事を願っている。

I hope that my son's life work will go well.
のように話そうとすると かなりの負担になります。
ネイティブに何でもなくても、日本人にとっては I think, I feel, I'm glad などの後に名詞節がくると、
これは 主語、動詞が二つづつ出てくる複雑な文章のように感じてしまいます。

しかし、和文の順序に、しかも前半と後半に分けて話すと、
≪キーワード≫ : My son's life work.
           
≪まとめの文≫: I hope it will go well.
となり、フリートーキングの負担は半減いたします。
<前のキーワーズを it で受けて考えをまとめている>

この例文では、まず自分が考えたままのキーワードを先に出しております。
キーワードを出したことで余裕が出来て、まとめの文頭で I hope と表現できました。
英語の語順に楽に戻ることができました。