三十三観音像
本堂の脇の間に三十三観音と称されている33躯の観音像が安置されているが、通常の曹洞宗寺院に安置されている諸仏像の中にはみられないものである。これらの仏像は聖観音4躯、如意輪観音5躯、千手観音15躯、十一面観音6躯、不空羂索観音2躯、馬頭観音1躯の33躯の構成である。
これらの観音像の製作由来は定かではないが、広島城下細工町の世並屋が京都の仏師に依頼してどこかの寺院に寄進していたもののようであり、破損のため嘉永6年(1853)に当寺28世臥雲道牛が15両で請け入れて補修し、一尊毎に願主名を入れていたようである。聖観音像 |中世文書|金岡用兼頂相|正法眼蔵|友田興藤墓|陶晴賢墓|桂元澄夫妻墓|毛利元清夫妻墓|洞雲寺トップ|