呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
井上瑤氏に捧ぐ
井上瑤氏が、セイラさんがお亡くなりになられた。謹んでご冥福をお祈り申し上げたい。うろ覚えだが、お歳はまだ56歳くらいではないのか。ああ、セイラさんもそんなお歳になっていたのか。というか、セイラさんは31才だったのだなあ。
3月3日頃から未確認情報としてネット上に流れていたのだが、本日、古谷徹氏のサイトで確認できてしまった。
ああ、これが何かの間違いであったなら。本当に惜しい方を亡くしてしまった。
井上氏の凛とした声。あの声は正統派の美少女だった。ピンと張りつめた今にも壊れそうな、薄く透明なクリスタルガラスのような美少女。カイ・シデンよりも軟弱者だった私は、セイラさんに『軟弱者!』と言われたくてたまらなかった。少なくともそう罵られると言うことは、無視されるよりは随分と素晴らしいことのように思えたのだ。
そして、朝日ソノラマの文庫版。ラストでアムロが死んでしまうのも吃驚したが、それ以上に金髪さん(セイラさん)とのベットシーンがあったのは唖然としたものである。
そして、悩ましのアルテイシア。
私の青春は守るべき少女としての『ザンボット3』のアキと、憧れる対象としての『ガンダム』のセイラさんだったのかも知れない。非常に歪んだ青春だったのかも知れないが。
でもって『天かけるやり手婆 エースのキッカ』ことキッカ・キタモト。我々があんな莫迦話を考えてしまったのは、やはり、井上氏の声あってのことだと思うのだが。
むろん、『ダイターン3』のレイカさんも井上氏だったのだが、私には少しばかりキャラの年齢層が高すぎた。
『うる星やつら』のランは、実はアニメヲとして面目ないのだがほとんど見ていない。
今の私からすると信じがたいことだが、その頃の私は、結構、対象が狭いアニメヲだったのである。
『さすがの猿飛』の出門葉子、『ハイスクール!奇面組』天野邪子あたりは実は純真美少女というテイストは、井上氏だからこそ出せたキャラの味のような気がする。
『伝説巨神イデオン』のフォルモッサ・シェリル。はっきり言ってシェリルさんのあの狂気が当時の私に与えた衝撃は、某Vガンのお姉さんや、某EVAの博士なぞお呼びもつかないものがあったのである。
でもって、パイパー・ルウ。
最後に、『機動警察パトレイバー』香貫花クランシー。香貫花のあの存在感は得難いものだった。
ああ、ただただ残念なことである。
今日は、『機動戦士ガンダム』のLDでも見ながら、静かに井上氏を偲びたいと思う。
しかし、ライアル氏といい、井上氏といい、今年に入ってから哀しいことばかり起きる事よ。
追伸
実は著作権を犯す可能性の問題もあって、中止していたガンダムネタであるが、井上氏の逝去をもって、復活させて頂くことにした。
私自身定命の身であるし、発表する場を持ちたいという要求に耐えかねてである。(そんなたいしたものでもないが)
また、どうも、結構平気で二次制作物がネット上で転がっているようなのだ。よって、何らかのクレームが著作権所有者より来ない限り、ぼちぼちと書いていきたいと思う。過去のバックナンバーは以下の通りである。
ニュータイプのいないG
『ニュータイプのいないG その1』(00,2,8)
『ニュータイプのいないG その2』(00,2,10)
『ニュータイプのいないG その3』(00,2,16)
『ニュータイプのいないG その4』(00,3,5)
『ニュータイプのいないG その5』(00,3,31)
げ、丸3年、書いてないではないか。私も腐ってるなあ。(03,3,4)