Season's Greeting
グレイシャー春夏秋冬 - 夏 Summer
グレイシャー春夏秋冬 - 夏 Summer
→夏期状況
初夏・6月
年により差があるが、 大体平均してGTTSが開通するのが6月中旬頃。 しかし、 時にLogan Pass周辺は残雪の状態(雪崩の危険性)のために一時閉鎖になったりもする。 主要施設も次第に稼働を開めるが、 園内で開催されるイヴェントやハイキングツアー等のアクティヴィティは、 まだもう少し先だ。 園内の多くのアルパイントレイルはまだ雪の中に埋もれている所も多い。 Logan Pass では、スキー板やスノーボードを持った若者の姿も。
低山部から森林限界あたりまでは、 とにかく色とりどりの花々がまさに咲き競うという表現がぴったりだろう。 開通したGTTSを走ってみよう。 路肩には雪のブリッジが、 Logan Pass周辺では除雪後の雪棚が。 この時期、 Weeping Wall も「すすり泣く」どころではなく、 じゃばじゃばと号泣中。。。。
夏・7月〜8月
園内東西に貫く最もポピュラーな主要道である GTTSが終日開通し、 園内の施設はほぼフル稼働し、 遠く海外からも客が多く訪れるのがこの季節。 観光シーズン真盛り。 Many Glacier Hotel、 P.O.W等のヒストリックホテルは部屋の予約が最も難しい季節でもある。 予約に失敗したが、 どうしても泊まってみたい場合は、 宿泊予定一週間前あたりから前日(当日?)まで、 こまめに連絡入れてみよう。 キャンセル分が取れることも意外と多い。
山では高山植物が色とりどりに花咲き乱れ(〜8月中旬... 下旬頃には花の数も減ってくる)、 "Big Sky Montana" の抜けるような空と、 森と山と、 そして吸い込まれるような氷河湖の色が訪れる客を魅了する。 もちろん、 動物達が一番活発なのもこの季節。 リスや鹿類、 ゴートといった動物達、 時にGrizzly, Black Bearの親子など、 園内はとても賑やかだ。 ただし、 「花の季節」=「虫の季節」であることにも注意。 虫除けスプレーを忘れずに。
最近は園内外の森林地帯で山火事も多発。 バックカントリー(オーヴァーナイト)ハイキングを予定している人は、 レンジャー・ステーションやヴィジター・センターで最新情報をチェック。
ところでWeeping Wallは...。
8月ともなるとすっかり涙も枯れ、 岩肌が軽く湿る程度になってしまうのだった。
- 【夏期状況】
- Visitor Center: 5月中旬あたりから、 Watertonも含めて各Visitor Centerが毎日稼働し始める。 Logan Pass Visitor CenterはGTTS開通に伴い6月中旬からだ。
- その他の施設: 公園内の宿泊施設・ストア等は、 5月中旬頃から順次夏期営業をスタートさせる。 公園周辺のホテル・モーテルも観光客受け入れのために本格稼働。 書き入れ時だ。
- Trails: 早いルートは4月後半あたりから、 各トレイル共レンジャーによるシーズン始めの整備(Initial Clearing)が順次行なわれていく。 夏まで雪の残る亜高山・高山トレイルは8月までかかるルートもある。 Visitor Center, Official Website などで確認のこと。 7月第一週から9月第一週までの2ヶ月間は、 ハイカーシャトルも運行を始める。
- Camp Sites: 車で入れるFront Country Camp Groundは予約なしの1st-in-1st-serve。 ハイシーズンには午前中のうちに埋まってしまう所も出てくるので、 早めに確保すべし。 Back Country Camp Siteは予約が必要だが、 各サイトの定員が元々少ないのに加え、 数日にわたるトレッキングの要衝となるようなサイトは、 なかなか予約が取りにくい。 が、 当日キャンセルも狙い目。
- GTTS: 年によって早ければ5月下旬から、 遅いと7月前半までずれこむものの、 平均すると大体6月中旬から全面開通となる。 7月中旬〜8月中旬のハイシーズンの週末の昼間などは、 Logan Pass 付近が混み合い、 なかなか天上の駐車場に入れないことも多い。 うまく時間をずらして計画を立てるべし。 また、 除雪が完了した夏の開通期間は、 車を通しながらも道路の改修工事をする期間でもある。 片道交互通行など不便と思うこともあると思うが、 そこはよく事情を理解して、 協力して欲しい。
- その他の道路: Glacier園内を走る舗装路も、 早いところは4月頃から開通になる。 GlacierとWatertonを結ぶChief Mtn. Intl. Hwyの国境ゲート(税関)は5月中旬頃よりオープン(9月末まで)。