Season's Greeting
グレイシャー春夏秋冬 - 春 Spring
グレイシャー春夏秋冬 - 春 Spring
→春期状況
早春・3月中旬〜4月
低山部では湖の氷が解け始め、 雪解け水が滝として流れ始める季節。 しかしまだ雪は多く残り、 春の花はごく一部が咲き始める程度で、 モノトーンの冬の風景はまだ終わらない。 冬眠中の動物達は、 そろそろ起き出してもよいものかどうか、 外を伺い始めている頃だろう。 真っ白な冬毛を纏ったPtarmigan(ライチョウ)も、ブラウンの夏毛に衣更えを始める。
高山部の急峻な斜面で雪崩(Avalanche)が多いのもこの季節。 GTTS や Two Medicine 等、園内主要道路で除雪作業が始まり、 作業の終わった場所から順次開通し始めたり、「徒歩、自転車OK」となったりする。
Many Glacier の Swiftcurrent Area は一足先に車で入れるようになる。 近場からの日帰りハイキング客が少しずつ増えていく季節。 場所を選べばスノーシューイングやクロカンスキーもまだまだ楽しい。 Bighorn Sheep などはまだ高山部に移動していないので、車から見るチャンスも多い。
春・5月
低山・森林部などでは Trillium や Glacier Lily、 Pasque Flowerなどの花が一斉に咲き始め、 春の訪れを告げる。 多くの動物達が活発に活動を始め、 また新しい生命の誕生の季節でもある。 道沿いに幾筋もの「にわか滝」がしぶきを上げ、 週末には観光客の車が目立ち始める。 4月上旬から「夏時間」にシフトし、 日照時間も長くなり、 モノトーンだった風景も次第にカラフルになってゆく。 気持ちのよい季節だ。 Garden Wall はまだまだ雪化粧中。 途中まで開いたGTTSを歩いてみるのも良ろし。 低〜中山部の森林トレイルはすっかり雪も解け、 春の花を見ながらのハイキングが可能になるが、 しかし冬の間の倒木がまだ除去されておらず、 ところどころ難所も。 無理せず気を付けて歩くべし。
- 【春期状況】
- Visitor Center: West Glacier奥のApgar Visitor Centerだけが冬期同様週末のみオープン。
- その他の施設: 公園内の宿泊施設・ストア等はまだ軒並冬期休業(mid Oct 〜 mid May)、 East Glacier など園外のモーテルはごく一部オープンしている所あり。 Waterton Townsite のホテル、 モーテルもごく一部オープンしている所あり。 5月中旬あたりから営業を始める施設が増えてくる。
- Trails: 条件にもよるが道路が一部開通を始める関係から、 真冬に比べてTrailheadにアクセスし易くなるルートも出てくる。 天気の良い日などはクロカンスキーや雪上ハイクなど楽めるルートもあるが、 雪崩が頻繁に発生する季節でもある。
- Trails/Camp Sites: 4月末までは冬期とほぼ同様。 5月あたりからはFront/Back-country 共々、 利用可能な所が増えてくる。
- GTTS: 除雪作業が本格化。 作業状況・天候・雪崩・崩落状況等にもよるが、 週ごとに段階的に車で奥に入れるようになってくる。 また、 雪かき作業最前線は完全閉鎖されているものの、 その数km手前までは、 歩きや自転車などには開放される場合も多い。 冬の降雪が少なかったシーズンなどは、 早ければ5月中旬頃に全面開通する年もあるが、 一度開通したとしても、 路面状況により再び(一時)閉鎖もあり得る。 平均的には6月中旬全面開通。
- その他の道路: Glacier園内を走る舗装路のいくつかは4月頃から開通となる (除雪状況次第)。 Many Glacier, Two Medicine Rd, Camas Rd などは比較的開通が早い。