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やはり撮影機材に対するコダワリ抜きには、当写真館のテーマを語ることは出来ません。「写真を始めようかな」という方の参考にして頂ければ幸いです。 なお、このページを見てお分かりのように、PENTAXファンです。PENTAXのカメラ・レンズについて詳しく知りたい方は「私はペンタ党」HPの方も参考にしてください。ここの掲示板「ペンタ党の伝言板」に質問すれば、みんなで寄ってたかって答えてくれますよ! メニュー : デジタル(一眼&コンパクト)カメラ 一眼レフ(銀塩)カメラ 交換レンズ コンパクトカメラ PENTAX K10D これまで、*ist D シリーズ及びK100Dに至るまで、すべて600万画素クラスだったペンタックスから、ようやく出た1000万画素機 ・・・ 誤解して欲しくないのですが、1000万画素なんて必ずしも必要ないと思っています。それは、*ist D で花の写真を撮るには、その解像度・表現力は十分過ぎるほどの能力を持っていたと思うからです。ただ、確かに緻密な風景写真等には高画素が必要なのも分かりますが。 それはともかく、手ブレ補正やその機構を応用したCCDのダストリムーバル機能、復活したハイパーオペレーションやISO感度を露出パラメータとして取り入れた新しい露出制御モードなど、現世代のデジタル一眼としておよそ考えつくあらゆる機能を備えたK10D、注文が殺到して現在手に入らない状態だそうで ・・・ 早めに予約しておいて良かった♪(2006.12.17記)。 PENTAX *ist D 上記K10Dの誕生までの3年間使ってみて、それでも不満の極めて少ないデジタル一眼です。何がいいのかをきちんと言葉で伝えるのは極めて難しいのですが、あえて言葉にするならば、極めて素性の良い素材(RAWデータ)を生成してくれるのです。逆に、撮っただけでいい写真になるカメラではなく、それなりの現像テクニックが必要なことが多い、というのも事実かもしれません・・・といっても、単にトーンカーブ補正をしているだけですが、それをすることによって、被写体の美しさをよりリアルに引き出せる、そういうカメラです(2005.12.05記、2006.12.17改訂)。 RICOH GR DIGITAL 銀塩GRユーザーでもある自分にとって、このカメラは夢にまで見たものであると同時に、こんなにも早くその時代が訪れるとは思いもしなかった、そんな思い入れが発売前からあるカメラでした。銀塩GRは、その近接撮影能力不足と、一眼でないことに起因するフレーミングの曖昧さに、良いカメラであることは凄く良く分かっているのに、とうとう使いこなすことを断念せざるを得なかったのですが、デジタルならば、その両方を一挙に解決出来ること、そして、極めて高画質なワイドコンバーターレンズで銀塩21mm相当の画角が得られること、また上記*ist D とは異なり、最低限の撮影時の補正で十分作品として通用する画像が得られること、の3点で、ピントにシビアな花の作品撮り以外ではメインカメラとして活躍しそうです。 ただし、苦言も呈させて頂くと・・・実は現有品は初期不良により交換されたものです。GR BLOGにもトラックバックがあり、同様の症状が割とありそうな感じですが、発売日翌日に使い始めてしばらく後に、絞り込むことによってゴミが写り込むようになり、宅配サービスで修理に出したところ、前述の通り交換されてきました。それだけでなく、満充電にした専用充電池をしばらく入れておいても、電池を抜いて充電する間に日付・時間が入力要な状態になってしまう個体でしたので、結果的に交換されて良かったとは思いましたが、その個体(ワイコン付き、F5.6・絞り優先オート、補正無し)で撮った1枚の写真こそが、このカメラの実力をまざまざと見せつけてくれたこともまた、紛れもない事実であることを、名誉のために付け加えておきましょう(2005.12.05記)。 Panasonic LUMIX DMC-LC5 結局、ちゃんとしたインプレを掲載することなく、僕のもとから離れていくことになってしまいました。家電メーカー製の割には操作系もきちんと練られており、レンズの性能も良く(LEICAとあるけど実はCanon製らしいが)、なかなかのカメラですが、上記デジタル一眼を購入した今、重さはともかくサイズ的に併用は考えられないので、快くもらってくれる人(妹のダンナ)に譲渡しました・・・なんかあったら「貸してっ!」って言えるし(笑)。 Canon IXY DIGITAL(初代) これは某カメラ雑誌のサイトが立ち上がった際に、無料の会員登録(現在は有料)をしておいたら、それが懸賞に応募していたことになっており、ある日突然送られてきて・・・中に入っていた当選のお知らせを見るまで全く身に覚えが無く「何かの間違いでは?」と思ったほど。 当時はデジカメなんぞ欲しくないなどと豪語していたにもかかわらず、いざ使えるとなると、「これは便利!」。但し、作品をホンキで撮ろうと思う画質にはほど遠いなと思ったのもまた事実で、つまり、自分にとっては「デジタル画像生成機」であって、「写真機」とは言えませんでした。 そして2002年6月、礼文に行くちょうど1週間前、久しぶりに複数台のカメラを携えて行った自然公園にある小川で手を洗っているスキに、予備のコンパクトフラッシュごと入っていた布ケースを見事に水没させてしまいました(T_T)。その時考えたこと・・・その1「礼文へは銀塩カメラのみで挑め!という神のお告げか」、その2「デジカメは貰いモンだからいいけど、自腹で買ったコンパクトフラッシュ2つが!(実は仕事でも使っていたため)」・・・幸い、その2週間後に、ダメもとで読んでみたら、コンパクトフラッシュ2つ共なんと復活!、なんと素晴らしい耐久性(笑)。 とかなんとか言いながら、このデジカメから学んだことが次のデジカメ選定に非常に役立ったのもまた事実です。つまり、これが当たっていなければ自腹で間違った選択をしていた可能性が大きいと思います。学んだこと、それは、
こんなことを考えること自体、前述の「礼文へは銀塩カメラのみで挑め!という神のお告げか」に反するように思えるかもしれませんが、実はその礼文で出会った同年代のデジカメオンリーユーザー(マニュアル一眼レフの経験あり)に、デジカメのマクロ能力の高さからくる花の撮影とのマッチングについて聞いたことがきっかけでした。 一眼レフ(銀塩)カメラ
現在2台所有しています。どちらも新品購入で、しかもグリップA・ファインダーFA-2付きは共通です。ちょっとでもホンキで撮るときは、LX2台がメインとサブをつとめます。なぜLXでなければダメなのか・・・簡単にいうと、なにもかもが「ちょうどいい」んです。コンパクトだけど小さすぎない、必要な機能はきちんと備わっていて余計な機能は無いに等しい、という感じです。 上の写真は、下記装備品を付けたLXです。 PENTAX Z-5P FA☆ 24mm F2 AL [IF] を買ったすぐ後に、これが似合うカメラとして白羽の矢を立てたのが、当時既に絶版となっていたこのカメラのシルバーボディでした。横浜・関内周辺の中古カメラ店で割とカンタンに出会えて即GETしました。 RICOH XR-7(M IIではなく初代) 中学の頃、写真を始めようと少ない小遣いをためて初めて買った一眼です。当時、オーソドックスな絞り優先AE一眼の中でもコストパフォーマンスの極めて高いもので、「これしかない!!」と思って買ったのですが、やはり選んだ決め手になったのは、PENTAXのKマウントを採用していた互換性でした。事実、RICOHのレンズは標準50mm以外は1本だけ、それも、何故かMEsuperに似合うレンズとして買ったもの、だったりしました。 PENTAX Z-20P これを買ったきっかけというのが何故か、ちょっとした自動車事故(被害)だったという、イワク付きのカメラでして・・・ま、それはともかく、このころはまだMZシリーズが生まれる前で、人気のないPENTAXでしたが、持っていたMFレンズを生かすためと、モデル末期で安かったという、割と消極的な理由で選んだのでした。 PENTAX MZ-5 Z-20Pと一時期ペアで使っていました。MZ-3が出来てからは陰が薄くなってしまいましたが、不人気だったペンタックスを救ったカメラですし、今でもいいカメラだと思っています。 PENTAX ME super ただただ「欲しい」という本能の欲求(?!)で買ったカメラです。写真を始めた当初、密かにそのスタイルに魅了されていたらしく、たまたま美品に出会えた時に、思わず買ってしまったのです。 CONTAX TVS(初代) ほとんどLXと同じ値段した割に出番が少なく、買ったことをちょっと後悔していたカメラです。まぁ、決してそう悪いカメラではないのですが・・・ちゃんと撮れたときの描写力は「これがツァイスか!!、とてもズームとは思えないなぁ」という感じでしたので。
これらのことに加えて、TVS同様、露出補正が出来ることと絞り優先AEが使えることを条件に代替機を考えると・・・GR1sしかないっ!てなワケで、突然欲しくてしょうがなくなり・・・考え初めてから下取り交換まで24時間もかからなかったデス((((((^_^;) RICOH GR1s 上記のような経緯で購入したこのカメラ、実際に使ってみて、軽いけど質感もいいですし、操作性についてはかなり練り混まれた設計がされているように感じました。改めて気に入ってます。 さて、RICOHが銀塩カメラ撤退に伴い、名機GRシリーズも終焉を迎えてしまったワケですが、進化が留まるところを知らないとはいえGRのサイズでこれを越える表現力を持つデジカメがそう簡単に生まれはしない程、銀塩フィルムの表現力のレベルは非常に高いのも事実だと思います。デジタル一眼を使い始めた今(2003.09.15記)、焦点距離1.5倍相当になってしまうため広角側が弱いのをカバーしてくれるのがGR1sになりそうです(2003.09.15記)・・・なんてことを書いていましたが、こんなにも早く、GRがデジタルで復活するとは(^_^;) (2005.12.05記)。 下表がレンズリスト(現有品は斜字体)です。
下記は、*ist D 購入当初のインプレです。最新のものは、ブログの方で気が向いたら(^_^;)公開していきます PENTAX初のデジタル一眼レフ *ist D の購入に伴い、上記現有レンズの一部についてデジタル試写比較をしました(2003.09.21記)。ただし、ブツ撮りのため映像的にはおもしろくないですし、元画像を載せないと意味が無いためホームページ容量を圧迫することもあり、以下のインプレッションだけの掲載とすることをお許し下さいましm(__)m。 (1)望遠系(*ist Dとしては超望遠系)比較レンズ ・FA☆ 200mm F2.8 ED [IF] 単体 FA☆200mm F2.8 ED [IF] の高性能さは *ist D による試写作品撮り時に改めて実感していたのですが、接写リングやテレコンを使っても、ズーム+クローズアップレンズはともかく、SIGMA AF APO MACRO 300mm F4 IF をなんと明らかに凌駕しています。単体でもアクセサリ使用でも開放から使える性能にびっくりです。 SIGMA AF APO MACRO 300mm F4 IF は、ハス・スイレン撮り等の物理的に近づけない被写体には欠かせないレンズとして愛用しており、銀塩では文句の無かったレンズなのですが・・・絞ってもFA☆ 200mm F2.8 ED [IF] +リングorテレコンのどちらにも完敗でした。 Tokina AT-X840AFII (80〜400mm F4.5〜5.6) は、クローズアップレンズ使用ではもちろんのこと、単体でも上記2レンズ比較では開放付近で甘々な解像力で、最低でもF8までは絞らないと使えないという印象・・・元々、LXでも「ピントの歩留まりが悪い」と思っていたこともあって使う気がしなくなり、FA Macro 50mmF2.8 購入時に下取りに出してしまいました。元々、この欄でこのレンズは、結構使えるレンズとして誉めていたのですが、デジタル一眼はレンズ性能にかなりシビアなようで、一転して評価が非常に辛口になってしまいました。 (2)広角系比較レンズ ・FA☆
24mm F2 AL ここではFA☆ 24mm F2 AL とFA Zoom 20-35mm F4 AL の最短撮影距離付近で、FA Zoom 20-35mm F4 AL は24mm域だけの評価です。 特にSIGMA AF 24mm F2.8 は中古でたったの1万円だったのに、なんと3つとも甲乙付けがたいという結果でした。以前、LXによる花撮りでFA☆ 24mm F2 AL とSIGMA AF 24mm F2.8 を比べてみた時にも、SIGMA AF 24mmF2.8 の方が若干発色がクールなだけで同じ印象だったことを裏付けられました。それに、FA Zoom 20-35mmF4 AL がズームにも関わらず高性能単焦点のFA☆24mm F2 AL と遜色ないってのもスゴイことですよね。 広角の場合特に35mmフルサイズだと問題になる周辺部の画質や光量がAPS-CサイズCCDにより図らずもカットされることになり、明るいことがメリットなだけでFA☆ 24mm F2 AL の35mmフルサイズ全画面にわたる高画質、の意味は無くなってしまうのです。だから、*ist DにFA☆ 24mm F2 AL を組み合わせることはないでしょうね。 (3)標準系(*ist Dとしては中望遠系)比較レンズ ・FA
43mm F1.9 Limited 単体 & + Kenko AC CLOSE-UP
No.2 MC デジタル一眼だと、『大口径レンズは絞らないと使えない』と、一般的に言われることを実証した感じで、FA50mm F1.4 はF2.8まで絞ってから実力発揮かな?という感じです。ただしFA 43mm F1.9 Limited 開放はFA 50mm F1.4 のF2よりは良いようですがやはりF2.8でグッと良くなります。 と、いうことは、大口径レンズ&クローズアップレンズよりも、最初からF2.8マクロを使った方が当然合理的だし、LXでFA 77mm F1.8 Limited が「標準」であり花撮りがメインである以上、*ist D + 50mmマクロは理想的な「ホームポジション」だってことになり・・・そんなワケで、 ・FA Macro 50mm F2.8 望遠系のところで下取りに出したズームが、これに代わったというワケです。そして、FA Macro 50mm F2.8 と前述大口径レンズ+クローズアップレンズで比較したところ、意外にも後者が大健闘で、使い勝手を別にすれば十分な解像度レベルだったことで、今までの使い方がさほど間違ってはいなかったことを実証してくれました。 でも、やはりFA Macro 50mm F2.8 の最短撮影距離領域の実力を見ると、少なくとも花にはこれで決まりだな、と・・・って、そもそも花撮りがメインのくせに、銀塩では90mmマクロより77mm+接写リングがレギュラーの方がおかしい(^_^;) それにしてもデジタル一眼は、レンズ性能に対してホントに厳しいという印象が強いです。銀塩では分かりにくかった差がくっきり判別出来ますね。もちろんそれには、撮影した直後にPCのディスプレーで確認出来てしまう利便性も大きく関与していますが。 |