夫妻には1歳になったばかりの女の子がいるが、奥様も働くので、来週から保育園に預けるのだと言っていた。
パリもそうだが、既婚女性でも仕事を持つことは当然であり家事や育児は夫婦で分担するのが普通。
子供を預けることも決して特殊ではなく、現にベビーシッターの仕事はたくさんあった。
親が子供と常に一緒に過ごし、愛情をまんべんなく注いでやればそれが最高の子育てとは限らないと思う。
親子にしても夫婦にしてもくっつきすぎは良くない、ある程度の距離と緊張感を持って
接することが円満の秘訣と思う。
ベルギーワッフルは焼き立てだが、ひとつ250円ちかくするうえに、味もはっきり言ってまずかった。
かなり油っこくてベトベトしているうえに、イーストの匂いが気になる。
私たちが食べたのは一番にぎやかな通りの店だが、はずれだったのか?
それならもう一件と思い、近くを通った日本人ツアコン(現地人でないところが情けないが)をつかまえて美味しい店を聞いてみた。
しかし、かえってきた答えはキッパリ、「どこもまずいです。」納得した私達は2個目を食べるのをやめた。
ベルギーは5月だというのにコートが必要なほど寒かった。あまりの寒さにカフェに入って頼んだのは、ホットワイン。
ヨーロッパのスキー場なんかではよく飲まれ、その存在は知ってはいたが、飲んだことはなかった。
赤ワインを温かくした中にシナモン、クローブの実を輪切りにしたレモンに挿す。好みで砂糖を入れて飲む。
喉から胃にカーっと熱いものが流れ、一気に体が温まる。これは、かなりイケる。きっと日本でも流行ると思う。
K氏宅にてご馳走になった「ラクレット」。これは特にベルギー料理というわけではないが、簡単で美味しいし、自分で焼くから、楽しい。
ラクレット用ホットプレートの、上段で焼いた肉やハム、野菜のピクルスを、銘々のミニフライパンに入れ、チーズをかけて下段で加熱。
チーズが溶けたころにいただく。
ラクレットとは、ヘラという意味もある。クレープを焼くときに使う、あのヘラ。
K氏の奥様であるVさんには日本にいる間、仏語のレッスンを受けていたのだが全然上達した気配もなく日本語で喋り捲る私を見てがっかりしていた。
(夫妻とも日本語が堪能)
ブルゴーニュの赤ワインが好きと聞いていたので、ボーヌで買ったワインのお土産を
美味しいと、とても喜んでくれた。