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アルザス地方

ドイツ国境の街ストラスブール

パリ東駅から特急列車で約4時間、アルザス地方の中心都市ストラスブールはドイツ国境にある。 TGVが走っていないため遠く感じるが、直線で結ぶとTGVで2時間のリヨンより近い。やっぱりTGVはいいなぁ、 ゆれも少ないし。
ライン川を渡ればすぐドイツなので、食べ物もビール、白ワイン、ジャガイモ、ソーセージというように ドイツ色が濃い。
見所は荘厳なノートル・ダム大聖堂や運河沿いに古くかわいらしい街並みが残るプティ・フランスなど。
そして、お土産にはぜひ、コウノトリのぬいぐるみを!私はぬいぐるみは嫌いなのだが、一緒に行った友達が 真剣に選んでいる姿につられて買うはめになった。(といっても買ってもらったのだけど。) コウノトリを見るとあの子たちを思い出す…。

財布をスラれた!

フランスの生活にも慣れ、学校の試験も終え、あとは3週間バカンスだ!と張り切ってやって来た、 ここストラスブールで到着早々スリに会った。
すぐにクレジットカードをストップして、警察に行き盗難届を書いてもらい、友達に現金を借りることができたので その後も楽しい旅行が続けられることになったのだが、帰国目前にこのような目にあったこと、 自分は絶対スリに会うようなボケはしない、と思っていただけにものすごくショックだった。
一緒にいた友達はお金を貸してくれたり、自分のスラれ話をしてくれたり、くだらない話をしたり、 私がビックリするほど親身になって慰めてくれた。
ここで学んだこと。 辛い思いを経験している人は他人にもやさしくなれる、これってほんとだったんだぁ。
もうひとつ。財布すられたくらい蚊に刺されたよーなもん、人生五体満足なら幸せなのだ!連れ去られなくて良かった、って思わなくちゃ!

シュークルートとクグロフ

アルザスに行って食べたかったのはこの二つ。シュークルートとはアルザスの伝統的な料理で、 酢漬け千切りキャベツにジャガイモ、ソーセージ、ベーコンを添えたもの。 このキャベツ、酢漬けだと思っていたが、仏料理辞典にはキャベツを塩漬けにして発酵させたもの、 と書いてあった。特別美味しいものでもない、名物だから食べておいたけど。ソーセージの付け合わせに 出てくる、アレです。

クグロフは、らせん模様のついた王冠型のケーキ型で焼いた干し葡萄入りのブリオッシュ。
ストラスブールのパン屋お菓子屋のウィンドゥには必ずあった。
可愛い模様入りの陶器のクグロフ型を購入。大きさや柄も迷ってしまうほどたくさんあるが、日本やパリにはないらしく、 日本の某料理研究家がわざわざ陶器のクグロフ型を買いにこの地を訪れたとか。
今は陶器の型はあまり使われないらしいが、インテリアにしても可愛いからお土産に最適。

アルザスの白ワインとともに

夜はアルザスの辛口白ワインリースリングを3人で1本頼んだ。やや酸味のあるそのワインと一緒に食べたのは、
・ベックオーフェ・・・辛口白ワインに漬け込んだ肉(豚、牛、羊など)をジャガイモや玉葱と一緒に煮込んだもの。
・玉葱とチーズのタルト・・・名前があったのだが、忘れた。タルトというより、ピザ。マンステールと玉葱、ベーコンだけのシンプルなもの。
デセールに「クグロフ・グラッセ」とあったので頼んでみたら、何のことはない、クグロフのような形の型に入れた バニラアイスだったので、ちょっとがっかり。

ライン川を歩いて渡り、ドイツへ

ストラスブール駅からドイツのKehl(キール?ケール?)という街まではバスで20分くらい。
ライン川の手前のターミナルで下車、歩いて国境を越えることにした。ベルギーもそうだったが、 電車で行く場合パスポート等のチェックはない。てくてく歩いて国境を越えると、街並は突然フランスでなくなった。 歩いていけるくらいだし、フランスフランも使えそう、フランス語表示もあるでしょ、と思っていたら甘かった。 レストランに入ってもドイツ語オンリー。おばちゃんもドイツ語しか話せず、もうやけくそ、何がでるかな?状態で オーダーした。特筆するほどの料理は食べなかったが、そこそこ美味しく、とりあえず、ドイツってことでビールも飲んでおいた。 そして私達は唯一、本当に唯一知っている「ダンケ(ありがとう)」を連発して店を出た。

パン屋でブレッツェルを買ってお土産にした。ボソボソして堅くて乾パンみたい。満腹感はあるからダイエットにいいかも。


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