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一寸法師ハリ治療院

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更年期障害への取り組みについて

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 以前から「更年期障害」という言葉は好きな言葉ではなかったです。もし、この言葉を変えられるなら「秋桜(コスモス)症候群」と名前を付けたいと思っています。

秋の青空に咲く、清楚な秋桜(コスモス)。

春に咲く桜とは違い、秋桜には秋桜の美しさがあります。

閉経を迎えた方には、こうした美しさをもって過ごしていただきたいと思っています。

 閉経は、栄養状態がよくなった現在でも45歳から50歳ぐらいで訪れます。

 そのとき、女性特有のホルモンのバランスが乱れて、いろいろな症状が出てきます。人によっては、のぼせや動悸、肩が凝ったり、またいろいろな症状が重なったりします。そして、その症状の強さは人によってさまざまです。

 

 当院では、更年期障害に対しては東洋医学的立場からアプローチして治療します。

 

 東洋医学では、病気の原因を三つのタイプに分けています。

 その三つのタイプは「気」「血(けつ)「水(すい)」です。

 更年期障害では、その中の「血(けつ)」のバランスをとるような方法をとります。

 「血(けつ)」とは正式には「血毒(けつどく)」といい、「血(けつ)」の全身の流れが悪くなった状態と解釈しています。

ここでいう「血(けつ)」とはいわゆる血液のことではなく、概念的なものととらえています。たとえば「血が騒ぐ」とか「血筋(ちすじ)」だとか、「血気盛ん」なとどいうような考えです。

 実際の多くの治療では、下腹部に凝りや圧痛があることを認め、それを「お血(おけつ)」と証を立てて治療を進めます。

 使うツボは足にある「三陰交(さんいんこう)」や「血海(けっかい)」などです。

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三陰交

内くるぶしから約6cm上にある、女性の万能的ツボ。足腰の疲れや冷え性、むくみのトラブルに有効。もちろん生理痛にも効果があります。

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血 海

 内側の膝頭の上約2.5cmのところにある、更年期障害に有効なツボ。血の滞りを除いて循環を促します。膝の痛みなどにも効果があります。

 こうしたツボを使い、末梢への「血(けつ)」の流れを良くし、頭に上っていた「血(けつ)」を下げ、のぼせや動悸を改善していきます。

 よく興奮した状態を「頭に血が上っている」といいますが、そうした状態が治まるようにすると言えばわかりやすいでしょうか。

いつまでも若さを保てるように

 女性ホルモンはコレステロールが原料として作られています。ですから、閉経するとその原料のコレステロールが余るようになります。したがって、閉経してから高コレステロール血症などが始まり、生活習慣病にかかりやすくなります。女性の方は月経があるから平均寿命が長いとも言われています。

 ある程度、月経は長くあった方が良いと言われる所以はここにあります。

 閉経期に鍼灸治療を受けられる方で、「治療後また月経が戻った」と教えてくださる方がいます。

 鍼灸は薬剤を一切使用していないので、自分のもっている力でまた女性ホルモンを作り出すのです。

 急激に変化する女性ホルモン環境を緩やかにし、自然のリズムで更年期を乗り切りませんか。

穏やかに効果を現す鍼灸治療で、可憐な花を咲かす秋桜(コスモス)のように過ごされるよう、祈っています。

 

 

 

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